LCC各社で国内線を利用する場合、基本的に機内食は別料金であることが多く、安く済ませたいという思いから機内では食事をとらないという方もおられます。
ですがジェットスター国内線の機内食のクオリティは高いと評判で、せっかくジェットスターを利用するのであれば注文するのがおすすめです。
今回はジェットスターの機内食について解説していきます。
ジェットスターの機内食の概要
インターネットでジェットスターの機内食を検索すると、様々な種類の食事があることがわかります。
いずれの料理も評判は上々で、ジェットスターを利用した際には一度食べてみたいと思う方は多いことでしょう。
そこで気になるのが、機内食の購入方法や金額です。
機内食が運賃に含まれるプラン
ジェットスターでは、運賃プランによって機内食が含まれるかどうかが異なります。
さらに国内線と国際線では、含まれている食事内容にも差があるのです。
運賃プラン | 含まれる機内食の内容 |
---|---|
Starter Plus(エコノミー) | 500円分の機内バウチャー(飲み物、スナック) |
Flex Plus(エコノミー) | 500円分の機内バウチャー(飲み物、スナック) |
Business(ビジネス) | 食事、飲み物 |
Business Max(ビジネス) | 食事、飲み物 |
ジェットスターで機内食代が含まれているのは、エコノミークラスの「Starter Plus」「Flex Plus」と、2つのビジネスクラスのみです。
ただしエコノミークラスの場合、厳密には食事自体が含まれているわけではなく、500円分の機内バウチャーがついています。
機内バウチャーはジェットスター専用の電子クーポンで、飲み物や軽食の代金に使えるので、機内販売の軽食であれば購入が可能です。
長距離国際線のみで使えるビジネスクラスには食事と飲み物のセットが付属し、搭乗時にスタッフが伺うことになっています。
ファーストミールとセカンドミールの計2回が用意されるのが特徴です。
短距離の国際線では軽食になることがあります。
機内食はオプションで追加可能
運賃に機内食がついていないジェットスターの国内線では、ほとんどの路線でオプションとして機内食を追加購入できます。
食事は搭乗してから注文できないため、500円分のバウチャーがついているエコノミークラスでも、しっかりした食事が欲しい場合は事前に追加しなくてはなりません。
食事を追加したい際は、出発の24時間前までに購入が必要です。
インスタントラーメンやサンドイッチ、スナックなどの軽食やアルコールを含む飲み物は、事前予約なく随時購入ができます。
ジェットスター機内食の種類
ジェットスター国内線の機内食は、目的地や飛行時間、機材などによって若干メニューが異なります。
ここでは2025年1月16日時点で確認できた機内食メニューを紹介します(調査時の運賃プランは「Starter Plus」、長距離国際線はビジネスクラスも含む)。
国内線の食事
国内線では、運賃に含まれるバウチャーで買える機内販売品のほか、事前に追加購入できるオプションの機内食として以下のメニューが提供されています。
機内販売 | オプションの食事(飲み物付き) |
---|---|
・バウムクーヘン ・アップルパイ ・チョコレートマフィン ・スナック菓子 ・コーヒーやオレンジジュースなどのドリンク |
・グリルチキンカレー ・ハンバーグカレー ・焼き野菜カレー ・五目野菜焼きそば ・キッズミール・ハンバーグドリア |
運賃に含まれる範囲で楽しめるのは機内販売のメニューで、軽食とドリンクのセットでちょうどバウチャー500円分になります。
このほかにもカップラーメンやアルコールが売られているので、物足りない方は購入するといいでしょう。
オプションメニューはカレーを中心に肉や野菜の料理が選べるほか、キッズメニューも選択可能です。
また各食事には飲み物がついています。
短距離国際線の食事
日本から台北までの短距離国際線では、国内線と同様の機内販売のほかに、追加購入できる以下の食事があります。
- キンパといなり寿司
- ペンネサラダ
便によって異なる可能性があります。
含まれている機内食とは別に、事前の追加で食事をプラスしてもいいでしょう。
長距離国際線の食事
長距離国際線ではビジネスクラスが選択でき、運賃に含まれるのはコース料理となっています。
追加購入の食事も豊富なので、エコノミークラスの方は検討しましょう。
機内販売品については国内線と同様の品を参考にしてください。
ビジネスクラスの食事 | オプションの食事(飲み物付き) |
---|---|
・朝食:野菜のフリッタータ、フェタチーズとほうれん草のオムレツ、フルーツ盛り合わせ ・昼食・夕食:前菜、ラムシャンク、鮭のしいたけ焼き、ほうれん草・かぼちゃ・バジルのラビオリ、デザート、パン ※オーストラリア発の例 |
・定番ビーフラザニア ・野菜たっぷりテリヤキ麺 ・ベーコンとエッグのチャバタ ・キッシュとロールパン ・チーズとトマトレリッシュのホットサンド ・ハムとチーズのホットサンド ・バナナブレッドスライス ・ホームスタイルサンドイッチ2種 ・グルメビーフ デュオパックセット ・チキンラップ ・レモンティーケーキ ※東京-アデレード便の例 |
時期や便にもよるのであくまで参考ではありますが、ジェットスターの長距離国際線では充実した食事メニューが用意されています。
なかでもビジネスクラスの運賃に含まれるコース料理は朝食と昼食・夕食でバラエティー豊かなメニューが登場し、長旅の疲れを癒してくれるでしょう。
ジェットスター機内食の予約方法と注意点
ジェットスターで機内食を希望する場合、運賃に含まれていないメニューは追加で購入が必要です。
含まれている分は特に操作する必要はありません。
追加購入できる機内食の予約方法と、注意点を解説します。
航空券の予約時に購入する
ジェットスターでオプション購入できる機内食は、航空券の予約時に追加で注文できます。
公式ホームページ上で航空券を予約する流れの中で、機内食をオプションとして選択できる画面が出てくるので、追加しておきましょう。
航空券を予約してから搭乗するまでの間であれば、公式ホームページのプラン変更メニューから食事を追加することも可能です。
搭乗24時間前までに購入する
食事を追加購入したい場合、飛行機の出発時刻から24時間前までには予約しなくてはなりません。
24時間を過ぎている場合は、代わりに食事代金分の機内バウチャーが提供されるので注意しましょう。
機内販売食は売り切れる可能性がある
ジェットスターの機内食(主に軽食)は機内での提供数に限りがあり、希望通り購入できない場合があります。
詳細なラインアップは機内に備え付けてある機内誌で確認できますが、売り切れの可能性も考慮しておきましょう。
エコノミークラスで確実に食事をとりたい場合は、機内販売で購入できる分だけでなく、オプションの機内食を予約するのが確実です。
機内食はキャンセルできない
予約した機内食代は払い戻しの対象にならず、キャンセルできません。
どうしてもキャンセルしたい場合は、予約した航空券自体をキャンセルして、別に取り直す必要があります。
ジェットスター機内食の支払い方法
ジェットスターの機内食を購入する場合は、事前に追加オプションの食事を買うのか、機内販売で軽食を買うのかで支払い方法が異なります。
追加購入した機内食の支払方法
食事を事前予約した場合、航空運賃などと併せて支払うことになります。
支払いには、クレジットカード、バウチャー、キャリア決済、ウェルネット決済などが利用可能です。
機内での支払い方法
ジェットスターの機内販売を購入する際の支払い方法は、以下のように国内線と国際線で異なります。
- ジェットスター・ジャパン(GK):現金、クレジットカード(ビザ/マスターカード)
- ジェットスター航空(JQ):クレジットカード/デビットカード
- ジェットスター・アジア航空(3K):現金、クレジットカード
国内線はジェットスター・ジャパン(GK)ですので、現金とクレジットカードが使用が可能です。
国内線でジェットスターカードを使って支払うと、軽食などの代金が10%OFFになります。
ジェットスターで食事を安く済ませたい場合の「持ち込み」
ジェットスターの機内食は、LCCの機内食の中ではクオリティが高いと評判ですが、そもそも割高な機内食を購入するのに抵抗がある、という方もおられるでしょう。
そういった方は、機内で購入するのではなく、飲食物を持ち込んではいかがでしょう。
節度を守れば機内に飲食物を持ち込める
LCC各社の中には飲食物の機内持ち込みを禁止としている会社もありますが、ジェットスターは飲食物の機内持ち込みを許可しています。
機内食はおおよそ1,000円前後、軽食は500円程度とやや割高なので、コンビニや売店で飲食物を買って持ち込むと節約できるでしょう。
基本的にジェットスターでは食事の機内持ち込みに関する規定を設けていませんが、自分以外にも大勢の乗客が乗っている点、LCCの座席は狭くなりがちな点には配慮が必要です。
持ち込む際は臭いが強烈なものや、狭い座席で食べるのが困難なものは避け、できるだけ簡単に済ませることができるものにしましょう。
飲み物は規定を守って持ち込む
食事に関する規定はありませんが、温かい飲み物を紙コップなど簡易容器に入れて持ち込むのは禁止されています。
これは離陸時に液体がこぼれて火傷などのトラブルが起こる可能性があるためです。
ふたがきちんと閉まるペットボトルなどに入れておけば問題はないので、飲み物を持ち込む際は容器に注意しましょう。
またアルコール飲料を持ち込むこと自体は可能ですが、持ち込んだアルコール飲料を機内で飲むことはできません。
アルコール飲料が飲みたくなったら機内販売で購入しましょう。
まとめ:ジェットスターの機内食はプランごとに異なる
ジェットスターは運賃プランごとに機内食(機内食代金)が含まれているかどうかが異なります。
エコノミークラスには機内で買える軽食代金がバウチャーとして含まれ、ビジネスクラスには食事そのものが含まれるのが基本です。
”しっかりと食事”としたものは基本的にビジネスクラス運賃のみに含まれるので、国内線のエコノミークラスでは追加購入オプションとして事前に予約しましょう。
ジェットスターを利用する機会があれば、評判のいい機内食を堪能してみてはいかがでしょうか。