日本でも指折りの米どころとして知られる新潟県には、妙高高原のような自然を満喫できるスポットや、春日山城跡など歴史にまつわるスポットなど多数の観光スポットがあります。爽やかな秋にはぜひとも新潟県の観光スポットを巡ってみませんか。今回は秋の新潟県旅行でおすすめの観光スポットを8ヶ所紹介します。

秋も見どころが満載の「妙高高原」!

新潟県南西部に位置する妙高市は、妙高山をはじめ豊かな自然があることで有名です。
秋の新潟県でおすすめの観光スポットのトップバッターとして、妙高山麓に広がる妙高高原を紹介します。

妙高山麓に広がる秋も楽しめる妙高高原

越後富士ともいわれる妙高高原は、標高2,454mの妙高山の麓に広がる高原です。
妙高山東側の山麓を起点とする「えちごトキめき鉄道」の線路沿いには、赤倉温泉などの温泉やスキー場などレジャー施設が多数あり、多くの観光客でにぎわいます。
高原の標高は700~1,300mあり、新潟市や長岡市などの平野部と比べると、秋の訪れが早く、紅葉は妙高山山頂付近で9月中旬に始まり11月中旬にかけて徐々に山麓まで下りてきます。

妙高高原で特におすすめの紅葉スポットはどこ?

いもり池_新潟
妙高高原で特におすすめの紅葉スポットとして、まず挙げられるのが「いもり池」です。
周囲約500mのいもり池からは、正面に妙高山を望むことができます。
池の水面に妙高山の山頂部分が逆さに映り、紅葉に染まった妙高山の姿を2つ同時に楽しめるため、秋の妙高高原では特に人気のスポットです。
秋の妙高山は、絵画や写真の題材によく使われていますので、芸術作品と実物の山を比較しながら楽しむことができます。
また妙高山の南側にある苗名滝も、妙高高原が誇る紅葉スポットの一つです。
落差が55mもあり、滝つぼに落ちる水音が非常に大きいことから、「地震滝」の別名で呼ばれることもあります。
「日本の滝100選」に選ばれているこの滝の紅葉は、10月中旬に見頃を迎えます。
滝の水によるマイナスイオンと周りの紅葉の美しさが、日頃の疲れを癒してくれます。
さらに赤倉温泉からは妙高高原スカイケーブルが標高1,300mの妙高山山頂駅まで運んでくれます。
山頂駅の眼下には、紅葉やブナの原生林が広がっており、妙高山の豊かな自然をじっくりと楽しめます。
また、天気が良ければ、遠くに長野県の野尻湖や滋賀の山々まで見渡せる雄大な景色も見どころです。

■住所:新潟県妙高市関川2282-1

■電話番号:0255-86-4599(妙高高原いもり池案内所)

■営業時間(妙高高原スカイケーブル):8:00~16:00(平日)
8:00~16:30(土日祝日)

■アクセス:・信州まつもと空港より車で約1時間30分
・えちごトキめき鉄道・しなの鉄道妙高高原駅よりタクシーで約10分

戦国武将上杉謙信の居城として有名!「春日山城跡」

新潟県出身の偉人の中で特に有名な人物に、戦国武将の上杉謙信がいます。
秋の新潟でおすすめの観光スポットで次に紹介するのが、謙信の居城だった上越市の春日山城跡です。

戦国屈指の名城だった春日山城跡

春日山城跡は上越市にある山城跡で、日本海が見渡せる標高182mの鉢ヶ峰の地形を活かして建てられました。
南北朝時代に越後守護上杉氏が築き、1507年に謙信の父・長尾為景が居城とします。
以降1世紀にわたり、難攻不落の戦国屈指の名城として全国にその名をとどろかせました。
地形を活かし各所に曲輪を築き、全体で1.2㎞に及ぶ空堀や土塁で囲うことで、およそ2㎞四方の広大な面積を擁する堅固な城となっていました。
曲輪には直江兼続や柿崎氏などの家臣の屋敷跡があり、特に兼続が住んでいた場所は「直江屋敷跡」として有名です。
なお城跡には随所にツツジやカエデなどが植えられており、秋になると山全体が赤く染まります。
城跡には謙信が戦を前にして軍神・毘沙門天に祈った仏堂・毘沙門堂が、謙信の信仰の篤さを伝えている場所として復元されています。
また鉢ヶ峰の麓には謙信を祭神とする春日山神社もあり、お参りすると力づけられるような気持ちになれます。

春日山城跡について詳しく学べるおすすめスポットも

城跡周辺には往時の城の様子や謙信について知ることができるスポットもあります。
城跡の北東にある「春日山城跡ものがたり館」では、春日山城や謙信の生きざまを紹介する映像が上映されています。
加えて川中島の戦いの屏風も展示されており見応えがあります。
このほか城跡には城を囲っていた土塁や堀が再現されています。
また春日山神社隣には記念館があり、謙信の遺品や軍旗などのほか、謙信にまつわる文字資料、城跡から出土した土器などが展示されています。

■住所:新潟県上越市中屋敷他

■電話番号:025-545-9269(上越市文化行政課)

■営業時間:9:00~16:30(春日山城ものがたり館)

■アクセス:・富山空港より車で約1時間40分
・えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン春日山駅より徒歩約40分

眼下に広がる紅葉のじゅうたん!「苗場スキー場ドラゴンドラ」

苗場スキー場ゴンドラ_新潟
新潟には多くのスキー場がありますが、スキー場に設置されているゴンドラは、冬以外も運行しており、高所からの景色が楽しめます。
秋の県内で特におすすめのゴンドラは、湯沢町にある「苗場スキー場ドラゴンドラ」です。

周囲や眼下の景色を堪能できる苗場スキー場ドラゴンドラ

苗場スキー場ドラゴンドラは、苗場プリンスホテルが運営する8人乗りのゴンドラです。
総延長は日本一長い約5,500mで、プリンスホテルのある山麓駅と田代高原にある山頂駅の間を25分で結びます。
なお、この所要時間はスキーで下ってくるより10分程度長く、ゴンドラからの眺めをじっくり楽しめるようになっています。
山頂へ向かう途中、何度かアップダウンしながら標高差425mを登っていくため、目の前に景色が迫ってくるようなスリルが味わえます。

紅葉のドラゴンドラで忘れられない秋の風景が見られる

ドラゴンドラは10月上旬~11月上旬の紅葉の見頃になると、「紅葉のドラゴンドラ」として運営されます。
眼下に広がるカラマツの赤や黄色に染まった雄大な風景を楽しめるのが特徴で、最大の見どころは、山麓駅を出発して最初の勾配を登り切ったところにある14号柱と22号柱間です。
14号柱付近では目前に清津川の渓谷が迫ってきますし、22号柱付近では清津川の源流二居湖が見えてきます。
これら2つのポイントからは、紅葉と清流がきらめく清津川・二居湖を同時に見られる、見逃し厳禁ポイントです。
なお終着点にある田代高原からは、エメラルドグリーンに輝く田代湖と、紅葉に彩られた苗場山などの山々が同時に見られます。
さらに田代高原への別ルートには二居湖の上空を通る田代ロープウェーもあります。こちらのロープウェーもブナなどが織りなす紅葉を眺めながらのスリルリングな空中散歩が楽しめます。

■住所:新潟県南魚沼郡湯沢町大字三国202

■電話番号:025-789-4117(苗場スキー場)

■営業時間:9:00~15:00(下り最終便16:00)

■アクセス:・新潟空港から車で約2時間20分
・JR上越新幹線・上越線越後湯沢駅より路線バスで約50分

米どころ新潟のお酒を味わえる!「ぽんしゅ館越後湯沢驛店」

新潟県といえば日本有数の米どころで、特に魚沼産コシヒカリは最高品質のお米として知られています。
米どころ新潟らしさを存分に体感できるスポットが、越後湯沢駅にある「ぽんしゅ館越後湯沢驛店」です。

日本酒党が大喜びするぽんしゅ館越後湯沢驛店

ぽんしゅ館越後湯沢驛店は上越新幹線が停車する越後湯沢駅にあり、新潟産の米やお酒などの名産品を購入したり味わったりできます。
全部で6つのエリアに分かれており、基本的にはお酒に関係した施設になっています。
特に人気が高いのが利き酒コーナー「越之室」で、ここでは新潟県内93銘柄の日本酒をすべて試飲できます。
500円毎に5銘柄のお酒を味わうことができますが、全部飲もうとすると1万円近くかかってしまいますので、飲み過ぎには注意してください。
ほかにも「駅の酒蔵」コーナーでは、ここでしか味わえない日本酒を飲めるようになっており、お酒好きにはたまらないコーナーとなっています。

お酒が苦手な人でも楽しめるぽんしゅ館越後湯沢驛店

お酒好きでなければ楽しめないように見える施設ですが、お酒が苦手でも楽しめるコーナーも豊富です。
まずコシヒカリで作ったおにぎりを扱っている「雪ん洞」では、最高級の魚沼産コシヒカリと瀬戸内の海苔を使用した茶碗2杯分の大きさの「爆弾おにぎり」を提供しています。
見た目の大きさが印象的ですが、新潟の米の味を堪能できる一品です。
また銭湯「酒風呂湯の沢」の浴槽には、日本酒が入っているため美肌効果が期待できます。
入浴用に仕上げられたお酒が使われているため、お酒を飲めない方やお子さんでも安心して浸かることができます。
このほかにも「越後魚沼商店」では、新潟せんべいや漬物・干物など、新潟の名産品を購入できます。
新潟らしいお土産をお求めの方には、ぜひともおすすめのコーナーです。

■住所:新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢2427-3

■電話番号:025-784-3758

■営業時間:9:00~17:00

■アクセス:・新潟空港より車で約1時間50分
・JR上越新幹線・上越線越後湯沢駅直結

白鳥の飛来地として有名!「瓢湖水きん公園」

新潟市の東隣・阿賀野市には、白鳥が越冬する瓢湖(ひょうこ)という湖があります。
この湖を中心に周囲の豊かな自然や白鳥に親しめる公園が瓢湖水きん公園です。

白鳥の飛来地瓢湖水きん公園

瓢湖は江戸時代に用水池として造られた阿賀野市水原地区にある人造湖です。
秋になると白鳥が渡ってくる場所として有名で、1954年には「白鳥おじさん」の異名を持つ吉川重三郎氏により初めて人の手による餌付けが成功しました。
この出来事によって瓢湖は野鳥保護発祥の地として知られるようになり、1971年には周辺の豊かな自然と野鳥に親しめる場として瓢湖水きん公園が整備され、2008年(平成20年)にはラムサール条約に登録されました。
白鳥は10~3月にかけて湖に留まり、11月のピーク時には約5~6,000羽の白鳥が飛来します。
このため瓢湖水きん公園も、秋の新潟旅行でおすすめの観光スポットに数えられます。

見どころは白鳥おじさんによる餌付けと日の出とともに飛び立つ白鳥の姿

瓢湖水きん公園で見どころといえるのが、1日3回行われる餌付けタイムです。
初代白鳥おじさんの吉川さんの遺志を継いだ3代目の白鳥おじさんが数千羽の白鳥に餌をまき、それを水鳥たちがついばむさまは圧巻です。
なお、売店で餌を買って自分で餌やりすることも可能です。
またこの公園では、晩秋までであれば早朝に白鳥が飛び立つ姿を見ることができます。
日の出に照らされる五頭連峰をバックに白鳥が飛び立った瞬間の姿は、言葉で表せないほどの美しさです。
ほかにも公園内には、野鳥の観察舎や白鳥をテーマにした遊具などもあり、年齢に関係なく野鳥に親しめます。

■住所:新潟県阿賀野市水原313-1

■電話番号:0250-62-2510(阿賀野市商工観光課)

■営業時間:・新潟空港より車で約30分
・JR羽越本線水原駅より車で5分

■アクセス:

新潟一のパワースポットと県下有数の紅葉の名所!「弥彦神社」

新潟県には数多くの神社があります。
その中でも特に格式が高く、新潟県民の心のよりどころとなっているのが、弥彦村にある弥彦神社です。

越後で最も格式のある弥彦神社

弥彦神社は、新潟市の南西に位置する西蒲原郡弥彦村にある神社で、標高634mの弥彦山の麓にあります。
御祭神は、皇室の祖先神である天照大神のひ孫で、越後を開拓したとされる天香山命(あまのかごやまのみこと)です。
2,400年に及ぶ歴史があるとされ、『万葉集』にも登場します。
加えて「越後一宮」として、越後で最も格式が高い神社です。
また源頼朝や徳川家康など、時の権力者からの篤い尊敬や寄進も受けてきました。

弥彦神社には多くのご利益と多くの秋を感じられる場所がある

弥彦神社のご利益は交通安全や家内安全、商売繁盛など多岐にわたります。
特に縁結びや仕事運は非常に有名で、恋愛やビジネスで成功したい方はぜひお参りしてください。
なお参拝の作法は二礼四拍手一礼で、これは島根県の出雲大社と同じです。
また紅葉谷や11月の菊まつりなど秋を感じられる場やイベントもあります。
紅葉谷は神社南側の弥彦公園にあり、県下有数の紅葉スポットとして有名です。
朱色の観月橋がかかっており、橋から見下ろす形で紅葉を楽しめます。
特に夜間にはライトアップされるため、夜空に照らし出される紅葉に癒されるでしょう。
11月1日~24日に行われる菊まつりは、弥彦神社を代表するイベントです。
1928年に始まったこのイベントには、現在では全国から4,000点の菊が出品される大規模なものとなっています。
こちらも夜間にライトアップされるため、菊が暗闇に映え一層美しくなります。

■住所:新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦2887-2

■電話番号:0256-94-2001(弥彦神社社務所)

■アクセス:・新潟空港より車で約50分
・JR弥彦線弥彦駅より徒歩約15分

新潟市の中心にある夜景が美しい!「萬代橋」

萬代橋_新潟
県庁所在地である新潟市は、約80万人の人口を誇る政令指定都市です。
その新潟市のシンボルといえる存在が、信濃川河口付近にかけられている萬代橋です。

新潟の発展を願ってかけられた萬代橋

萬代橋は、新潟市中央区を流れる信濃川にかかっている橋で、国道7号線の一部として建設されました。全長306.9m・幅22m、コンクリ―ト製の6連アーチ橋です。
1886年に両岸のアクセスを向上させるためにかけられた初代の橋は木造橋でした。
名前の由来は「新潟の街が万代まで発展するように」という願いによるものです。
現在の橋は1929年にかけられた3代目で、コンクリートに花崗岩や御影石で化粧されています。
1923年の関東大震災の教訓を活かした耐震構造で造られており、1964年の新潟地震でもその耐久性の高さを証明しました。
昭和時代のコンクリート橋が貴重であることと文化財的な価値の高さから、2004年に国の重要文化財に指定されました。

ライトアップされた美しい萬代橋を潮風を感じながら歩く

1日に約3万台もの車両が通る萬代橋には、広い歩道も整備されていて、日本海から吹いてくる潮風に当たりながらのんびり歩くことができます。
また橋の各所には電灯が設置されており、夜にはオレンジ色の光でライトアップされます。
川面に映るオレンジ色の橋は、幻想的でロマンチックです。
このためライトアップされた橋には、デートや散歩などで多くの人が行き交い、にぎわいをみせます。

■住所:新潟県新潟市中央区萬代

■電話番号:025-244-2159(新潟国道事務所)

■営業時間:通年

■アクセス:・新潟空港より車で約20分
・JR新潟駅より徒歩約15分

金山で有名な佐渡の歴史を今に伝える「佐渡金山遺跡」

日本海に浮かぶ佐渡島には、かつて国内有数の金山がありました。
今回最後に紹介するのは、約400年に及ぶ金採掘の歴史を伝える「佐渡金山遺跡」です。

かつて国内最大の金山だった佐渡金山遺跡

佐渡金山遺跡とは、島の西側、佐渡市相川地区にある金山と鉱山町の遺構の総称です。
1601年に発見され、江戸時代には幕府の財政に不可欠な財源として機能しました。
明治時代には西洋の最新技術が導入され、トロッコや大立竪坑など近代的な設備が整えられました。
1989年の閉山まで操業し、その間算出した金は国内最多の78トン、坑道の総延長は400㎞にも及びます。

世界遺産登録を目指す佐渡金山遺跡

現在坑道の一部300mが公開され、鉱石を産出した跡を見学できます。
江戸時代の宗太夫坑や明治時代の道遊坑では、作業の様子を蝋人形やトロッコ模型などで再現されています。
また江戸時代の露天掘りでできた割れ目「道遊の割戸」は、金採掘最盛期の遺構として、佐渡金山遺跡のシンボルとなっています。
ほかにも、鉱石を選り分ける選鉱場跡や赤レンガ建築など近代の設備も残っており、産業遺産に指定されています。
なお佐渡金山遺跡は2022年の世界遺産への登録を目指しており、2010年に国の暫定リストに搭載されました。

佐渡金山遺跡(北沢浮遊選鉱場)は写真映えとライトアップでおすすめ

遺跡最大の見どころが、海岸近くの北沢浮遊選鉱場です。
1940年に設置されたこの巨大な選鉱場により、金山は開山以来最高の産出高を記録しました。
現在は数層のコンクリートの土台が残っているのみですが、アニメ「ラピュタ」の一場面をイメージさせる外観から、写真映えスポットとして人気が高まっています。
加えて4月~1月の夜間には、多彩な色のLED照明を使ったライトアップも行われ、佐渡島の夜空の下、カラフルに映し出される遺構の姿は忘れられない思い出になるでしょう。

■住所:新潟県佐渡市下相川1305

■電話番号:0259-74-2389

■営業時間:8:00~17:30(4~10月)
8:30~17:00(11~3月)

■アクセス:佐渡空港より車で約40分

まとめ

秋の新潟県旅行でおすすめの観光スポットを8ヶ所紹介しました。
紅葉を満喫できるところや夜景の美しいスポットが多く、感動的な思い出を作れる旅行になるでしょう。
過ごしやすい秋に、ぜひ新潟県を旅行してみてください。