秋の熊本旅行で定番から穴場までのおすすめ観光スポット10選！

九州のグランドキャニオン「蘇陽峡」で紅葉観賞！

蘇陽峡は、絶景やパワースポットが多いことで有名な高千穂渓谷の五ヶ瀬川上流域にある渓谷で、その雄大さから「九州のグランドキャニオン」の異名を取っています。秋の蘇陽峡は「熊本一の紅葉の絶景」と評判で、渓谷を一望できる「長崎鼻展望台」からは色鮮やかな紅葉で彩られた渓谷美を堪能できます。
例年11月には「蘇陽峡もみじ祭」が開催されます。祭り当日は「山の都直産市」や「うまいものマルシェ」などご当地グルメが楽しめるイベントが催されるので、イベント開催に合わせて訪れるのも良いでしょう(2022年の正確な日程は未定のため、公式ホームページ等でご確認ください。)
また近隣にはコンシェルジュがいる案内所やキャンプ場などの施設も充実しており、全面芝生の歌瀬キャンプ場や田舎風のログハウスがある服掛松キャンプ場など、秋のキャンプライフを楽しめる人気の施設が揃っています。
もっと大自然に浸りたい人には体験型のアクティビティがおすすめ。紅葉や絶景の中で楽しめるウォーキングやトレッキング、カヌー体験などのアクティビティが充実していますので、アウトドア派も満足できます。

ロマンチックな雲海や美しいススキ野原に感動！「阿蘇山」

壮大な自然が楽しめる人気観光地の一つ「阿蘇山」。実は、秋の阿蘇山だからこそ出会える様々な絶景があります。
代表的なものは、秋の阿蘇の風物詩でもあるロマンチックな雲海です。阿蘇山周辺にはいくつか雲海のスポットがあり、朝晩の気温差が激しい秋は雲海に出会える確率が高くなるベストシーズンと言われています。
またススキ野原も大変美しく、「ススキの名所ランキング」で1位に選ばれたこともあります。秋を代表する植物ススキが阿蘇の山々をバックに風にそよぐ姿は正に絶景！その他にも満開のコスモスや満天の星空など、秋の阿蘇には大自然の壮大さを感じられるスポットがあちらこちらにあります。
秋ならではの景色と共に、阿蘇観光の定番である阿蘇山の火口群もおすすめです。世界最大級のカルデラである阿蘇山周辺で最も人気が高い観光地と言われているのが「中岳火口」で、現在も活発に活動を続けています。次々に立ち上る白い噴煙や時期によってエメラルドグリーンに見えることがある湯だまりなど、他に類を見ない壮大な景色は必見です。

紅葉の露天風呂や温泉街散策を満喫！「黒川温泉」

黒川温泉(熊本) pic.twitter.com/d6s8CAp4RO

— 進撃のMovie (@roketdan5) January 27, 2022

黒川温泉は阿蘇一帯にある温泉地の一つで、渓谷に囲まれた静かでこぢんまりとしたたたずまいの温泉地です。旅館の数は30軒程度ありますが、収容人数は多くありません。秋を感じながらのんびり静かに過ごすのに最適な温泉地です。旅情をかき立てる温泉街の紅葉を鑑賞しながら付近を散策するのもおすすめです。
また、ほとんどの旅館には露天風呂が設けられており、色とりどりの紅葉の下でゆっくり温泉に浸かるという、なんとも贅沢な一時を過ごすことができます。中でも、黒川温泉のはずれにある「里の湯　和らく」には、「野天風呂」と呼ばれる野趣に富んだ露天風呂があり、紅葉の見ごろとなる11月上旬～中旬ごろには色彩豊かな紅葉を楽しみながら入浴することができます。「野天風呂」は街の中心にある案内所で販売されている「入湯手形」を購入すれば、宿泊客以外も利用可能で、気軽に日帰り温泉を楽しむことができると好評です。
「九州温泉道」に選ばれたことのある「旅館　こうの湯」もおすすめの旅館の一つ。この旅館にある「森の湯」と呼ばれる木々に包まれた広大な露天風呂では、秋には色彩豊かな紅葉に囲まれながらの入浴を体験できます。水圧によるマッサージ効果が期待できる打たせ湯や深さ約160cmの立ち湯も名物となっていて、日ごろの疲れを癒すのにもぴったりの宿です。

船上から紅葉を楽しむ「球磨川」での球磨川下り

寝起き露天風呂で目覚まし中😪

日本三大急流の球磨川。

川の流れの音がすごいわ pic.twitter.com/dTBrEclGs8

— macocash (@Poker_FindFun) January 28, 2022

富士川や最上川と並ぶ日本三大急流の一つである球磨川は、熊本県南部の人吉盆地から八代海に流れる熊本県内最大の河川です。古くから川下りを楽しめる場所として有名な球磨川下りは、100年以上の歴史を持つ人気のアクティビティです。船上からは雄大な四季折々の自然を楽しむことができ、秋は紅葉を見ながらの川下りを満喫できます。流れの穏やかな区間を約50分かけて運航するので、小さな子どもからお年寄りまで安心して楽しむことができます。貸し切り船もあるので家族やグループでのんびりプライベートな一時を過ごすのもおすすめです。
よりスリルを求める人は、「九州一激しい」と言われるラフティングに挑戦してみるのはいかがでしょうか。九州一の急流と言われる通り、ラフティングはスリル満点のコースを下っていきます。途中で岩場からジャンプをしたりボートから降りて川の中を泳いだり、多彩なアクティビティを通して大自然を満喫できます。小学校5年生ぐらいから参加できるので、家族旅行の思い出作りにもおすすめです。

菊池市の秋の風物詩！「菊人形・菊まつり」

「菊人形・菊まつり」は、熊本県北部の菊池市の歴史を色とりどりの菊で飾られた菊人形を使って紹介するユニークなお祭りで例年11月ごろに開催されます。このお祭りは、県内外から8万人もの来場者がある人気のイベントです。この祭りの一番の見所の一つとされているのが、九州の名門の豪族であった菊池一族が南北朝時代に死闘を繰り広げた名場面を菊人形で再現したものです。「太刀洗いの場」や、「袖ヶ浦の訣別」などの重要な場面が精巧な菊人形で再現されていて見応えたっぷりと評判です。他にも色とりどりの大輪菊の鉢植えや盆栽の展示もあり、即売会も実施されています。
なお、菊池市を語る上で外せない菊池一族については専用のホームページがあり、一族の歴史や人物伝などがオリジナルのイラストと文章で詳細に紹介されています。「菊人形・菊まつり」に行く前の予習として目を通してみてはいかがでしょうか。

定番の「熊本城」で秋のお城まつりや紅葉の名所を楽しむ

熊本城と言えば、言わずと知れた熊本県内有数の人気観光地。天守閣前のイチョウの紅葉がとても美しいことから別名は「銀杏城」と言われていて、秋の観光にとてもおすすめです。毎年春と秋には「くまもとお城まつり」が開催されていて、10月上旬の秋のお城まつりでは和太鼓、狂言などの伝統芸能や秋の味覚を楽しめるイベントがあり、多くの来場者が訪れます。
また、熊本城そばにある武家屋敷「旧細川刑部邸」の庭園は紅葉の名所として有名で、2019年は震災の影響で休館していましたが、ライトアップが期間限定で実施され話題になりました。県内屈指の紅葉観賞スポットである「旧細川刑部邸」庭園は、県の重要文化財に指定されていて、美しい建物と色とりどりの紅葉が毎年多くの人を魅了しています。

紅葉が美しい「水前寺成趣園」！秋季例大祭で日本の伝統を感じる

「水前寺成趣園」は通称「水前寺公園」と呼ばれる熊本市内にある桃山式の美しい回遊庭園です。面積が約7万3000平方メートルある美しく広々とした庭園は、肥後細川藩初代の忠利公がこの地を気に入り、御茶屋を建てたのが始まりと言われており、その後大規模な作庭が行われました。今では地元の人の憩いの場として親しまれています。
紅葉のころは、阿蘇伏流水が湧出している池の水面に色鮮やかな紅葉や銀杏が映りとても美しいと評判で、見ごろである11月下旬～12月中旬ごろには多くの人が訪れます。「紅葉が美しい日本庭園」にたびたび選出されていて、秋の熊本市内の観光では外せない人気の観光スポットの一つです。
また、園の北側にある「出水神社」では10月に秋季例大祭が開催され、流鏑馬、能楽、剣道、古武道など迫力のある神事に一般の人も立ち会うことができます。神事を身近で観賞できる機会はあまりないので、この時期に合わせて訪れるのもおすすめです。

芸術の秋にぴったり！「熊本市現代美術館」

これまで紅葉の有名なスポットや、秋に開催されるイベント等を紹介してきましたが、あわせて「芸術の秋」にぴったりな美術館訪問はいかがでしょうか。熊本県内にはいくつかの有名な美術館がありますが、「熊本市現代美術館」はその中でも1、2を争う人気の美術館です。
「熊本市現代美術館」は、熊本市内の中心部・びぷれす熊日会館の3階にある美術館で、有料の企画展を行うメインギャラリー以外はすべて無料となっています。また、館内には草間彌生や宮島達男など国際的に活躍するアーティストのアートワークが常設展示されていて、いつでも鑑賞することができます。館内には他に数千冊の本を自由に閲覧することができるホームギャラリーや、ミュージアムショップ、親子で遊べるスペースなどもあり、美術品観賞で少し疲れてしまっても休憩や気分転換ができる場所が確保されています。
常時様々な展覧会、コンサート、イベントなどが行われていています。熊本市内を訪れる際はぜひ足を運んでみてください。

栗好き必見！山鹿の「山鹿和栗スイーツフェア」

「山鹿和栗スイーツフェア」は西日本一の栗の産地、熊本県の山鹿市で毎年9月～11月ごろに行われるスイーツフェアです。秋ならではのご当地グルメを使った栗スイーツの数々は女性や子どもにも人気で、近年注目を集めています。
このスイーツフェスティバルには、市内の飲食店や菓子店、物産館などが多数出店します。ちなみに2019年は22店が参加しました。パンフレットを参加店が資金を出し合って作るなど、地元の方々の意気込みが感じられるイベントです。
例年、栗味のソフトクリーム、モンブランや栗パイ、栗まんじゅうなど栗好きにはたまらないスイーツの数々がラインナップされています。参加店は年々増えているそうで、今後ますますたくさんの種類の栗スイーツを味わうことができそうです。
スタンプラリーも開催されていて、スタンプを集めると抽選で栗スイーツのプレゼントが当たる企画に応募することができます。自分へのご褒美や、友人・家族へのお土産探しにぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

人気急上昇中！車エビのつかみ取り大会「あまくさエビリンピック」

昨夜は、あまくさエビリンピックに初出場した妹の戦利品🦐おこぼれを頂戴しました( *´艸)お刺身でいただいたけど新鮮で身がプリっプリで甘かったぁ( ≧∀≦)❣️
味を占めた妹は来年も参加するらしい🎵 pic.twitter.com/gbsoUXVxKb

— ♡あみゅー♡🤗✨ (@VelvetWithBlue) September 29, 2019

天草は海に囲まれた小さな島々からなる地域で、美しい砂浜や海岸、イルカウォッチングなどのマリンアクティビティが豊富な人気の観光地です。そんな天草で今注目を集めているのが天草の特産品「車えび」のつかみ取り大会です。大会の名前は「あまくさエビリンピック」と言い、例年9月下旬～10月ごろ開催されます。この大会では、投入された約10,000匹の車エビを参加者がつかみ取りその数を競う、というなんともユニークな大会です。
入賞者には豪華賞品が用意され、取ったえびは持ち帰りることができます。県外からの参加者が年々増え、募集枠を大幅に超える申し込みが殺到しているという熊本県内でも注目のイベントです。また、車えびのつかみ取りだけではなく、小学生以下の子ども向けの「タコのつかみ取り大会」も同時開催されています。
普段の生活では体験する機会のない海産物のつかみ取り大会に、家族で参加すると熊本観光の良い思い出になるのではないでしょうか。

まとめ

秋の熊本旅行におすすめの観光スポットを10ヶ所を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。壮大な自然が魅力の熊本県は、秋の風物詩とも言える紅葉の観賞スポットが多く、雄大な渓谷や、美しい日本庭園、お城、温泉街などで色鮮やかな紅葉を堪能できます。また、紅葉の下で露天風呂を楽しんだり、雲海やススキ、川下りを楽しんだりと、秋の風景を満喫できる観光スポットも豊富。他にも秋ならではのスイーツを使ったフェスティバルや個性的なお祭り・イベントなども多く、秋の熊本はたくさんの魅力で溢れています。ぜひ一度秋の熊本に足を運んでみてくださいね。

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