今年の夏旅行、もう行き先は決まりましたか?
昨年と同じく猛暑が予想される今年は、涼を求めて福島県へ旅行しませんか?
福島県には、大阪国際空港(伊丹空港)から飛行機で65分しかかかりません。
飛行機に乗り込み、窓から日本列島を見下ろして空中散歩を楽しみましょう。気が付けば、あっという間に福島県です。
福島県の面積は全国第3位の広さを誇り、猪苗代湖や磐梯山など自然豊かな観光スポットが盛り沢山です。
今回は、暑い夏にピッタリ!涼を取れる福島県のおすすめ観光スポット6選を紹介いたします。
1.海水浴よりも快適な湖水浴「猪苗代湖」
福島県のほぼ中央に位置している猪苗代湖は、湖としては日本第4位の広大な面積を誇っており、現地で目にすると海に来たのかと錯覚してしまうほどです。
猪苗代湖の水質は、プランクトンがとても少ない日本の湖沼ではトップクラスの綺麗な水質と認められています。
湖水は、海水と違って水がベトベトしませんので、後のことを考えずに水遊びが気軽に楽しめます。
日本では、湖水浴ができる湖は数える程度しかありません。それは、湖水浴ができるほど澄んだ湖が非常に少ないからです。
湖水浴が盛んに行われている猪苗代湖では、湖水浴場が湖を囲むように各所に設けられていますし、キャンプ場や貸別荘、コテージも数多く開設されています。
昼は猪苗代湖で湖水浴を楽しみ、夕方からは福島の豊かな自然が育んだ食材を使ったバーベキューでお腹を満たし、夜は澄んだ夜空の星を眺めてコテージで就寝。朝から晩までアウトドアを満喫できます。
また、湖にはアクティビティが沢山用意されています。
おすすめは、波がない湖だからこそ本領を発揮できるSUP(スタンドアップパドルボード)です。
SUPとは、水面に浮かべたサーフボードよりも少し大きい専用ボードの上に立ち、パドルで水を掻いて進むアクティビティです。
最近では、体幹やバランス感覚を養うエクササイズ感覚で楽しめることから、女性を中心に注目を集めています。
SUPは、波があっても楽しめるアクティビティですが、波がない湖だとさらに楽しめると言われています。自分の力だけでのんびり進む水上散歩で、日頃の悩みを忘れて心を整えましょう。
その他にも、湖周辺には見逃せない観光スポットがあちらこちらにあります。
湖の北部にある入場無料の磐梯高原南ヶ丘牧場では、牛や羊・馬などの動物とふれあい体験ができたり、子どもと一緒に乗馬体験を楽しんだりできます。
ロバ乗りは、子ども一人でも体験ができますから、ロバに乗った我が子の姿を写真に収めておきましょう。ロバの背に乗る子どもの写真は、とびきり可愛い一枚になりますよ。
■猪苗代湖
住所 | 福島県耶麻郡猪苗代町 |
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電話番号 | 0242-62-2048(猪苗代観光協会) |
営業時間 | 8:00~17:30(磐梯高原南ヶ丘牧場) |
アクセス情報 | 福島空港より車で約60分、福島駅より車で約70分 |
2.磐梯山を大パノラマで一望できるカヌーツーリング「桧原湖」
福島県のシンボル・磐梯山の北側、裏磐梯には大小200~300の湖沼があると言われていて、このうち最大の湖が桧原湖です。
標高約800mの場所に広がる磐梯高原は、夏でも平均気温が20℃前後なのでとても快適に過ごせます。
四季を通じてアウトドアレジャーが盛んに行われており、春~秋はバスフィッシング、冬は凍った湖上でのワカサギ釣りが人気です。
数多くあるアクティビティの中でも是非チャレンジして欲しいのが、カヌーツーリングです。
カヌーに乗り込んで自然豊かな桧原湖の湖面を優雅に進みます。時折冷たい水しぶきを浴びながら、湖面から見る磐梯山の大パノラマに思わずため息が漏れます。
草木が生い茂る少し複雑な入り江エリアもありますので、カヌーツーリングの醍醐味である自分の力で探検する楽しみも感じられるでしょう。
桧原湖の西側には、所要時間1時間程度で回れる散策路が用意されているので
自然豊かな裏磐梯を満喫しましょう。
四季折々の花が散策路に彩りを添え、目を凝らせば野生動物たちの足跡を見られるかも知れません。
小学生程度の子どもでも十分に歩けるように整備されていますので、子どもとのんびり歩いて自然観察するのも楽しいでしょう。
散策路のスタート地点近くには、色とりどりに染まる美しい「五色沼湖沼群」があります。
水面が青く輝いて見える青沼を筆頭に、大小合わせて10個弱の湖沼があります。
どこもフォトジェニックな風景なので、写真撮影しながら散策を楽しめますし、ゆったり腰を据えて写生するのも良いでしょう。
■桧原湖
住所 | 福島県耶麻郡北塩原村大字檜原 |
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電話番号 | 0241-32-2349(裏磐梯観光協会) |
アクセス情報 | 福島空港より車で約75分、福島駅より車で約75分 |
3.涼しい環境でトレッキングデビュー「安達太良山」
皆さんは、高村光太郎という詩人をご存知でしょうか。
高村光太郎が妻・高村智恵子への思いを綴った『智恵子抄』は、国語の教科書に登場するほど有名です。
その『智恵子抄』に、智恵子が「安達太良山の上の空が、ほんとの空」という内容のことを語たる一節があります。
最高峰1728mの安達太良山より上に広がる空が、それほど青く澄んでいるということを言いたいのでしょう。
安達太良山は、複数の山々が連なった約9kmにわたる連峰です。
設置されているロープウェイを利用すれば標高1350mの地点まで楽に登ることができるため、トレッキングデビューにもってこいの低難易度の山と言われています。
ロープウェイに乗り込めば頂上駅まで約10分間の空中散歩が楽しめます。眼下に広がる山々を見ていると、これから始まるトレッキングに胸が高鳴ってきます。
ロープウェイ山頂駅から安達太良山をぐるりと回れる、約4時間の初心者向けトレッキングコースに出掛けましょう。
夏の安達太良山では、天然記念物のシャクナゲや高山植物が咲き誇り、青々と茂る木々と織りなす風景が楽しめます。
山頂からの眺めは、視界を塞ぐものがない360°の大パノラマ。息を飲むほどの絶景に圧倒されます。写真には収まりきらない絶景が眺められるのは、山に登った方だけの特権です。
活火山の安達太良山の周辺には数多くの温泉場があります。
安達太良山トレッキングの後は、天然温泉で疲れた身体を癒やしてあげましょう。
登山口やトレッキングコース上にある山小屋にも温泉が用意されていますので、トレッキングの最中に温泉でちょっと一休みという贅沢も楽しめます。
■安達太良山
住所 | 福島県郡山市熱海町石筵字黒森 |
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電話番号 | 0243-24-2141(あだたら高原リゾート) |
営業時間 | 8:30~16:30(あだたら山ロープウェイ) |
アクセス情報 | 福島空港より車で約65分、福島駅より車で約45分 |
4.夏でもひんやり15℃キープ「あぶくま洞」
鍾乳洞は、地下水などの侵食によって途方もない歳月をかけて創り出された自然の神秘です。
福島県には、全長600mもある大鍾乳洞・あぶくま洞があります。
洞窟の中は気候の影響を受けづらいため、年間を通して約15℃をキープしています。
猛暑の夏でも例外ではなく、洞窟の中に一歩足を踏み入れるとすぐに汗が止まり、外との気温差で震えてしまうほどの冷気が漂っています。
それでは、約40分の洞窟探検に出掛けましょう!
洞窟内は、不安定な場所もありますので歩きやすい靴をおすすめします。
悠久の時が創り出したそれぞれの鍾乳石は、様々な色のライトで美しく照らされていてとても幻想的です。
その不思議な光景に見惚れてしまいますし、ぼんやりと映し出された鍾乳石には畏怖の念すら湧いてきます。
洞窟内で最大の空間を「月の世界」と言います。ここでは、舞台演出用の調光システムによって光が移り変わっていきます。
約2分間かけて変化するライトアップは、夜明けから夕暮れまでの明かりの移ろいをイメージしているそうです。
夕暮れをイメージしたライトで紅く染まる鍾乳石からは、ロマンチックな印象を受けます。
また、あぶくま洞の安定した気温と湿度は、ワイン貯蔵にぴったりな空間だと言われており、ここで貯蔵したワインは、併設のお土産物屋で販売されています。
旅の思い出としてワインを買って帰り、紅く照らされた鍾乳石を思い出しながらワインをいただくのもロマンチックです。
より刺激を感じたい方には、約10℃の冷たい水に膝まで浸かりながらケイビング(鍾乳洞を冒険するアクティビティ)ができる入水鍾乳洞がおすすめです。
あぶくま洞から車で約10分のところに入水鍾乳洞はあります。
洞窟内は、手前から奥にかけてA~Cコースの3コースに分けられており、最深部まで行くCコースだと約90分の道のりです。
Aコースはそこまで過酷ではありませんが、Bコースより奥はほぼ自然そのままの状態なので、鍾乳洞の隙間を縫って進み、時には四つん這いになりながら進んでいきます。
Cコースともなると、案内人が居ないと入洞できないほど難易度が高いコースになっていますので、より刺激が欲しい方におすすめです。
また、入水鍾乳洞の入口付近には、夏の風物詩・流しそうめんが楽しめる飲食店がありますので要チェックです。
■あぶくま洞
住所 | 福島県田村市滝根町菅谷東釜山1 |
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電話番号 | 0247-78-2125(あぶくま洞管理事務所) |
営業時間 | 8:30~17:30(期間によって営業時間は異なります) |
アクセス情報 | 福島空港より車で約40分、福島駅より車で約70分 |
■入水鍾乳洞
住所 | 福島県田村市滝根町菅谷大六89-3 |
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電話番号 | 0247-78-3393(入水鍾乳洞管理事務所) |
営業時間 | 8:30~17:00(夏季・期間によって営業時間は異なります) |
アクセス情報 | 福島空港より車で約40分、福島駅より車で約65分 |
5.朝から晩まで常夏満喫「スパリゾートハワイアンズ」
福島県は活火山が多いこともあり、温泉の数が134個と全国第4位の多さを誇っています。
数ある温泉の中でも最も有名と言っても過言ではないのが、いわき市のいわき湯本温泉です。
開湯は奈良時代頃と言われており、愛媛県の道後温泉・兵庫県の有馬温泉とともに日本三古泉に数えられるほどの長い歴史があります。
泉質は、美肌作用の「美人の湯」、血圧低下作用の「心臓の湯」、保温効果が高い「熱の湯」など数多くの効能を併せ持っています。
日本屈指の古泉であるいわき湯本温泉ですが、2006年に劇場公開された大ヒット映画『フラガール』でさらに注目を集めました。
一時は炭鉱で栄えたものの炭鉱の規模が縮小されたことにより経営が悪化した街を舞台に、温泉とフラダンスショーで町おこしをする実話をもとにした映画です。
映画の舞台となった常磐ハワイアンセンターですが、現在は「スパリゾートハワイアンズ」として経営を続けています。
スパリゾートハワイアンズでは、いわき湯本温泉の豊富な湯量を活かし、温泉で室内温度を年間28℃にキープして常夏のハワイを演出しています。
広大な敷地の中には、6つの温泉テーマパークと4つのホテルがあり、1日では遊びきれないほどの楽しみが待っています。
どの温泉テーマパークも温泉を使用しており、プール「ウォーターパーク」も例外ではありません。
このプールにあるボディスライダー「ビッグアロハ」は、全長283m・高低差40.5mという超巨大なスライダーで、なんと日本一の大きさを誇ります。日頃から「ウォータースライダーはすぐ終わってしまう!」と思っている方にも満足していただける納得のスケールです。
もちろん、普通の温泉施設も用意されていますのでご安心ください。「温泉大浴場パレス」では12種24浴槽のバラエティに富んだ温泉を楽しめます。
プールで泳いでくたくたに疲れてしまった身体をいやすため、宿泊をおすすめいたします。
施設内に4つあるホテルは、リーズナブルなホテルから贅を尽くした和のお宿、フロアによってデザインが違うリゾートホテルまで、様々なニーズに合わせたホテルが用意されています。
朝から晩まで温泉で遊んで1泊し、次の日も温泉に入ればいわき湯本温泉の効能がより身体に効くことでしょう。
そして、スパリゾートハワイアンズで忘れてはならないのが、ダンスショーです。
ダンスショーは、基本的に1日2回公演されており、伝統的なフラダンスはもちろん、その原型と言われているタヒチアンダンス、燃え盛るバトンを振り回すファイヤーナイフダンスなど様々なダンスが披露されます。
昼の部と夜の部では演目が違っていますので、それぞれのショーを観ることをおすすめします。
その他、ウォーターパークの巨大ドーム天井を鮮やかなライトで照らし出すドームライティングショーも人気です。
また、映画『フラガール』で使われた衣装などの展示や、映画のモデルになった炭鉱やフラガール達の歴史を学べるフラミュージアムも併設されています。
『フラガール』ファンの方にとっては堪らない聖地巡礼が楽しめます。
■スパリゾートハワイアンズ
住所 | 福島県いわき市常磐藤原町蕨平50 |
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電話番号 | 0570-550-550 |
営業時間 | 9:00~22:15(詳細はお問い合わせください) |
アクセス情報 | 福島空港より車で約50分、福島駅より車で約90分、湯本駅(最寄り)から無料シャトルバス運行 |
6.触れて体験できる環境水族館「アクアマリンふくしま」
夏のデートや旅行に欠かせないのが水族館。福島県には、東北地方最大級の水族館「アクアマリンふくしま」があります。
この水族館は、福島県沖で黒潮と親潮がぶつかる「潮目の海」であることから、潮目をテーマとしています。
館内で一番目を惹くのが、水族館のテーマである潮目に焦点を当てた巨大水槽「潮目の海」です。
黒潮側と親潮側、それぞれの巨大水槽が用意されており、その間に三角形の通路が設けられています。
ガラス張りの天井に潮目が演出されており、潮目の通路に入って見上げると、左右それぞれに黒潮と親潮の魚たちが並んで泳いでいる様子が見られます。
普段は見ることができないそれぞれの潮の様子を見られる、日本でここだけの貴重な展示です。
皆さんにとって馴染み深いとある魚の展示もあります。日本でここだけの貴重な展示です。その魚とは、サンマです。
サンマは、とても神経質な魚で、しかも鱗が剥がれやすいので捕獲がしづらく、飼育も非常に困難なため普通の水族館では展示されないそうです。
この水族館では、他にも様々な取り組みを行っています。
普通では見ることができない、水族館の裏側に潜入できるバックヤードツアーを定期的に行っています。
魚たちを搬入するところから、餌の準備室、果ては水槽を管理する機械まで水族館を隅から隅まで見て回れます。
小さな子どもには、様々な生き物に触れられるタッチプール・蛇の目ビーチがおすすめです。
海辺を再現したプールに裸足になって入り、ヒトデなどを観察したり、広いビーチで砂遊びをしたり各自思い思いの楽しみ方ができます。
その蛇の目ビーチの大きさは、なんと4500㎡と世界最大級!海と違って波がない上、天井が覆われているので子どもを安心して遊ばせられます。
また、ここで絶対に外したくないのが釣り体験です。
専用の釣り場が用意されており、レンタル釣り竿で魚釣りにチャレンジします。
お腹をすかせた魚がしっかりと用意されていますので、針を投入したらすぐに魚が食いついてくれます。
すぐに反応があるので子どもでも飽きずに楽しむことができます。
釣った魚は、その場で唐揚げにしてくれますので美味しくいただきましょう。
釣りの楽しさと生き物・食べ物に対する気持ちを学べますので子どもの教育にも良いでしょう。
この水族館には一風変わったお店が用意されています。
それがなんと、水族館内のお寿司屋さん。それも、メイン展示「潮目の海」の前に用意されているから驚きです。
大水槽を泳ぐ魚たちを眺めながらいただくお寿司は、これ以上ない思い出になるでしょう。
「水族館行ってお寿司食べたよ!」という冗談みたいな体験を味わえますよ。
■アクアマリンふくしま
住所 | 福島県いわき市小名浜字辰巳町50 |
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電話番号 | 0246-73-2525 |
営業時間 | 9:00~17:30(期間によって営業時間は異なります) |
アクセス情報 | 福島空港より車で約70分、福島駅より車で約115分 |
まとめ
暑い夏には、福島県に涼を求めて旅行をしよう!
福島県が誇る、夏らしい体験ができる観光スポットを紹介いたしました。
広大な面積を誇る福島県だからこそ、魅力満点の観光スポットが盛り沢山です。
涼を取れる環境で夏らしいアクティビティに挑戦してみましょう。
福島でとびきり楽しいひと夏の思い出を作りませんか?