長野県は山岳地帯が多く、冬はとても寒くなります。
しかし、寒い冬だからこそ楽しめる絶景や温泉、雪や氷が主役のイベントなど、長野県には冬ならではの観光スポットがたくさんあります。
この記事では、その中から5つを取り上げて紹介しています。
冬の長野県を旅行予定の方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

空港名:長野空港(信州まつもと空港)
住所:〒390-1132 長野県松本市大字空港東8909番地
電話番号:0263-57-8818
公式HP:http://www.matsumoto-airport.co.jp/

松本バスターミナル~長野空港までバスで約30分
エアポートシャトルバス(直行)あり
塩尻北I.C~長野空港まで車で約10分

長野空港の詳細はこちら⇒長野空港発着

無料の外湯めぐりが楽しめる!「野沢温泉」

長野県北部にある野沢温泉は、冬ならではの温泉地。
13カ所ある外湯めぐりで、体がポカポカと温まります。
また、野沢菜漬けの発祥地としても有名です。

住民の生活と密接に結びついた温泉

長野県北部にある野沢温泉村は、村の名前が野沢温泉になっていることからもわかるよ うに、ここでは住民の暮らしと温泉が密接に結びついています。
古くから湧き出ていた温泉は、江戸時代から続く「湯仲間」という制度によって維持管理されており、村民の共有財産です。
湯仲間は地元の住民で構成されており、温泉街にある13カ所の外湯(共同浴場)はすべて湯仲間のメンバーが、掃除や修理、光熱費の負担までしています。
そのため外湯は基本的に、村の人たちのための共同浴場です。
観光客にも無料で開放されていますが、村の厚意であることを忘れず、エチケットを守って入浴しましょう。

野沢温泉は熱い!

野沢温泉は硫黄泉で、リウマチや神経痛などに効能があります。
源泉の温度は42~90℃。
源泉かけ流しで、加水などの調整は一切行っていません。
そのため野沢温泉のお湯はかなり熱目です。
寒い冬に外湯めぐりをしても、湯冷めせずそぞろ歩きが楽しめますよ。

ぬる湯もある「大湯」

13カ所の外湯の中で、最も有名なのが大湯(おおゆ)です。
江戸情緒を感じさせる湯屋建築が印象的な、野沢温泉のシンボル的存在です。
大湯の浴槽は、「あつ湯」と「ぬる湯」に分かれています。
熱いお湯の多い野沢温泉の中で、ぬる湯は貴重な存在です。
湯めぐりは、大湯のぬる湯からスタートすることをおすすめします。

温泉は村民との交流の場

外湯の入浴時間は、村民と観光客とで分けられていません。
そのため、外湯めぐりは地元の方と文字通り裸のお付き合いができる交流の場です。
世間話に花を咲かせたり、熱いお湯への入り方のコツを伝授してもらったり、楽しい旅のひとときが過ごせます。

炊事や洗濯の場

外湯には炊事場や洗濯場が備わっており、地元の人が使用しています。
地元の人が野沢菜を洗っているところを見られるなど、温泉が地元の人の生活に深く関わっていることがわかります。

温泉卵が作れる!

温泉街の名物といったら、温泉卵!
温泉街の中には、観光客が温泉卵を作れるところがあります。
近隣の店舗で温泉卵用の卵を売っているので、ぜひチャレンジしてみてください。

麻釜(おがま)

温泉街の中心で沸々と熱泉が湧き出ているのが、村の天然記念物の「麻釜(おがま)」です。
村民が野菜を茹でたりするのに使っていますが、危険なため観光客は立ち入れません。

野沢温泉が発祥!野沢菜漬け

野沢菜漬けで有名な野沢菜は、野沢温泉発祥の青菜です。
江戸時代、僧侶が京都から持ち帰ったかぶを植えたところ、突然変異を起こし、元のかぶと異なる植物ができたのが起源といわれています。
当初、地元ではかぶ菜と呼んでいたそうですが、湯治に来る客やスキーヤーたちが、かぶ菜の漬物のおいしさを全国に広めたことがきっかけで、採れた場所の名前を冠して野沢菜と呼ばれるようになったんだそうです。
今でも地元の方は、お菜とか、お葉漬けと呼び、野沢菜とは言わないそうです。

意外なつながり!岡本太郎

野沢温泉を大変気にいっていたのが、大阪万博の太陽の塔で知られる芸術家、岡本太郎です。
あるデザインの仕事を担当したことがきっかけで毎年野沢村を訪れるようになり、村内には氏が作った彫像が展示してあります。
また、オリジナルグッズに描かれた野沢温泉のロゴマーク「湯」の字は氏がデザインしたものです。
素朴な温泉街で世界的な芸術に触れられるのも、野沢温泉の魅力といっていいでしょう。

・住所:長野県下高井郡野沢温泉村

・電話番号:0269-85-3155 野沢温泉観光協会
・営業時間:6:00~23:00(11月~3月)
・料金:無料
・アクセス:電車:JR飯山駅からバスで約25分
車:豊田飯山ICから車で約25分

温泉に浸かるお猿さんがかわいい!「地獄谷野猿公苑」

地獄谷野猿公苑は、野生の猿の生態が観察できる自然公園です。
冬場はお猿さんたちが温泉に浸かっている姿がかわいいと人気を呼んでいる、世界的な
観光スポットです。

地獄谷野猿公苑とは?

長野県北部の渓谷沿いにある地獄谷温泉の中でも、最も奥深い標高850mの高所にある地獄谷野猿公苑へは、車やバスを降りてから未舗装道路を30分歩かないとたどり着けません。
冬には積雪が1mにもなり、気温も氷点下10度を下回ります。
そんな厳しい環境であるにも関わらず、地獄谷野猿公苑は年間10万人もの人が訪れる人気観光スポットです。
冬は、野生のニホンザルが温泉に入る姿が見られるとあって、国内外から大勢の観光客が訪れています。

動物園ではない

地獄谷野猿公苑は、山に住む野生のニホンザルを自然に近い状態で観察できる貴重なスポットです。
猿たちは、スタッフが不定期で与える餌を求めて野猿公苑に来る以外、山の中で暮らしています。
野猿公苑は動物園ではないので、周りを柵で囲ってありません。
猿たちは、半径数キロといわれる野生の猿の行動範囲内で、自由に山と公苑を行き来しているのです。

観光客の餌やりは厳禁

地獄谷野猿公苑では、猿たちが自力で餌を獲る野生の習慣を失わないよう、観光客による餌やりを禁じています。
スタッフによる餌やりも、野猿公苑に猿たちを来させるための手段でしかなく、必要最小限しか与えていません。
自然に近い猿たちの姿を観察する場であるという姿勢が貫かれています。

冬がベストシーズン!温泉に入る猿

スノーモンキー_地獄谷野猿公苑_長野
地獄谷野猿公苑は通年オープンしていますが、冬が最もおすすめです。
猿たちが温泉に入っている姿が見られるからです。
じっと目を閉じてお湯に浸かっている様子は、人間が温泉に浸かって寛いでいる様子と同じようで、ほほえましくほっこりした気分に浸れます。
やがて季節がめぐり暖かくなってくると、猿たちは温泉に入らなくなります。
厳しい寒さから逃れるためだけに温泉に入るのであって、体の衛生を保つためではないからだそうです。
人間と同じところと違うところがあって、なかなか興味深いですね。

きっかけは人間の露天風呂

野生の猿たちは、なぜ温泉に入るようになったのでしょうか。
地獄谷野猿公苑のすぐ近くにある老舗温泉旅館「後楽館」の露天風呂に、ある日好奇心
旺盛な子猿が入り、それを見た大人の猿が真似して入ったのがきっかけだそう。
その後、衛生面から猿専用の露天風呂が作られると、寒さに耐えかねた猿たちが次々とお湯に浸かるようになっていったということです。

外国人に大人気の「スノーモンキー」

温泉に浸かる猿たちの姿は、日本人にはもちろん外国人にも大変人気があり、野猿公苑は「日本で訪れたい観光スポット」の上位に入っています。
猿たちはsnow monkeyと呼ばれ、海外メディアにもたびたび取り上げられています。
海外には猿が温泉に入るような施設はなく、珍しさもあって人気があるようです。

・住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845

・電話番号:0269-33-4379
・営業時間:9:00~16:00(11月~3月)
・料金:大人800円、子供400円
・アクセス:電車:JR長野駅または湯田中駅からバスでスノーモンキーパーク下車後、 徒歩35分
車:信州中野ICから車で20分、上林温泉無料駐車場から徒歩35分

日本一の星空の村!「阿智村」

長野県南部の小さな村、阿智村は、環境省による「最も星が輝いて見える場所」第1位に選ばれた、日本一星空の美しい村です。
その星空を眺める「天空の楽園ナイトツアー」は、冬ならではの星の美しさを実感できる感動の星空観察ツアーです。

阿智村とは?

阿智村は長野県南部に位置し、岐阜県中津川市に隣接する、人口6,500人余りの小さな村ですが、2006年に環境省の「最も星が輝いて見える場所」第1位に認定されたことをきっかけに、日本一の星空の村として有名になりました。
村おこしの一環として始まった星空観察の「天空の楽園ナイトツアー」は、今では県内外から大勢の観光客が訪れる、阿智村一の人気イベントとなっています。

ゴンドラに乗っていざ出発

天空の楽園ナイトツアーは、「宇宙旅行」がコンセプトになっています。
星空の観察の会場となっている標高1,400mの富士見台高原「ヘブンスそのはら」の山頂へは、宇宙船に見立てたゴンドラに乗って向かいます。
スタッフは宇宙船のクルーのようなユニホームを着用し、ゴンドラ内では山頂を惑星に見立てた映像が流されるなど、ワクワクするような演出がいっぱいです。

満天の星空に感動!

阿智村_星空_長野jpeg
所要時間約15分で山頂に到着すると、あたりは一面の銀世界です。
観察会場となる山頂は気温氷点下10度と極寒のため、スキーウェアのようなしっかりとした防寒着が必要です
星空の観察は、灯りを消した状態で20時から始まります。
それまでは売店でおやつを買ったり、展示物を眺めたりして、思い思いに過ごしましょう。
20時になると、会場が一体となって消灯のカウントダウンをします。
「…3、2、1、0!」の掛け声とともにすべての灯りが一斉に消されると、漆黒の闇の中に満天の星空が浮かび上がり、場内から歓声が沸き起こります。
星空の解説をするスタッフの説明を聞きながら、宇宙の神秘に酔いしれるひとときです。
場内には無料で使える天体望遠鏡があるので、肉眼では見えない星の確認もできます。

カフェやショップで一息入れて

星空を満喫したら、再びゴンドラに乗って帰途につきます。
山麓にはお土産におすすめの商品が並ぶショップや、宇宙基地をイメージしたカフェがあります。
熱いスープやコーヒーで、冷えた体を温めましょう。

・住所:長野県下伊那郡阿智村智里3731-4富士見台高原ロープウェイ「ヘブンスそのはら」

・電話番号:0265-43-3001阿智☆昼神観光局
・営業時間:18:00~19:30 上りゴンドラ運行
20:00~20:30 ライトダウンタイム
20:30~ 下りゴンドラ運行
・料金:大人・高校生 2,000円~、小中学生 1,000円~、幼児無料
・アクセス:電車:JR上諏訪駅または中津川駅から往復・完全予約制の「阿智☆昼神バス」または飯田駅前から路線バスまたはタクシー
車:飯田山本ICまたは園原ICから約10分

江戸の面影を残す宿場町!「奈良井宿」

長野県塩尻市にある奈良井宿は、中山道の宿場町の1つで、江戸時代の面影を今に残す、風情ある街並みでそぞろ歩きが楽しめます。

奈良井宿とは?

奈良井宿は、江戸時代の五街道の1つである中山道のちょうど真ん中にある宿場町です。
中山道木曽路11宿の中ではいちばん標高が高いところに位置する奈良井宿は、街道沿いに約1kmにわたって続き日本最長を誇ります。
奈良井宿はかつて多くの旅人が行き交い、「奈良井千軒」と呼ばれるほどたくさんの宿で賑わっていました。
当時の面影が残る街並みは、国の重要伝統的建築物郡保存地区に指定されています。
まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような町並みの中を、そぞろ歩きして楽しむのがおすすめです。
冬は建物が真っ白い雪に覆われてノスタルジックな雰囲気が増すため、1年の中で最もおすすめのシーズンです。
暖かい服装で散策を楽しんでくださいね。

奈良井宿アイスキャンドル祭り

「奈良井宿アイスキャンドル祭り」は、毎年2月3日の節分の夜に開催されるイベントです。
街に設置された約2,000個の手作りアイスキャンドルに火が灯され、あたりは幻想的な美しさに包まれます。
20時からは花火が打ちあげられます。花火と雪をかぶったレトロな街並みと、ほのかなキャンドルの灯りとのコラボは見事です。
地元の人たちが作る豚汁やお酒、ホットワインのサービスが、冷えた体に優しくしみわたります。

・住所:長野県塩尻市奈良井1127

・電話番号:0264-34-3160
・営業時間:アイスキャンドル祭りは2月3日18:00から。
・料金:無料
・アクセス:電車:奈良井駅より徒歩3分
車:塩尻ICより約30分・伊那ICより約40分・中津川ICより約1時間30分

長野県駒ケ根市名物!「ソースカツ丼」

長野県には、野沢温泉の項目で紹介した野沢菜をはじめ、信州そば、おやきなどさまざまなご当地グルメがあります。
今回はその中から長野県南部、中央アルプスを望む駒ケ根エリアのご当地グルメ、ソースカツ丼を紹介します。

ソースカツ丼って?

カツ丼といったら、こんがり揚げたトンカツを醤油味で軽く煮込み、卵でとじたものをどんぶりご飯の上に載せたものが一般的です。
ソースカツ丼は、どんぶりご飯の上に千切りキャベツを載せ、その上にソースを絡めたトンカツを載せます。
味付けがソース、卵でとじない、キャベツがご飯の上に乗っている、の3点が一般的なカツ丼と違います。
千切りキャベツを添えたとんかつ、ご飯がセットになった「とんかつ定食」を、1つの丼にまとめたのがソースカツ丼、といえるでしょう。

ソースカツ丼おすすめのお店

長野県には駒ケ根市を中心にソースカツ丼の有名店があります。
旅行の際は、ぜひ訪れてみてくださいね。

明治亭 駒ヶ根本店

ソースカツ丼といえば明治亭、というくらい有名なお店です。
長野県内に4店舗あるうちの本店が駒ケ根市にあります。
ジューシーな信州産豚ロース肉のトンカツは、分厚くボリュームがあります。
キャベツもたっぷり乗っているため、栄養のバランスもバッチリです。

・住所:長野県駒ヶ根市赤穂898-6

・電話番号:050-3373-3222
・営業時間:11:00~20:30
・定休日:無休
・アクセス:JR飯田線駒ヶ根駅から徒歩24分
JR飯田線大田切駅から車で7分

きらく

駒ケ根ソースカツ丼発祥のお店です。
遠方からの観光客やツーリング途中バイカーが立ち寄る、行列必至の人気店です。
現在の店主は3代目。
先々代から受け継ぐ秘伝のオリジナルソースが自慢です。

・住所:長野県駒ヶ根市赤穂3145

・電話番号:0265-83-3555
・営業時間:11:00~15:00 18:00~21:00
・定休日:月曜日
・アクセス:JR飯田線駒ヶ根駅から徒歩26分(2.0km)、車で6分

いな垣

いな垣はお蕎麦屋さん。
茶そばとミニソースカツ丼のセットがおすすめです。
駒ケ根市役所の近くにあり、お昼時は大変混みあうため、時間をずらして行った方がいいでしょう。

・住所:長野県駒ヶ根市赤須町18-11

・電話番号:0265-83-8080
・営業時間:11:30~20:00
・定休日:火曜日、第3月曜日
・アクセス:JR飯田線小町屋駅から徒歩5分
中央自動車道駒ヶ根ICから車で10分

ガロ

こちらでは、丼の蓋が閉まらないほど山のように盛られたボリューム満点のソースカツ丼がいただけます。腹ペコの胃袋をしっかり満たしてくれます。
ログハウス風なお店の外観がおしゃれです。

・住所:長野県駒ヶ根市赤穂北割一区759-336

・電話番号:0265-81-5515
・営業時間:11:30~14:00 17:30~21:00
・定休日:火曜日、第1・3水曜日
・アクセス:中央道駒ヶ根ICから駒ヶ根高原方面へ車で5分
JR飯田線駒ヶ根駅からタクシーで15分

まとめ

長野県には魅力的な観光スポットが数多くあります。
その中から今回は、冬におすすめのスポットを紹介しました。
このほかにも魅力あふれるスポットがいろいろあるので、ぜひ冬の長野県を旅行して みてください。
新しい発見にワクワクすることでしょう。