美味しい食べ物や綺麗な景色が楽しめる北海道。夏が過ぎ紅葉や秋らしいイベント、旬の食材を満喫できる北海道は、厳しい冬を前に観光のベストシーズンを迎えます。
そこで今回は、秋の北海道を感じることができる観光スポットや、札幌観光を中心としたモデルコースを紹介します。広大な北海道、旅行の計画で悩んでいる人は参考にしてみてください。

秋は紅葉と一緒に楽しめる「青い池」

青い池

「青い池」は北海道上川郡美瑛町白金にある、インスタ映えすること間違いなしの観光スポットです。「白金青い池」とも呼ばれ、カメラマンや写真家からも人気があります。
実は青い池、1988年の十勝岳噴火による災害を防ぐために建設された「堰堤」の付属設備として造られた人工の池なんです。

池が生まれた当時は、ほとんど見向きされることはありませんでした。しかし1997年にプロカメラマンの高橋真澄氏が青い池を見いだしました。出版した写真集に青い池を載せたことから、青池の存在が全国へと広まっていったのです。現在では各メディアが有名観光地として紹介し、SNS映えスポットとしても人気になりました。

青い池が「なぜ青いのか?」という点が気になるかと思いますが、理由は、近くで湧き出ている水酸化アルミニウムが川の水と混ざり合い太陽の光で青く見える、ということのようです。
四季を通して楽しめる青い池ですが、最もおすすめなのは秋です。周りの森が色づき、青い池がさらに幻想的な風景に生まれ変わります。ただし紅葉の季節は日が沈むのが早いので、訪れる時間には気をつけましょう。

住所 北海道上川郡美瑛町字白金
公式サイト なし
入場時間 日の出から日没まで見学可能
入場料 無料
電話 0166-94-3355
アクセス JR美瑛駅より車で約20分 道北バスで約20分

秋の味覚が楽しめる「さっぽろオータムフェスト」

さっぽろオータムフェスト

さっぽろオータムフェストは、「北海道・札幌の食」をコンセプトに、北海道中から美味しいグルメが札幌に集まる食の祭典です。開催期間は9月初旬から月末まで1ヶ月間。毎年200万人以上が訪れる北海道を代表するイベントです。

札幌の中心部大通り公園一帯が会場として使用され、1丁目会場では北海道のビールやドイツビールが楽しめるようになっていますし、4丁目会場では北海道のジビエ肉や魚介類が販売されています。ビールとジビエ肉で乾杯するのもおすすめです。
また5丁目会場では「HOKKAIDOラーメン祭り」が開催されています。北海道中からラーメン店が集結し、熱々のラーメンを堪能することができます。

そのほかにも、クラフトビールやワインが楽しめる7丁目会場、ご当地グルメや特産物が購入できる8丁目会場など、1日を通して楽しめるのがさっぽろオータムフェストの魅力です。
グルメを楽しみたい人や、北海道のお土産を購入したい人は、ぜひ訪れてみてください。

住所 北海道札幌市中央区大通西8丁目
公式サイト https://www.sapporo-autumnfest.jp/
開催期間 9月6日~9月29日(2019年)
営業時間 10:00~20:30(ラストオーダー20:00)
電話 011-281-6400 (札幌観光協会)
アクセス 地下鉄南北線「大通」、地下鉄東西線「西11丁目」下車すぐ

温泉も楽しめる!自然豊かな定山渓(豊平峡ダム)

豊平峡ダム

札幌市南区にある定山渓は、紅葉が楽しめる絶景スポットとして人気です。国立公園内の環境保護エリアでもあり、札幌ドーム約30杯分を貯められる豊平峡ダムもあります。
豊平峡ダム周辺は、切り立った岩肌と紅葉した木々のグラデーションが綺麗で、毎年多くの観光客が訪れる人気スポットです。札幌市内からのアクセスも良く、シャトルバスも運行しています。

また定山渓の近くには、100年以上の歴史を持つ小金湯温泉があります。明治時代から続く湯治場で、定山渓を散策した観光客が立ち寄り疲れを癒やして帰途につきます。
日帰りでも良いですが、時間があれば宿泊をしてみてください。

住所 札幌市南区定山渓840番地先
公式サイト http://www.houheikyou.jp/
期間 5月1日〜11月3日
営業時間 8時45分〜16時(電気バスの運行時間)
入場料 入場無料、電気バス利用は、往復/大人640円、子供320円 片道/大人360円、子供180円
電話 011-598-3452(豊平峡電気自動車)
アクセス JR札幌駅から車で約60分、定山渓温泉街から車で約8分

札幌からもアクセス抜群!絵画のような景色の「藻岩山」

藻岩山

札幌市の中央に位置する「藻岩山(もいわやま)」は、「日本新三大夜景」に認定された絶景スポットです。札幌駅から30分とアクセスが抜群によく、山頂からは札幌市内の夜景を一望できます。中腹まではロープウェイ、中腹から山頂までは「もーりすカー」と呼ばれるミニケーブルカーを利用して登ります。

「恋人の聖地」としても有名で、「幸せの鐘」や「愛の南京錠」など、カップルに喜ばれるスポットが満載です。さらに札幌市内を一望できるレストラン「THE JEWELS(ザ ジュエルズ)」もあります。このレストランは一面ガラス張りで180度の大パノラマを堪能できます。北海道観光の締めくくりに訪れてみてはいかがでしょうか。

住所 札幌市中央区伏見5丁目3番7号
公式サイト http://moiwa.sapporo-dc.co.jp/
営業時間 夏季営業 :10:30~22:00(上り最終21:30)、冬季営業 :11:00~22:00(上り最終21:30)、12/31大晦日11:00~17:00(上り最終16:30)、1/1元旦5:00~17:00(上り最終16:30)
料金 もいわ山麓駅→もいわ中腹駅→もいわ山頂駅(展望台)【ロープウェイ+もーりすカー(ミニケーブルカー)】大人1700円、子供850円
もいわ山麓駅→もいわ中腹駅【ロープウェイのみ】大人1100円、子供550円
もいわ中腹駅→もいわ山頂駅(展望台)【もーりすカー(ミニケーブルカー)のみ】大人600円、子供300円
電話 011-561-8177
アクセス 市電「ロープウェイ入り口」から無料シャトルバスでもいわ山麓駅まで5分。

絶景の大パノラマが一望できる「十勝岳望岳台」

十勝岳望岳台

日本百名山にも選ばれている十勝岳(標高2077m)は、秋の絶景スポットとして人気です。標高930mにある展望台「十勝岳望岳台」からは美瑛や富良野一帯を望めます。

秋になると、色づいた山々を眺めながら、ハイキングや登山を楽しむのもいいでしょう。展望台周辺には遊歩道が設けらえているため、初心者や体力に自信がない方にもおすすめです。

また十勝岳望岳台は、「青い池」に向かう途中にあるので、合わせて観光をしてみてください。登山で疲れたら、近くの白金温泉でホッと一息つくのもいいですね。

住所 北海道上川郡美瑛町白金
公式サイト なし
期間 冬季に閉鎖期間あり(年によって変動)
料金 無料
電話 796-093-373(美瑛町観光協会)
アクセス JR美瑛駅より車で約35分

札幌から巡る!2泊3日で北海道を満喫できるモデルコース

北海道は魅力的な観光地がたくさんありますが、「広すぎてまわり方が分からない」という人も多いです。実際に限られた日程では、十分にまわりきれないことが多いようです。

そこで2泊3日の限られた時間で、北海道を満喫できるモデルコースをご紹介します。スタートは札幌市内、3日目の夜までに新千歳空港に戻れるプランです。
先ほど紹介した観光スポットも、組み込みながら解説をしますので、参考にしてみてください。

【1日目】札幌市内を遊び尽くすプラン

1日目は新千歳空港から、札幌市内へ向かう人がほとんどかと思います。まずは札幌市内を満喫して、他の観光地に行くのがおすすめです。

①まずは札幌観光の定番「札幌市時計台」へ

札幌市時計台

札幌市の中心部にある「札幌市時計台」は、札幌観光の超定番スポットです。1878年に北海道大学の前身である、札幌農学校の演武場として建設されました。

建設当時、時計は設置されていませんでしたが、西洋式時計塔建築の人気が高まり、演武場にも巨大な時計が設置されたのが、時計台としての歴史の始まりです。
現在でも時計の針は動き続け、130年以上も時を刻み続けています。毎正時には鐘が鳴るので、時報に合わせて訪れてみてください。

②北海道のシンボルでもある「北海道庁旧本庁舎」で歴史を感じる

北海道庁旧本庁舎

北海道のシンボル「北海道庁旧本庁舎」は、「赤レンガ」の愛称で親しまれています。1888年に建設されて以来、80年に亘って使用されてきました。

使用されているレンガは、札幌市内近郊にあるレンガ工場で製造されたものです。またレンガは「フランス積み」され、まるで西洋を訪れたかのような外観が魅力的です。内部も西洋風のクラシックなイメージで、歴史を感じることができます。
現在は北海道の歴史をたどる資料館として無料開放されており、誰でも気軽に立ち寄ることができます。

③「さっぽろオータムフェスト」で北海道の味覚を食べ尽くそう

さっぽろオータムフェスト

ランチタイムは「さっぽろオータムフェスト」で、北海道の味覚を味わいましょう。北海道各地のグルメが集まるだけでなく、同時開催されている「さっぽろオクトバーフェスト」でビールを味わったり、各地の名産品を購入したりできます。

また「さっぽろオータムフェスト」の会場となっている大通公園では、頻繁にイベントやお祭りが開催されています。観光する日程に、どんなイベントがあるのかチェックしておくと、さらに楽しめるかもしれません。

④藻岩山で札幌市内の紅葉と夜景を堪能する

藻岩山

夕方から夜にかけては、藻岩山観光がおすすめです。札幌市内から市電に乗り「ロープウェイ入口」で下車(20分)し、「もいわ山麓駅」までの無料シャトルバス(5分)に乗り換えます。もいわ山麓駅に到着をしたらロープウェイで紅葉を楽しみつつ、中腹まで上がっていきます。中腹から山頂まではミニケーブルカーを利用してください。

夕方からロープウェイに乗って紅葉をじっくりと堪能し、夜は山頂で札幌の夜景を楽しみましょう。もし予算に余裕があるなら札幌市内を一望できるレストラン「THE JEWELS(ザ ジュエルズ)」で贅沢なディナーもおすすめです。180度の大パノラマを堪能しながら、料理とお酒を楽しんでみてください。

札幌市時計台
住所 札幌市中央区北1条西2丁目
公式サイト http://sapporoshi-tokeidai.jp/
休館日 年始(1月1日~1月3日)
営業時間 8時45分~17時10分
観覧料 大人200円(高校生以下無料)、団体180円(20名以上の場合)
電話 011-231-0838
アクセス JR札幌駅南口徒歩約10分、市営地下鉄南北線、東西線、東豊線「大通駅」下車
市役所側出口徒歩5分
北海道庁旧本庁舎
住所 北海道庁旧本庁舎
公式サイト http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/sum/sk/akarenga.htm
休館日 年末年始
営業時間 8時45分~18時00分
入館料 無料
電話 011-204-5019
アクセス 地下鉄南北線、東豊線、JR線「さっぽろ(札幌)」 下車徒歩8分、地下鉄南北線、東西線、東豊線「大通」 下車徒歩9分

【2日目】インスタ映えの「青い池」と絶景の「十勝岳望岳台」

①紅葉でさらに綺麗になる「青い池」

青い池

1日目で札幌を満喫できたという人は、少し足を伸ばして「青い池」へ写真撮影に行ってみましょう。最近は「青い池」目当てで北海道旅行をする人も多く、特にインスタグラムなどのSNSが好きな人にはおすすめの観光地です。

紅葉の時期になると、青い池と紅葉で染まった山々のグラデーションが綺麗で、写真の撮りがいがありますよ。

札幌からのアクセスは、
札幌駅→旭川駅(1時間20分)、旭川駅→美瑛駅(32分)、美瑛駅→青い池入り口(約25分)
札幌から2時間半ほどかかるので、早朝から出発することをおすすめします。

②レンタカーの人は「十勝岳望岳台」にも立ち寄ってみよう

十勝岳望岳台

また札幌からレンタカーを借りて観光をするという方は、青い池に行く途中、十勝岳望岳台に立ち寄って見てください。駐車場から展望台まで930mほどなので気軽に立ち寄れます。

【3日目】定山渓で紅葉狩り!日帰り温泉も

最終日の3日目は札幌市の郊外にある、定山渓での紅葉狩りや日帰り温泉がおすすめです。札幌市内中心部からは車で60分ほど。レンタカーを借りておけば、そのまま新千歳空港まで行くこともできます。

①定山渓・豊平峡ダムで紅葉狩りを楽しむ

豊平峡ダム

豊平峡ダムにアクセスするには、まず豊平峡駐車場まで行く必要があります。駐車場は250台分ありますが、紅葉シーズンは国内外から観光客が押し寄せまますので、満車になっている可能性があります。満車になっていたら、定山渓観光案内所か豊平峡温泉まで戻って車を停め、「豊平峡ダムライナー」に乗って豊平峡ダムに向かってください。

豊平峡駐車場に到着後は、歩きで紅葉を楽しみながらダムを目指すか、「ハイブリッド電気バス」に乗車してダムへ行くという方法があります。ゆっくりと紅葉狩りを楽しみたい方は徒歩、サクッと景色を楽しみたい方はバスを利用してみてください。

②北海道旅行の疲れを日帰り温泉で癒す

定山渓温泉

旅行3日目ともなれば旅行の疲れが溜まってきているころです。定山渓近辺には温泉街が多数あるので、日帰り温泉で疲れを癒しましょう。

おすすめは、100年以上前から営業する老舗温泉宿「小金湯温泉」です。です。泉質は単純硫黄泉質で、効能は皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛など。3日間の疲れを癒すには最適な場所です。別料金で貸切風呂も用意されているので、家族や恋人とのんびりするのもいいでしょう。

秋の北海道は2泊3日でも十分に楽しめる

北海道は広大な土地に観光地が点在していますが、札幌を拠点としたプランは比較的立てやすいかと思います。札幌周辺には、秋を感じられるスポットが多いので、北海道初心者の人は札幌周辺から観光をしてみてくださいね。

それでは今回紹介した観光スポットとモデルコースを参考に、北海道旅行の計画を立ててみてくださいね。