夏の旅行シーズン、どこへ出かけるか悩んでしまいます。「夏を涼しく快適に過ごしたい」「自然を満喫したい」そんな方におすすめなのが夏の群馬県です。群馬県は一年を通して涼しい地域が多く、自然も豊かです。それだけでなく、歴史を感じられる施設やパワースポットもある魅力的な観光地です。
この記事では、群馬県の夏のおすすめ観光スポットを7選紹介いたします。旅行の行き先に悩んだらぜひ参考にしてみてください。

最寄り空港名:羽田空港
住所:〒144-0041 東京都大田区羽田空港
電話番号:03-5757-8111
公式HP:https://tokyo-haneda.com/index.html

羽田空港~高崎まで電車で約1時間30分

羽田空港の詳細はこちら⇒羽田空港発着

夏の群馬県のおすすめ観光スポット7選

1,冬にはできないことがたくさん、夏ならではの草津温泉の魅力

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群馬県の温泉と聞いて最初に思いつくのが草津温泉ではないでしょうか?しかし、温泉旅行といえば秋~冬にかけて行くイメージがあります。でも、草津温泉には夏だからこそおすすめしたい魅力がたくさんあります。
夏は暑くて温泉なんて行きたくない、と考える方も多いかと思います。ですが草津温泉は標高1200mの高地にあるため、11月下旬には雪が降り路面凍結のおそれもあります。そのため冬場に車で気軽に行きたいという方には向いていません。そこでおすすめするのが夏のドライブで行く草津温泉です。草津温泉は夏場でも平均気温が18℃と涼しく、温泉に入るには丁度いい気温と言えます。
草津温泉の象徴でもある湯畑は、昼は翡翠色が映え、夜はライトアップされた姿を楽しめます。また「熱乃湯」で定期的に開催される湯もみショーは見るだけでなく、体験する楽しみ方もできます。
草津温泉の近くには草津白根山があり、その周囲にはハイキングコースがたくさんあります。草津白根山のハイキングは、夏ならではのアクティビティーの1つで、道が整備されているので、普段あまり歩く習慣がなく足腰に自信のない方でも歩きやすいコースになっています。ですが白根山は今でも噴火を繰り返す活火山で、時折噴火警戒レベルが上がることがありますので、行く際は噴火警戒レベルを確認してから行くようにしましょう。
他にも周囲には亜熱帯園、ジップライン、ドッグランなど、小さなお子様と一緒でも楽しめるレジャースポットもあり、温泉だけではなくアクティビティーも楽しみたい方は夏場の草津温泉はおすすめです。

問合わせ先 草津温泉観光協会
住所 〒377-1711
群馬県吾妻郡草津町草津28 草津温泉バスターミナル1F
電話番号 0279-88-0800
FAX 0279-88-0801

2,世界遺産に登録され、
海外からの旅行客にも大人気観光スポット『富岡製糸場』

富岡製糸場

富岡製糸場は、2014年6月に世界遺産に登録されて以降、国内からだけでなく海外からからも多くの観光客が訪れる群馬県を代表する観光スポットになりました。日本の近代産業の歴史を語る上でも非常に重要な施設で、大きな魅力があります。
富岡製糸場を余すことなく楽しむためには歴史を知ることが非常に重要です。専用のスマートフォンアプリをインストールすると解説してくれますが、おすすめは200円で解説員が詳しく富岡製糸場の歴史を教えてくれるガイドツアーに参加することです。
富岡製糸場は朝の9時に開場しますが、朝は入場券売り場が非常に込み合います。しかし、入場券は富岡製糸場近くのまちなか観光物産館「お富ちゃん家」、もしくは仲町まちなか交流館でも朝8時30分から販売していますので、入場券売り場の混雑を避けたいなら、こちらで購入することをおすすめします。
富岡製糸場には空調設備がありません。ですから夏の館内は気温が高くなりますので、熱中症対策は万全にして行きましょう。
富岡製糸場の周辺には、群馬県の名産品であるこんにゃくをモチーフにした食のテーマパーク「こんにゃくパーク」や、自然史をテーマにした「群馬県立自然博物館」もあり、小さいお子様と一緒でも楽しめます。

アクセス 上州富岡駅から徒歩20分
TEL 0274-67-0075
休業日 年末
営業時間 AM 9:00~PM 5:00

3,大正浪漫あふれる町並みの『伊香保温泉』は温泉以外の魅力も豊富

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伊香保温泉の歴史は万葉集に詠われるほど古く、草津温泉と同様標高が高いので、夏でも快適に過ごすことができます。
伊香保温泉の象徴である石段街には、数多くの旅館や商店が軒を連ねており、お土産を買ったり、射的や足湯を楽しんだりできるので、老若男女関わらず楽しめます。大正ロマンを感じさせる町並が人気の観光スポットです。
石段を登った先には、825年に建立された伊香保神社があります。伊香保神社は、パワースポットとしても有名で子宝や縁結びに御利益があります。伊香保温泉は飲泉のできる数少ない温泉として知られており、伊香保神社の近くには飲泉所があります。効能は、痛風や肥満症に効果があるとされています。
飲泉所の近くには、石段と並んで伊香保温泉の象徴となっている河鹿橋という橋があります。この橋は、映画「千と千尋の神隠し」に出てくる油屋の橋のモデルにもなりました。その美しい佇まいはアマチュア写真家にも人気で、夜にはライトアップされるので、昼と夜で違った表情が楽しめると、多くのカメラマンがシャッターを切ります。
そんな伊香保温泉は、歌人の与謝野晶子や画家の竹久夢二など数々の文化人が愛したことでも知られています。特に、竹久夢二は伊香保を中心に活動していた時期があるほどゆかりが深く、その功績を称えるために竹久夢二伊香保記念館が作られています。この記念館は、当時の雰囲気を味わいながら竹久夢二の作品を楽しめるおすすめのスポットです。

問合わせ先 渋川伊香保観光協会
住所 〒377-0102
群馬県渋川市伊香保町伊香保541-4
TEL 0279-72-3151
FAX 0279-72-4452

4,夏のイベントが多い『榛名湖』は夏の群馬県観光で外せないスポット

花火

夏のイベントを楽しみたいのなら榛名湖は外せない観光スポットです。榛名山の山腹に広がる榛名湖では、榛名湖ビッグサマーフェスティバルと題したイベントが毎年7月から8月にかけて開催されます。夏の定番花火大会はもちろん、ミュージックフェスやブラックバス釣り大会、トライアスロンなどさまざまなイベントが、期間中連日開催されます。
また、榛名湖を囲む外輪山の中でも左右対称の姿が美しい榛名富士は、山頂までロープウェイが運行しているので、小さなお子様から高齢者の方まで楽しめるおすすめスポットです。ロープウェイではなく歩いて登りたい方のために山道も整備されています。山道を歩いても1時間ほどで登れるため登山初心者もハイキング気分で楽しめます。
榛名山の中腹には、6世紀前後に建立したといわれる由緒正しい榛名神社があります。巨岩に囲まれ自然と一体になった榛名神社の佇まいは、見ているだけでご利益があるようなパワーを感じます。
また、神聖な空気がただよう参道は、心が洗われ厳かな気持ちにさせてくれます。榛名神社境内にある矢立杉は武田信玄が必勝祈願に訪れたともいわれるパワースポットです。

問合わせ先 榛名観光協会
住所 〒370-3392
群馬県高崎市下室田町900-1
TEL 027-374-5111

5,高崎市の象徴『高崎白衣大観音』と併せて行きたい『少林山達磨寺』

高崎市を通るとまず目に入るのが高崎市の象徴でもある慈眼院の高崎白衣大観音です。高さ約42mの巨大な観音像は高崎市内のどこにいても見えるほどで、高崎市を代表する人気観光スポットになっています。
高崎白衣大観音は中に入ることができるようになっており、146段の階段を登ると観音像の胸の高さまで行くことができます。そこには小さな窓があり、高崎市内を見渡せるようになっています。ここは、高崎市でももっとも高い位置にあるため素晴らしい景観を拝むことができるビューポイントです。
観音像の内部は9つの階層に分かれており、各階合わせて20体の仏像が安置されており、どの仏像も仏像としては珍しい鮮やかな色彩が施されています。
慈眼院から車で10分ほどのところにある少林山達磨寺も、群馬県観光には欠かせないスポットです。達磨堂には日本全国から集められた達磨が奉納されていて、中には全身毛だらけの変わった達磨もあります。
ここの売店では、お土産にぴったりな、かわいい達磨の絵付け体験や、達磨をモチーフにしたお守りを販売しています。また早朝坐禅会に参加もできるので興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか。

拝観時間
  • 11月~2月 9:00-16:30
  • 3月~10月 9:00-17:00
拝観料 高校生以上:300円 中学生以下:100円

6,夏にしか見られない草花も多いハイキングコース『尾瀬国立公園』

尾瀬国立公園

湿地帯の中を通る木道が整備された尾瀬国立公園は、四季折々の変化が楽しめる人気のハイキングコースのですが、中でもおすすめなのが夏です。
初夏から真夏にかけての尾瀬は多くの花が楽しめる時期で、中でも有名なのがミズバショウやニッコウキスゲです。美しい尾瀬の湿地帯と、日本百名山にも数えられる雄大な至仏山との組み合わせは、まさに圧巻の絶景です。
尾瀬の湿地帯をぬけると、日本の滝百選に選ばれている名瀑「三条の滝」があります。日本最大級の落差100mを誇る滝口から落ちる水しぶきには夏の暑さを吹き飛ばす冷涼感があります。三条の滝への道は木道が整備されておらずしかも急勾配もある上級者向けのコースですが、苦労して行くだけの価値はあります。
尾瀬国立公園へは夜行日帰りで行くこともできますが、夜行日帰りでは体力的にも時間的にも尾瀬を充分に楽しむことはできません。せっかく尾瀬に行くのなら山小屋に泊まり、尾瀬の自然をじっくりと味わうことをおすすめします。

問合わせ先 関東地方環境事務所
住所 〒330-9720
埼玉県さいたま市中央区新都心1番地1 さいたま新都心合同庁舎1号館6階
TEL 048-600-0516
FAX 048-600-0517
E-mail REO-KANTO@env.go.jp

7,ナイアガラの滝のように吸い込まれるような滝が見られる『吹割渓谷遊歩道』

尾瀬国立公園の三条の滝は落差100mの迫力満点滝ですが、吹割の滝はまるでナイアガラの滝のように広い範囲が川底の落ち込み、そこへ水が吸い込まれるように落ちていく形の滝で、三条の滝とはまた違った迫力を感じる滝です。
吹割遊歩道にはいくつかのルートがありますが、おすすめなのは鱒飛の滝から吹割の滝を通り、浮島観音堂へ行くルートです。このルートは見どころが多く、自然を楽しみながら1時間30分から2時間ほどかけてゆっくりと回れるコースです。
まずは鱒飛の滝と吹割の滝を正面から見て、その迫力ある風景を楽しみながら散策しましょう。遊歩道の途中には獅子岩や般若岩など自然が作り出した造形美を楽しむことができます。
遊歩道を歩き、浮島橋を通ると浮島観音堂が見えてきます。ここには名匠・左甚五郎が作ったとされる浮島如意輪観音が安置されています。
吹割橋を渡ると詩のこみちと呼ばれる、自然に囲まれた遊歩道に入ります。詩のこみちをぬけると渓谷の西側に入り、吹割の滝の観瀑台があるエリアに差し掛かります。
吹割の滝の観瀑台は第1から第3まで3ヶ所ありますが、滝が一番良く見えるのは第1観瀑台です。斜め上から見下ろす形になり、正面から見るのとはまた違った雰囲気で、川底に水が吸い込まれていく様子がよく見えます。

まとめ

夏の群馬県のおすすめ観光スポットを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。群馬県の夏は過ごしやすく、都心からのアクセスがいいため、気軽に行けるのも魅力です。
カップルでも家族でも老若男女関わらずいろいろなシチュエーションで楽しめます。この記事をここまで見てくれた皆様の参考に少しでもなれれば幸いです。