東京(羽田)空港〜函館空港便について
函館空港は、北海道内では新千歳空港に次ぐ2番目の規模を誇る道南観光の要となる空港で、函館市内からほど近く函館駅から車で15分ほどの好立地に位置しています。
羽田から函館までは飛行機で約786km、飛行時間はおよそ1時間20分です。
運航しているのは、大手航空会社(レガシーキャリア)、またレガシーキャリアと提携関係にある準大手航空会社で、LCCは運航していません。
この羽田→函館着の路線には、一日10便、一週間に70便が運航されています。
羽田空港発→函館空港着の始発便と最終便の時間
羽田から函館への始発便は、ANA(全日空)と
エアドゥ(AIR DO)の共同運航便(コードシェア)の6:55の便です。また、最終便はJAL(日本航空)の17:30の便となります。
羽田空港発→函館空港着の航空券を購入する目的で、一番多いのは?
羽田空港発函館行の飛行機を利用する人たちの目的で一番多いのは観光ですが、ビジネスや帰省での利用も多くみられ、長期休暇中には観光客や帰省客で賑わいます。
函館は、日本文化と西洋文化が融合した異国情緒あふれるレトロな街並みが人気で、国際観光都市として栄えてきました。函館空港は、北海道観光の入口や出口として台湾人を始めとした外国人観光客にもよく利用されています。
またコミューター航空路線と呼ばれる小型航空機による短距離・多頻度運航が北海道で最も多く、北海道観光の拠点として便利な空港でもあります。
美しい景観と楽しいお土産物屋を楽しめる函館空港
函館空港はこぢんまりとしていますが、新鮮な海産物やご当地グルメを楽しめるレストランや、函館空港でしか買えないオリジナルなお土産物を買えるなど、観光客が楽しんで時間を過ごせる空港です。
特に、地元の職人・作家の作品や北海道南部の工芸品をセンス良く集めた土産物屋「函と館」は2016年のグッドデザイン賞を受賞するなど、地元の活性化を含めたコンセプトが評価されています。
また、展望送迎デッキは滑走路の向こうに津軽海峡と函館山を望んでおり、空港からすでに函館の美しい景色を眺めることができます。
函館の観光スポットと地域情報
函館空港は函館市内にあり、観光スポットへもすぐに行くことができるアクセスの良さや交通機関が整っていることも人気の理由のひとつです。
有名観光地へは函館空港からバスも運行しており、函館駅へは約20分、湯の川温泉までは約10分、五稜郭までは約30分ほどで行くことができます。
函館山から見下ろした扇状に開かれた函館の街のネオンは世界三大夜景にも選ばれており、北海道を代表する夜景でもあります。函館山の山頂へはゴンドラを利用しても楽しめます。
また、五稜郭タワーは津軽海峡や下北半島まで見渡すことのできるスケールの大きな眺望が人気で、雪見や花見のスポットとしても多く利用されます。
函館山麓にある函館元町は古くからの国際貿易港の面影を残し、西洋の影響を受けた古い洋館や教会などが美しい、レトロな街並みが特徴です。
就航便数と利用者数が多い航空会社
就航している航空会社と運航本数は?
羽田から函館へ就航している航空会社は3社あり、一日の運航本数は、ANA(全日空)5便、JAL(日本航空)3便、エアドゥ(AIR DO)2便となっています。
全日空の5便のうち2便はエアドゥの機材・乗務員による共同運航便(コードシェア)となっています。
利用者が多い航空会社は?
上記のANA(全日空)、JAL(日本航空)、エアドゥ(AIR DO)のうち利用者が多いのはANA(全日空)です。大手航空会社への安心感や信頼感がありながら、北海道に強いエアドゥ(AIR DO)と提携関係を結び、2本のコードシェア便を持っており、6割を超える方がANAを利用しているようです。
この羽田→函館のコードシェア便の機内サービスなどは、エアドゥ(AIR DO)のものになります。ANA(全日空)で登場するとANA(全日空)のマイレージが付加されますが、エアドゥ(AIR DO)の席で予約した場合はANA(全日空)マイレージを貯められません。
航空券は、大手のANA(全日空)、JAL(日本航空)よりエアドゥ(AIR DO)のほうが総じて安い価格で設定されており、函館行の格安航空券はエアドゥ(AIR DO)のものが多くなります。
一方ANA(全日空)、JAL(日本航空)の比較では、21日の早割以降の割引や正規料金では価格が変わりませんが、それ以前からの早割ではANA(全日空)の価格が安くなっています。
エアドゥ(AIR DO)は、価格が安いながら、荷物制限がANA(全日空)、JAL(日本航空)と一緒で、北海道にちなんだ飲食物をサービスするなど特色のあるサービスが人気です。
羽田空港発→函館空港着の路線で利用の多い時期は?
函館は年間を通して人気のある観光地で、どの季節も観光客がよく利用します。冬の寒さは厳しいため、どちらかと言えば夏期に利用客が多いですが、元町を彩る冬のイルミネーションや雪まつり、スキーなどのアクティビティーなど、冬期にも観光を楽しむ人が訪れます。
特に帰省客が増えるお盆、年末年始、GWなどは早めにチケットの予約を行いましょう。
羽田空港発→函館空港着の路線で利用の多い時間帯は?
函館空港は、観光をするために羽田を朝出発した利用客が到着する昼頃や、帰途に就くために搭乗する人が多くなる夕方に混み合う傾向があります。
羽田からは、朝7時前から夕方5時半まで万遍なく便が出ており、各々の都合の良い時間帯に利用しやすくなっています。
羽田空港発→函館空港着の路線の航空運賃
各航空会社の航空運賃はどのくらい?
羽田空港から函館空港への航空券の料金は時期によっても変動しますが、ANA(全日空)やJAL(日本航空)では往復で20000円弱、片道13,000円台での利用ならお得感があると利用者は感じているようです。また、片道15,000円程度の料金に魅力を感じて、準大手のエアドゥ(AIR DO)選ぶという利用者も増えています。
「エアドゥ(AIR DO)が羽田函館便に就航したことで、より安価な航空料金で函館に行くことができてよくなった」という感想も聞かれました。
各航空会社の料金(片道)の最安値・最高値は、以下になります。
羽田空港発→函館空港着の路線の各航空会社最安値と最高値料金一覧
航空会社 | 最安値 | 最高値 |
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ANA(全日空) | 12,590円 | 37,890円 |
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日本航空 | 13,090円 | 38,890円 |
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エアドゥ(AIR DO) | 11,090円 | 23,790円 |
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※時期によって料金は変動します。
羽田→函館便の航空券を最安値で購入するなら、準大手航空会社のエアドゥを使うのがお得です。
全日空や日本航空でも早めの予約による割引などで安くチケットを購入できたという声もあります。夏休みの北海道観光や雪まつり見物などは、早めの予約で割引が適用される航空券を購入すると良いでしょう。