国内旅行は格安で楽しみたい!

国内旅行は格安で楽しみたい!

国内にはさまざまな観光地があります。
寒い時期にはできるだけ暖かい場所へ、また暑い時期には避暑地と呼ばれる涼しい場所へ旅行したいと考えている人が多いでしょう。
旅行先によって、または旅行する時期によって国内旅行は価格がかなり違います。
小学生など小さいお子さんがいるご家庭では、どうしてもゴールデンウィークやお盆休み、年末年始に旅行に行かざるを得ない場合も多いですよね。
しかし、国内旅行するなら格安航空券で、お得な時期に行きたいと思いませんか?
今回は、国内旅行をお得に行くために知っておきたい安い時期や格安で旅行するコツについて調べてみました。

オンシーズン(On Season)とオフシーズン(Off Season)

旅行業界用語に、「オンシーズン」と「オフシーズン」という言葉があります。
オンシーズンとは、気候が穏やかで暖かく、安定しており旅行先でも過ごしやすく、観光客が集中しやすい時期を言います。
反対に、オフシーズンは冬の寒さ、猛暑などにより快適に過ごすことができない地域の旅行客が少ない時期を言います。
暑い時期は涼しいところや沖縄などのリゾート地へ、寒い時期は暖かいところに行きたいと考える方が多いので、オンシーズンには観光客が集中し、その分航空券やホテルの料金が高くなります。
また、気候だけでなく、土日や大型連休は、出かける人が多くなるため価格は高騰します。

国内旅行を予約するならオフシーズンがおすすめ

国内旅行を予約するならオフシーズンがおすすめ

旅行業界全体のオフシーズンはいつ?

国内旅行を予約するなら、断然オフシーズンがおすすめです。
オフシーズンとは、先ほどご紹介したとおり、旅行するにあたって「あまり人気のない、旅行する人が少ない時期」ということになります。
旅行業界でのオンシーズンは、7月~9月です。この時期は価格がピークになります。
一般的な価格の変動は、1月が安く、8月の夏休みに向かって徐々に値上がりしていきます。
8月をピークに、今度は12月に向かって値下がりするという流れです。
それ以外に、年末年始やゴールデンウィーク、夏休みのお盆の時期、秋の連休などがピンポイントでオンシーズンになります。
では、おすすめのオフシーズンはいつなのでしょうか?

お正月明け

お正月明けはすぐに仕事がはじまったり、学校がはじまったりして日本全体が忙しくなる時期。したがって旅行に出かけるという人も少なくなるので、旅行の価格は安くなります。

4月上旬~中旬

この時期も学生は新学期、新学年を迎えますし、新たに社会に出る人もいますので休みを取りにくいという理由からオフシーズンとなります。ただし、4月は下旬にゴールデンウィークがありますのでその時期はオンシーズンに突入します。

11~12月上旬

9月の秋の連休(シルバーウィーク)が終わり、国内では紅葉シーズンを迎えますが、紅葉目的以外で旅行に行く人は比較的少なく、社会人や学生などは休みも取りにくいためオフシーズンとなります。また、海外旅行客が少なくなる時期でもあります。
しかし、12月でもクリスマスや年末になると価格が上がるのでご注意ください。

これ以外にも観光地によって、オフシーズンは変わってきますので、まず旅行したい観光地のオフシーズンを探すことからはじめましょう。

ベストシーズンを避ける

オフシーズンにはどうしても休みが取れなくて…という方もいるのではないでしょうか?
そういう方は、オフシーズンではなくてもその観光地のベストシーズンを避けるという方法で国内旅行を計画してみましょう。
オフシーズンよりはやや高めにはなりますが、ベストシーズンを避けることで、オンシーズンよりはお得に旅行することが可能です。

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国内旅行で人気の場所の安い時期はいつ頃?

国内旅行で人気の場所の安い時期はいつ頃?

国内旅行で人気の場所(観光地)はたくさんあります。場所によって、安い時期も価格も異なります。
人気の観光地別に、安い時期をチェックしてみましょう。

北海道

北海道

北海道は夏には避暑地として、また冬にはスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを楽しむ場所として人気があります。

【安い時期】
3月下旬~4月下旬
5月上旬~6月
10月下旬~11月

3月下旬の春休み終了後から4月のゴールデンウィークがはじまるまで。
ゴールデンウィーク終了後から6月中。
10月の紅葉シーズン後から11月の雪が降る前までは安い時期だと言われています。
夏休み、ゴールデンウィーク以外でも雪が降り始めるとウィンタースポーツをする観光客が国内外から押し寄せてきますので、北海道は安い時期が比較的短いと言えます。
おすすめの時期は6月です。この時期の北海道は、平均気温16.7度ほどで朝晩は冷え込みますが、梅雨がないので比較的天候が安定し、過ごしやすく、観光しやすいです。

沖縄

沖縄

沖縄はリゾート地として人気がありますので、やはりゴールデンウィークや夏休みに人気が集中します。
マリンレジャーを楽しむ人でにぎわう夏は特に価格が高くなります。

【安い時期】
1月下旬
5月中旬
11月

1月のお正月休み明けと5月のゴールデンウィーク明け、11月が安い時期です。
沖縄の冬は曇りの日が多く、沖縄らしい青空や青い海を実感しにくいというデメリットがあります。また、5月には梅雨入りするため観光や海水浴をしたくても雨で断念せざるを得ないなど、安くなる理由がそれなりにあります。
11月は台風シーズンが終わりますが、マリンスポーツするには寒いのでこちらも安くなります。
おすすめの時期は、6月上旬から7月上旬と10月です。
最も安い時期からは外れていますが、ベストシーズンからも外れているため比較的安く旅行することができます。
また、6月上旬から7月上旬は天候が安定しているので、マリンスポーツを楽しむことができます。
10月は台風シーズンではありますが、台風の上陸数はピークの8月に比べ半分以下になりますので運がよければ海で遊ぶことができ、沖縄観光も満喫できます。

京都

京都

京都は1年を通して国内外を問わず世界中から多くの人が訪れる人気の観光地です。
オフシーズン、安い時期はあるのか?と思ってしまいますが、オンシーズンに比べて比較的安く旅行できる時期というのはあります。

【安い時期】
1月上旬~2月
5月中旬~6月
12月15日~25日まで

京都は安い時期が非常に限られているというのが分かります。
ほかの観光地と同じくお正月休みが明けてから2月いっぱいまでが安くなります。
ゴールデンウィーク明けから梅雨時の6月にかけては、観光客はピーク時に比べれば少なくなります。
また、毎年11月中旬から12月上旬に見頃を迎える京都の紅葉シーズンは、観光客が大変多くの観光客が訪れます。
その後、12月15日~25日頃までは、京都では比較的イベントやお祭りが少ない時期に当たるため、観光客が減るおすすめの時期といえます。
安くて、観光にもおすすめの時期は、5月中旬です。
梅雨に入る前で、過ごしやすいので格安で旅行でき、ゆっくりと名所を観光することができます。

大阪

大阪

大阪は美味しいものが多く、観光スポットもたくさんありレジャー施設もあるので、幅広い年齢層に人気の観光地です。

【安い時期】
1月中旬~2月
4月上旬~中旬
9月下旬~10月

大阪も年間を通して人気の観光地ですので、一般的にオフシーズンといわれる時期があまりありません。
1月のお正月休み明けから2月は全体的に観光客が減りますので、春休みが長い大学生などは狙い目です。
また、4月も入学、入社のシーズンで休みが取りにくいため空いています。9月の連休明けから10月は気候的に過ごしやすく、観光スポットも空いているのでおすすめの時期です。

安い時期に国内旅行するならどのタイミングで予約するべきか?

安い時期に国内旅行するならどのタイミングで予約するべきか?

国内旅行、どこに行こうか決まりましたか?
さて、次に気になるのが、「安い時期に国内旅行をするならいつ予約すればいいか?」ということですね。
オフシーズンであれば、狙っている日にちに予約しやすくなりますが、人気のホテルだとオンオフ関係なく、早めに埋まってしまうことが結構あります。
特に、オフシーズンでも土日しか休めないという方は、早めの予約をおすすめします。

予約できるのはいつから?

さまざまな有名旅行予約サイトを調べてみると、だいたい1年~6ヶ月前には予約を開始しています。
1年前といわれると、ちょっと予定が立てづらいですが、6ヶ月前から3ヶ月前あたりなら予定を把握している人が多いのではないでしょうか?
オフシーズンでも、人気のホテルに泊まりたいときには最低でも3ヶ月前から予約しておくようにしましょう。
しかし、ホテルのプランによっては予約したその時点でキャンセル料が100%かかってしまうところもありますので、予約時にはしっかりチェックしておきましょう。

格安で国内旅行する裏ワザ

オフシーズンはオンシーズンに比べるとかなり安く旅行することができますが、さらに航空券を安く買う方法が知りたい!という方のために、裏ワザをご紹介します。

早割りプラン&直前予約割引

旅行予約サイトを見てみると、「早割りプラン」というものがあります。
「早割りプラン」はその名のとおり、早い時期に予約することで通常のプランで予約するよりも安く泊まれるプランです。
条件はホテルによって異なりますが、30日前まで、60日前まで、90日前までというように日数が決まっていて、それに応じて割引率も変わります。
「早割りプラン」は通常の価格よりもかなりお得に泊まることができるというメリットがある反面、予約した時点でキャンセル料が100%かかってしまうものがあります。
通常であれば、予約日の数日前にならなければかからないキャンセル料が、「早割りプラン」だとかかってしまうことがあるので、予約時に必ずキャンセル料がいつから発生するのか、またいくらかかるのかを見ておきましょう。

「早割りプラン」とは逆に「直前予約割引」というものもあります。
「直前予約割引」は、ホテル側が空いているオフシーズンに宿泊客を増やす目的で設けているプランで、空きの部屋があった場合にお得に泊まることができます。
宿泊予定日の数日前から予約できるようになるのですが、泊まろうと思っている日に空きがないというリスクもあります。
料金は安いのですが、空いていなければ意味がありませんので、計画的な旅行を考えている方にはあまりおすすめできません。
例えば、急な用ができてホテルを探さなければならないときや、オフシーズンでどこのホテルも比較的空いている平日などに、「直前予約割引」にチャレンジしてみてもいいかもしれません。

マイルで飛行機代を無料にする

飛行機での旅行をする際に、お得になる裏ワザです。
JAL系列、ANA系列の飛行機に乗ることで貯まるマイル(ポイント)を利用して、飛行機代をタダにすることができます。
国内航空券であれば、1万マイルほどで交換することができてとてもお得です。

マイルを使うには、まずJALやANAのマイレージ会員になります。
そして、以下のような方法でマイルを貯めることができます。

・飛行機を利用する
・クレジットカードで買い物をする
・提携先のホテルや特約店を利用する
・ANAスマートフォンを使用する

例えば、飛行機を使うことが多いという人は飛行機の利用でマイルがどんどん貯まります。また、クレジットカードを使って買い物をすることでも貯まります。
おもしろいのが、「ANAスマートフォン」です。
こちらは、マイルが貯まるスマートフォン「ANA Phone」という商品で、通常プランの契約で年間14,400マイルも貯まります。
ANAのマイレージ会員だという方は、スマートフォンを新しく買い替えるときに検討してみてはいかがでしょうか。

LCC(格安航空)のセールを活用

LCC(格安航空)はただでさえ安いことで知られていますが、たまにセールを行うことがあります。
セールの内容は、会社によって異なりますが、通常価格よりもさらに安くなるということでオフシーズンはかなりお得に利用することができます。
セールは期間限定や、24時間のタイムセールという形で実施されるので常にチェックしておく必要があります。
例えば、LCCのツイッターをフォローしてこまめに情報をチェックしておくと便利です。
気になるLCCがあれば、フォローしてみましょう。

早期購入割引を活用

飛行機を利用した旅行で、予定日が半年ほど前から分かっている場合は、2ヶ月前から航空券を購入できる「早期購入割引」を利用するととてもお得になります。
例えば、ANAの飛行機を利用して、東京~大阪までの航空券を買うとすると、

3日前予約 13,590円~
75日前予約 10,990円~

になります。75日前予約の方が2,600円もお得になるということです。
前もって予定が決まっている場合は、早めに航空券を予約したほうがお得だということが分かります。

このように、さまざまな方法で、お得に旅行を楽しむことができます。
オフシーズンというだけでも通常価格よりは安く旅行できますが、さらに裏ワザを使ってもっと格安に旅行したいという方はぜひ試してみてください。
更に格安航空券を活用することで、もっとお得に旅行することができます。

オフシーズン・安い時期を見極めて賢く旅行しよう

オフシーズン・安い時期を見極めて賢く旅行しよう

国内旅行では、1月のお正月休み明け、3月下旬から4月中旬まで、紅葉シーズン後の11月がオフシーズンで安い時期だということが分かりました。
場所によっては、オフシーズンでも十分楽しめますし、また混雑が避けられますのでゆっくりと観光地を周ることができるメリットもあります。
旅行者が少ないオフシーズンになかなか休めないという人は、日曜日から1泊というプランもおすすめです。
日曜日に泊まる人は比較的少なく、休みを取るとしても1日で済みますので、少しでも安く旅行したい方には日曜日は狙い目です。
観光地別にオフシーズン、安い時期をきちんと見極めて、賢く旅行を楽しみたいですね。