雪が降りしきる冬の秋田には、たくさんの観光スポットがあります。
かまくら体験や雪の絶景、心も体も温まるあったかグルメなど、冬を満喫するのに秋田はぴったりの観光地です。
この記事では、選りすぐりのおすすめ観光スポット7選をご紹介します。ぜひ旅行の参考にしてみてください。

空港名:秋田空港
住所:〒010-1211 秋田県秋田市雄和椿川山籠49
電話番号:018-886-3366

公式HP:https://www.akita-airport.com/

秋田空港~秋田駅西口までリムジンバスで約40分
秋田空港~県庁市役所前までリムジンバスで約50分

エアポートライナー・タクシー・レンタカー・電車が利用可能です。

秋田空港の詳細はこちら⇒秋田空港発着

秋田の伝統・かまくらが体験できる「横手の雪まつり」

横手の雪まつり

「横手の雪まつり」は、秋田県・横手市で毎年2月に開催される伝統的な行事です。まつり期間中には市内に約80基ものかまくらが作られます。会場になっている横手城や古民家などで、それぞれ雰囲気の違ったかまくらを見ることができ、オレンジ色の温かい明りが灯った幻想的な姿に癒やされます。

かまくらの中には子供たちが入っていて、「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」と言いながら、甘酒やお餅を振舞ってくれます。かまくらの大きさは、大人が4~5人は入れるほどの広い作りになっており、中は意外と暖かいようです。

また、かまくらを貸し切って楽しむことのできるイベント「かまくら先取り体験」も行われています。かまくらを貸し切り、中で甘酒を飲んだり、七輪でお餅を焼いたりすることができます。家族やカップルで貸し切って、素敵なひと時を楽しんでみてはいかがでしょうか?

横手市のかまくらには450年の歴史があります。もともと、かまくらは見るものでなく、中に入って、正面にまつられた水神様にお賽銭を上げ、家内安全や商売繁盛、五穀豊穣などを祈願するものです。ぜひかまくらの中に入って、甘酒を片手に地元の人たちとの交流を楽しんでみてください。

住所 横手市役所本庁舎前前道路公園・二葉町かまくら通り・羽黒町武家屋敷通り・横手公園
電話番号 0182-33-7111
営業時間 2020年2月15日(土)~16日(日) ※予定
(時間未定)
公式サイト https://www.city.yokote.lg.jp/kanko/1004035/1004590.html
アクセス情報 横手駅から横手市役所本庁舎前前道路公園まで徒歩約13分

七つの湯と七つの宿で温まる「乳頭温泉郷」

乳頭温泉郷

冬の秋田の町を観光した後は、七つの湯と宿からなる「乳頭温泉郷」で温まりましょう。「乳頭温泉郷」の七湯は、江戸時代より続く秘湯の宿「鶴の湯」と「妙乃湯」、源泉沸き立つ湯治の里「黒湯温泉」、深山の宿・離れの露天風呂「蟹湯温泉」、守り抜く湯宿・山の薬湯「孫六温泉」、懐かしき木造校舎「大釜温泉」、美しいブナ林・近代施設「休暇村 乳頭温泉郷」からなっています。

乳頭温泉郷には10種類以上の源泉があります。また、七つの湯はそれぞれ独自に源泉を持っており、その泉質は多種多様。七湯めぐりの温泉浴は万病に効くとも言われています。

そんな七湯をできるだけ多く回りたい!という方には、乳頭温泉郷を巡回しているバス「湯めぐり号」がおすすめです。また、七つのいずれかの宿に宿泊する際には、七湯全ての入浴が可能な「湯めぐり帖」を各施設のフロントで、1,800円で買うことができます。ただし、湯あたりには注意してください。無理のない範囲で楽しみましょう。立ち寄り湯として利用する際には、入浴可能な時間帯が各施設とも5~8時間ほどと限られているので、事前に時間を調べておくとよいでしょう。

ブナの森に囲まれた緑豊かな土地で、地底から湧き出たばかりの温泉に浸かれば、旅の疲れも癒されること間違いなしです。ぜひ旅の締めくくりにお立ち寄りください。

住所 鶴の湯:秋田県仙北市田沢湖先達沢国有林50
妙乃湯:秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-1
黒湯温泉:秋田県仙北市田沢湖生保内黒湯沢2-1
蟹湯温泉:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林
孫六温泉:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林
大釜温泉:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達国有林
休暇村 乳頭温泉郷:秋田県仙北市田沢湖駒ケ岳2-1
電話番号 鶴の湯:0187-46-2139
妙乃湯:0187-46-2740
黒湯温泉:0187-46-2214
蟹湯温泉:0187-46-2021
孫六温泉:0187-46-2224
大釜温泉:0187-46-2438
休暇村 乳頭温泉郷:0187-46-2244
営業時間 【立ち寄り湯】
鶴の湯、妙乃湯:10~15時
黒湯温泉、孫六温泉:9~16時
蟹湯温泉:9~17時
大釜温泉:9~16時半
休暇村 乳頭温泉郷:11~17時
公式サイト http://nyuto-onsenkyo.com/
アクセス情報 秋田新幹線・田沢湖駅から「乳頭温泉」行き羽後交通バスで約50分、終点下車

冬の絶景の中を滑りゆく「阿仁スキー場」

阿仁スキー場

綺麗な雪山をバックにスキーを楽しむことのできる「阿仁スキー場」。豊富な積雪量と上質なパウダースノーは、阿仁ならではのものです。また全長3.5kmのゴンドラで結ばれている山頂付近では、美しく立ち並ぶ樹氷群を見ることができます。コースは、初心者向けの緩やかなものから、奥羽連山を望みながら樹氷が楽しめる快適なロングコース、新雪やコブなどの変化が楽しめる中級者向けのものまで、全部で5種類あります。

また、夜の樹氷群を鑑賞することのできるイベント「夜の樹氷鑑賞会」も開催されています。闇夜の中に照らし出された大きくたたずむ樹氷は、昼間に見るのとはまた一味違う雰囲気があります。イベントでは、午後 6時にキャビン付圧雪車で雪山を上っていき、約40分かけて樹氷を鑑賞します。空気が綺麗な冬の夜空には、美しい星の数々も浮かびあがり、非日常的な景色に心を動かされるでしょう。

このイベントへの参加は、催行日前日の午後5時までに電話で予約する必要がありますので、ご注意ください。キャビンの中に暖房が設置されていたり、ホットドリンクが付いていたりと、ツアーには嬉しい心配りがされています。しかし夜の雪山は極寒です。しっかりと防寒対策をして行く必要がありそうです。

住所 秋田県北秋田市阿仁鍵ノ滝79-5
電話番号 (0186)82-3311
営業時間 12月上旬~翌3月下旬
8:30~16:00
公式サイト https://www.aniski.jp/
アクセス情報 秋田内陸線阿仁合駅からタクシーで14km(平常時約20分)

暖かい室内で秋田の民俗行事を体験「なまはげ館」

なまはげ館

秋田といえば、ナマハゲを第一に思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?そんなナマハゲになる体験ができるのが「なまはげ館」です。秋田の冬は寒いので、一日中外をめぐっていると、体が冷えてしまいます。そんな時、この「なまはげ館」で体を温めながら秋田の伝統を感じてみてはいかがでしょうか。

ナマハゲは、秋田の男鹿半島に古くから伝わる民俗行事です。男鹿半島では、毎年大晦日の晩にナマハゲ行事がほぼ全域で行われています。あの見た目の怖さからは意外に思われますが、ナマハゲは神々の使者と信じられています。年に一度、「怠け者はいねが。泣く子はいねが。」と家庭をめぐり、厄払いをしたり、怠け者を諭したりすることがナマハゲの役割です。

入館料は大人500円、小中高生250円と良心的な値段で、ナマハゲの歴史を知るコーナーや実物の展示、なまはげに変身して写真を撮るコーナーなど、充実した内容となっています。実物展示のコーナーでは、実際に使われていた150枚を超える多種多様なナマハゲ面が飾られており、圧巻の迫力です。また変身コーナーでは、本物のナマハゲの衣装を身に付けて、記念撮影をすることができるので、家族旅行のよい想い出になることでしょう。ぜひお立ち寄りください。

住所 男鹿市北浦真山字水喰沢
電話番号 0185-22-5050
営業時間 年中無休
8:30~17:00
公式サイト https://www.namahage.co.jp/namahagekan/
アクセス情報 羽立駅からタクシーで約15分

四季折々の表情を見せる「田沢湖」

田沢湖

ゆっくりと秋田の自然を楽しみたい方におすすめなのが、「田沢湖」です。田沢湖は「日本百景」に選ばれるほどの絶景が楽しめる観光名所です。また、日本で一番深い湖といわれており、季節折々に表情を変えます。冬の寒い季節に湖に行くのは嫌という方もいるかもしれませんが、冬にしか味わうことのできない感動が田沢湖にはあります。

冬になると湖畔は一面雪で覆われ、銀世界が広がります。瑠璃色の湖と真っ白な雪のコントラストは冬にしか見られない絶景です。また、冬は寒いため比較的観光客が少なく、景色を独り占めすることができる、という点もおすすめする理由の一つです。静寂の中、冷たい空気に包まれながら見る田沢湖は一層神秘的に見えます。

また、田沢湖には「辰子姫の伝説」という言い伝えがあります。昔、湖畔に住む辰子という女性が、若さと美しさを保つため観音様にお祈りをしていました。その観音様のお告げで湖の水を飲んだ辰子は、激しい喉の渇きに襲われ、ついには龍に姿を変えてしまいます。そして、田沢湖の主として湖に身を沈めることとなったのでした。

田沢湖は「田沢湖抱返り県立自然公園」の中にあり、周りには「御座石神社」や「たつ子像」などの「辰子姫の伝説」にまつわる観光スポットが点在しています。ぜひ、こちらの伝説を思い出しながら公園内をまわってみてください。

住所 田沢湖潟字搓湖
電話番号 0187-43-2111
公式サイト https://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/spot/04_tazawako.html
アクセス情報 JR田沢湖駅より羽後交通バス「田沢湖一周線」等を利用、田沢湖畔にて下車(所要時間約15分)

写真映え間違いなし!アメの木がなる「大館アメッコ市」

大館アメッコ市

「大館アメッコ市」は、秋田県大館市で1588年から行われている小正月行事です。会場の「おおまちハチ公通り」には、100店以上の露店が立ち、色とりどりのアメが通りを彩ります。また、道沿いのミズキの枝には、ピンク色のアメがまるで花を咲かしているかのようにくくりつけられ、その光景は写真映え間違いなしです。

この町では、「この日にアメを食べると風邪をひかない」という言い伝えがあり、毎年全国各地から10万人もの観光客がアメを求めてやって来ます。また、「からみアメ」といって昔懐かしい優しい甘さの水飴を、行商姿の人が口の中にポイっと放り込んでくれるイベントも行われており、こちらも人気です。ただし、時間・数量限定となっているので、お気をつけください。

それ以外にも「大館アメッコ市」では、様々な催し物があります。大館で最も高い「田代岳」から、神様がアメを買いにやってくるという言い伝え「白ひげ大神巡行」を再現したものや、ふわふわの秋田犬と触れ合えるコーナーなど、秋田ならではのイベントを楽しむことができます。カラフルなアメに飾られた町の写真を撮りながら、ゆっくりとお土産を選ぶのも良さそうです。女子旅におすすめのスポットです!

住所 秋田県大館市大町
電話番号 0186-42-4360
営業時間 令和2年2月8日(土)10時~17時30分
令和2年2月9日(日)9時~15時30分
公式サイト http://www.city.odate.akita.jp/dcity/sitemanager.nsf/doc/amekkoichi.html
アクセス情報 JR花輪線「東大館駅」から徒歩10分

秋田の郷土料理でほっこり「昔のきりたんぽや」

きりたんぽ鍋

冬に食べたい秋田の郷土料理といえば、やはり「きりたんぽ鍋」ではないでしょうか。鶏の出汁が効いた醤油ベースのスープと、旨味たっぷりの出汁を吸ったモチモチのきりたんぽで、冷えた体を温めましょう。漫画『美味しんぼ』にも登場したきりたんぽ専門店の「昔のきりたんぽや」では、こだわりのきりたんぽ鍋を頂くことができます。

店内は、畳敷きになっていて、どこか温もりを感じる雰囲気です。また、「昔のきりたんぽや」のメニューは2つしかありません。「きりたんぽ鍋(2,160円)」と、「比内地鶏たたき(1,620円)」です。この2つのメニューに、とことんこだわっています。

きりたんぽに使われているお米は、数種類をブレンドして作られていて、備長炭で丹念に焼き上げられます。また、大館産の比内地鶏で出汁を取ったスープも、旨味が溢れ出ていて格別な味わいがあります。具材には、ネギ、セリ、ゴボウ、舞茸、比内地鶏が贅沢に使われていて、これら全てが大館産です。ひとつひとつ手作りされていて大量に作り置きできないので、行く際には電話での予約が必要です。ぜひ、秋田名物・きりたんぽ鍋を「昔のきりたんぽや」でお楽しみください!

住所 秋田県大館市大館75-5
電話番号 0186−43−4040
営業時間 11:30~14:00、17:00~20:00
アクセス情報 JR花輪線「東大館駅」から徒歩15分

以上、冬に行きたい秋田の観光スポット7選でした。
冬の秋田は氷点下になる日も多く、本当に寒いです。耳も出していられないほどの極寒となりますので、やりすぎかな?と思うくらいの防寒対策をしていきましょう。
フード付きのダウンジャケットは、暖かく、雪が降ってもフードが守ってくれるのでおすすめです。
また女性であれば、クレンジングや化粧水など、洗面道具一式を持っていると、温泉巡りをする時に便利です。
冬の秋田には、魅力的な観光スポットがたくさんあります。ぜひ、足を運んでみてください。