スカイマークはリーズナブルな運賃でありながら、大手航空会社並みのサービスを提供する人気上昇中の航空会社です。
スカイマークを初めて利用する方のために、チケットの予約から購入、搭乗手続き(チェックイン)までを流れに沿って詳しく説明しています。
特にチェックイン手続きは迷う人が多いので、スマホで簡単にできる方法を中心にわかりやすくまとめました。
スカイマークの乗り方
スカイマークで飛行機に乗るには、次の3つのステップを踏むことになります。
- チケットを予約する
- 予約したチケットを購入する
- チェックインして搭乗する
チケットの予約と購入は、緊急の場合を除き、出発日当日より前にやっておくのが一般的です。
出発日当日は、空港で「チェックイン」と呼ばれる搭乗手続きを行わなければなりません。
チケットを持っていてもチェックインをしなければ飛行機には乗れず、電車やバスとの大きな違いといっていいでしょう。
スカイマークに限らず、飛行機チケットの購入やチェックインにはそれぞれ期限が設けられています。
手続きが遅れるとチケット代が無駄になる恐れもあるので、早め早めの行動を心がけるようにしてください。
スカイマークチケットの予約と購入の方法
この項では、スカイマークのチケットの予約方法と、予約したチケットの購入の仕方について説明します。
予約方法
スカイマークの予約方法には、次の4つがあります。
- スカイマーク公式サイトでオンライン予約する
- スカイマーク予約センターに電話して予約する
- 旅行代理店で予約する
- 空港カウンターで直接予約する
日常的にインターネットを利用している方は、スマホやパソコンから24時間いつでも使えるオンライン予約がおすすめです。
インターネットに不慣れな方は予約センターに電話するか、旅行代理店の窓口で申し込むのがいいでしょう。
急な出張など当日にスカイマークの利用が決まった場合は、空港カウンターでも予約を受け付けてもらえます。
スカイマーク予約センター(固定電話から8.5円/3分、携帯電話から10円/20秒) | |
---|---|
電話番号 | 0570-039-283 0570-055-283(前日または当日の予約) |
営業時間 | 8:00~20:30 年中無休 |
購入方法
予約したチケットの支払いには、次の3通りの方法があります。
支払い方法 | 具体的な方法 | 利用可能な場所 |
---|---|---|
クレジットカード | VISA、Master Card、JCB、アメリカンエクスプレス 、ダイナースクラブ | スカイマーク公式サイト、スカイマーク予約センター、旅行代理店、空港カウンター |
現金 | 番号などによる現金払い | セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマート、旅行代理店、空港カウンター |
電子マネー | nanaco※1、FamiPay※2 | セブンイレブン、ファミリーマート |
※1セブンイレブンのみ
※2ファミリーマートのみ
スカイマーク公式サイトで予約した場合は、チケットを予約したら購入まで続けて操作できるため、手続きをスムーズに終えられます。
搭乗する人名義のカードでなくても利用可能です。
コンビニエンスストアでは、払込番号や受付番号といった番号が必要です。
チケット予約時に発行される番号をメモしておきましょう。
旅行代理店で支払う場合、代理店ごとに対応している支払い方法が違う場合があるほか、手数料がかかることもあります。
さらに支払い方法、または支払い場所によって以下のように支払期限が異なるため、注意してください。
支払い方法、支払い場所 | 支払い期限 |
---|---|
クレジットカード | 搭乗日当日まで |
コンビニ | オンライン:搭乗日前日の22:00まで
予約センター:搭乗日前日の20:30まで |
予約センター | 出発当日の営業時間内(8:00~20:30)まで |
スカイマークのチェックインに必要なもの
スカイマークでチェックイン手続きをするには、支払い方法・場所によって次のうちのどれか1つが必要です。
- 予約番号
- チェックイン用バーコード
- コンビニ払いの控え
- 航空引換証
- 照会番号
どうやって入手するか、どの支払い方法・場所と対応するのかを説明します。
予約番号
スカイマークの「予約番号」とは、どの支払い方法・場所を選んでも発行される、チケットの予約が確定する度に割り振られる番号です。
公式サイトで予約した場合は「スカイマーク 予約完了【未購入】」という件名のメールや、搭乗日前日の案内メールに記載されています。
予約完了のメールは「予約確認・購入」のページの「予約内容をメールで確認」から再送してもらえるので、削除してしまったら活用しましょう。
旅行代理店や予約センターから購入した場合は、それぞれに問い合わせて確認してください。
チェックイン用バーコード
「チェックイン用バーコード」とは、搭乗手続きの際に必要となるQRコードのことです。
印刷して持参するか、スマホに表示させることでチェックインします。
印刷する場合は、パソコンでスカイマーク公式サイトの「予約確認・購入」にアクセスし、必要事項を入力して「予約確認」をクリックすると、予約内容が表示されます。
金額のすぐ下にある「ご予約内容を印刷する」から印刷が可能です。
スマホに表示させる場合は、同じく「予約確認」まで進んだあとに「チェックイン用バーコード表示」をタップすれば表示されます。
出発当日空港でスマートフォンにこの画面を表示させ、チェックインしましょう。
コンビニ払いの控え
チケットの料金をコンビニエンスストアで支払った方には、支払いの控えが発行されます。
この控えが領収書(受領書)兼航空引換証になっていますので、失くさないように注意してください。
控えにはチェックイン用バーコードが記載されているので、出発当日空港に持参してチェックイン手続きをします。
航空引換証
旅行代理店からスカイマークのチケットを申し込んだ方には「航空券引換証」が渡されます。
航空引換券を持参しチェックイン手続きを行ってください。
オンライン上の旅行代理店であればメールで航空引換証が届くので、印刷またはスマホに表示する準備をして持参しましょう。
照会番号
旅行代理店が発行するスカイマークの航空引換証には、通常「照会番号」やQRコードが掲載されています。
引換証そのものを失くした場合でも、照会番号がわかればチェックイン可能です。
スカイマークの搭乗手続き!チェックイン~搭乗まで
スカイマークでのチェックイン手続きについて、流れとともに解説します。
購入場所に応じて必要なものを準備する
スカイマークのチェックインには、予約番号やチェックイン用バーコードなどのうち、どれか1つが必要です。
どれを用意すべきかはチケットを購入した方法により異なるので、前もって準備しておきましょう。
支払い場所 | チェックインに必要なもの(どれか1つ) |
---|---|
スカイマーク公式(クレジットカード) | ・予約番号
・チェックイン用バーコード |
コンビニ | ・予約番号
・支払いの控え(領収書または受領書) ・チェックイン用バーコード |
旅行代理店 | ・予約番号
・航空引換証 ・照会番号 ・チェックイン用バーコード |
空港カウンター | ・予約番号
・航空引換証 ・チェックイン用バーコード |
どの支払い場所でも共通するのは「予約番号」「チェックイン用バーコード」です。
いずれか1つがあればチェックインできるので、支払い場所によって発行されたものを保管しておきましょう。
空港でチェックインする
チェックインに必要なものを持参し、次のいずれかの方法でチェックインします。
- 空港カウンター
- 自動チェックイン機
空港カウンターから複数名のチェックインをする場合、搭乗者全員が揃っていないとできません。
特に混雑期は時間がかかるので、特別な事情がなければ自動チェックイン機を利用しましょう。
自動チェックイン機は、購入した場所に応じて「予約番号または照会番号」「チェックイン用バーコード」「コンビニエンスストアの控え」のいずれかを選び、手続きを進めます。
なお以下の空港では、空港カウンターの営業開始時間からチェックインできます。
早めに空港に行って手続きを済ませ、出発まで空港ターミナルで食事やショッピング等を楽しむのもおすすめです。
- 羽田
- 札幌(新千歳)
- 茨城*
- 名古屋(中部)*
- 神戸
- 福岡
- 長崎*
- 鹿児島*
- 那覇
- 宮古(下地島)
*の付いた空港では、搭乗手続きはカウンターの営業開始時間からできますが、手荷物預かりの手続きは、出発時刻の2時間前からとなるので注意してください。
荷物や保安検査の手続きをする
空港カウンターまたは自動チェックイン機での手続き後、必要に応じて荷物の預け入れも済ませます。
スカイマークが定めるサイズ・重量を守って荷造りしておきましょう。
チェックイン後に発行された搭乗券を持って保安検査を通過し、搭乗口へ向かいます。
搭乗券は汚したり小さく折り曲げたりしないよう注意してください。
搭乗口へは出発時刻の15分前までに着かなければなりません。
時間を過ぎてしまうと飛行機に乗れないこともあるので、時間は厳守しましょう。
観光や帰省のシーズンには、保安検査を受けるのに行列ができることがあるので、余裕を持って手続きを済ませてください。
スカイマークのチェックインはスマホの利用がおすすめ!
スカイマークは予約場所や支払い方法によって、チェックインに必要なものも異なります。
このうちチェックイン用バーコードを使えば、スマホから簡単に手続きができておすすめです。
チェックイン用バーコードは全方法に対応
スカイマークの場合、チェックイン用バーコードによるチェックインはどこで予約した場合でも利用可能です。
スマホにバーコードを表示させれば、空港カウンターや自動チェックイン機で読み込ませるだけでチェックインできます。
紙のように紛失したり汚したりする恐れがなく、スムーズにチェックインできるのでおすすめです。
チェックイン用バーコードの表示方法
チェックイン用バーコードは、スカイマークの公式サイトの「予約確認」にある「チェックイン用バーコード表示」から表示できます。
事前に画面のスクリーンショットを撮っておくのもおすすめです。
iPhoneならPassbook/Walletに登録でき、Passbook/Walletをタップするだけでチェックイン用バーコードを表示させられます。
同様に「予約確認」のページにある「Passbook/Walletに追加」から登録しておきましょう。
チェックイン用バーコードの注意点
チェックイン用バーコードは、QRコードをかざすだけで手続きが完了する手軽さから人気があります。
ただし、スカイマークのチェックイン用バーコードには、いくつか注意しなければならない点があります。
- 同乗者がいても1つしか発行されない
- 往復予約でも1つしか発行されない
- 別々に予約すると複数発行される
チェックイン用バーコードは、複数の同乗者がいる場合でも1つしか発行されません。
代表者が全員分のチェックインを行うことになりますが、空港カウンターで手続きする場合は全員が揃っている必要があります。
往復予約や複数の区間をまとめて予約しても、発行されるチェックイン用バーコードは1つです。
往路と復路を別々に予約したり、複数の区間をバラバラに予約したりすると、それぞれの区間ごとにチェックイン用バーコードが発行されます。
管理の手間を考えると、できるだけまとめて予約した方がいいでしょう。
スカイマークはオンラインチェックインできる?
JALやANAをはじめ、多くの航空会社がオンラインチェックインを導入しています。
オンラインチェックインとは事前チェックインとも呼ばれ、ネット上でチェックイン手続きを済ませることです。
ここではオンラインチェックインのメリットと、スカイマークにおける対応の可否を解説します。
オンラインチェックインのメリット
オンラインチェックインのメリットは、空港カウンターや自動チェックイン機でのチェックイン手続きをスキップできる点です。
空港で並ぶ必要がなく、混雑期でもスムーズに搭乗できるので、時間に余裕が生まれます。
JALでは「タッチ&ゴー」とも呼ばれ、搭乗の24時間前から利用可能です。
オンラインチェックインはスマホにも対応しており、手続きするとモバイル搭乗券が発行されます。
モバイル搭乗券を搭乗口でかざせば飛行機に乗れるので、スマホ1つあれば煩わしい手続きが簡単に完了するのです。
スカイマークはオンラインチェックイン未対応
2025年2月現在、スカイマークはオンラインチェックに対応していません。
スカイマークのQRコード(チェックイン用バーコード)は、あくまでも「チェックインをする時に利用できるバーコード」であり、オンラインでチェックインするためのものではないのです。
スマホに表示して手軽に利用できますが、搭乗券の発行には空港カウンターか自動チェックイン機での手続きが必要になります。
QRコードをはじめ、スマホに表示する航空券はeチケット、電子チケット、電子航空券などとも呼ばれますが、いずれもオンラインチェックインで発行される”搭乗券”とは別物です。
スカイマークでもQRコードがそのままモバイル搭乗券となるよう、WEBチェックインシステムの導入が待たれます。
まとめ:スカイマークのチェックイン事情を押さえておこう
スカイマークのチケットの予約から搭乗までを順を追って解説しました。
スマートフォンにQRコードを表示させる方法が便利ですが、搭乗手続きをスキップできるオンラインチェックインには対応していません。
空港で迷うことのないよう、スカイマークのチェックインの流れや必要なものを確認しておきましょう。