太陽の塔

この夏の旅行は大阪をおすすめします。
意外なことに大阪は自然の中で身体を動かせる場所が多く、夏にぴったりの開放的な雰囲気を楽しむことができます。
その中でも今回は、「この夏だからこそ!」をキーワードに、かつて注目され今また新たな観光地として注目されている5つの観光スポットを紹介していきます。大阪の観光地で、夏ならではのパワーをもらってください。

身体を動かそう!
バーベキューもできる「万博記念公園」

最初に紹介するのは、吹田市の「万博記念公園」です。1970年に開催された日本万国博覧会の跡地に造られた公園で、芸術家の岡本太郎がデザインした「太陽の塔」が今でもシンボルになっています。日本万博博覧会の当時の様子を知ることができるのはもちろんですが、自然豊かな敷地内で草花を眺めながら散歩したり、アスレチック施設で遊んだりすることできます。

太陽の塔で記念撮影

公園に入ったらまずはシンボルである太陽の塔を目指してください。太陽の塔は2020年の夏に国の有形文化財に指定される見込みで、再注目されること間違いなしの建造物です。世界中から6,400万人が訪れた日本万国博覧会において、当時、西洋のモダニズムにも日本の伝統にも染まることのない異質な造形芸術として注目され、賛否両論が巻き起こりました。そんな太陽の塔と一緒に記念撮影をしましょう。

足湯に浸かりバーベキューも楽しめる

万博記念公園の敷地には自然文化園と呼ばれるエリアがあり、夏はひまわりが一面に咲き誇るフォトジェニックな空間になります。自然の中を歩き疲れたら、「森の足湯」で休みましょう。公園内の間伐材で沸かしたエコなお湯が使われているこの足湯では、周辺で採れた植物を足湯に浮かべて楽しめるイベントも不定期で開催されています。
バーベキュー

また自然文化園にはバーベキュー場もあります。開放的な空間にテントが区画ごとに張られていて、キャンプ場のような雰囲気の中でバーベキューを楽しむことができます。テーブル、アウトドアチェアー、バーベキューコンロ、食材など必要なものは現地に全て揃っているので、手ぶらで訪れることができます。歩き疲れてお腹が空いたときにはぴったりの場所です。

世界最大のアスレチックタワー

万博記念公園には最新の遊具を備えた遊べるスポットがあります。2020年3月15日にオープンしたばかりの「万博BEAST」には、世界最大のアスレチックタワーがあります。4階建てのタワーは高さが24mもあり、120種類ものアスレチックを楽しむことができます。アスレチックをする際は常にワイヤーでつながれて安全が確保されているため、大人も子供も安心して楽しむことができます。緊急時に備えスタッフも常駐しているのでさらに安心です。

万博当時にタイムスリップ

時間があれば当時の日本万国博覧会の様子を知ることができる「EXPO’70パビリオン」にも訪れてください。ここには日本万国博覧会で使われたパンフレット、ポスター、公式グッズ、岡本太郎がデザインしたマスクなど、貴重な資料が展示されています。
1970年当時の最先端の技術を駆使して造られた「スペースシアター」も見学できます。このスペースシアターは、戦後の日本の建築界をリードした前川國男らが手がけたものです。内部にある大ホールでは、1000ヶ所のスピーカーから流れる音楽と、レーザー光線による実験的なショーが行われていました。当時にタイムスリップし、レトロな雰囲気を体験したい方におすすめです。

施設名 万博記念公園
住所 大阪府吹田市千里万博公園1-1
TEL 0120-1970-89
交通情報 「大阪空港駅」→「万博記念公園駅」
「関西空港駅」→「なんば駅」→「千里中央駅」→「万博記念公園駅」

新スポットに注目!
舞妓姿で歩ける「大阪城公園」

続いて紹介するのは、大阪の中心に位置する「大阪城公園」です。中央にそびえる天守閣が有名ですが、それ以外にもおしゃれな新名所がオープンするなど再注目されている観光スポットです。

まずは天守閣へ

大阪城 天守閣

天守閣は、1583年に天下統一を目指す豊臣秀吉が築造を開始したもので、焼失と再建を繰り返してきた歴史があります。現在は国の登録有形文化財に指定されていて、歴史博物館として利用されています。外観は5層ですが、内部は8階建てになっています。夜になるとライトアップされて白く輝き、大阪市内の各地からその美しい姿を眺めることができます。
天守閣は鉄筋コンクリート造りで、エレベーターが設置されていますので夏でも快適に最上階まで登ることができます。また、階段で登る場合でも涼みながら登れるよう、ミストシャワーが備わっています。博物館には、豊臣秀吉に関する歴史資料や甲冑を中心に展示物が置かれ、最上階の8階は展望台になっていて大阪の街が一望できます。

歩き疲れたらテラスで食事休憩

大阪城公園内には、「MIRAIZA OSAKA-JO」というレストランやカフェが入った複合施設もあります。この施設は、1931年に建てられた「旧陸軍第四師団司令部庁舎」という歴史的な建造物をリニューアルしたもので、大阪城公園内の雰囲気にマッチした外観になっています。
「MIRAIZA OSAKA-JO」の敷地内にある「THE LANDMARK SQUARE OSAKA」の最上階にあるレストラン「BLUE BIRDS ROOF TOP TERRACE」では、春から秋の間の期間限定で、屋上のテラスでバーベキューを楽しむことができます。天守閣が目の前にあるという最高のロケーションで、国産牛サーロインやオマールエビなどといった贅沢な食材を使ったバーベキューを堪能できます。

舞妓や忍者のコスプレも楽しめる

また、大阪城公園内には「JO-TERRACE OSAKA」という「歩いてお茶して、緑の中の城下町」をコンセプトにした食事や買い物ができるエリアがあります。このエリア内にある「麺菓装」という店舗には、舞妓・花魁・忍者などの仮装ができる着物や衣装が用意されています。プロによるメイクや着つけをしてもらうこともでき、その仮装のまま大阪城公園や天守閣を歩くことができます。また、「JO-TERRACE
OSAKA」に設置されているベンチ型フォトスポットでは、殿様などをモチーフにしたキャラクターが描かれた背景と共に記念撮影ができます。

施設名 大阪城公園
住所 大阪府大阪市中央区大阪城1
TEL 06-6755-4146
交通情報 「関西空港駅」→「天王寺駅」→「大阪城公園」
「大阪空港駅」→「蛍池駅」→「阪急梅田駅/東梅田駅」→「谷町4丁目」

くいだおれの街!散歩もおすすめ「道頓堀」

続いて紹介するのは、大阪・ミナミの代表的な繁華街「道頓堀」です。グリコサインやカニ道楽の看板などがあるエリアというとイメージできる方も多いと思いますが、たこ焼きなど大阪名物を味わえるだけでなく、道頓堀川沿いを散歩するなど楽しみ方は豊富です。

グリコサインのレア背景をゲットしよう

道頓堀 グリコサイン

まずはグリコサインと一緒に写真を撮りましょう。大阪の写真スポットとしてあまりにも有名なグリコサインですが、初めて設置されたのは1935年と古く、何度かデザインが変更されて現在は6代目となっています。現在のグリコサインは14万個のLEDが使用されたものになっていて、何種類かの背景に切り替わりながら、日没30分後から深夜0時まで点灯しています。何度も訪れてレア背景を見つけるという楽しみ方もできます。おすすめの撮影スポットは戎橋の真ん中です。ここから撮影するとグリコサインが一番綺麗に写ります。

たこ焼きの原型になったラヂオ焼き

道頓堀では大阪名物たこ焼きを食べましょう。数あるたこ焼き店の中から今回は「会津屋ナンバ店」を紹介します。漫画「美味しんぼ」の「日本全県味巡り大阪編」で紹介されたことがある会津屋は、創業昭和8年の老舗で、たこ焼きの原型になった「ラヂオ焼き」や「元祖たこ焼き」を食べることができます。

ラヂオ焼き(ラジューム焼きとも呼ばれる)は、当時流行っていたラヂオやラジュームなどにあやかってつけられた名前で、具に肉やコンニャクが使われていました。その味が当時のまま再現されています。昭和10年誕生の元祖たこ焼きは、「本来たこ焼きはタコの風味を上品に味わうものだから」というこだわりから、ソースもマヨネーズも提供されません。出汁と醤油で味つけされた味わい深いシンプルなたこ焼きです。

夕暮れ時には散歩もおすすめ

そして道頓堀の川沿いの遊歩道「とんぼりリバーウォーク」もおすすめです。道頓堀にかかる9つの橋の端から端までがエリアになっていて、水辺の散歩コースとして人気です。夕暮れ時になると夏でも涼しく、川面に映るキラキラした街のネオンを眺めながら散歩することができます。川沿いにはテラス席などを設けたレストランやカフェがあるので、休憩しながらゆっくりと散歩を楽しむことができます。
道頓堀

施設名 道頓堀
住所 大阪市中央区道頓堀
TEL 06-6211-4542(道頓堀商店会事務局)
交通情報 「関西空港駅」→「南海なんば駅」
関西空港」(リムジンバス)→「なんば」
大阪(伊丹)空港」(大阪空港バス)→「なんば」

大阪随一のパワースポット!
霊石占いもできる「住吉大社」

住吉大神の鎮座から1800年を超える歴史ある「住吉大社」は、日本全国約2,300社ある住吉神社の総本山です。約3万坪の境内には、国宝や重要文化財に指定されている建築物などの名所旧跡や、樹齢1000年を超える御神木があります。
また1年を通して昔と変わらない格式を継承した神事を執り行っていて、正月には毎年200万人以上が初詣に訪れます。夏の祭りでは「住吉祭」が有名で、この祭りでは夏越女や稚児が茅の輪をくぐって厄除けを祈願する「夏越祓神事」や、大阪一の規模の神輿渡御などが行われます。

渡るだけでお祓いできる橋

大阪随一のパワースポット住吉大社の境内を巡り、そのご利益を授かってください。まずは渡るだけでお祓いしてもらえるといわれている「反橋」に向かいます。この橋の石造橋脚は、淀君(豊臣秀吉の妻)が豊臣秀頼の成長祈願として奉納したと伝えられています。戦後まもなく発表された川端康成の小説『反橋』のタイトルになったことから、橋の側には川端康成の文学碑が置かれているので、小説ファンは必見です。

国宝と重要文化財を見よう

手水舎で身体と心を清めたら、国宝に指定されている4棟の本殿に足を運んでください。この「住吉造」と称される本殿は1810年に建てられたもので、神社建築史上で最も古い様式の一つといわれていて、全て国宝に指定されています。
住吉大社と縁の深い神を祭った摂社も見応えがあります。最も社格が高いのが海の神様が祀られている「大海神社」です。本殿と同じ住吉造ですが、本殿よりも古い1708年に建造されたもので、国の重要文化財に指定されています。
ほかの摂社である「船玉神社」は船の守護神として信仰を集めています。現在では航海や航空の安全を祈願する人が多く参拝に訪れます。社殿の扉には、帆走船や江戸時代に江戸〜大坂を定期航行した菱垣船などの絵が描かれていて、全国的にも珍しい扉絵になっています。

霊石で占いもできる

「おもかる石」と呼ばれる霊跡占いができる場所もあります。石台の上に丸い霊石が乗せられていて、その石を持ち上げることで願いが叶うかどうかがわかるようになっています。立て札に占い方が書かれています。それによると、まずは二拝二拍手一拝してから、霊石を持ち上げて重さを覚えます。次に霊石に手を当てて祈り、再び持ち上げたとき軽く感じたら願いが叶い、重く感じたら「好転へ努力」ということになります。最後に二拝二拍手一拝してから退出します。占う際は石で指を挟まないように注意してください。

施設名 住吉大社
住所 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
TEL 06-6672-0753
交通情報 「関西空港駅」→「新今宮」→「住吉大社」
「大阪空港」(空港リムジンバス)→「なんば/難波駅」→「新今宮」→「住吉大社」

世界遺産に登録!周遊路を歩く「百舌鳥古墳群」

百舌鳥古墳群

最後に紹介するのは、2019年7月にユネスコの世界遺産に登録されたばかりの「百舌鳥古墳群」です。百舌鳥古墳群は堺市の北部にあります。古墳群の中でも、墳墓の面積としては世界最大の「仁徳天皇陵古墳」が有名で、エジプトのクフ王のピラミッド、中国の秦の始皇帝陵と並んで、世界三大墳墓の一つに数えられています。

歩くと仁徳天皇陵古墳の大きさがわかる

仁徳天皇陵古墳は5世紀に造られた前方後円墳です。明治時代に現在の外濠が掘り直され、その際、竪穴式石室に収められた長持形石棺や、刀剣・甲冑などが見つかりました。全長は約486mあり、周囲には約2.8kmの周遊路が整備されています。徒歩で周ると1時間ほどの気持ちの良いハイキングコースとなります。堺市博物館から近い場所には、癒やしと浄化のパワースポットとして有名な仁徳天皇陵古墳の「拝所」があります。鳥居の奥にそびえる古墳の丘から厳かな雰囲気が溢れ出ていることを感じられる場所で、そのパワーを浴びようと多くの人が訪れています。
仁徳天皇陵古墳を観光するには、JR阪和線百舌鳥駅からスタートするのがおすすめです。駅から降りてすぐに大仙公園観光案内所があります。この案内所には仁徳天皇陵古墳に詳しいボランティアガイドが常駐しているので、ガイドしてもらうことができます。また、自転車の貸出しもしているので、歩いて回るのは大変という人は、ここで自転車を借りてください。

VRで古墳について詳しく知ろう

堺市博物館では、仁徳天皇陵古墳をはじめとする歴史資料に触れることができます。クフ王のピラミッドや秦の始皇帝陵と比較したわかりやすい展示物があるほか、VRで古墳の上を飛んでいるような映像を見られる「仁徳天皇陵古墳VRツアー」の体験もできます。ヘッドマウントディスプレイを着用し仁徳天皇陵古墳を様々な角度から見られるVRツアーでは、上空300mから撮影された百舌鳥古墳群の映像のほか、約1600年前の古墳が造られた当時の様子や、現在は入ることのできない古墳内部が再現されたCG映像を見ることができます。

ガイドによる古墳ツアーも

仁徳天皇陵古墳についてもっと詳しく知りたい方には、堺市が主催するボランティアガイドの話を聞きながら歩く観光ツアー「ゆっくり古墳散策」がおすすめです。古墳のスペシャリストともに仁徳天皇陵古墳をはじめとする百舌鳥古墳群を歩いて周ることができます。事前の申し込みが必要で、その場ですぐにツアーに参加することはできませんので注意してください。

施設名 百舌鳥古墳群
住所 大阪府堺市堺区大仙町他
TEL 072-232-0331(堺駅観光案内所)
交通情報 仁徳天皇陵古墳へのアクセス
「関西空港駅」→「鳳」→「百舌鳥駅」
「大阪空港」(空港リムジンバス)→「あべの橋/天王寺駅」→「百舌鳥駅」

まとめ

大阪府は西日本を代表する大都市でありながら、少し足を伸ばせば開放的な雰囲気の中を散策できる場所が豊富にあります。
夏だからこそ、外の空気を好きなだけ吸い込める場所に訪れてみてはいかがでしょうか。大阪のパワーを肌で感じられること間違いなしです。