山に囲まれ全国7番目の広さをほこる岐阜県には、自然を満喫できる場所や、歴史に触れられる散策スポットなど数多くの観光地があります。
その中から夏に訪れたい岐阜の観光スポットを7つ紹介します。

最寄りの空港:中部国際空港
住所:〒479-0881 愛知県常滑市セントレア1丁目1番地
電話番号:0569-38-1195
公式HP:https://www.centrair.jp/

中部国際空港~岐阜まで電車で約1時間
中部国際空港~岐阜まで車で約1時間20分

中部国際空港(セントレア)の詳細はこちら⇒中部国際空港発着

世界遺産の日本の原風景!「白川郷合掌造り」

白川郷合掌造り

100棟あまりの合掌造りが残る白川郷は、1995年(平成 7年)にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
大野郡白川村荻町に位置しているため「荻町合掌造り集落」とも呼ばれ、世界中から観光客が訪れる日本有数の観光スポットです。

日本の原風景に出会える白川郷合掌造り

四方を山に囲まれた自然豊かな白川郷では、日本の原風景に出会えます。特に緑豊かな夏は、子供の頃の情景を思い起こさせます。
集落の中で最も大きな家屋の和田家は、江戸時代に要職に就いていた名家でした。築300年を超える家屋は国の重要文化財にも指定されている必見の家屋です。
荻町合掌造り集落は南北に同じ方向を向いて家屋が建っていますが、それは白川村に吹く風をうまく利用し、屋根に当たる日差しを調整することで夏を涼しく過ごすための知恵から生まれたものです。
室町時代に山城があった荻町城跡には合掌造りを一望できる展望台があり、ここから合掌造りの家々を眺めると、全て同じ向きに建っていることを確認できます。

合掌造りと茅葺屋根の起源

合掌造りと茅葺屋根

急勾配の茅葺屋根(かやぶきやね)が特徴的な合掌造りは、手を合わせて合掌している様子に見えることから合掌造りと呼ばれるようになりました。
茅葺屋根の「茅」とはススキのことで、「葺く(ふく)」は表面を覆うということを意味しています。
そもそも茅葺き屋根は、屋根を葺く材料としてどこにも自生していて入手が簡単だったススキが使われるようになり、この地域で普及したと言われています。

荻町合掌造り集落のおすすめの観光ルート

集落内への自家用車の乗り入れが規制されているので、まずは車で入れる荻町城跡展望台まで行って集落を一望し、そこから村営せせらぎ公園駐車場へ移動するスムーズです。せせらぎ公園駐車場の近くに野外博物館があるので、ここを見学した後、であい橋を渡って600mほどの距離にある和田家に向かいましょう。
より深い知識を得ながら集落を回るなら、ガイド付きのツアーもおすすめです。

世界遺産・荻町合掌造り集落

住所 岐阜県大野郡白川村荻町 一帯

村営せせらぎ公園駐車場

住所 岐阜県大野郡白川村大字荻町2495-3
電話番号 05769-6-3111
営業時間 8:00~17:00
駐車料金 (普通車) 1,000円(バイク)200円(バス・マイクロバス)3,000円

夏でも涼しく快適!「新穂高ロープウェイ」

西穂高岳や槍ヶ岳など北アルプスの壮大なパノラマ風景が一望できる「新穂高ロープウェイ」。
日本で唯一の 2階建てのゴンドラに乗って、標高2,156mにある西穂高口駅展望台に向かいましょう。
天気がよければ夏の青空に周囲の美しい山々がよく映え、雄大な自然を背景にした写真を撮ることができます。

2つのロープウェイで2,000m超の世界へ

展望台へは、新穂高駅から鍋平高原駅までの第一ロープウェイと、しらかば平駅から西穂高口駅までの第二ロープウェイの 2つのロープウェイを乗り継いで行きます。
地上 5階建ての西穂高口駅の屋上には展望台があります。この展望台にはエレベーターが備わっているので、お年寄りや車椅子でも安心です。
展望台では不定期に星空観察や演奏会などのイベントが行われているので、運が良ければイベントに出会えるかもしれません。
イベント情報は、奥穂高ロープウェイ公式サイトで確認してください。
新穂高ロープウェイ展望台 イベント情報

駅では軽食とお土産の販売も

新穂高ロープウェイの各駅には、お土産コーナーや軽食、足湯などの設備もあるので、温泉に足を浸けながら、あるいは軽食を食べながら、美しい北アルプスの雄大な景色を眺めることができます。
どの駅もバリアフリーになっており、エレベーターも完備されているので、お年寄りや車椅子でもストレスなく移動できるようになっています。

各ロープウェイ駅にある施設

新穂高温泉駅(標高 1,117m)

  • 軽食・喫茶「笠ヶ岳」
  • お土産ショップ
  • 足湯(かけ流し温泉)
  • トイレ(障がい者用併設)
  • コインロッカー

しらかば平駅(標高 1,308m)

  • レストラン「あるぷす」
  • 軽食テイクアウトコーナー
  • ベーカリーショップ
  • 工芸品ギャラリー
  • 足湯
  • トイレ(障がい者用併設)
  • コインロッカー

西穂高口駅(標高 2,156m)

  • 喫茶・軽食「マウントビュー」
  • コーヒーショップ「Cafe Peak’s(カフェ・ピークス)」
  • お土産ショップ
  • トイレ(障がい者用併設)
  • 救護室(授乳可)

散策コースで高山植物や山野草に出会う

ロープウェイを乗り換える鍋平高原駅としらかば平駅のある辺りには、新穂高ビジターセンター「山楽館(さんがくかん)」や露天風呂があります。
周囲には散策路や山野草ガーデンが整備されており、数多くの可憐な花や山野草に出会うことができるでしょう。
有料のガイドを伴っての散策ツアーもあり、景色や花などの解説を聞きながら楽しく散策ができます。

新穂高ロープウェイ

住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉
電話番号 0578-89-2252 (新穂高ロープウェイ)
営業時間 4/1~11/30 8:30~16:00、8月は 8:00~16:00
定休日 無休 ただし天候が悪い場合や点検のための運休あり
料金 第1・第2連絡乗車券(往復)大人2,900円、子供1,450円

新穂高温泉駅近くの駐車場

市営新穂高第一駐車場(標高約 1,100m)

駐車料金 (普通車)500円/6時間 以降 6時間毎に500円加算
駐車可能台数 80台
入出庫は24時間可能、トイレあり
市営新穂高第一駐車場までの
アクセス(高山市より)
国道158号線から国道471号線に入って北上、高原川を渡るとT字路になっているので右折して県道475号線(星空街道)へ。
新穂高温泉駅の前を通過するとすぐ左手にあります。

新穂高ロープウェイ駐車場(標高約 1,100m)

駐車料金 (普通車)600円/日 以降 6時間毎に500円加算
駐車可能台数 40台
入出庫はロープウェイの営業時間内、トイレあり

鍋平高原駅、しらかば平駅付近の駐車場

鍋平高原駐車場(標高約 1,200m)

駐車料金 (普通車)600円/日
駐車可能台数 400台
入出庫はロープウェイの営業時間内、トイレあり
鍋平高原駐車場への
アクセス(高山市より)
国道158号線から国道471号線に入って北上、高原川を渡るとT字路になっているので右折して県道475号線(星空街道)へ。
宝山荘別館やひがくの湯を過ぎ 500mほど行くと右折できる道があるのでそこを右折(案内板あり)、しらかば駅に向かって 2.8Kmほどで着きます。

飛騨高山でタイムスリップ!「古い町並み」と「高山陣屋」

飛騨高山とも呼ばれる高山市は、岐阜県の北部に位置し、江戸時代の面影が今も残る古い町並みや代官所「高山陣屋」があります。
江戸時代初期までは飛騨高山藩として、藩主金森氏により統治されていましたが、資源が豊富だったことから1692年に幕府に接収され、幕府の直轄地天領になりました。
高山陣屋には徳川家の葵紋が残っており、幕府の重要な資源供給源の直轄地だったことを伝えています。

飛騨高山の古い町並み

飛騨高山の古い町並み

江戸時代の城下町だった頃の面影が今も残る飛騨高山の古い町並みが保存されているエリアは、JR高山駅から徒歩10分ほどのところにあります。
城下町の中心と商人町の上町、下町の 3つの町筋を総じて「飛騨高山の古い町並み」と呼び、未来に保存すべき町並みとして国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
古い町並みを歩くと、杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がった造酒家や貫禄ある老舗の暖簾なども見られるので、まるで時代劇のセットの中にいるような雰囲気に包まれるでしょう。

日本で唯一残る江戸時代の代官所「高山陣屋」

高山の古い町並みに並んで重要な建物が、江戸時代の代官所「高山陣屋」です。代官所が現存しているのは全国でここだけです。
高山陣屋の入口には、直轄地だったことを伝える徳川家の葵紋が入った幕が下がっています。また、建物の柱に釘隠しのウサギが彫刻されるなど手の込んだ造りになっています。
罪人を裁く場所であったことからお白洲があります。さらに罪人を江戸(東京)まで運ぶカゴなども展示されていますので、合わせて見ておきたいところです。
高山陣屋の出入口は 7か所、厠は12か所もあります。出入口や厠は身分によって使える場所が決められていたため、これほど多くの出入口や厠が設けられています。

飛騨高山周遊バスの運行で観光しやすくなった

令和 2年の 4月 1日より高山市内の観光地を周遊する「飛騨高山周遊バス」の運行が始まり、観光しやすい環境が整いました。
飛騨高山周遊バスの運賃は 1回の乗車につき100円ですが、3時間の駐車無料の特典が付いた 1日乗り放題の「1日フリー乗車券」が500円で販売されています。
高山市の観光地付近の駐車場料金は 1時間300円が相場ですので、1日フリー乗車券は駐車料金だけで見てもかなりお得。

観光周遊バス名 運行区間 運行数・運行時間間隔
匠バス東西線 高山駅~古い町並み~高山駅 1日に12便・30分毎
匠バス南北線 不動橋駐車場~古い町並み~天満駐車場 1日に11便・30分毎
さるぼぼバス 高山駅~飛騨の里~高山駅 1日に16便・30分毎
まちなみバス 高山市内の商業施設等を循環 1日に10便・1時間毎

参照元: 飛騨高山周遊バスのご案内

高山で食べられる「五平餅やみたらし団子」

五平餅やみたらし団子

高山の観光地ではよく五平餅やみたらし団子、飛騨牛の串焼きが売られています。
五平餅は岐阜や長野などの山間部の郷土料理で、うるち米を粒が残る程度について串に刺し、タレに漬けて焼き上げたもの。
高山を訪れたら五平餅やみたらし団子を食べながら散策するのもおすすめです。

飛騨高山へのアクセス

東海道新幹線(東京、大阪から名古屋経由)

(東京方面)東京駅から「東海道新幹線」で名古屋駅へ。
(大阪方面)新大阪駅から「東海道新幹線」で名古屋駅へ
名古屋駅からJR高山本線「ワイドビューひだ号」で高山駅。

北陸新幹線(東京、富山から名古屋経由)

東京駅から「北陸新幹線」で富山駅へ。
富山駅からJR高山本線「ワイドビューひだ号」で高山駅。

飛騨高山の古い町並み

案内 飛騨高山観光案内所
住所 岐阜県高山市昭和町1-1
TEL 0577-32-5328
営業時間 4月~10月 8:30~18:30
休日:無休

高山陣屋

住所 岐阜県高山市八軒町 1-5
TEL 0577-32-0643
営業時間 8:45~17:00
入場料 430円(高校生以下無料)

開放的でのどかな高原でリフレッシュ!
「牧歌の里」

大日ヶ岳や白山が見渡せる壮大な大自然に囲まれ、かわいい動物たちとの触れ合いやグルメも楽しめる「ひるがの高原牧歌の里」。
人懐っこい動物たちとの触れ合いは子供のみならず、大人も癒されます。

ひるがの高原にある牧歌の里

ひるがの高原は、大日ヶ岳の麓の標高1,000mに位置する奥美濃の観光リゾート地。
山々に囲まれた大自然あふれる開放的な空間が広ろがるひるがの高原には、動物とのふれあいや一面に咲く美しい花を見ることができる「牧歌の里」があります。
動物と食、自然を同時に楽しめるのが牧歌の里です。

動物と肌で触れ合える癒やしのスポット

牧歌の里には馬や羊、ヤギ、アルパカなどが飼育されており、これらの動物とスキンシップが図れるほか、販売されているせんべいやニンジンなどの餌やりをすることもできます。
餌を持って動物に近づくと、我先にと多くの動物が集まってくるので、多くの動物との距離をぐっと縮めることができるでしょう。
ほかにも牛の乳しぼりや引き馬、アルパカとの記念撮影などのイベントもあるので、これらのイベントに参加して癒やしのひとときを過ごすことができます。

奥飛騨のグルメも堪能できる

牧歌の里では自然や動物との触れ合いのみならず、奥飛騨のグルメも堪能できます。
地元食材を使った料理を提供するレストランがあるほか、夏休み期間中は子供に人気のバイキングを提供するレストランもあります。
ファストフード「ぱっくん」では、ボリュームある飛騨牛メガバーガーや飛騨牛コロッケが販売されているので、手軽に飛騨牛を味わえます。
ちなみにバイキングの料金は、 大人1,680円、65歳以上1,580円、小学生980円、幼児(3歳以上)550円となっています。

ひるがの高原 牧歌の里

住所 岐阜県郡上市高鷲町鷲見2756-2
TEL 0575-73-2888
営業時間 (7/21~8/31)9:00~18:00(8/31は 9:00~17:00まで)
入場料 大人 1,200円、65歳以上、中高生 900円、4歳以上小学生 600円
アクセス 東海北陸自動車道 ひるがの高原スマートIC(ETC専用)より約4分

落差64メートルの迫力!マイナスイオンたっぷりの「平湯大滝」

平湯大滝は、高山市奥飛騨温泉郷の平湯川(神通川の支流)にある幅6m、落差64mの滝です。
滝周辺は奥飛騨平湯大滝公園として整備され、公園内にはそば打ち体験ができたり、足湯に浸かったりできます。また、有料ですが駐車場も整備されています。
大滝公園から滝までは徒歩で12分ほどの距離ですが、公園の入り口と滝付近までシャトルバスが頻繁に運行しており、1回100円で乗車することができます。

日本100名滝にもなっている立派な滝

日本100名滝や岐阜の名水50選に選ばれている平湯大滝は、水量が豊かなことから迫力ある水の落下を見ることができます。
シャトルバスを利用すると滝までは徒歩で 1分ほどとアクセスしやすく、お年寄りや足に自信がない方でも気軽に見学できます。
シャトルバスを降りると水の落ちる轟音と共に、滝つぼから川に流れ出すせせらぎ音が聞こえ癒しを与えてくれます。

白い猿に導かれた伝説の地「平湯温泉」

戦国時代の武将武田信玄の重臣、山県 昌景(やまがた まさかげ)が飛騨攻略の際、疲労と硫黄岳の濃霧にやられ平湯大滝付近で動けなくなってしまいました。
そこに 1匹の白い猿が現れ、猿に導かれた先にあった温泉に浸かったところ疲労が回復したという伝説が残っています。白い猿に導かれて行った温泉が平湯温泉です。

滝つぼ近くではシャワーミストでマイナスイオン体験

落差64mもある平湯大滝の滝つぼに近づけば、水しぶきが細かなミストとなって降り注いできます。
滝付近では水が落ちてくることで生まれる風に乗って大量の水しぶきが身体にかかりますので、タオルを持って行った方が良いでしょう。
迫力ある滝を撮影するのも良し、シャワーミストで涼を得るのも良しの夏におすすめのスポットです。

平湯大滝

住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
TEL 0578-89-2614(奥飛騨温泉郷観光協会)
平湯大滝へのアクセス
  • 平湯バスターミナルより徒歩約25分
  • 中部縦貫自動車道(安房峠道路)平湯ICより国道158号に入り、大滝公園の駐車場よりシャトルバスで 1分、徒歩約15分。
  • 大滝公園から平湯大滝付近までのシャトルバス 1回100円

日本三名泉の「下呂温泉」は疲労解消にもおすすめ!

日本三名泉のひとつ下呂温泉は、美人の湯としても知られています。
下呂温泉はJR下呂駅周辺から飛騨川沿い温泉街が形成されており、数多くの日本旅館やホテルが立ち並んでいます。
そういった立地なので、交通の便が良く多くの旅行客が行きやすい温泉です。

長い歴史と伝説のある下呂温泉

下呂温泉は、947年から957年頃(901年から923年頃との説もあり)に湯ヶ峰の山頂辺りで温泉が湧きだしたのが始まりといわれています。
しかし、1265年に突然山頂辺りから温泉が湧くのが止まりました。そこへ1羽の白鷺が現れ、現在の源泉である飛騨川の河原に温泉があることを知らせ、下呂温泉は息を吹き返しました。これが下呂温泉の開湯伝説として今に伝えられています。

湯めぐり手形で温泉をはしご

下呂温泉のいくつかの温泉に浸かりたい場合は湯めぐり手形がおすすめ。
湯めぐり手形は加盟している温泉やホテルの中から 3か所を選んで入泉できる手形で、1枚 1,300円(税込み)で販売されています。
湯めぐり手形は手形加盟旅館や土産品店、コンビニなどで購入でき、有効期限は購入から半年間です。
有効期限内であれば一度で使い切る必要がなく、 3日に分けて 1か所ずつ回るといった方法でも使うこともできます。
下呂温泉は日帰り入泉できるところが多いので、手形を利用して温泉を比べて自分に合う温泉を探してみるのもよいでしょう。

無料の足湯もある

下呂温泉街はそれほど広くありませんが、街の至るところに足湯があり、多くは無料で利用ができます。
観光で歩き疲れたら、気軽に利用して足の疲れを癒やしましょう。

下呂温泉

住所 岐阜県下呂市湯之島
(お問い合わせ先)下呂温泉旅館協同組合
住所 岐阜県下呂市湯之島801-2
TEL 0576-25-2064
下呂温泉へのアクセス ・JR高山本線 下呂駅より徒歩 1分

人の手で造られた景勝地!「恵那峡」

恵那峡遊覧船

恵那峡は、大井ダムを建設する際に木曽川をせき止めたことで生まれた人造湖を中心とする景勝地で、大正9年に地理学者の志賀重昴によって恵那峡と命名されました。
恵那峡一帯には屏風岩や軍艦岩、獅子岩など奇岩が数多くあり、水上からそれらを見ることができるジェット遊覧船があります。

恵那峡にある奇の天然記念物

恵那峡にある傘岩は国の天然記念物に指定されています。上の方に行くほど広くなっており、傘のような形をしていることから傘岩と名付けられました。この岩は、雨水の浸食によってアンバランスな形になったもので、自然が長い年月をかけて作り出した芸術作品です。
恵那峡には傘岩のような不思議な形をした岩が数多くあり、見る人を楽しませてくれます。

恵那峡遊覧船で水上からの景色を楽しむ

恵那峡の美しい景色と共に迫力のある奇岩・怪岩を水上から見られるのが恵那峡遊覧船。
恵那峡遊覧船の乗り場は、大井ダムの近くにあります。遊覧船は、乗り場から新美恵橋の手前まで行って折り返す約20Kmのコースを約30分かけて航行します。次々に現れてくる奇岩を写真に収めるのも良いでしょう。
水上を運行するので、夏場は涼しさを感じることができます。

恵那峡

住所 岐阜県恵那市大井町

恵那峡遊覧船

料金 大人 1,500円、小学生 750円
所要時間 約30分
最小催行人員 1名でも運行

恵那峡遊覧船 時刻表

恵那峡へのアクセス

  • 中央自動車道 恵那ICより車で約10分
  • 恵那駅よりバスで約15分

恵那峡周囲にある施設ストーンミュージアムや遊園地もある

恵那峡の周辺にはストーンミュージアム博石館や、恵那峡ワンダーランドという遊園地もあります。
博石館には、5500トンもの石を積み重ねた、エジプト・クフ王のピラミッドを10分の 1のスケールで再現したピラミッドがあります。内部は迷路になっており、子供と一緒に探索してみてはいかがでしょう。
博石館で一番人気は宝石探しです。砂の中に大小30種類の宝石が隠されており、大人も子供を夢中になること間違いなしのアトラクションです。探し出した宝石は持ち帰ることができます。

ストーンミュージアム博石館

住所 岐阜県中津川市蛭川5263-7
TEL 0573-45-2110
営業時間 9:00~17:00(入館は 16:30まで)
ストーンパーク、宝石探し:9:00~16:30(最終受付 15:30まで)
入館料:大人 (中学生以上)1,000円、子供(小学生)500円、幼児 無料
宝石探し:小学生以上 800円、幼児(3歳以上)500円

遊園地の恵那峡ワンダーランド

恵那峡にある恵那峡ワンダーランドには30以上のアトラクションがあります。
ウォータースライダーや滑り台、巨大なバケツなどがあるアスレチックプールのアクティビティのほか、屋外バーベキュー場も完備しています。
バーベキュー場では、食材の持ち込みができますが、施設の方で用意した食材もあるので、急に思い立ってもバーベキューすることができます。
アトラクションのみならずプールにバーベキューと、夏を満喫できる遊園地です。

恵那峡ワンダーランド

住所 岐阜県中津川市蛭川5735-209
TEL 0573-45-3333
営業時間 平日 9:30~17:00、土日祝日、夏休み期間 9:00~17:00
定休日 毎週水曜日(夏休み期間、祝日は水曜でも営業)
入場料 中学生以上 1,100円、60歳以上 900円、子供(3歳~小学生)700円
ワンデーパス 中学生以上 4,200円、子供(3歳~小学生)3,600円
駐車場 平日無料、土日祝日・夏休み期間 普通車 1日800円、バイク 1日 300円

岐阜に行くなら「なまず料理」を堪能してみては!

岐阜県には全国でも珍しいナマズ料理を食べられる店があります。

なまず料理とは

川魚のなまずは泥臭いので 1週間ほどかけて泥吐きさせた後調理しますが、岐阜で食べるなまずは食べる直前まで生かしておくので新鮮な状態で味わえます。
完全に泥をはかせているので、泥臭さはなく見た目のイメージとは違って食べやすい魚です。

ウナギとなまずとの違い

なまずのかば焼きは、一度白焼きをしてタレにつけ込んで再度焼き上げていくので、ウナギの調理方法に似ていますが、脂の多いウナギに対しなまずは脂っぽくない淡泊な味が特徴です。
しかし、なまずはただ淡泊というのではなく、身がふくよかなため、ウナギとは違ってさっぱりとした中に深い味わいがあります。
脂を含めて楽しむウナギに対し、身の味わいだけでも楽しめるのがナマズです。

ナマズ料理を食べられるお店

大正 5年に創業したなまず料理の老舗「やまと本店」。
千代保稲荷神社の門前町にあるやまと本店は、入口の上に金色に輝く大きななまずの飾りがかけられています。
手軽になまずを食べられる「なまずランチ」には、なまずのかば焼きになまずの天ぷら、ごはんと味噌汁が付いています。
「なまずかば焼き御膳」には、なまずのかば焼きに、鯉の造り、つくだ煮、ご飯、味噌汁がセットとなっています。
門前町にはやまと本店のほかにも、なまずを含めた川魚を提供する店が多く、なまずのかば焼きを2,000円前後、定食で2,300円前後で提供しています。

やまと本店

住所 岐阜県海津市平田町三郷1966
TEL 0584-66-2112
営業時間 10:30~15:00(L.O. 14:30)
定休日 不定休
なまずかば焼き御膳 1,980円、 なまず定食 2,100円、
なまずランチ 1,480円(全て税別)

まとめ

山に囲まれ豊かな自然に恵まれた岐阜県には、突き抜ける夏の青空を近くに見られる新穂高ロープウェイや、マイナスイオンを大量に放出する平湯大滝など、夏の避暑地として最適な観光地が多数あります。
古き時代を今に残す白川郷合掌造りや飛騨高山の古い町並みなど、歴史を感じさせてくれる夏の散策にはうってつけの観光スポットもあります。
実際に足を運んで全身で岐阜を体験してみてください。