日本屈指の観光地として名高い、いにしえの都・奈良は、年間を通じて観光客や修学旅行の学生でにぎわっています。

日本人なら誰もが知っている東大寺や奈良公園など、多くの観光スポットを抱える奈良ですが冬は近畿地方でも寒さが厳しいエリアとして有名です。

そこで今回は、冬ならではの奈良の観光スポットを紹介します。

凛とした空気が心地よい季節、今まで気づかなかった奈良の魅力を満喫してください。

最寄りの空港:大阪(伊丹)空港
住所: 大阪府豊中市蛍池西町3-555
電話番号:06-6856-6781 (総合案内所)

公式HP:https://www.osaka-airport.co.jp/

梅田~大阪(伊丹)空港まで電車・モノレールで約48分
神戸三宮~大阪(伊丹)空港まで電車・モノレールで約57分

車・バス・タクシーが利用可能です。

大阪(伊丹)空港の詳細はこちら⇒大阪(伊丹)空港発着

冬の奈良を楽しむには?

pixta_41492034_雪の日の春日大社 南回廊と燈籠

寒さの厳しい12~3月にかけては、修学旅行の学生の数が減るので、快適な旅を楽しめます。

ただし、奈良公園一帯の人気名所が密集しているエリアは、オフシーズンでも多くの人でにぎわっているので、混雑を避けたい方は穴場の絶景スポット巡りがおすすめです。

可愛らしい鹿に出会える奈良エリア以外にも、橿原・吉野エリアまで足を延ばすと、底冷えする厳しい冬だからこそ、発見できる新たな魅力や絶景に出会えます。

冬の飛び火の風物詩・鹿寄せ

鹿寄せでドングリをもらう奈良公園の鹿たち

一面、冬枯れした芝生に覆われた春日大社の境内「飛火野」。

そこで、冬の朝に行われるのは、明治時代に始まった「鹿寄せ」と呼ばれる伝統行事です。

全国的な知名度はあまり高くありませんが、鹿の餌が不足する寒さの厳しい時期に行われることから、地元では奈良公園の冬の風物詩として親しまれています。

以前の「鹿寄せ」は、ラッパの音で鹿を集めていましたが、戦争や鹿の激減で中断していた「鹿寄せ」が復活した際に、ラッパからナチュラルホルンへと変更されました。

空気の澄み切った朝、広場にホルンの音色が響き渡ると、春日の森の中で目覚めた鹿たちが一目散に駆けつけてきます。

「鹿の愛護会」のメンバーの方から、ご褒美としてもらえる木の実を頬張る様子は、普段公園内でのんびりくつろいでいる鹿からは想像できないくらい活動的です。

特に、雪の舞い散る中での「鹿寄せ」は、水墨画で描かれた世界のように神秘的です。

寒さのあまり母鹿にピッタリ身を寄せる小鹿の姿や、鹿の吐く息の白さが厳しい寒さを物語っています。

住所
奈良県奈良市春日野町160(春日大社境内)
電話番号 0742-22-2388
アクセス 近鉄奈良駅より「飛火野」まで、徒歩約20分

奈良の冬の風物詩「若草山の山焼き」

若草山焼き

標高342mの傾斜のゆるい若草山は、一面がノシバで覆われ山頂まで登ると、奈良の市街地や五重塔、大仏殿などが一望できるので、観光名所としても有名です。

冬になるとそのノシバが枯れるため、この山肌のノシバを焼く一大行事「山焼き」は、奈良の冬の風物詩といわれています。

毎年1月の第4土曜日に行われる「山焼き」は、古いお守りなどをおたき上げする「春日の大とんど」からスタート。

山焼きの成功を祈る祭礼が行われた後、聖火が山のすそ野の各所に積んだ薪に点火され、徐々に山頂へ向かって燃え広がります。

天をも焦がす勢いで、真っ赤に染まる炎が山を焼きつくす光景は、息を飲むほど壮観な眺めです。

また、山焼きの合図で打ち上げられる約600発の打ち上げ花火も、真冬の空を彩る珍しい花火として注目されています。

山焼きの火に照らし出された寺社のシルエットと花火がコラボした景色は、真冬の奈良の絶景です。

言葉を失うほど美しく神秘的な「山焼き」は、東大寺や奈良公園からも一部分が見えますが、「山焼き」の一連の流れをしっかり見るには、平城京跡や大池湖畔から見学するのがおすすめです。

ぜひ、一年に一度だけしか見られない、豪快な「山焼き」と花火の競演をお楽しみください。

住所
奈良県奈良市登大路町30
電話番号 0742-27-8677
アクセス バス:JR/近鉄奈良駅より奈良交通バス「春日大社本殿行」に乗車し、終点で下車。若草山の麓までは徒歩15分

奈良公園「~しあわせ回廊~なら瑠璃絵」

pixta_58644961_なら瑠璃会のライトアップ

奈良公園といえば、奈良を代表する観光スポットの一つで、鹿と触れ合える場所というイメージがあります。

そんな奈良公園も冬は観光客が比較的少なくなります。毎年2月の上旬には、「~しあわせ回廊~なら瑠璃絵」というイベントが開催され、地元の人をはじめ近隣の県からも、たくさん人が訪れ賑わいます。

このイベントは、奈良公園一帯を瑠璃色のイルミネーションで彩り、パワースポットとしても有名な「東大寺」・「興福寺」・「春日大社」の三社寺もライトアップされ、幻想的な世界を作り出します。

瑠璃色の光に包まれた三社寺をつなぐ回廊をゆっくり巡るのが、このイベントの楽しみ方の一つ。

また、イルミネーションで輝く公園内の鹿のオブジェもライトアップされるほか、花火などのさまざまなイベントも行われます。

SNS映えする撮影スポットでは、多くの人がカメラを片手に盛り上がっています。

この人気イベント「~しあわせ回廊~なら瑠璃絵」は、単に美しいイルミネーションを楽しむのではなく、国宝の三社寺で手を合わせ、一人ひとりが幸せを願い、その祈りが大きな平和の祈りとなって世界に届くことを目指しているそうです。

澄んだ冬の空気の中で眺める、幻想的な光の回廊は、冬の奈良でしか出会えない景色といえるでしょう。

住所
奈良県奈良市登大路町49
電話番号 0742-20-0214
点灯時間 18:00~21:00
アクセス 電車:近鉄奈良駅より東へ徒歩約15分
バス:JR・近鉄の奈良駅より市内循環バス外周り「東大寺大仏殿・春日大社前」下車
車:名阪国道「天理IC」から国道169号を北へ9km

冬の夜に幻想的な光に包まれる春日大社

奈良県 春日大社

奈良観光のオフシーズンといわれる2月。

いつもとは異なる節分の日を、厳しい寒さがピークを迎えた奈良で迎えたい方は、世界遺産の春日大社で行われる神事に参加してみてはいかがでしょう。

その神事とは、「節分万灯籠(せつぶんまんどうろう)」と呼ばれる春日大社の伝統行事の一つで、室町時代や江戸時代にも行われていました。

2月の節分の日に催され、清めた火を神様に奉じ、さまざまな願い事を祈願します。

夕方17:30頃に舞楽が奉納されると、参道、南回廊、東回廊、本殿前、西回廊に並ぶ、1,000基を超える石灯籠や釣灯籠に火が灯され、まるで王朝絵巻の世界が再現されているかのようです。

また、節分の日に限って、拝観料を支払えば、普段は入ることが許されていない本殿も見学できます。

「節分万灯籠」の日に使用される灯籠は、平安末期から今日に至るまで、貴族や武士、一般庶民から寄進されたものです。

歴史的に貴重なものも数多くあり、鹿の文様が彫られた灯籠が多いのも春日大社ならではです。

また、数ある春日大社の灯籠中から一晩に「春日大明神」と刻まれた灯籠を三基見つけたら、「長者になれる」という言い伝えが残っているようです。

「節分万灯籠」が始まるまで時間に余裕があったら、一年の運試しのつもりで探してみてはいかがでしょう。

住所
奈良県奈良市春日野町160
電話番号 0742-22-7788
アクセス 電車:近鉄奈良線「奈良駅」より約25分
バス:JR大和路線/近鉄奈良線「奈良駅」より奈良交通バス「春日大社本殿」行きで約12分

趣のある長谷寺の冬の牡丹

pixta_86381630_藁ぼっちを被った冬牡丹

「花の御寺」として親しまれている長谷寺は、奈良県桜井市の初瀬山の中腹にある「真言宗豊山派」の寺院。

おとぎ話の「わらしべ長者」で、主人公に藁を授ける優しい観音様こそが、長谷寺のご本尊といわれています。

仁王門・登廊・本堂・五重塔などがある境内には、桜や紫陽花、牡丹などの花々が植えられており、季節ごとに異なる花が参拝者を出迎えてくれます。

東大寺に比べると、混雑することがないので、お寺を囲む美しい景色を眺めながら、ゆっくり散策を楽しむには最適なスポットです。

いつ訪れても自然の彩りを楽しめる長谷寺は、山に囲まれた由緒あるお寺ならではの風情と四季の移ろいを感じられる景観が見事な寺院です。

春の桜からスタートし、シャクナゲ・牡丹・紫陽花と続きますが、11~1月にかけての長谷寺では、仁王門から本堂まで続く登廊の東側に、藁(わら)を被った冬牡丹が植えられており、春の牡丹とは異なる趣を楽しめます。

花の少ない極寒の時期に「冬牡丹」と「寒牡丹」の2種類の牡丹を鑑賞できるのは、花の御寺といわれる長谷寺だけです。

雪が積もった冬の長谷寺の境内に咲く、雪除けの藁(わら)を被った牡丹の儚げで可愛らしい佇まいは、水墨画のような銀世界に彩りを添えてくれます。

例年、冬牡丹の見頃は1月頃、寒牡丹は11~1月上旬となっています。

住所
奈良県桜井市初瀬731-1
電話番号 0744-47-7001
アクセス 電車:近鉄長谷寺駅より徒歩約20分
車:名阪国道「針IC」より車で15分

日本屈指のパワースポット・大神神社(おおみわじんじゃ)

  大神神社 祈祷殿と三輪山 奈良県桜井市

通常神社の御神体は本殿に安置されていますが、「大神神社」は神社の裏にある「三輪山」そのものを御神体としているため本殿はありません。そのため参拝は、拝殿の奥にある鳥居越しに行います。

現在ではあまり見られませんが日本古来の信仰様式です。

そんな古来の信仰の形を残す大神神社の冬の恒例行事といえば「ご神火まつり」。

元日の午前1時、拝殿前の3本の松明(たいまつ)に灯された火を火縄などに移し取り、それぞれの家庭の神棚のお灯明や雑煮を炊く祝い火に用いて、一年の無病息災を祈ります。

古事記や日本書紀にも記されている日本最古の神社は、日本屈指のパワースポットとしてメディアでも取り上げられることが多く、参拝者の数は年々増加しています。

自宅にご神火を持ち帰ることはできませんが、神職が大小の松明を手に、摂末社を参拝している様子を見ているだけで、荘厳な雰囲気を体感できます。

神社周辺は撮影禁止エリアとなっているので、しっかりマナーを守って参拝し、幸運を引き寄せましょう。

住所
奈良県桜井市三輪1422
電話番号 0744-42-6633
アクセス 電車:JR三輪駅より徒歩約10分

三峰山の霧氷まつり

  奈良県・三峰山 霧氷

三重県との県境にある奈良県の御杖(みつえ)村の南東部に位置する三峰山(みうねやま)。

日本三百名山に数えられ、近畿だけでなく東海からもアクセスが良いので、冬山登山のメッカとして知られています。

1~3月の寒さの厳しい時期になると、空気中の水分が凍って木々の枝などに凍付着する「霧氷(むひょう)」という現象が見られます。

自然が創り出す幻想的な雪景色を見られるスポットとして有名で、霧氷のシーズンには、登山愛好家やカメラマンだけでなく子供連れのファミリーも訪れる、人気の冬山登山スポットになっています。

澄み切った冬の青空に映える真っ白に輝く霧氷のトンネルを歩くと、太陽の光が乱反射してキラキラと輝くクリスタルの世界を体感できます。

天候に恵まれると、山頂付近にある展望スポットから富士山を望めることもあるようですが、おすすめは山頂から少し南下した場所にあるなだらかな鞍部・八丁平から見る美しい霧氷の森の景色です。

寒さの厳しい1~2月にしか出会えないここからの眺めは、登山者だけが楽しめる絶景です。

ただし、霧氷が眺められるということは、地面が凍結して風が強いということなので、防寒装備だけでなく、アイゼンなどの冬山登山の装備もしっかり準備してください。

霧氷が見られる1~3月の土・日・祝日には、麓の「みつえ青少年旅行村」を中心に、登山客をもてなす観光協会主催のイベント「三峰山(みうねやま)霧氷まつり」が開催されます。

さまざまなもてなしや特産品などの物品販売なども行われ盛り上がりを見せます。

また、登山客には道の駅「伊勢本海道御杖」にある「みつえ温泉」姫石の湯の入浴割引券が進呈されるので、三峰山で幻想的な絶景を楽しんだ後は、温泉につかって冷えた体を温めてはいかがでしょう。

住所
奈良県宇陀郡御杖牟田神未1790
電話番号 0745-95-2070
アクセス ・1~3月の祭り期間中には、近鉄大阪線榛原駅より「みつえ青少年旅行村」まで、奈良交通臨時直通バス「霧氷号」が運行されます。

疲れた心と体を癒すなら霊山寺

四季折々の自然を感じることのできる「霊山寺(りょうぜんじ)」は、奈良時代に創建された古刹。

冬の霊山寺は、初詣先としてたくさんの参拝客でにぎわいます。

お寺でありながら、境内には神社もあるので、一度に神社とお寺の両方に参拝できます。

由緒正しいお寺の広大な境内には、国宝に認定されている本堂など、重要文化財が点在しています。

国の重要文化財に指定されている本尊・薬師三尊像や持国天、多聞天像、十二神将像が奉られていますが、普段は拝観できずお正月の三が日の間だけ開帳されます。

また、霊山寺には「薬師湯殿」と呼ばれる入浴施設があり、有料ではありますが誰でも利用できます。

この湯殿は、霊山寺の元を創った「小野富人」が、病人を癒すための薬湯を設けたことに由来しています。

寒さの厳しい冬に奈良を訪れたら、薬師湯殿にゆっくりつかり、お正月気分を満喫してはいかがでしょう。

霊山寺の歴史と冬の澄み切った空気に触れながら過ごす時間は、普段の暮らしでは得られない貴重な癒しをもたらしてくれるはずです。

住所
奈良県奈良市中町3879
電話番号 0742-45-0081
アクセス ・近鉄奈良線 冨雄駅より奈良交通若草台行きバスに乗車し、約20分で霊山寺に到着。

フォトジェニックポイントが満載!身も心も癒される洞川温泉

紀伊半島の中央、大峯山や女人大峯と呼ばれる稲村ヶ岳の登山口がある標高820mほどの場所に位置する洞川(どろかわ)温泉。

伝統的な木造建築の旅館が建ち並び、ノスタルジックな雰囲気が漂う温泉街は、古き良き時代の日本を肌で感じられるため、女子旅におすすめのスポットです。

かつて、大峯山の修験者の宿場として栄えた洞川温泉は、夏でも涼しいことから「関西の軽井沢」と称されます。

洞川温泉の泉質は、弱アルカリ性単純泉。

体の芯から温まるため、リューマチや神経痛、冷え性、疲労回復に効能があるといわれています。

また、通称「ごろごろ水」と呼ばれる温泉の湧き水は、カルシウムを多く含む名水として知られており、訪れるたびに持ち帰る方もいらっしゃるようです。

いにしえの都とは異なる昭和のレトロな雰囲気を楽しみたい方は、ぜひ足を延ばして訪れてみませんか。

住所
奈良県吉野郡天川村洞川温泉
電話番号 0747-64-0333
アクセス ・電車:近鉄吉野線「下市口」駅から奈良交通バス「洞川温泉行」へ乗車し約70分で到着。
・車:名阪国道「針IC」からR370経由R169→R309で洞川温泉へ。

神秘的な自然が人気の大台ケ原

日本の秘境100選や日本百名山に名を連ねる「大台ケ原」は、三重県との県境に位置し、東大台と西大台の二つに分かれています。

西大台に比べなだらかな勾配の東大台は、歩きやすいトレッキングコースになっているため、登山初心者におすすめです。

東大台の散策コースは、360度の大パノラマが眺められる「日出ヶ岳」山頂の展望台など、見どころが満載です。

その中でも、植物がほとんどない場所に並ぶ立ち枯れたトウヒの姿は、まるで木が白骨化したように見えるため、訪れた人に衝撃を与えます。

50年以上前は、苔むす豊かな森林だった大台ケ原ですが、近畿・東海地方を襲った「伊勢湾台風」の直撃を受け、多くの木々が倒されただけでなく、生態系までもが変化し、荒涼とした強烈な絶景が誕生しました。

正木峠一帯に広がる立ち枯れしたトウヒと、地面を覆う笹・真っ青な空のコントラストは、あまりにも強烈な印象が、不思議な魅力となって人々を惹きつけています。

また、大台ケ原の絶景を楽しむのなら、夜も外せません。

天候に恵まれた冬の大台ケ原では、夜空にダイヤモンドをちりばめたような満天の星を眺められます。

大台ケ原の象徴ともいえる正木峠も、立ち枯れたトウヒが星の光に照らし出され、この世とは思えないほど幻想的な世界を創り出しています。

住所
奈良県吉野郡上北山村小像660-1
電話番号 0746-82-0001(上北山村役場企画政策課)
アクセス ・近鉄大和上市駅より大台ケ原行きのバスが運行しています。

山添村のロマンティックな星空

天体マニアや宙ガールからも絶賛される山添村の美しい星空を眺めるなら、標高618mの「県立月ケ瀬神野山自然公園」にある「フォレストパーク神野山」がおすすめです。

ライトがきらめく都会の夜空では見ることが難しい、満天の星を眺められます。

特に空気の澄んだ冬に360度の夜空を見渡せる山頂へ足を運べば、ため息が出るほど美しい「冬の天の川」を観測できるかもしれません。

冬の奈良には、想像を超える美しい星空が待っています。

住所
奈良県山辺郡山添村伏拝888-1
電話番号 0743-87-0285(神野山観光協会)
アクセス ・JR奈良駅よりバスに乗車し「北野」停留所で下車。停留所から徒歩約3分で到着。

曾爾高原温泉(そうにこうげん)で旅の疲れを癒す

奈良を旅して、心をリフレッシュさせたら、最後は曾爾高原温泉につかって旅の疲れを癒してはいかがでしょう。

曾爾高原温泉のある曾爾高原は、日本三百名山の一つ倶留尊山を有する丘陵地帯。

春から夏にかけては青々とした緑が生い茂り、秋には白銀に輝くススキが一面を覆います。

曾爾高原の麓にある曾爾高原温泉の泉質は、「ナトリウムー炭酸水素塩」の中でも重曹成分が多く含まれ、お肌がスベスベになることから「美人の湯」ととして知名度が高いです。

源泉風呂などさまざまな種類の浴室が用意されていますが、眺望の素晴らしい露天風呂が人気。

目の前には、屏風岩や兜岳、鎧岳などの大パノラマを、湯船につかりながら眺められる贅沢なあ湯浴みが体験できます。

風呂上がりに、ご当地ビールの曾爾高原ビールや桃サイダーで喉を潤すのが、曾爾高原温泉の定番となっています。

住所
奈良県宇陀郡曾爾村太良路830
電話番号 0745-98-2615
アクセス ・電車:近鉄「名張駅」からバスで約45分、「太良路バス停」から徒歩約20分。
・車:名阪国道「上野IC」から約35km、名阪国道「針IC」から約35km。

まとめ

寒い季節だからこそ楽しめる奈良の観光スポットはいかがでしたか?

歴史的価値のある文化財と最先端の技術がコラボしたイベントや、雄大な自然が創り出す雪景色など、冬の奈良も魅力的でした。

いつ訪れても、穏やかな時間を過ごせる奈良は、日頃の疲れを癒す旅先としておすすめの場所です。

ぜひ、魅力あふれる奈良を自分らしく、素敵に楽しみましょう。