冬になると、家に引きこもりがちになってしまう人が多くなりますが、冬しか楽しめない行楽地があります。
冬におすすめしたいのが、佐賀県の旅行です。
佐賀県には冬に楽しめる、おすすめの人気観光スポットがたくさんあります。今回はこのうち冬の佐賀県で人気の観光スポットを6箇所厳選して紹介するとともに、その観光スポットの付近にある飲食店やお土産店についても紹介していきます。
佐賀県に旅行してみたいと思って方や、佐賀県への旅行を検討している方は是非、当記事を参考にしてみてください。
日本三大稲荷のひとつ「祐徳稲荷神社」
祐徳稲荷神社(ゆうとくいなりじんじゃ)は、佐賀県鹿島市にある神社で、日本三大稲荷のひとつとして知られています。
参拝者は年間300万人以上に及び、家運繁栄や商売繁盛、五穀豊穣、交通安全などを祈願するために、多くの人が訪れます。
祐徳稲荷神社には、倉稲魂大神(ウガノミタマノオオカミ)、大宮売大神(オオミヤノメノオオカミ)、猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)などの神々が祭られています。
倉稲魂大神は衣食住を司る生活全般の神、大宮売大神は技芸上達の神または福徳円満の神、猿田彦大神は水先案内の神または交通安全の神として、信仰されています。
貞享4年(1687年)に、肥前鹿島藩主鍋島直朝公の奥方である花山院萬子媛が祐徳稲荷神社に、稲荷大神の分霊を勧請(※神仏の分身・分霊を他の地に移し替えること)したことにより、多くの人から信仰を集めるようになったと言われています。
佐賀県には観光スポットが数多くありますが、その中でも祐徳稲荷神社は非常に人気があり、佐賀県人気観光スポットランキングの5位に輝くほどです。参照:佐賀の観光スポットランキングTOP10/じゃらんnet ※2020年9月23日時点
冬の人気観光スポットとしておすすめですが、その理由は、祐徳稲荷神社の年中行事にあります。
冬に限定した年中行事を以下にまとめました。
・12月8日:秋季大祭(お火たき)
・12月31日:年越大祓
・1月1日:元旦
・2月初午の日(2月最初の馬の日):初午祭
・2月3日:節分祭
・3月初午の日(3月最初の馬の日):例大祭
このように他の神社では見られない大きな行事が冬に集中して開催され、冬は大きな賑わいを見せるからです。
佐賀県で冬に旅行する際は、祐徳稲荷神社がおすすめです。
【住所】 佐賀県 鹿島市 古枝乙1855
【電話番号】 0954-62-2151 ※受付時間は8:30~16:30
【営業時間】24時間営業
【交通アクセス】
・長崎本線で肥前鹿島駅に向かい、肥前鹿島駅からバスで祐徳稲荷神社に向かう(約10分)
・佐賀空港からエアポートリムジンタクシーで祐徳稲荷神社に向かう(約50分)
・長崎空港からタクシーで祐徳稲荷神社に向かう(約1時間)
祐徳稲荷神社の近くには食堂「角屋」があります。
昼食など食事をするだけでなく、お土産店としてもおすすめです。
角屋には、抹茶セットや肉うどんなどここでしか食べられない料理やお土産などが、たくさん揃えられています。
角屋自体がおすすめの観光スポットなので、祐徳稲荷神社に立ち寄ったら、是非、角屋にも立ち寄ってみましょう。
【住所】佐賀県 鹿島市 古枝甲1663
【電話番号】0954-62-2748
【営業時間】8:30~17:00
【定休日】不特定の休業日あり
【駐車場】あり ※祐徳稲荷神社の駐車場が利用できます
歴史大好きな人必見!「佐賀城本丸歴史館」
佐賀城本丸歴史館は、佐賀県佐賀市にある歴史館です。
佐賀城はもともと、龍造寺氏の居城村中城を改修・拡張したお城でした。
その当主である龍造寺隆信が島津・有馬連合軍との戦い(沖田畷(おきたなわて)の戦い)で敗死したことにより、鍋島直茂が実権を握り、1602年に村中城の改修・拡張を行いました。
村中城の改修と拡張の工事は1611年に完了し、佐賀城として生まれ変わりました。
しかし、火災が何度も繰り返し起きました。
1726年に起きた火災では、天守以下本丸の建造物の大半が焼失してしまいます。
1728年に二の丸が完成しますが、1835年に起きた火災で、その二の丸が焼け落ちてしまいます。
そして2001年、発掘調査結果や古写真や江戸時代などの資料を基に、佐賀城復元のための工事が開始され、2004年に佐賀城本丸歴史館として今日に至ります。
佐賀城本丸歴史館の館内には、45mも続く畳敷き廊下や、320枚の畳が敷き詰められた大広間などがあります。
展示方法も独特で、3D技術を利用した展示や、ゲームを楽しみながら佐賀城に関する歴史を学ぶことができるようになっているなど、展示方法にも工夫が凝らされています。
さらに、館内全てがバリアフリーとなっており、来館されてくる車椅子などの方々でも安心して楽しめます。
佐賀城本丸歴史館を冬の観光スポットとしておすすめする理由は、入場料が無料(満足度に応じて寄付をお願いしている)で、寒い冬でも暖かい屋内で楽しめるからです。
冬の旅行に佐賀城本丸歴史館はおすすめです。
【住所】佐賀県 佐賀市 城内2-18-1
【電話番号】0952-41-7550
【営業時間】9:30~18:00
【交通アクセス】
・佐賀空港でバスに乗車して博物館前に向かう(約20分)
・佐賀駅から徒歩で向かう(約25分)
・佐賀駅からタクシーで向かう(約10分)
佐賀城本丸歴史館を観光している途中でお腹が空いたら、「本丸」という定食屋がおすすめです。
「本丸」は手作りハンバーグを提供する定食屋で、「本丸」でしか味わえないハンバーグを食べることができます。
「本丸」は佐賀城本丸歴史館の近くにあるので、佐賀城本丸歴史館から徒歩でも行けるのでおすすめです。
【住所】佐賀県 佐賀市 城内2-13-20 前山ビル1F
【電話番号】0952-26-7746
【営業時間】ランチ:11:30〜15:00 ディナー:17:30〜20:00
【定休日】毎週日曜日
【駐車場】なし
標高284mから壮大な景色が展望できる「鏡山展望台」
鏡山展望台とは、佐賀県唐津市にある標高284mの鏡山の頂上にある展望台です。
頂上からは、虹の松原や唐津湾などの絶景を眺めることができます。
鏡山の近くには自動車道路が通っているので、ICを下りたら約10分で行くことができます。
無料駐車場やトイレなども完備しています。
しかし、駐車場はから鏡山の展望台がある頂上に行くには、徒歩で向かう必要があります。
あえて車ではなく山登りをしたいという方には、遊歩道を通って登るという方法があます。
徒歩だと、山の麓から30分から60分かかります。
空気の澄んだ冬の時期は、鏡山展望台からの眺望は一層素晴らしいので、冬の鏡山展望台はおすすめです。
なお、冬は道が滑りやすいので、注意しながら登ってください。
【住所】佐賀県 唐津市 鏡山
【電話番号】 0955-72-4963
【営業時間】入場自由
【交通アクセス】
・唐津駅から車またはタクシーで鏡山展望台に向かう(約22分)
※バスの便がないため、鏡山展望台へは車・タクシーを使う必要がある
鏡山展望台への観光が終わった後、「鏡山温泉茶屋 美人の湯」を訪れることをおすすめします。
鏡山温泉茶屋 美人の湯は、鏡山展望台から約700mのところにあり少々離れていますが、ここには食事処と日帰りの温泉があります。
鏡山温泉茶屋 美人の温泉は、地下1600mから汲み上げられた源泉かけ流し温泉です。
鏡山温泉茶屋 美人の温泉の強みは食事が美味しいことです。食事のメニューはかつ丼や刺身類など様々揃っています。
売店も設けられており、特産品などが販売されています。
鏡山展望台の観光を終えた後の疲れは、鏡山温泉茶屋 美人の温泉で癒すのが一番です。
【住所】佐賀県 唐津市 鏡4733
【電話番号】0955-70-6333
【営業時間】10:00~22:00(最終入店21:30) レストラン:11:00~21:30(LO 21:00) 日曜日と祝日以外は15:00~17:00休憩
【定休日】第三木曜日 特別休館は12/31 1月と2月と8月は休みなし
【駐車場】あり(50台まで)
静かな空間でゆっくり読書ができる「武雄市図書館」
武雄市図書館(たけおしとしょかん)は、佐賀県武雄市にある大きな図書館です。
図書館を観光スポットとして紹介するのはどうかと思われるかもしれませんが、実は他の図書館にはないものが武雄市図書館にあります。
他の図書館にはないものを以下にまとめました。
・館内は非常に開放的で広々としている
・スターバックスとツタヤ蔦屋書店が併設されている
・Tカードが図書利用カードとして利用できる
・iPadを60分間借りられる
武雄市図書館には地元だけでなく、県外からも多くの人が訪れています。
2018年には年間約100万人超、2019年には年間約98万人の来館者が訪れるほど、武雄市図書館は高い人気を誇っています。参照:佐賀新聞LIVE/武雄市図書館来館98万人、前年から9万人減
寒いのが苦手だが冬の観光旅行を楽しみたいという人には、武雄市図書館がおすすめです。
スターバックスでコーヒー飲みながら読書したり、ツタヤ蔦屋書店で本を購入したり、色々と楽しめます。
【住所】 佐賀県 武雄市 武雄町大字武雄5304番地1 エポカル武雄内
【電話番号】0954-20-0222
【営業時間】9:00~21:00
【定休日】なし
【駐車場】あり(90台まで)
【交通アクセス】
・武雄温泉駅から徒歩で向かう(約15分)
・武雄温泉から祐徳バスで向かう(約4分)
・JR九州線バスに乗車して「ゆめタウン」に向かう(約6分)
・九州佐賀国際空港からバスで佐賀駅(バスセンター)に向かい(約40分)、 佐賀駅からJR特急で武雄温泉駅に向かう(約30分)
弥生時代の建物と暮らしが再現された「吉野ヶ里歴史公園」
吉野ヶ里歴史公園(よしのがりれきしこうえん)は、佐賀県神埼郡吉野ヶ里町に位置する公園です。
弥生時代の建物と暮らしが再現された公園で、日本の文化遺産のひとつである吉野ヶ里遺跡の保存を目的としています。
吉野ヶ里歴史公園には、吉野ケ里遺跡を復元し、発掘物などの展示を行い、弥生時代の生活を体験できる場所が作られています。
吉野ヶ里歴史公園は、弥生時代の建物と暮らしを、日本だけでなく世界中に発信することを目的として活動しています。
学術的な意味合いの濃い公園ですが、冬の観光スポットとしても、吉野ヶ里歴史公園はおすすめです。
毎年12月には「光の響」というイベントが開催されます。このイベントでは、打ち上げ花火と気球を見ることができます。
空中にたくさんの気球が浮かぶ幻想的な光景を目の当たりにできるので、特にカップルにおすすめできる観光スポットです。
吉野ヶ里歴史公園内には、売店とレストランが設けられていますので、お腹がすいても大丈夫です。
【住所】 佐賀県 神埼郡吉野ヶ里町 田手1843
【電話番号】0952-55-9333
【営業時間】9:00~17:00 ※6月1日~8月31日の場合は9:00~18:00
【交通アクセス】
・福岡空港国内線ターミナル北で高速バスに乗車して吉野ヶ里歴史公園前で降車する(約52分)※1日1本の運行で福岡空港国内線9:10発
・佐賀駅バスセンターで路線バスに乗車して田手・吉野ヶ里歴史公園南で降車する(約40分)
・佐賀駅バスセンターで高速バスに乗車して吉野ヶ里歴史公園前で降車する(約25分)※1日1本の運行で佐賀駅バスセンター12:55発
吉野ヶ里歴史公園から約1km離れたところに「やぐら寿司」という寿司店があります。
やぐら寿司は、寿司はもちろんのこと和食料理や海鮮関連の料理も提供しており、新鮮で美味しい上コスパが高いと評判です。
やぐら寿司は寿司店でありながら、「人妻プリン」というスィーツを販売しています。
寿司店がプリンを販売するというケースはあまり見られないのですが、お土産として人妻プリンを購入する観光客が大勢います。
吉野ヶ里歴史公園を楽しんだ後、お時間に余裕ありましたら、是非、やぐら寿司に立ち寄ってみてください。
【住所】佐賀県 神埼市 神埼町鶴926-1
【電話番号】0952-52-2249
【営業時間】11:30~14:00 17:00~21:00
【定休日】火曜日
【駐車場】あり(30台まで)
樹齢3,000年を超える巨木「武雄の大楠」
武雄の大楠(たけおのおおくす)は、武雄神社の奥にある巨木です。
奥にあると行っても、徒歩約2分でたどり着けるほどの距離にあります。
樹齢3,000年を超えており、神が宿るとされています。
武雄の大楠はパワースポットとしても知られており、神秘的かつ雄大で、想像以上の迫力があると、多くの観光客が訪れています。
武雄神社自体も有名な観光スポットですが、武雄神社ではなく、武雄の大楠を目的としている観光客の方が多かもしれません。
観光旅行で佐賀県に訪れたら、武雄神社に立ち寄り、武雄の大楠からパワーをいただきましょう。
【住所】佐賀県 武雄市 武雄町 大字武雄5327
【電話番号】0954-22-2976
【営業時間】24時間営業
【交通アクセス】
・福岡方面または長崎市方面から車で向かう場合、長崎自動車道の高速道路に入り、武雄北方ICから出て、武雄神社に向かう(約10分)
・佐世保市方面から車だと西九州自動車道に入り、武雄南ICから出て武雄神社に向かう(約15分)
・武雄神社に一般道を利用して車で向かう場合は、佐賀市から国道34号線を利用する(約1時間)
・JR佐世保線を利用する場合は、武雄神社駅で下車し、武雄神社駅前よりバスまたはタクシーで約5分、徒歩で約25分
武雄神社から約800m離れたところに「あん梅」という居酒屋があります。
地元でも人気の高い居酒屋で、海鮮類など新鮮な食材を活かした料理を提供しています。
営業時間が18時から24時となっているところがデメリットですが、時間に余裕がりましたら、是非、立ち寄ってみてください。
【住所】佐賀県 武雄市 武雄町 富岡7751-31
【電話番号】0954-23-5617
【営業時間】18:00~24:00
【定休日】日曜日
【駐車場】なし ※近くの武雄市役所の駐車場に無料駐車が可能(徒歩1分)
まとめ
佐賀県で絶対外せない冬の人気観光スポット6箇所を紹介しました。
自然と歴史に恵まれた佐賀県には春夏秋冬問わず、多くの観光スポットがあります。
冬は寒いので家に引きこもりがちになってしまいますが、冬にしか味わえない観光スポットも多いので、冬に旅行する際は是非、佐賀県を訪ねてみてください。