夏の北海道観光地5選

北海道と聞くとみなさんはどんなことを想像されますか。北海道には、豊かな自然と、豊富な山海の幸、数多くの観光名所があります。この記事では、夏だからこそ味わうことのできる、避暑地としての北海道の魅力を5つの観光名所を通して紹介します。

季節によって景色が変わる五稜郭公園!夏の五稜郭について紹介

五稜郭

北海道の観光名所を語る上で外せないのは、やはり五稜郭でしょう。五稜郭は、5つの突角をもった形状から、その名が付けられました。ちなみに、五稜郭がこうした星型の形状となった理由をご存知でしょうか?実は、星型の形状は死角を少なくすることができるという利点があります。五稜郭が建設された当時の19世紀、ヨーロッパを中心に流行していた建築様式です。五稜郭は、江戸時代末期に幕府の要塞として作られました。つまり、五稜郭の特徴である見晴らしの良さは、要塞としての機能を充分に発揮するために必要なデザインだったのです。

当初国防上の都合から見晴らしの良さを追求した五稜郭の建築デザインは、現代では五稜郭タワーなどとともに、美しい函館の大自然を見渡せる絶景スポットとしての価値に変わりました。夏の五稜郭タワーからは、函館山や五稜郭公園内の青々とした生い茂った木々を見ることができます。また、五稜郭公園の掘川を流れる水と木々の緑とのコントラストは、高所から見下ろすとより一層見事です。

また五稜郭は、ただ単に見た目や風景が美しいことだけにとどまらず、幕末から明治維新にかけての日本の歴史を知るための重要な文化財としての価値も有します。たとえば、築造された当時から残る兵糧庫などは、現在も見学することが可能となっており、当時を偲ぶことができます。このほか、五稜郭タワーの展望台では、五稜郭の歴史ガイドツアーなどの催しが行われることがありますので、お子さんの夏休みの自由研究の題材として参加してみてはいかがでしょうか。
 観光地としての五稜郭は、景観を楽しみながら日本の幕末の歴史を身近に学べるようになっており、北海道を観光するなら選択肢に入れない手はないでしょう。

所在地 〒040-0001 北海道函館市五稜郭町43−9

函館空港から五稜郭へのアクセス

函館バス 五稜郭地区直通バス とびっこ 「五稜郭公園入口」 下車、徒歩7分
運行日 毎日運行
運賃 270円(五稜郭回り所要時間:約32分)
290円(亀田支所回り所要時間:約40分)
函館バス 8系統(空港五稜郭快速線)「五稜郭タワー前」下車、徒歩30秒
運行日 毎日運行
運賃 260円(所要時間:23分)

なお、4/21~10/20の間の営業時間は、各便とも年中無休で、8:00~19:00となっています。

スキーだけじゃない!夏に楽しめるニセコの魅力

ニセコ

小樽の南西に位置しているニセコは、札幌や小樽、新千歳空港に近く、アクセスのしやすい観光地です。スキー場がある場所として知る人は多いでしょう。しかしこの街の魅力は、スキーだけではありません。雪のない季節も、ニセコには楽しめる観光名所が数多くあります。

積雪がないおだやかな時期のニセコ町は、初心者でも登れる山がある有名な登山スポットです。ニセコが登山初心者でも安心して登れる理由は、ゴンドラがあるからです。10分ほどゴンドラに乗れば、標高約1000メートルの頂上駅へとたどり着きます。晴れた日には、ここからは蝦夷富士ともいわれる羊蹄山を一望することができます。こうした大自然を満喫できるのは、積雪がなく見晴らしのいい夏のシーズンならではの楽しみ方だといえるでしょう。

また、夏のニセコ町では尻別川の「水」のアクティビティーを楽しめます。晴れた日なら羊蹄山をバックに、約6キロの行程をカヌーで下ることができます。このように、「水」のアクティビティーを北海道で楽しめるのは夏しかありません。

ほかにも、夏のニセコはグルメも豊富です。ニセコには数多くの牧場がありますので、地元でとれた牛乳を使って作るソフトクリームが味わえる店が多数あります。色々な店を回って食べ比べするといったことができるのも、夏ならではのニセコの楽しみ方といえます。最寄りの空港である新千歳空港からニセコ町へのJRを使ったアクセスは以下の通りです。


新千歳空港駅→小樽駅→ニセコ駅
新千歳空港→小樽間(快速エアポート号)
小樽→ニセコ間(函館本線)

ひまわりの里で北海道の夏を楽しもう!

北竜町のひまわりの里

夏に見頃を迎える花といえば、やはりひまわりでしょう。北竜町のひまわりの里は、8月にピークを迎えるひまわりを見るために多くの観光客が訪れます。ここでは、23.1ヘクタールという広大な敷地に約150万本ものひまわりが咲き乱れます。23.1ヘクタールと聞いてもどのくらいか想像しにくいでしょうから参考までにお教えしますと、23.1ヘクタールは東京ディズニーランドのおよそ半分の広さに該当します。その敷地一面にひまわりが咲いているのですから、ひまわり畑としては日本屈指の人気を誇ります。

北竜町でひまわりの栽培が本格的に行われ出したのは、1980年ごろとされていますので、およそ40年前のことです。当時ひまわりは鑑賞目的だけではなく、健康食品としての用途が注目されはじめた時期でした。そうした中、人口わずか数千人という小さな町の北竜町は町を挙げてひまわり栽培を推進してきました。それから40年間、集中豪雨や豪雪、竜巻などの災害を乗り越えながら、ひまわりを地域に根付かせいていきました。

北竜町では毎年7月下旬から約1ヶ月間、「ひまわりまつり」を開催し、ひまわりの魅力を発信しています。この祭りで特に人気なのが「ひまわり迷路」で、毎年大勢の人がひまわりの迷宮に迷い込んでいます。

ひまわりの里は、札幌駅から北へおよそ100キロメートルの位置にあり、車であれば2時間足らずで到着することができます。駐車代は無料なので、気軽に車で行くことができます。もちろん電車等の公共の交通機関でのアクセスも可能です。

所在地 北海道雨竜郡北竜町字板谷143番地の2
最寄りの旭川空港からひまわりの里へのアクセス


旭川空港駅(旭川電気軌道 [77])→旭川駅(JR函館本線)→深川駅

なお、入場は24時間可能です。

北海道のほぼ中央に位置する旭岳の「姿見の池」で絶景を堪能

姿見の池

姿見の池は、旭岳(標高2,291m)の中腹、標高約1,600mにあります。旭岳は北海道でもっとも標高の高い山で、旭岳自体が登山スポットとして知られています。姿見の池は、旭岳ロープウェイの山麓駅でロープウェイを乗り換え10分程度で近くまで行くことができます。
姿見の池の付近は、初夏まで雪が残っていることがあり、8月下旬にはもう紅葉が始まります。
姿見の池付近は、背の高い植物は生育しておらず、夏場であれば高山特有の自然を鑑賞することができます。しかし、積雪のない時期の姿見の池の観光に適したシーズンは8〜9月のわずかな時期しかありません。夏の姿見の池は、雪解け水がまじった幻想的な風景が広がっています。また、姿見の池付近は、例年8月下旬ごろには紅葉が始まるので、この時期に行くと一足早い秋の気配を感じることができます。

所在地 〒071-1472  北海道上川郡東川町旭岳温泉
旭川空港からの旭岳ロープウェイへのアクセス


旭川空港駅(旭川電気軌道 [66]いで湯号)→旭岳

なお、夏季のロープウェイの運行間隔は15分です。

夏の間に見られる神威岬の積丹ブルー!その魅力をご紹介します!

神威岬

夏の北海道を観光するのであれば、美しい海を堪能するというのも楽しみの一つです。北海道の夏の海で有名なのは神威岬です。神威岬は小樽市からさらに西に向かった先にある積丹町にあります。神威岬へのアクセスは、新千歳空港からであれば車でおよそ2時間。バスは小樽駅から出ており、所要時間は2時間少々かかります。ただし、バスが運行されているのは夏のシーズンのみとなっています。
海に向かって伸びる細い岬を歩いていくと、両側に濃いブルーの海が広がっています。夏の北海道の海は、沖縄などの亜熱帯気候の海と異なり、暑すぎないとても観光に適した気候です。夏であれば、ダイビングなどのマリンスポーツを楽しむことも可能です。
また、北海道の海を観光する魅力は、新鮮な海の幸をいただくことができる点にもあります。積丹町はウニの産地として知られ、夏はウニの旬の時期です。夏の神威岬を訪れたら、その日にとれたばかりのウニを山盛りに乗せたウニ丼が堪能できます。海が好きな人、グルメが好きな人、どちらにとっても神威岬は魅力に溢れた観光名所だといえます。
神威岬は、冬に訪れても海に落ちる雪景色が美しいエリアとして知られますが、冬は積雪があって日によっては遊歩道が閉鎖されてしまうことがあります。また岬は見晴らしが素晴らしい反面、いつ訪れても非常に強い風が吹き付けてきます。そんな環境ですから、冬の神威岬は冬の寒さに慣れていない人が行けるような場所ではありません。そういった意味でも、一番観光に適した時期は夏です。

所在地 〒046-0321 、北海道積丹郡積丹町大字神岬町
新千歳空港からの神威岬へのアクセス


新千歳空港駅(快速エアポート号)→小樽駅(積丹線)→神威岬

なお、神威岬への入園時間は8月から10月までは、 8:00~16:30となっています。

まとめ

北海道の代表的な観光地を5箇所ピックアップし、夏に訪れるからこそ堪能できる北海道の魅力を紹介しました。たしかに北海道はじめ北国の観光地は、ウィンタースポーツのイメージが強いでしょう。しかし北海道には、気候のおだやかな夏ならではの楽しみ方が数多くあります。長い夏休みに避暑で訪ねていく先として、北海道は魅力的な土地だといえるでしょう。