今年も夏がやってきます。夏の旅行プランは、もう決まりましたか?
まだ決めていないなら今年の夏は、宮崎県で思い出を作りませんか?南九州に位置する宮崎県は、南国リゾートのような温暖な土地柄、夏のバケーション地として人気の旅行先です。
自然やパワースポットが盛りだくさんの宮崎県から人気の観光スポットを6つ選んで紹介いします。

1.眼前に広がる大峡谷「高千穂峡」

高千穂峡_真名井の滝_宮崎県

宮崎県の観光地として真っ先に挙げられる、絶対に外せないパワースポットが高千穂峡です。
その歴史は古く、日本神話「天孫降臨」には天照大神の孫・ニニギノミコトが天より降りてきた場所と記されています。
人々から厚い信仰を集めてきたパワースポットという面だけでなく、国の名勝・天然記念物にも指定されているほど風光明媚(ふうこうめいび)な観光スポットです。

高千穂峡は、阿蘇山の火山活動によって作り出された高さ80~100mの断崖が約7kmにもわたって続く峡谷です。
高千穂峡といえば、渓谷を流れる五ヶ瀬川を遊覧できる貸しボートが有名です。左右を断崖に挟まれた狭い水路を自分のペースでオールを使って進んでいきます。
天を仰げば、マグマが冷え固まって柱状に割れ目が入った不思議な形をした断崖が、どこまでも伸びているような錯覚を覚えます。その断崖と断崖の間から差し込む光は、心を清めてくれるように感じます。
高千穂峡の川幅がもっとも狭まったところには、日本の滝百選に指定されている真名井の滝があります。約17mの落差があり、断崖から降りてくる水は白蛇のような神秘さを感じさせます。
貸しボートを利用すれば真名井の滝に手が届く距離まで近づけます。水しぶきを浴びながら真下から見上げる名瀑は、迫力満点です。
また、夏季の期間中は、真名井の滝がライトアップされており、昼間とは一味違った神秘的な雰囲気を味わえます。
ボートを借りる際は、ボート乗り場でカモの餌を買っておきましょう。五ヶ瀬川で優雅に泳いでいるカモに餌やりするなどかわいいカモとふれあいが楽しめます。

高千穂峡には、ボートを利用しなくても散策できるよう遊歩道が整備されています。遊歩道は五ヶ瀬川に沿って整備されており、断崖を上から眺めることができます。
真名井の滝近くには滝見台が用意されており、滝口と同じ高さから五ヶ瀬を眺めることができます。木漏れ日が照らし出す滝と断崖の組み合わせは、とてもフォトジェニックな光景です。
一部の遊歩道は、立ち入り禁止になっている場所があります。出掛ける際は、事前に高千穂観光協会のサイトで最新情報をチェックしておきましょう。

高千穂峡の周辺には、神話に登場するさまざまなパワースポットがあります。
ニニギノミコトが降り立ったとされる場所には「くしふる神社」、天岩戸神話で天照大神が洞窟に隠れたとされる場所には「天岩戸神社」など、日本屈指のパワースポットが集まっています。

グルメでは、高千穂峡が元祖といわれている流しそうめんは外せません。
高千穂峡内にある「千穂の家」では、近くの「玉垂れの滝」の湧き水を利用した元祖流しそうめんをいただけます。
使用されている島原そうめんは、しっかりとしたコシと歯ごたえが感じられる九州を代表する手延そうめんです。


■高千穂峡

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字向山
電話番号 0982-73-1213(一般社団法人 高千穂町観光協会)
営業時間 8:30~17:00(高千穂峡遊覧貸しボート)
アクセス情報 阿蘇くまもと空港(熊本空港)より車で80分、宮崎ブーゲンビリア空港(宮崎空港)より車で125分

2.霧島連山に囲まれた清涼地「えびの高原」

えびの高原_宮崎県

宮崎県と鹿児島県の県境にそびえる霧島連山、その山々に囲まれた標高1200mの位置にえびの高原はあります。
標高が高く、気温は夏でも平地より平均で7℃ほど低いといわれていて、九州の避暑地として知られています。
えびの高原の辺り一帯は、霧島ジオパークに指定されています。
中でも、火山の噴火口に水がたまってできた火口湖群は、どの湖も酸性度の高い水質によってコバルトブルーに輝いて見えます。
それら火口湖群や雄大な自然を散策できる、初心者向けから健脚者向けまでの幅広いレベルのトレッキングコースが複数あります。

霧島連山一帯は、阿蘇山から伸びる大規模な火山帯に含まれており、その影響で周囲には多数の温泉が湧出しています。火口群を巡るトレッキングでかいた汗は、温泉でキレイさっぱり流しましょう。
また、快適に過ごせるキャンプ場が複数開設されていますので、温泉宿ではなくキャンプ場でアウトドアを満喫するという過ごし方もできます。大半のキャンプ場には、テントで寝るのは不安という方のためにキャビンが用意されていますし、全国でも珍しい温泉があるキャンプ場もあります。


■えびの高原

住所
宮崎県えびの市大字末永
電話番号 0984-33-3002(一般財団法人 自然公園財団 えびの支部)
営業時間 9:00~17:00(えびのエコミュージアムセンター)
アクセス情報 鹿児島空港より車で50分、宮崎ブーゲンビリア空港(宮崎空港)より車で80分

3.あまりの高さに身震いする「照葉大吊橋」

ユネスコエコパークに登録されている宮崎県綾町には、照葉樹林が自然そのままの形で残っています。その世界的にも貴重な照葉樹林を通常では見られない視点から観察し、自然の大切さに気付いてもらえるようにと照葉大吊橋は架橋されました。

山と山の間250mもの長さにわたって架けられた照葉大吊橋の高さは142m。歩行者専用になっており、人とすれ違う際に肩と肩が触れ合うほど狭い幅しかありません。しかも足場の真ん中は谷底が見えるように網状になっていますので、ふと足元を見てしまうと、高所恐怖症でなくとも足がすくんで動けなくなってしまうほどのスリルを味わえます。さらに時折強風が吹きますのでスリルは倍増します。
なんとか落ち着いて辺りを見回すと、これまた絶景が広がっています。どこまでも照葉樹林が青々と茂る山々を眺めると、照葉大吊橋の掛けられた理由を理解することができます。

照葉大吊橋の上から見る絶景を写真におさめるのも良いですが、橋から少し離れ、照葉大吊橋の全体を見渡せる位置から撮影すると、照葉樹林の山々をバックにしたため息が出るほど美しい照葉大吊橋を写真におさめることができます。
青い空の下、青々とした山と山の間に掛かる巨大な吊り橋は、とてもフォトジェニックです。


■照葉大吊橋

住所
宮崎県東諸県郡綾町大字南俣大口5691-1
電話番号 0985-77-2055(綾照葉大吊橋料金所)
営業時間 8:30~18:00(綾照葉大吊橋料金所)
アクセス情報 宮崎ブーゲンビリア空港(宮崎空港)より車で50分、鹿児島空港より車で95分

4.島全体がパワースポット「青島」

亜熱帯植物が生い茂り、周囲を「鬼の洗濯岩」と呼ばれる波状岩に囲まれた小さな島、青島。
南国・宮崎にありながら、一歩足を踏み入れると東南アジアのような雰囲気に包まれる不思議な島です。
島全体に群生するビロウ樹は、本来であれば亜熱帯の気候下でないと枯死する植物ですが、不思議なことにこの島には約5000本も自生しています。これは、日本の特別天然記念物に指定されるほど珍しい植生です。
また、古来より聖なる島と崇められており、明治の頃まで一般人は自由に立ち入りができませんでした。

島の中央付近には、日本神話にも登場する青島神社があります。
なんと、周囲約1.5kmの青島全体が境内だそうです。青島に立ち入ると不思議な空気に包まれるのも当然です。
青島神社は、古くから縁結びの御利益があると信じられており、縁を求めて全国各地から参拝者が訪れています。
参拝者は、青島神社にある一対のビロウ樹にそれぞれの願いを込めた「こより」を結んでいきます。万物の始まりは結びの力から生じると信じられており、それぞれの願いにあった色のこよりを願いが解けないようにしっかりと結びます。
また、参道を囲むように絵馬掛けが用意されている「祈りの古道」というスポットがあります。参拝者の願いが込められた絵馬が数多く掛けらた絵馬掛けは、さながら壁のようになっています。生い茂る亜熱帯植物と壁のように並ぶ絵馬は、ここでしか見られない不思議な光景です。


■青島

住所
宮崎県宮崎市青島2丁目
電話番号 0985-65-1262(青島神社)
アクセス情報 宮崎ブーゲンビリア空港(宮崎空港)より車で15分、鹿児島空港より車で95分

5.九州No.1の美しいビーチ「下阿蘇ビーチ」

環境省が全国の水浴場を「美しさ」や「清らかさ」などで評価し、快適な水浴場を100ヶ所「快水浴場百選」として選定しています。
その中でも特選は12ヶ所しか選定されていません。九州で唯一特選に選定されたのが下阿蘇ビーチです。まさに、名実ともに九州一の海水浴場といえます。
選定基準の中でも、美しさと清らかさは満点を獲得するほど青く澄んだ水質です。
白砂が広がるビーチには、ワシントンパーム(ヤシの木)が生えて、南国ムードが溢れています。
ビーチの真ん中辺りには下阿蘇川の河口があり、その川の水を利用した河川プールが夏限定でオープンします。子どものヒザ程度までの水深で、波が発生しないので小さな子どもでも安心して遊ばせることができます。
ビーチには道の駅北浦が隣接し、レストランや売店の他にも常設テントやキャビンなどの宿泊施設まで用意されています。
朝から晩まで海遊びを満喫できる環境が整っていることも、快水浴場百選に選ばれたポイントです。

下阿蘇ビーチ周辺には、アクティビティも充実しています。
中でも澄み切った海中でサンゴや熱帯魚に出会えるシュノーケリングは外せません。波も穏やかなので子どもでも安心してシュノーケリングに臨めます。


■下阿蘇ビーチ

住所
宮崎県延岡市北浦町古江3337-1
電話番号 0982-45-3811(道の駅北浦)
営業時間 9:00~17:30(道の駅北浦)
アクセス情報 宮崎ブーゲンビリア空港(宮崎空港)より車で100分、大分空港より車で110分

6.芋焼酎といえば霧島「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」

南九州を代表するお酒といえば芋焼酎ですが、芋焼酎といえば黒霧島が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
定番の芋焼酎・黒霧島の蔵元、霧島酒造株式会社が運営する「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」は、まさに芋焼酎の聖地です。
お酒好きには堪らない、焼酎の工場見学が無料で楽しめます。工場のスタッフに案内してもらう、45分間の焼酎旅行へ出掛けましょう。
工場見学では、サツマイモが麹の力を借りて芋焼酎になるまでの工程をたどります。工場見学の最後には、お待ちかねの試飲コーナーで霧島酒造が誇る人気商品を味わえます。
ファクトリーガーデンにはレストランも用意されており、自慢のお酒とともにランチやディナーを楽しめます。お酒は、焼酎だけでなく、焼酎づくり技術を活かした作られた霧島ビールもいただけます。
レストランでお気に入りのビールや焼酎を見つけたら、併設のショップでお土産として購入することができます。ここでしか買えない限定のお酒やグッズも販売していますのでお見逃しなく。

お酒が好きな大人には堪らないスポットですが、子どもも楽しめる設備も用意されています。
併設の霧島ビーチパークは、ビーチバレーボールの大会が開催されるほどの大きな砂場です。ホワイトサンドが敷き詰められており、子どもが安心して遊べるようしっかりと整備されています。
裸足になって砂場に入り、出る時は手洗い・足洗い場でキレイに洗い流しましょう。芝生エリアでは飲食が可能なので、お弁当を持ち込んでピクニックも楽しめます。

なお、工場見学は事前予約が必要です。工場見学は人気がありますから、時間に余裕を持って問い合わせしてください。


■焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン

住所
宮崎県都城市志比田町5480
電話番号 0986-21-8111(焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン)
営業時間 9:00~20:00(併設レストラン)
アクセス情報 宮崎ブーゲンビリア空港(宮崎空港)より車で45分、大分空港より車で60分

今年の夏は、宮崎県の大自然に触れる旅行をしよう!

宮崎県の夏旅行で外せないおすすめ観光スポットを紹介いたしました。
宮崎県には豊かな自然が残っており、神話にも登場する日本屈指のパワースポットが数多くあります。
輝く夏の思い出を作るには、宮崎県は絶好の旅行先です!

就航している航空会社
JAL(日本航空)ANA(全日空)ソラシドエア(Solaseed Air)ピーチ・アビエーション(Peach Aviation)ジェットスター・ジャパン(Jetstar)オリエンタルエアブリッジ(ORC)

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