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ピーチ航空は関西国際空港を拠点とし、国内外に約50路線を有する国内最大規模、かつ日本で最初のLCC(ローコストキャリア)です。
そんなピーチには、独自のポイントシステムである「ピーチポイント」があることをご存知でしょうか。
ピーチポイントは航空券の購入時等に利用できますが、マイルとは異なる貯め方をします。
そこでこの記事では、ピーチポイントの概要や貯め方をマイルとの違いを中心に解説し、ポイントの有効期限や譲渡禁止などピーチポイントを使う際の注意点について説明しています。
日頃からピーチをよく利用する方はもちろん、これからピーチを利用したいと考えている方も、ぜひ参考にしてください。

ピーチポイントとは?

ピーチポイントは、ピーチの航空券の購入や、手数料の支払い等に利用できるポイントです。
ピーチポイントで支払うと、現金やクレジットカード等で支払うよりお得になる場合がある上、1ピーチポイント=1円として現金の代わりに使うこともできます。
また、ピーチポイントには他社のポイントシステムとは少し異なる、ユニークな特徴があります。

ピーチポイントはマイルではない

ピーチには、JALやANAのように、搭乗の度にマイルが付与されるマイレージプログラムがないため、ピーチの飛行機に乗ってもピーチポイントは付きません
では、どうすればピーチポイントは付与されるのでしょうか。

ピーチポイントはキャンセル時の払い戻しで付与される

ピーチのチケットをキャンセルすると、ピーチでは運賃を現金で払い戻しせず、ピーチポイントで払い戻します(これについては後程詳しく解説します)。
つまり、ピーチポイントは飛行機に乗ることで付与されるポイントではなく、飛行機をキャンセルすることで付与されるポイントということになります。
ピーチポイントを利用するのであれば、チケットをキャンセルした時に払い戻されるピーチポイントを貯めるか、ピーチの公式サイトでは販売されているピーチポイントを購入しなければなりません。
次項でピーチポイントを入手する方法を解説します。

ピーチポイントの貯め方

ピーチポイントを貯めるには、次のような方法があります。

キャンセルによるピーチポイントでの払い戻し

前に述べたように、ピーチでは購入済みのチケットがキャンセルされると、運賃を現金ではなく、ピーチポイントで払い戻しします。
払い戻しの手続きをするとすぐにピーチポイントが付与されるわけではなく、手続きの申請からピーチポイントが発行されるまでは約1週間かかります。
また、ピーチポイントは利用者が登録したメールアドレスにメールで送られてくるので、誤って消去しないようピーからのメールには注意してください。
送信メールアドレスはitinerary@resmail.flypeach.comです。
なお、ピーチポイントのメールはHTML形式で届きます。
HTML形式は、携帯電話の機種によっては受け取れない場合がありますので、メールアドレスはパソコンのアドレスを登録しておいた方がいいでしょう。

現金での払い戻しはできない

ピーチでは、「お客様都合」でキャンセルすると、現金やクレジットカードへの払い戻ではなく、必ずピーチポイントで払い戻しされます。

払い戻しのない運賃タイプがある

ピーチには運賃タイプがシンプルピーチ、バリューピーチ、プライムピーチの3種類あり、このうち最も運賃の安いシンプルピーチはチケットのキャンセルができません。
止むを得ずキャンセルしても、支払った運賃は払い戻しされませんので注意してください。
チケットをキャンセルした際、運賃の払い戻しがあるのは、バリューピーチ、プライムピーチの2つです。
最も運賃の高いプライムピーチは、運賃全額がピーチポイントで払い戻されますが、バリューピーチは運賃から手数料1,100円を差し引いた残りの金額がピーチポイントで払い戻されます。
下記に、ピーチの運賃タイプごとの払い戻し金額を一覧表にまとめましたので参考にしてください。

運賃タイプ シンプルピーチ バリューピーチ プライムピーチ
払い戻し 不可 運賃から払い戻し手数料の1,100円を引いた金額をピーチポイントで払い戻し 運賃全額をピーチポイントで払い戻し。払い戻し手数料はかからない。

なお、払い戻しの対象になるのは運賃だけで、座席指定料金や手荷物預け入れ料金などは払い戻しの対象とはなりません。
また、キャンセルの手続きができるのは、出発時刻の1時間前までとなっています。
その時刻を過ぎるとバリューピーチやプライムピーチであっても払い戻しができなくなり、シンプルピーチのキャンセル時と同じく、支払った料金の全額を失うことになるので、早めに手続きをしましょう。

悪天候時の払い戻しはピーチポイント以外でもOK

台風や大雪など悪天候が原因で飛行機の欠航や遅延が決定した時のキャンセルは、全運賃タイプの払い戻しが手数料なしでできます。
払い戻しを受け付ける場所や、チケットを購入した際の支払い方法によっては、次のようにピーチポイント以外での払い戻しも可能です。

受付場所 WEBサイト コンタクトセンター 空港カウンター
払い戻し方法 支払い方法によって異なる 銀行口座振り込みによる払い戻し
またはピーチポイントでの払い戻し
WEBサイトで受付した場合
支払方法 払い戻し方法を選択
コンビニ払い/ATM/ネットバンキング/

クレジットカード決済/バーコード決済/
ピーチポイント

銀行口座振り込み/ローソン・セブン銀行ATM/ドコモ口座/ピーチポイント
支払い方法と同じ払い戻し方法/ピーチポイント

ピーチポイントを購入する

ピーチポイントはピーチの公式サイトで購入することができますが、購入の際は最初にピーチアカウントへの登録が必要です。
アカウントを登録すると、ピーチアカウントサイト内のピーチポイント管理ページからポイントの購入ができるだけでなく、予約便の確認や変更、予約したホテルやレンタカーの情報確認などさまざまな情報を一括で管理できます。
登録料は無料。名義人の名前やメールアドレスなど必要事項を入力してアカウントを登録すれば、すぐに利用できるようになります。
ピーチポイントは、3,000円分、4,000円分、5,000円分、10,000円分、15,000円分、20,000円分、25,000円分の単位で購入ができ、1ポイントずつ購入することはできません。
自分用に購入しても、友人や家族へのプレゼント用として購入することもできますが、ピーチポイントの名義は全てピーチアカウントを購入した人の名義人となります。
後程詳しく述べますが、ピーチポイントはポイントの名義人が搭乗者に含まれていないと利用できない決まりとなっているため、特にプレゼントする場合は注意してください。
ピーチポイント購入時の支払い方法は、クレジットカード決済、バーコード決済、コンビニエンスストアでの支払い、ATMでの支払い、ネットバンキング決済から選べ、購入したピーチポイントは、ピーチポイントの名義人のメールアドレスにメールで送られてきます。
送信メールアドレスは、noreply@resmail.flypeach.comで、払い戻しのピーチポイントが送られてくるメールアドレスとは異なります。
noreply@resmail.flypeach.comから送られてきたメールは、間違って消去しないようにしてください。

ピーチカード会員入会の特典

ピーチが発行するクレジットカード「ピーチカード」の会員になると、特典としてピーチポイントが付与されます。
年会費無料のベーシック会員は、入会時に1,000ポイント、年会費有料のプレミアム会員は、入会時に2,000ポイントが付与されます。

カード会社のポイントをピーチポイントに交換

ピーチカードには、提携しているクレジット会社によりJCBピーチカードとVISAピーチカードの2種類があります。
この提携クレジット会社のポイントをピーチポイントに交換することができます。

JCBピーチカード VISAピーチカード
ベーシック会員 Okidokiポイント1ポイントをピーチポイント5円相当(5ポイント)に交換 1Vポイントをピーチポイント1円相当(1ポイント)に交換
プレミアム会員 Okidokiポイント1ポイントをピーチポイント8円相当(8ポイント)に交換 1Vポイントをピーチポイント1円相当(1ポイント)に交換

ピーチポイントを貯めたいなら、JCBのカードにした方が早く貯まりそうですね。
ほかにもピーチカード会員になると、会員限定のお得なセールが利用できるなどさまざまな特典があるので、ピーチをよく利用する方にはピーチカードへの入会をおすすめします。

ANAマイルをピーチポイントに交換する

ピーチはANAの連結子会社です。
そのため、ANAのマイルをピーチポイントに交換することができます。
1ANAマイル=0.9ピーチポイントと交換率は90%ですが、ANAのマイレージプログラムに参加していて、お得にピーチポイントを貯めたい方にはおすすめの方法です。
ANAマイルをピーチポイントに交換するには、ANAの公式サイトでANAのマイルをピーチポイント交換用の電子クーポン(eギフトカード)に交換する操作を行います。
電子クーポンが発行されたらクーポン番号とパスワードを確認し、今度はピーチの公式サイトのピーチアカウントにログインして、「ピーチに交換【ANAマイル】」ページにアクセスし、電子クーポンのクーポン番号とパスードを入力してピーチポイントを発行します。
発行されたピーチポイントは、ポイント番号とセキュリティコードを入力すれば利用できるようになります。
ただし、電子クーポン(eギフトカード)からピーチポイントへの交換は、次のように期限が設けられており、期限を過ぎると無効となってしまうので注意してください。

ANAマイルからeギフトカードへの交換の時期 eギフトカードからピーチポイントへの交換期限
4月1日~9月30日 同じ年の10月31日まで
10月1日~3月31日 同じ年の4月30日まで

ポイントサイト経由でANAマイルを貯める

ANAマイルはピーチポイントに交換できますが、ピーチポイントはANAマイルに交換できません。
しかし、ポイントサイトを経由することで、ピーチでANAマイルを貯められる裏ワザがあります。
モッピーなどのポイントサイトを通じて航空券予約サイトにアクセスし、ピーチのチケットを購入するとポイントが付与されるので、そのポイントを貯めるとANAのマイルに交換することが可能です。
ただし、この方法では、ピーチのチケットを購入する際、ピーチポイントでの支払いはできません。
後程解説しますが、ピーチポイントが利用できるのは、ピーチ公式WEBサイト、ピーチコンタクトセンター、ピーチ空港カウンターに限られています。
航空券予約サイトや旅行代理店などでピーチポイントを使うことはできません。

キャンペーンでのプレゼント

ピーチポイントはほかにも各種キャンペーンでプレゼントされることがありますので、ピーチの公式サイトをこまめに見て、キャンペーンの実施情報をチェックしましょう。

ピーチポイントの確認方法

ピーチポイントを貯めているなら、ピーチアカウント内のピーチポイントのページでどれくらい貯まっているのかが確認できます。
ピーチポイントのページには、有効なピーチポイントとそのポイント番号、有効期限などが記されているので、知りたいことが一目でわかります。
また、キャンセルの払い戻しや購入などによりピーチポイントが発行されると、お知らせのメールが届くので、メールで確認することもできます。
ピーチポイントが貯まったらどのように使うのがいいか、次項で説明いたします。

ピーチポイントの使い道

貯まったピーチポイントは、次のような料金を支払う時に、現金の代わりとして利用することができます。

  • チケットの料金
  • 座席指定等の料金
  • 受託手荷物(荷物預け入れ)の料金
  • 上記に付随する手数料や税金

ピーチポイントでの支払いは、ピーチのWEBサイト、コンタクトセンター、空港カウンターで行うことができる上、WEBサイトとコンタクトセンターならクレジットカードなどほかの支払い方法との併用もできます。
例えばピーチのチケットを購入する際、全額ピーチポイントで支払うこともできますが、ピーチポイントがそれほど貯まっていないなら、クレジットカードと併用して使うのがおすすめです。
ピーチではチケットを購入する際、チケット代のほかに支払い手数料がかかります。
支払い手数料は、下の表にあるように支払い方法によって料金が変わります。
支払い手数料はピーチポイントで支払うのが最も安く、ほかの支払い方法の約1/3ですみます。
チケットはクレジットカードで支払い、手数料はピーチポイントで支払うのが、お得な買い方といえます。

支払い手数料
クレジットカード払い
バーコード決済
640円
コンビニエンスストア払い
ATM、ネットバンキング決済
690円
ピーチポイント払い 220円(220ポイント)

ピーチポイントの利用の仕方

ピーチのWEBサイトでピーチポイントを使って支払いたい時は、次の3ステップを踏めば簡単に手続きができます。
【ステップ1】
「最終確認・購入」画面の「お支払方法」から「ピーチポイント」を選択してクリックします。
【ステップ2】
ポイント番号とセキュリティコードを入力して「追加する」ボタンをクリックします。
ピーチポイントは1度に5つまで利用できます。
例えば、いくつも貯まっている払い戻しのピーチポイントを利用したい時などは、各ピーチポイントのポイント番号とセキュリティコードを入力して「追加する」ボタンをクリックする操作を、最大5回まで繰り返すことになります。
ポイント番号がわからない時は、前に述べたように、ピーチポイントが発行された時のお知らせメールか、ピーチアカウントサイトのピーチポイント管理画面で確認してください。
【ステップ3】
「ピーチポイント利用合計」が示されますので、金額に誤りがなければそのまま購入へと進みます。
以上がWEBサイトでのピーチポイント利用方法です。
コンタクトセンター、空港カウンターでは、スタッフにピーチポイントの利用を伝え、手続きしてもらってください。

座席指定料金をピーチポイントで支払う

ピーチの座席の料金は、安い方から順にスタンダードシート、プレジャーシート、スマートシート、ファストシートの4段階に分かれており、同じグレードの座席でも座席指定を申し込んだ場所(WEBサイト、コンタクトセンター、空港カウンター)によって料金が変わります。
しかも、チケット申し込みと同時に座席指定を申し込んだのか、あるいはチケットを購入後に座席指定を追加したのかによっても料金が変わります。
ピーチのWEBサイトで国内線のチケット購入と同時に座席指定を申し込んだ場合が最も安くなり、その料金は以下の表の通りです。

座席の種類 座席状況 国内線の座席指定料金
ファストシート 最前列のシートで、足元のスペースが広くゆったりしていて快適 1,490円
スマートシート 機体前方部の2列目から5列目、および非常口座席で、早く降りられる。 990円
プレジャーシート 機体前方部の6列目から11列目、および窓側の座席で、景色が楽しめる。 740円
スタンダードシート 上記以外の座席 690円

前に述べたようにピーチにはシンプルピーチ、バリューピーチ、プライムピーチの3つの運賃タイプがあり、最も運賃の安いシンプルピーチは全座席指定が有料ですが、バリューピーチはファストシートとスマートシートの2つの座席指定が有料、最も運賃の高いプライムピーチはファストシートの座席指定のみが有料で、それ以外の座席の指定に料金はかかりません。
座席指定料金分のピーチポイントがあれば、最も運賃の安いシンプルピーチのチケットを購入して好みの座席をピーチポイントで支払えるため、お得で快適な空の旅が楽しめます。

スペースシートオプション料金にも使える

ピーチポイントは、スペースシートオプション料金にも利用可能です。
スペースシートオプションとは、指定した座席の隣の席を確保するサービスのことで、座席指定料金とは別に、国内線で2,000円、国際線で3,000円かかります。
座席指定料金より高額ですが、隣り合った席を連続して確保できるため、ゆったり手足が伸ばせます。
特に小さな子供を連れた家族にはおすすめで、子供が横になって眠ることも遊ぶこともできます。
ピーチポイントをお持ちの子供ども連れで搭乗する方は、検討してみてはいかがでしょう。

受託手荷物料金をピーチポイントで支払う

ピーチでは、受託手荷物(預け入れる荷物)の料金をピーチポイントで支払うことができます。
受託手荷物の料金は運賃タイプによって異なり、運賃の比較的高いバリューピーチや最も高いプライムピーチでは受託手荷物の一部が無料になりますが、運賃の最も安いシンプルピーチは全受託手荷物が有料です。
また、受託手荷物の手続きをWEBサイトで申し込んだか、コレクトセンターや空港カウンターで申し込んだかによっても料金が変わります。
さらに、受託手荷物の手続きをチケット購入と同時に申し込んだのか、チケット購入後に改めて追加したのかによっても料金が変わります。
受託手荷物料金は、WEBサイトでチケット購入と同時に申し込んだ場合の料金が最も安く、次の表のようになります。

受託手荷物料金 シンプルピーチ バリューピーチ プライムピーチ
1個目 1,950円 無料 無料
2個目 1,950円 1,950円 無料
3個目~5個目(1個当たり) 1,950円 1,950円 1,950円

また、預け入れる荷物には次のような決まりがあります。

大きさ 大きさ 高さ、奥行き、幅の3辺の長さの合計が203cm以内
個数 1人5個まで
重さ 荷物1個の重さは20㎏(最大32㎏)まで(20㎏~32㎏は超過料金が必要)で、荷物の総重量は1人100㎏まで

スポーツ用品の預け入れ料金

ピーチでは、スキー板やサーフボードなどスポーツ用品を預け入れるには、上記の受託手荷物料金とは別に費用がかかります。

スポーツ用品 シンプルピーチ バリューピーチ プライムピーチ
スキー、ゴルフ 2,200円
自転車 3,900円
サーフボード 5,100円

このスポーツ用品預け入れ料金も、ピーチポイントでの支払いが可能です。
バリューピーチやプライムピーチでは受託手荷物の一部が無料になりますが、スポーツ用品の預け入れは全運賃タイプで有料です。
スポーツ用品の預け入れをピーチポイントで支払えば、スポーツ用品を無料で預けたような気分を味わえます。

手数料や税金をピーチポイントで支払う

前に述べたように、ピーチではチケットを購入する際、チケット代とは別に支払い手数料がかかります。
また、コンタクトセンターや空港カウンターでチケット予約の手続きをする際には、スタッフの手を介して手続きをするためコストがかかり、乗客から別途予約手数料を徴収しています。
さらに、購入したチケットを変更する際にも、手続きにコストがかかるため、一部変更手数料が徴収されます。
これらの手数料は、1人につき2~3,000円台ですが、家族やグループでの旅行だと1万円を超えることがあるため、運賃が安くても手数料で損した気分になるかもしれません。
通常、航空券の料金には運賃のほかに、これら手数料や空港使用料、国際線なら出国税などの税金が含まれています。
しかしピーチでは航空券の料金を一括りにせず、運賃、手数料、税金などをそれぞれ分けて表示しているに過ぎません。
こうした手数料や税金の支払いにピーチポイントを利用すると、運賃にしかお金を払っていないように錯覚するので、お得に感じるでしょう。

ピーチポイントは有効期限内に使わないと失効する

ピーチポイントは使い方によってはお得でが、有効期限がある点に注意しなくてはなりません。

ピーチポイントの有効期限は180日

ピーチポイントの有効期限は、発行から180日、約半年です。
有効期限内であればいつでも利用できますが、有効期限を過ぎたポイントは失効し、使うことができません。
ピーチポイントの有効期限は、発行の際に送付されるメールや、ピーチアカウントサイト内のピーチポイントの画面で確認できます。
ピーチポイントの有効期限は延長できないため、全部期限内に使い切りたいところですが、半年という期間は出張の多いビジネスパーソンでもない限り、使うのが難しいかもしれません。
しかし、次項に述べる裏ワザで、有効期限を延長することができます。

ピーチポイントの有効期限延長の裏ワザ

ピーチポイントは、チケットをキャンセルした際の払い戻し金として発行されます。
180日以内に使い切れないピーチポイントがあるのなら、そのピーチポイントでいったん何らかのチケットを購入し、購入したチケットをキャンセルすれば、運賃が再びピーチポイントとして払い戻されるので、有効期限をもう半年延長することができます。
ただし、購入するチケットは必ずプライムピーチにしてください。
シンプルピーチは払い戻しができませんし、バリューピーチは取り消し手数料の1,100円を差し引いた残りの金額しかピーチポイントとして払い戻しされません。
プライムピーチなら支払った金額の全額がピーチポイントとして返ってきます。
しかし、プライムピーチでも支払い手数料は戻って来ないので、チケット代から支払い手数料を差し引いた金額が、ピーチポイントとして払い戻されることになります。
ちなみに、ピーチポイントで購入したチケットをキャンセルして再び得られたピーチポイントでチケットを購入してキャンセルしても、問題なくピーチポイントは戻って来るようです。
つまり、「チケットを購入してキャンセルする」という操作を繰り返せば、理論的には有効期限を延ばし続けることが可能です。
ただし、支払い手数料はその度に差し引かれてしまうため、やはり有効期限内に使い切るのがおすすめです。

ピーチポイントは譲渡や現金化ができない

ピーチポイントの使い方として注意しなければならないのはもう1つ、ピーチポイントの名義人が搭乗者に含まれていなければならない点です。
前に述べたように、ピーチポイントの名義人はピーチアカウントの名義人となります。
ピーチアカウントの名義人が家族のためにピーチポイントを購入し、そのピーチポイントでチケットを買った場合、搭乗者のメンバーにピーチアカウントの名義人本人が含まれていないと、たとえ家族であっても利用できません。
ここまで厳格に名義人にこだわるのは、転売による現金化を防ぐためです。
ピーチポイントはかつてネットオークションなどで売買されたことがあり、その経験を踏まえ、ピーチは現在、ピーチ公式サイトでピーチポイントの名義変更、譲渡、転売の禁止を明確化しています。
ピーチポイントは必ず名義人本人でないと利用できない決まりとなっているため、有効期限内に使い切るには、できるだけ多くピーチを利用するしかありません。

まとめ:ピーチポイントを上手に使ってお得な旅を

ピーチポイントの、貯め方、使い方、注意点などを紹介しました。
ピーチポイントには制約がありますが、ピーチはチケットが格安であるため、ピーチポイントをうまく使えば、さらにお得な旅が快適に楽しめます。
関西在住等ピーチの飛行機によく乗る方は、ピーチポイントを上手に利用してお得な旅を楽しんでくださいね。