国内旅行の行き先として人気がある北海道。
グルメ、文化遺産、広大な自然を楽しめるのが魅力で、子供連れにもおすすめの観光スポットが多くあります。
北海道の冬は厳しく旅行先としては不向きと思われるかもしれませんが、実は、最も北海道を満喫できる時期は冬です。
今回は北海道の中でも観光スポットが多い札幌で、子供と一緒に楽しめる場所を紹介します。
牛乳作りを見学!雪印メグミルク酪農と乳の歴史館
「雪印メグミルク酪農と乳の歴史館」は、北海道の歴史やグルメを楽しめる観光スポットです。
札幌には乳製品で有名な雪印メグミルク株式会社の工場があり、工場の隣に歴史館もあります。
乳製品好きにおすすめしたいスポットですが、乳製品の他にも実際のスキージャンプで使われるスキー板などが展示されています。
工場見学は事前予約制で、札幌工場では牛乳の製造過程を見られたり、2Fの展示室を見学可能です
小さな子でも楽しめるよう、展示物や解説には工場模型や製造機器の動くジオラマや、クイズ形式の解説など工夫がこらされています。
普段見かける食品がどのように作られ食卓に並ぶのか知る機会になり、ちょっとしたお土産もあるので、子供の社会見学としてもおすすめです。
また、工場内にはカツゲン神社があります。
カツゲンとは北海道限定で販売されている乳製品で、受験合格のゲン担ぎとしても有名です。
受験を控えた子供のために、観光をかねて祈願してみるのもいいでしょう。
住所 | 北海道札幌市東区苗穂町6丁目1-1 |
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電話番号 | 011-704-2329 |
公式サイト | https://www.meg-snow.com/fun/factory/sapporo/ |
営業時間 | 【受付時間】 9:00~11:30、13:00~17:00休館:土日祝日・年末年始 【開催時間】※2025年1月時点でAコース(ファミリー向け)のみ 10:00、11:00、13:00、14:00、15:00(所要時間60分、要1営業日前予約) |
アクセス情報 | 新千歳空港駅から札幌駅まで電車(エアポート)で最速33分→札幌駅北口バスターミナルから中央バスに乗り北6条東19丁目バス停で下車→徒歩約8分 |
ペンギン戦隊参上!新さっぽろサンピアザ水族館
「新さっぽろサンピアザ水族館」は、札幌市にある都市型の小さな水族館です。
ホッケやカニといったよく食卓にあがる魚の他に、カワウソ、マゼランペンギン、ゴマフアザラシなど約200種1万点の魚が飼育、展示されています。
マリンスタッフによる餌やり、動物たちが餌を食べる様子を見られるもぐもぐタイムなど、定期的にさまざまなイベントを開催しているので、子供でも飽きずに楽しめるでしょう。
当水族館の売りといえば、なんといっても愛らしいペンギンたちです。
SNSではペン村と呼ばれるペンギン広場では、それぞれニックネームがついたかわいいペンギンの住んでいる様子を眺められます。
その人気から「海遊戦隊ペンギンレンジャー」という公式キャラクターが誕生したほどです。
冬の寒さも吹き飛ぶ愛らしさに、子供も大人も夢中になってしまいます。
小さな水族館なので子供が迷子になる心配も低く、大型ショッピングセンターに隣接している立地の良さもおすすめポイントです。
住所 | 北海道札幌市厚別区厚別中央2条5丁目7-5 |
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電話番号 | 011-890-2455 |
公式サイト | http://sunpiazza-aquarium.com/index.html |
営業時間 | 10:00~17:00 ※入場券の販売は閉館30分前まで(年中無休、閉館時間は季節により変わる場合あり) |
アクセス情報 | 新千歳空港駅から札幌駅まで電車(エアポート)で最速33分→札幌駅から新札幌駅まで電車で15分→徒歩約3分 |
親子で楽しめるコーナーがいっぱい!札幌市青少年科学館
「札幌市青少年科学館」は、大人も子供と一緒に楽しめると評判のスポットです。
宇宙や天文学、人体にまつわるものまで200以上の展示物があり、見て触れてのさまざまな体験ができます。
展示物の中でも世界初の導入として知られる「人工降雪装置」は見ものです。
雪が降るメカニズムを学ぶことができる、雪の多い北海道ならではの展示物と言えるでしょう。
ほかにも、体の動きに合わせて映像が変化する「スノードームシアター」、マイナス30度の世界を味わえる「低温プレイグラウンド」などがあり、寒冷地らしい科学体験が可能です。
さらにロボットやプラネタリウムなど、子供から大人まで夢中になってしまう展示物が豊富にあります。
大型商業施設に隣接しているので、科学館に寄ったついでに買い物を済ませられるという利便性の高さも人気の秘密です。
中学生以下は入場料無料なので、小中学生の子供を連れた北海道観光なら候補に入れてみてください。
住所 | 北海道札幌市厚別区厚別中央1条5丁目2-20 |
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電話番号 | 011-892-5001 |
公式サイト | http://www.ssc.slp.or.jp/ |
営業時間 | 10月~4月 9:30~16:30 5月~9月 9:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで 休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館)、毎月最終火曜、祝日の翌日、 特別展最終日の翌日、12月27日~翌年1月4日まで ※GWや特別展期間中は無休 |
アクセス情報 | 新千歳空港から電車(エアポート)で新札幌駅まで→新札幌駅からサンピアザ経由で徒歩約5分 |
冬でも思いっきり遊べる!国営滝野すずらん丘陵公園
「国営滝野すずらん丘陵公園」は、札幌で年中通して人気の観光スポットです。
冬はスノーフェスティバルや花火大会が開催され、多くの観光客を集めています。
子供連れにおすすめのポイントは、小中学生は入場料無料な上、雪遊びができる点です。
冬場はゲレンデがオープンし、そり遊びや歩くスキーを楽しめます。
スキーウェアやスキー用具はレンタルでき、子供向けのスキー教室を開催する期間もあるので、ウィンタースポーツ初心者でも気軽に楽しめるでしょう。
公園内ではシャトルバスが運行されることもあり、広い園内でも楽に移動ができます。
あちらこちらにある休憩スペースでお弁当を食べたり、園内のレストランで食事を楽しむことも可能です。
荷物を預けられるロッカーもあるので活用してください。
広い場所で思い切り雪遊びできる貴重な観光スポットで、子供と一緒に時間を忘れて遊んでみてはいかがでしょうか。
住所 | 北海道札幌市南区滝野247 |
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電話番号 | 011-594-2222 |
公式サイト | http://www.takinopark.com/index.html |
営業時間 | 4月20日~5月31日、9月1日~11月10日 9:00~17:00 6月1日~8月31日 9:00~18:00 12月23日~3月31日 9:00~16:00 ※4月19日と12月22日が日曜の場合は、4月19日・12月22日に開園 |
アクセス情報 | 新千歳空港から札幌駅まで電車(エアポート)で最速33分→札幌市営南北線(地下鉄)さっぽろ駅から真駒内駅まで電車で約18分→真駒内駅からすずらん公園東口までバスで約32分 |
農産業に大接近!サッポロさとらんど
北海道の大自然と触れ合う観光を楽しめるのが「サッポロさとらんど」です。
札幌ドーム14個分の総面積を有する広大な田園テーマパークで、自然との触れ合いはもちろん、都市と農業の共存もテーマに掲げています。
園内には体を動かして遊べるアスレチックエリア、自転車や小さな鉄道に乗れる乗り物エリア、ヤギや羊などの動物と触れ合える牧場エリアなどがあり、どれも子供にとって貴重な体験になるでしょう。
季節に合わせたイベントも多く、冬にはクリスマスパンやリースの製作、かまくらテラスといった催しが楽しめます。
農作物の収穫、バターやアイスクリーム作りといった、農作物・畜産物に関わる体験が充実しているのも特徴です。
前日までに予約が必要なものもありますが、当日の受付が可能なものや予約不要の体験もあるので、子供が興味のある分野を見てから冬の観光に合わせるのもおすすめです。
住所 | 北海道札幌市東区丘珠町584-2 |
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電話番号 | 011-787-0223 |
公式サイト | https://www.satoland.com/ |
アクセス情報 | 新千歳空港駅から札幌駅まで電車(エアポート)で最速33分→札幌市営南北線(地下鉄)さっぽろ駅から北34条駅まで電車で約7分→北海道中央バスで中沼小学校行(東76)に乗車し、丘珠高校前で下車→徒歩約10分 |
そり・スキーで遊べる!モエレ沼公園
「モエレ沼公園」は、世界的に有名な彫刻家イサム・ノグチが設計したことで知られています。
四季折々の自然が美しく、季節を問わず人気がありますが、特に冬の雪景色が見どころです。
美しい雪景色とともに雪まつりやスノーキャンドルといったイベントも楽しめ、観光の思い出を作ることができます。
モエレ沼公園が子供連れに人気がある理由は、誰でも無料で入場でき、雪遊びができることです。
歩くスキーやそり遊び用のスペースが設けられ、道具のレンタルも可能なので、事前準備なくウィンタースポーツを堪能できます。
雪遊び以外にもガラスのピラミッドや海の噴水など、芸術を楽しめる要素も豊富なので、大人も退屈しません。
デザインや建築の分野で数々の受賞歴を誇るモエレ沼公園で、イサム・ノグチが残したアーティスティックな世界を満喫してください。
住所 | 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1 |
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電話番号 | 011-790-1231 |
公式サイト | http://moerenumapark.jp/ |
営業時間 | 7:00~22:00 ※西口、南口ゲートは19:00までの開放 (園内無休、各施設はそれぞれ休業日あり) |
アクセス情報 | 新千歳空港駅から札幌駅まで電車(エアポート)で最速33分→地下鉄(さっぽろ駅)から環状通東駅まで電車で約6分→からバスで25分 地下鉄環状通東駅より中央バス東69・79どちらかでモエレ公園東口まで、東61でモエレ沼公園西口まで |
雪景色を背に大志を抱こう!羊ヶ丘展望台
「羊ヶ丘展望台」は、クラーク博士の像があることで有名な観光スポットです。
冬場でも展望台から北海道の広大な景色を楽しめ、札幌ドームまできれいに見通せます。
クラーク博士に聞いてほしい将来の夢や希望があれば、専用の用紙に書いて投函することも可能です。
夢と希望を乗せたクラーク旅立ちの鐘の音が、冬の澄んだ空に響き渡ることでしょう。
小さな子供におすすめなのは、かまくらや雪だるまを作るといった昔ながらの雪遊びを体験できる点です。
冬期になるとスノーパークが開かれ、チューブすべりや歩くスキーといった季節らしい遊びにも参加できます。
入場料だけでさまざまなアクティビティが楽しめ、道具のレンタルも無料です。
手ぶらで来ても満喫できる観光スポットなので、子供と一緒に雪遊びに没頭してみてください。
住所 | 北海道札幌市豊平区羊ヶ丘1番地 |
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電話番号 | 011-851-3080 |
公式サイト | https://www.hitsujigaoka.jp/ |
営業時間 | 10月~5月 9:00~17:00 6月~9日 9:00~18:00 ※入場は営業終了の15分前まで。施設の営業時間は異なる。 |
アクセス情報 | 新千歳空港駅から札幌駅まで電車(エアポート)で最速33分→さっぽろ駅(地下鉄)から東豊線福住駅まで電車で約13分→福住駅からさっぽろ東ヶ丘展望台まで中央バス福84で約で10分 |
日本の都市公園100選に選ばれた中島公園
「中島公園」は、日本の都市公園100選に認定されている、札幌の憩いの場とも言える観光スポットです。
入園無料で駅から近く、子供を遊ばせに来る観光客が大勢います。
園内は一年中自然の魅力があふれていて、冬は一面の雪景色が綺麗です。
広い場所での雪遊びができるのは公園ならではで、大人も子供と一緒に雪合戦や雪だるま作りに夢中になれます。
クリスマスの頃には公園が飾り付けられて幻想的になり、1月になればたくさんの雪が積もるので豪快に雪遊びができるでしょう。。
中島公園の周辺には国の重要文化財「豊平館」や日本庭園、神社、コンサートホールなどがあるので、これらを見ながらゆっくり散策するのにも適しています。
近くのホテルに宿泊して、朝散策を楽しむ人もいるようです。
寒い冬場は人が比較的少なくなるのでゆっくり観光できますが、寒さ対策はきちんとして行くことをおすすめします。
住所 | 北海道札幌市中央区中島公園 |
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電話番号 | 011-511-3924 |
公式サイト | http://www.sapporo-park.or.jp/nakajima/ |
アクセス情報 | 新千歳空港駅から札幌駅まで電車(エアポート)で最速33分→さっぽろ駅(地下鉄)から中島公園駅まで電車で約5分 |
札幌土産にも!フルーツケーキファクトリー
「フルーツケーキファクトリー」は、札幌市内に複数の店舗を持つ、北海道民にとって馴染み深いケーキ屋です。
札幌観光のお土産を買うのにもおすすめのスポットとなります。
季節ごとに変わるフルーツタルトが人気で、特にこだわりが感じられるのはいちごのタルトです。
冬場から市場に出回り始めるいちごですが、フルーツケーキファクトリーでは10種類ものいちごを厳選し、スイーツによって使い分けています。
子供に喜んでもらえることはもちろん、大人の舌もうならせる美味しさなので、ぜひ堪能してください。
ケーキはイートインもでき、家族連れにおすすめのソファ席もあるため、現地の雰囲気とあわせて楽しむのもいいでしょう。
住所 | 【すすきの店】 北海道札幌市中央区南14条西4丁目1-1ココノススキノB1F |
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電話番号 | 011-596-8879 |
公式サイト | http://www.fruitscakefactory.com/ |
アクセス情報 | 新千歳空港駅から札幌駅まで電車(エアポート)で最速33分→さっぽろ駅(地下鉄・市営南北線)からすすきの駅まで電車で約3分→徒歩で約2分 |
家族の宿泊におすすめ!シャトレーゼ ガトーキングダム札幌
札幌観光で宿泊するなら、「シャトレーゼ ガトーキングダム札幌」がおすすめです。
スイーツで有名なシャトレーゼグループのリゾートホテルで、地元では「ガトキン」と呼ばれて親しまれています。
お菓子の王国の名の通り、バウムクーヘン工房で焼いている様子を間近に見たり、シャトレーゼ直営店で添加物なしのお菓子を買えたりし、心ゆくまでスイーツを堪能可能です。
また、家族にやさしいリゾートをコンセプトとしているため、子供連れに嬉しい配慮がたくさん見られます。
フードコート、キッズコーナー、絵本コーナー、ゲームコーナーなど、子供向けの施設が充実しているほか、ベビーフードのプレゼントや子供向けレンタルグッズがある点にも注目です。
ホテル内には冬場でも楽しめる温泉や温水プールがあるので、大人も旅の疲れを癒すことができます。
さらにホテル最上階からは、冬の札幌が誇る美しい夜景を満喫でき、朝から晩までバリエーション豊かな旅行になるに違いありません。
住所 | 北海道札幌市北区東茨戸132 |
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電話番号 | 0117732211 |
公式サイト | http://www.gateauxkingdom.com/ |
アクセス情報 | 新千歳空港駅から札幌駅まで電車(エアポート)で最速33分→JR札幌駅北口から無料送迎バスで約40分 |
冬の札幌観光を子供と一緒に楽しもう!
札幌の観光地には、世界的に有名なスポットから知る人ぞ知る穴場のスポットまで様々あります。
行き先を決める際は、天候や子供の年齢も考えて決めましょう。
屋内施設なら悪天候でも安心ですし、小さい子供がいるなら全体が見渡せる小規模な場所がおすすめです。
子供の興味に応じた場所を選ぶほか、あえて寒い冬に行くことで、北海道の魅力を存分に味わうことができるでしょう。
この冬は是非、モールで北海道行きの格安航空券を購入して子供と一緒に北海道観光してみてください。