高知県は四国地方の最南端に位置し、坂本龍馬ゆかりの地として非常に有名です。しかし、ここ高知県には、龍馬生誕の地というだけでなく他にも魅力的な観光スポットが数多くあります。誰もが知る定番の観光スポットから、あまり知られていない穴場的な観光スポットまで様々です。
今回は特に秋の旅行でおすすめしたい高知県の観光スポットを5つ紹介します。是非ご覧ください。

南海道随一の名城!日本で唯一天守が現存する「高知城」

高知城
まずご紹介するのが、高知市のシンボルとして地元住民に親しまれている「高知城」です。この城は土佐藩の初代藩主である山内一豊によって創建され、400年余りの歴史を有しています。「南海道随一の名城」と謳われる圧巻の姿が、見る者全てを魅了する観光スポットです。
日本にある城の中で、江戸時代以前の天守が残っているお城は、高知城を含めて12城あります。その中でも高知城は天守、御殿、廊下橋といった本丸と呼ばれる建築群までもが当時のまま残されている唯一のお城です。このように当時のまま本丸が現存する高知城は、当時の歴史に触れることができるとても貴重なお城です。
また、高知城には他にも見所があります。そのひとつが本丸へ辿り着くまでの道中にある数々の仕掛けです。特に守りに特化した仕掛けは見逃せません。石落としと言われる仕掛けは、本丸へと駆け上がってくる敵に対して、頭上から石を投げたり、穴から槍で突いたりできる造りになっています。他にも敵が石垣を登らないような造りになっている忍び返し、敵が気付きにくい場所から鉄砲や矢を放つために作られた狭間、敵の動きを観察するための窓など、このお城には防御のための仕掛けがあちらこちらに施されています。このような仕掛けを観察しながら辿り着いた天守からは、高知市内を一望できます。
秋の高知城は魅力的なイベントが盛り沢山です。「秋の夜のお城まつり」では、高知城のライトアップを始め、神楽などの伝統芸能を楽しむことができます。さらに、美味しい料理を堪能できるブースも設置されます。また「チームラボ 高知城 光の祭」では、本丸に続く道にライトアップが施されたり、石垣にプロジェクションマッピングが投射されたりといった光のアートによって、高知城が幻想的な雰囲気に包まれます。
高知城はどの季節に行っても、十分の満足感を味わえる観光スポットですが、もし日程の調整が可能であれば、秋のイベントに合わせて旅行してみては如何でしょうか。

■住所:高知県高知市丸ノ内1-2-1

■電話番号:088-824-5701

■営業時間:9:00~17:00

■アクセス:とさでん交通「高知城前」駅から徒歩10分

月の名所!坂本龍馬の愛した「桂浜」

高知県の観光名所桂浜は、坂本龍馬の銅像が立つ景勝地として有名で、高知旅行では外すことのできない観光スポットです。桂浜一帯は桂浜公園という都市公園として整備されており、坂本龍馬像もその公園内にあります。桂浜公園はとても広く、銅像の他にも坂本龍馬記念館や国民宿舎、桂浜水族館といった施設もあります。
その中でも、昭和6年に開設された歴史ある桂浜水族館は、子供連れに人気の観光スポットで、真正面に太平洋が広がるという絶好のロケーションに建てられています。館内では、地元の土佐湾に生息する魚の展示はもちろんのこと、ウミガメやペンギンの餌やり体験、アシカのショーなども楽しめます。
このように桂浜は日中も楽しめる観光スポットですが、「月の名所」と謳われているように夜の景色は格別です。特に中秋の名月に合わせて開催される「桂浜観月会」は、多くの地元住民や観光客で賑わいます。海辺の遊歩道には「あんどん」が設置され、神秘的な雰囲気が辺り一面を包み込みます。満月と砂浜と海が一体となった感動的な風景は、忘れることのできない素敵な思い出になることでしょう。
また、ここ桂浜では坂本龍馬の誕生日である11月15日に近い日曜日に「龍馬まつり」が開催されます。このお祭りは、幕末の英雄坂本龍馬の功績を称えて毎年開催されています。このお祭りでは、龍馬像のすぐ近くに櫓が組まれますが、その櫓の高さは龍馬の目線に合わせられていて、この櫓に登れば龍馬と同じ目線で太平洋を望むことができます。これは「龍馬に大接近」と銘打たれたイベントで、地元の方々や観光客に人気です。
桂浜はきれいな浜辺と龍馬像というイメージが強いかもしれませんが、他にもたくさんの魅力的な施設やイベントがあります。特に秋はイベントも多く用意されていますので、秋の旅行で是非桂浜を訪れてみてください。

■住所:高知県高知市浦戸桂浜

■電話番号:088-823-9457

■営業時間:24時間

■アクセス:車の場合は高知自動車道「高知IC」から車で30分
電車の場合は「JR高知駅」、「はりまや橋」から高知県交通バス桂浜行きで約30分

壮大な自然美!仁淀ブルーが楽しめる「安居渓谷」

皆さんは「仁淀ブルー」という言葉をご存じでしょうか?これは仁淀川を流れる水の透明度がとても高く、照らされた光によって青色に輝いて見えることから名付けられた言葉です。仁淀川の水質の良さは、全国1級河川の水質ランキングで何度も1位に選ばれていることからも明らかです。そのような美しい仁淀ブルーが楽しめる観光スポットが「安居渓谷」です。
安居渓谷は高知県の北部にある渓谷で、仁淀ブルーに輝く川はもちろん、青みがかったきれいな川石や巨岩、そそり立つ断崖といった渓谷美を楽しむことができます。全長10km程の渓谷の中で、特に見応えのある場所をいくつか紹介していきます。
まずは「みかえりの滝」、「飛龍の滝」、「昇龍の滝」の3つの滝です。みかえりの滝は落差18mとあまり大きくない滝ですが、滝から離れる時にもう一度見たくなって振り返るということから名付けられた滝です。飛龍の滝は2段になって落ちる滝で、安居渓谷の中で最も有名な滝です。滝壺に降りることができるので、マイナスイオンをたっぷりと感じることができます。昇龍の滝は落差60mの大きな滝で、大量の水が流れ落ちる姿は迫力満点です。このように3種類のタイプの違う滝を楽しめるのが安居渓谷の魅力のひとつです。
仁淀ブルーをじっくり楽しみたい方におすすめの場所が「水晶淵」です。ここは川の流れがゆっくりな上水深が深いので、仁淀ブルーの青が一層際立っています。ここで川を見つめていると時間が経つのを忘れてしまいます。時間や季節によって、色の見え方も変わってくるので、ここでしばらく川を眺めるのもおすすめです。
この渓谷をもっと時間を掛けて楽しみたい方には、「宝来荘」という宿泊施設の利用をおすすめします。全室から渓谷を見ることができ、大自然を満喫できます。宿泊しなくても食事や休憩だけでも利用できるので、散策の合間に立ち寄るのもおすすめです。また、ここでは渓谷の女王と呼ばれる高知名物の「アメゴ」を味わうことができるので、高知旅行の良い思い出になることでしょう。
安居渓谷は四季折々で素晴らしい姿を楽しめますが、何と言ってもおすすめは秋です。紅葉と仁淀ブルーのコラボレーションは言葉では言い表すことができない素晴らしさです。是非、ご自身の目で確かめてみてください。

■住所:高知県吾川郡仁淀川町大屋

■営業時間:24時間

■アクセス:高知自動車道「伊野IC」から車で1時間30分

太平洋を一望!断崖絶壁の「足摺岬」

足摺岬_高知県
高知旅行で外すことのできない観光スポットのひとつが「足摺岬」です。ここは四国最南端に位置し、断崖絶壁の上から太平洋の雄大な景色を眺められます。ここからの眺めは遮るのもが何もなく、地球が丸いということを実感できます。しかし、足摺岬の見所はそれだけではありません。
まずは、岬近くにある「あしずり温泉郷」です。あしずり温泉はラドンを含有した天然温泉で、神経痛・冷え性・関節痛などに効果があります。日帰り温泉や足湯も用意されているので、ゆっくりと旅行の疲れを癒やしながら景色を楽しむことができます。
日本で初めて海域公園に指定された「竜串・見残し奇岩パーク」も見所のひとつです。ここにはその名の通り奇岩がたくさん並んでいて、地質の博物館と呼ばれています。散策コースからも見えるので、海岸を散歩しながら自然が作り出した芸術を鑑賞してください。
足摺岬の回りには、外灯や民家の明かりがほとんどありません。そのためこの岬はスターウォッチングに最適で、夜空一面に広がる星空は感動の一言です。特に秋や冬の空気が澄んだ季節の星空を見上げると、別次元の空間にいるような錯覚を覚えます。今にも空から降ってきそうなたくさんの星や流れ星は、時間が経つのを忘れさせてくれます。街中では決して見ることのできない星空は、一生の思い出になるでしょう。
高知旅行に行くのであれば、四国最南端の岬を観光してみてください。忘れることのできない非日常の景色がそこにはあります。

■住所:高知県土佐清水市足摺岬

■営業時間:24時間

■アクセス:高知自動車道「四万十町中央IC」から車で2時間

グルメを堪能!高知の食が集結する「ひろめ市場」

「食欲の秋」に高知グルメを味わいたいと考えている方におすすめなのが「ひろめ市場」です。ここには高知の食が集まっていて、観光客だけではなく地元住民にも愛されています。ひろめ市場内は40店舗ほどの飲食店の他に、土産物屋や衣料店などが20店舗集まっています。
高知県を旅行するなら鰹のたたきを食べたいと考えている人は多いのではないでしょうか?ここひろめ市場では新鮮な鰹を使ったわら焼きを目の前で見ることができます。わらで焼いたできたての鰹のたたきはとても美味しく、ついついお酒が進んでしまいます。極上の鰹のたたきには鮮度の良さが不可欠なので、新鮮な鰹が手に入る高知ならではの調理法と言えます。高知に行ったら、是非味わって頂きたい一品です。
ひろめ市場は酒好きが集まる場所としても有名です。そのため、平日の昼間から飲んでいる人も非常に多い観光スポットです。週末にもなると市場全体が観光客と地元住民で溢れ、さながら宴会場のような盛り上がりを見せます。そのような雰囲気が好きな方は是非訪れてみてください。
「自分は酒が飲めないので、酒飲みが大勢いるところは苦手だ」「子供を連れているから酒席のような場所には近づきたくない」という人でも、ひろめ市場は十分に楽しむことができます。酒を飲まなくても、ここには高知の食が集まっていますから、ここだけで美味しい高知グルメのほとんどを堪能することができます。
鰹は一年中味わうことができるのですが、さらに美味しい鰹を食べたいと考えている方は是非秋に旅行することをおすすめします。秋の鰹は「戻り鰹」と呼ばれ、この季節の鰹は脂ののりが良く絶品です。ひろめ市場でも、人気のわら焼きを始め、様々な料理で戻り鰹が提供されています。是非、旬の季節に本場の鰹を味わってみてください。

■住所:高知県高知市追手筋2-5-11

■電話番号:088-822-5287

■営業時間:9:00~23:00(日曜:7:00~23:00)

■アクセス:とさでん交通「大橋通」駅から徒歩2分

まとめ

今回は秋の高知旅行でおすすめしたい観光スポットを紹介させて頂きました。高知県には景色の美しさはもちろんですが、美味しい料理も堪能できる魅力的な場所がたくさんあります。
ここで紹介したのは、数ある観光スポットの中でもほんの一部です。他にも魅力的なスポットが数多くあります。是非秋の高知県を旅行して、その魅力に触れてみてください。