南から北へと進む桜前線とは反対に、北から南へと移動する紅葉前線。紅葉と聞くと、10月過ぎとイメージされる方は多いかと思いますが、北海道は他のエリアに先駆けて9月に紅葉シーズンが訪れる日本では稀有な観光地なので、9月から10月にかけて紅葉を目当てに訪れる人は少なくありません。これからご紹介する7つの紅葉スポットは、日本一早い紅葉、水辺に華を添える紅葉、山を彩る紅葉、皇室の方もご覧になった紅葉、地元の方が愛した紅葉、夜にきらめく紅葉など秋の北海では外せないスポットばかりです。船やロープウェイ、徒歩、自転車、自動車など、様々な楽しみ方ができるバラエティ豊かな北海道の紅葉をめぐる秋旅へと出掛けませんか。
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9月に紅葉の見頃を迎える観光スポット

他の地域ではまだまだ夏のような暑さが続くことも多い9月ですが、北海道では8月の終わりから紅葉がはじまるなど秋本番を迎えています。9月前半の平均気温はおよそ13度、後半の平均気温は8度ほどと、アウターが手放せない日も珍しくありません。そんな北海道ならではの、秋気分を先取りできる9月にこそ訪れたい紅葉スポットを2つ紹介します。

サンゴ草が紡ぐ朱色の絨毯!「能取湖」

能取湖

秋になると真っ赤に色づくサンゴ草という植物があるのをご存知ですか。実は、網走市にある「能取湖」は、希少なサンゴ草と出合える国内では数少ないスポットの一つで、日本一のサンゴ草の群生地として知られています。国内随一のサンゴ草で埋め尽くされた「能取湖」だからこその秋の風景やその見どころについて、詳しく見ていきましょう。

網走の秋を彩る「能取湖」のサンゴ草

サンゴ草の正式名称はアッケシソウという一年草の植物で、能取湖のサンゴ草は約15センチから20センチと他のエリアのサンゴ草に比べて背丈が低いのが特徴です。平和地区や美岬地区など湖周辺に点在する群生地の中で、最も有名なのが卯原内(うばらない)地区です。能取湖の面積は約58万平方メートルと国内で14番目に大きな湖で、そのうち卯原内地区のサンゴ草の群生地は、国内最大のおよそ3万8000平方メートルもあります。1ヶ月ほどのシーズンに20万人もの人が訪れる紅葉スポットなのだとか。通常は瑞々しい緑色をしていますが、時期になると一斉に色づきはじめ、まるで赤い絨毯を敷き詰めたかのような絶景と化します。形や色がサンゴに似ていることから名付けられたのも納得の美しさです。サンゴ草の赤と湖や空の青が描く色鮮やかな光景が、訪れる人を魅了してやみません。

「能取湖」の紅葉の見どころと見頃の時期は?

サンゴ草の見ごろは、例年の9月の初旬から10月の上旬にかけてで、9月の中旬から下旬にピークを迎えます。見ごろの時期には毎年「さんご草祭り」が開催されています。無料の駐車場や木道が整備されており、のんびりとサンゴ草を観賞できるのが能取湖の魅力の一つ。散策におすすめなのが、早朝と干潮時です。日中は多くの人でにぎわいますが、早朝は人が少ないので、心穏やかに見て回ることができます。運が良ければ、幻想的な朝もやを見られたり、雨上がりに虹を見られたりと、美しい風景がより一層引き立てられる魅力な瞬間もあります。また、雄大なオホーツク海と繋がっている能取湖は海水湖で、潮の満ち引きがあります。満潮時でもサンゴ草が完全に隠れてしまうことはありませんが、事前に潮見表で干潮と満潮の時間を調べておくと安心です。

住所 北海道網走市
営業時間 なし
公式サイト なし
電話番号 0152-47-2301(卯原内観光協会)
アクセス 女満別空港より車で約30分

日本一早い紅葉スポットとして名高い!「大雪山」

大雪山

全国各地に数多くある紅葉スポットの中でも、日本一早い紅葉スポットとして人気を集めているのが、北海道の最高峰旭岳や黒岳をはじめとする2000メートル級の火山群からなる「大雪山」です。国立公園にも登録されるほど壮麗な自然に囲まれた「大雪山」の紅葉シーズンの楽しみ方について紹介します。

「大雪山」で日本一早い紅葉を愛でよう

アイヌ語で「神々の遊ぶ庭」を意味する「カムイミンタラ」とも呼ばれる大雪山は、豊かな自然と触れ合えるパワースポットとしても親しまれています。紅葉の時期には、黄色、オレンジ、赤など、山一面が色とりどりに染まり、麓からロープウェイでわずか10分ほどと思えないほどの美しい風景が広がっています。他のスポットよりも一足早く見事な風景を目にできるのも紅葉が日本一早く訪れるという大雪山ならではの魅力。展望台からの眺めを楽しんだり、周辺を散策したりしながら、日本一の紅葉を心行くまで楽しみましょう。また、初心者向けから上級者向けまで幾つもの散策コースや登山コースが整備されています。ロープウェイやリフトでの空中散歩を満喫するもよし、豊かな自然の中をトレッキングするもよし、自分のペースに合わせて紅葉を体感できる特別なスポットです。

「大雪山」の紅葉の見どころと見頃の時期は?

日本一早い紅葉として有名な大雪山では、早いところで8月の終わりから色づきはじめ、9月の中旬から下旬ごろがピークとなります。麓から五合目までをロープウェイが繋ぐ旭岳では、5つの展望台とエメラルドグリーンの水をたたえた「姿見の池」を中心とした1時間程度の散策コースがあります。また麓から七合目までをロープウェイとリフトが結ぶ黒岳では、リフト乗り場から「あまりょうの滝展望台」へと伸びる約30分の散策コースが人気で、周囲の景観美を肌で感じながら、紅葉の中を散策することができます。ただ、場所によっては未整備の山道を歩いたり、大きな石が転がっていたりすることもありますので、トレッキングに適した服装で行くようにしましょう。麓のロープウェイの駅近くには、旭岳温泉や層雲峡温泉といった人気の温泉地もありますので、散策後にはぜひ温泉にも立ち寄ってください。

住所 北海道上川郡上川町層雲峡
営業時間 なし
公式サイト なし
電話番号 0165-82-1811(層雲峡観光協会)
アクセス 旭川紋別自動車道 上川層雲峡ICより車で約20分

10月に紅葉の見頃を迎える観光スポット

他の地域の紅葉スポットが色づきはじめる10月の北海道の平均気温はおよそ11度で、東京に比べると約5度も気温が低いのだとか。寒暖の差が大きくなる10月の北海道は秋真っ盛りで、10月に紅葉のピークを迎えるスポットは少なくありません。ここからは、紅葉で華やぐ10月の北海道で特に外せない5つのスポットについて、詳しく紹介していきます。

多彩な紅葉の魅力が満載!「大沼国定公園」

大沼国定公園

静岡県の「三保の松原」や大分県の「耶馬渓」と並んで、「新日本三景」の一つに数えられる「大沼国定公園」は、北海道幸行の際に明治天皇が立ち寄られたほどの風光明媚なスポットですが、中でも紅葉の美しさは格別です。「日本紅葉の名所100選」にも指定されている「大沼国定公園」だからこその紅葉の楽しみ方を紐解いていきます。

様々な目線から眺めたい「大沼国定公園」の紅葉

大沼国定公園は、大沼や小沼、蓴菜(じゅんさい)沼といった北海道駒ヶ岳の火山活動によってできた「大沼三湖」を中心とする公園で、広さは約9,000ヘクタールにも及びます。湖畔の爽やかな自然や湖面に映る駒ヶ岳の雄姿、湖に浮かぶ120ほどの島々など、水や緑に囲まれたリゾート感あふれるスポットです。秋になると、見事な秋色に染まったカエデやナラ、ブナなどの木々が、訪れる人を出迎えてくれます。4つの散策コースや周遊道路などがあり、紅葉のトンネルや落ち葉で埋め尽くされた散歩道、水面に揺らめく落ち葉など、秋にしか目にすることのできない美しい光景とそこかしこで出合えます。遊覧船やカヌー、ボート、自転車、自動車、徒歩など、動く早さや目線が異なる色々な方法で紅葉を満喫できますので、自分だけのお気に入りの紅葉風景を見つけましょう。

「大沼国定公園」の紅葉の見どころと見頃の時期は?

大沼国定公園の紅葉の見ごろは、10月中旬から11月上旬にかけになります。大沼国定公園には4つの散策コースが設けられていて、その中で紅葉シーズンにおすすめなのが、紅葉の駒ヶ岳が湖面に映り込み、色づいた木々がトンネルのように生い茂る「大島の路」です。10月中旬の金曜日から日曜日には、「大沼ハロウィンナイト」が開催されます。かぼちゃランタンでのライトアップや花火、地元の味覚が並ぶ味覚市と見逃せないイベントが目白押しです。船上から紅葉を楽しみたい方は、地元で評判のカフェレストラン「ターブル・ドゥ・リバージュ」が5月から10月限定で運航している湖上クルーズや、ハロウィンナイトの3日間のみライトアップされた幻想的な島々を眺められる夜間クルーズも要チェック。ドライブやサイクリングを満喫したい方は、約14キロにわたって紅葉が続く湖畔周遊道路が最適です。

住所 北海道亀田郡七飯町字大沼町
営業時間 なし
公式サイト http://onumakouen.com/
電話番号 0138-67-3020(七飯大沼国際観光コンベンション協会)
アクセス 函館空港より車で約50分

金色のイチョウ並木が圧巻!「北海道大学」

北海道大学

札幌の中心部からほど近い場所に建つ「北海道大学」は、国立の大学でありながらも、国内外からの多くの観光客でにぎわう札幌を代表する観光スポットの一つです。緑豊かな自然に囲まれ、都会のオアシスとしても親しまれている「北海道大学」の秋ならではの見逃せない紅葉スポット、見どころについて、詳しく見ていきましょう。

「北海道大学」が誇る秋の美景と出合える

敷地面積約177平方メートルと、大学としては全国でも屈指の広さを誇る北海道大学。広大な敷地には、北海道大学の前身である札幌農学校の初代教頭を務めたクラーク像が点在しています。12,000平方メートルを超す緑地には、川や芝生などがある「中央ローン」や、ハルニレ(エルム)の巨木が目を引く「エルムの森」、大学のシンボルであるポプラ並木、イチョウ並木など、豊かな自然と触れ合えるスポットがたくさん。中でも秋は、黄色く色づいたイチョウのトンネルと地面を覆い尽くすイチョウの黄色い葉とが相まって、見事な金色の世界を創り上げています。まるで絵画のように美しいイチョウ並木やポプラ並木を歩いたり、紅葉が望めるカフェでひと休みしたりと、思わず大学内にいることを忘れてしまいそうなほど秋を満喫できます。北海道大学ならではの秋景色に酔いしれてください。

「北海道大学」の紅葉の見どころと見頃の時期は?

北海道大学の紅葉の見ごろは、10月中旬から11月上旬にかけてで、特におすすめのスポットは、歯学部と薬学部の間にあるイチョウ並木と理学部の裏手にあるポプラ並木、大学とは少し離れた場所にある植物園の3箇所です。敷地が広いので効率よくめぐってください。まず正門からエルムの森を通って、中央ローンに向かいます。そこから黄色に染まったポプラ並木を歩いた後、金色の世界へと誘ってくれるイチョウ並木へ。十分にイチョウ並木を愛でた後、一度大学から出て北海道庁赤レンガ庁舎のすぐ近くにある植物園に行き、色彩豊かな植物を満喫するのが、おすすめのめぐり方です。また、毎年10月の最後の土曜日と日曜日には「金葉祭(こんようさい)」が開催。温かい食べ物屋台が出店されたり、夜間にはイチョウのライトアップがあったりと、この紅葉イベントを目当てに訪れる人は少なくありません。

住所 北海道札幌市北区北12条西5
営業時間 なし
公式サイト https://www.hokudai.ac.jp/
電話番号 011-716-2111
アクセス JR札幌駅より徒歩約10分

紅葉と池が織り成す魅惑の風景!「青い池」

青い池

きれいなエメラルドグリーンの「青い池」は、テレビやインターネットなどでもよく取り上げられる観光スポットで、四季折々の見事な風景を見せていますが、華やかに色づく秋も外せない季節の一つです。見る時間帯や時期、見る角度によって様々な表情を見せる「青い池」の秋の見どころについて、詳しくご説明します。

紅葉の秋こそ訪れたい幻想的な「青い池」

「美瑛ブルー」という言葉を聞いたことはありますか?「美瑛ブルー」とは、美瑛で目にすることができる美しい青色のことで、「美瑛ブルー」の代表的なスポットが青い池なのです。元々青い池は、十勝岳の火山泥流を防止するために美瑛川本流に作られた堰堤で、そこに水が溜まり現在のような姿になったのだとか。水酸化アルミニウムなどを含む湧水と美瑛川の河川水とが混ざり合うことでコロイドが発生するため池が青く見えますが、エメラルドグリーンやコバルトブルーなどと色が変化するのも特徴。池と周囲の自然、池に立つ枯れたカラマツとが、神秘的な雰囲気を漂わせています。池のバックにそびえる十勝岳をはじめとする周囲山々が紅葉する時期になると、青い空に黄色や赤と色とりどりの山の紅葉が浮かび上がります。池に映り込んだ紅葉を眺めるのも一興です。

「青い池」の紅葉の見どころと見頃の時期は?

新緑が映える春や、晴れ渡る青空と緑が目に飛び込んでくる夏、雪化粧を施した冬と、青い池はどの季節もきれいですが、艶やかな紅葉で明るい雰囲気に変化する秋も人気が高い季節です。例年の10月中旬から下旬にかけての時期が青い池の紅葉の見ごろで、池の青、山の黄や赤、カラマツの黒が見事なコントラストを魅せます。また、青い池から車で5分ほどの場所にある「白ひげの滝」の紅葉も必見。紅葉が彩る渓谷の岩の合間を流れる、ブルーリバーの愛称で親しまれている美瑛川を目がけて一気に水が流れ落ちる様は圧巻の一言に尽きます。通常ですと、見学時間は日没までになりますが、11月からは青い池と白ひげの滝のライトアップが実施されるので、21時まで見学が可能になります。この時期に訪れると、紅葉と幻想的なライトアップの両方を楽しむことができます。

住所 北海道上川郡美瑛町白金
営業時間 なし
公式サイト なし
電話番号 0166-92-4378(美瑛町観光協会)
アクセス JR美瑛駅より車で約20分

昼も夜も訪れる人を魅了する紅葉の名所!「層雲峡」

層雲峡

日本一早い紅葉として有名な大雪山系に属する黒岳の麓、標高およそ670メートルの渓谷に湧く「層雲峡温泉」も北海道で欠かせない紅葉スポットの一つです。色鮮やかな紅葉風景だけでなく、温泉リゾート地としても人気を集める「層雲峡温泉」の秋の風景と紅葉シーズンの温泉街の楽しみ方について、詳しく見ていきましょう。

昼と夜で紅葉を2度堪能できる「層雲峡」

柱状節理という独特の地形が特徴の層雲峡は、荒々しい岩肌と錦秋の山々が描くダイナミックな自然美が訪れる人を引き付けて離しません。そんな層雲峡の佳景を望む層雲峡温泉は、肌触りのやわらかいな良泉が湧き出す温泉地で、温泉街には15軒ほどの宿泊施設と1軒の共同浴場があります。温泉街の近くには、紅葉の名所やビュースポットがあり、ライトアップイベントも実施されます。眺望自慢のお風呂を完備した旅館やホテルも揃っていますので、紅葉旅行で出掛けるはぴったりの宿泊地です。一度宿で旅荷を解いた後、散策に出掛けると陽光できらめく日中の紅葉が、散策後、温泉に浸かると露天風呂からの紅葉が楽しめます。夕食後に散策がてら美しく輝く夜の紅葉を愛でたり、観光客の少ない朝食前の凛とした空気が流れる早朝に紅葉を愛でたりと、1日の中でも紅葉が織り成す様々な絶景を目に焼き付けられます。

「層雲峡」の紅葉の見どころと見頃の時期は?

層雲峡温泉周辺では9月下旬から色づき出し、10月上旬から中旬にかけて見頃となります。昼と夜それぞれに趣の異なる紅葉を楽しめるのも層雲峡温泉の魅力です。日中に立ち寄りたい紅葉スポットが、車で5分ほどの距離にある名瀑「流星の滝」と「銀河の滝」です。「流星の滝」は真っ直ぐに落下することから「男滝」、「流星の滝」は曲線を描きながら落下することから「女滝」とも呼ばれており、「日本の滝百選」にも登録されています。秋色に染まった岩肌を2つの白い滝が流れ落ちる姿が美しいことで知られています。夜に訪れたいスポットが、温泉街から車で約5分の「紅葉谷」です。名前の如く見事な紅葉風景が広がる「紅葉谷」を舞台に、連日21時までライトアップされているほか、土日には様々なイベントが行われます。2019年度は10月14日まで開催されていますので、お見逃しなく。

住所 北海道上川郡上川町層雲峡
営業時間 なし
公式サイト なし
電話番号 0165-82-1811(層雲峡観光協会)
アクセス 旭川紋別自動車道 上川層雲峡ICより車で約20分

アイヌも愛した秋の絶景!「神居古潭」

神居古潭

「神の住む場所」という意味を持つ「神居古潭(カムイコタン)」は、石狩川の両岸に広がる人気の景勝地です。川が急激に狭くなっており今ほど交通が発達していない時代には、交通の難所として畏怖されてきました。古くから北海道屈指のパワースポットとして名を馳せる「神居古潭」の紅葉の楽しみ方について、説明していきます。

秋色をまとう「神居古潭」の麗しき渓谷

アイヌ語で「神」を意味する「カムイ」と「場所」という意味を持つ「コタン」を名に冠した神居古潭は、石狩川を挟んだ渓谷で、手つかずの自然が魅せる美しさは、「旭川八景」の一つに選ばれるほどです。周辺には、アイヌ伝説にも登場する激流によって形づくられた「神居古潭おう穴群」やストーンサークルといった神秘的なスポットもあり、古くからアイヌの人々にとっての聖地として崇められてきたスポットでもあります。秋には、青い空に映える鮮やかな紅葉、むき出しの荒々しい地層、雄大に流れる石狩川、と大自然が生み出した人知を超えた情景が人の心を奪います。川には歩行者専用の橋が架かっていますし、サイクリングロードも整備されていますので、散策したり、自転車で駆け抜けたりするのもおすすめです。

「神居古潭」の紅葉の見どころと見頃の時期は?

例年の10月上旬から10月中旬かけて紅葉の見ごろを迎える神居古潭。一番おすすめ紅葉スポットは、石狩川に架けられた木の吊り橋である「神居大橋」です。橋を歩いていると、視界にカエデやミズナラなどの色鮮やかな紅葉が飛び込んできます。橋から見下ろす渓谷の紅葉は、川べりから眺める風景とは一味違い、紅葉が視界を埋め尽くす渓谷美を堪能できます。古くから地元の人に愛されてきた紅葉を間近に感じられる橋からの景観は格別です。橋を渡った場所には、国鉄時代の旧神居駅の駅舎や蒸気機関車、神居トンネルなどが保存されており、線路跡はサイクリングロードとして、駅舎は休憩場所として活用されています。まるでタイムスリップしたかのような懐かしい雰囲気を味わえる神居古潭は、北海道の原風景とも言うべき麗しい自然美をたたえた秘境のような雰囲気を放っています。

住所 北海道旭川市神居町神居古潭
営業時間 なし
公式サイト なし
電話番号 0166-25-7168(旭川市観光課)
アクセス 旭川空港より車で約45分