定番スポットを巡る！冬の熊本県でおすすめしたい観光スポット5選

冬しか見られない大迫力の氷瀑！古閑の滝

冬の熊本県を訪れるなら、冬しか見られない特別な絶景を楽しみたいものです。そこでおすすめしたいのが阿蘇にある古閑の滝。

古閑の滝は雄滝と雌滝の２つの滝からなり、滝の落差はそれぞれ雌滝が80m、雄滝が100mあります。水量が少ないため迫力には欠けますが、自然の神秘を感じられる絶景スポットとして知られています。
古閑の滝は、真冬になると冷たい北風が吹き付けることによって氷瀑し、約100mの氷柱が姿を現します。大迫力の氷柱が出現するのは水量が少ない古閑の滝ならではのこと。
冬になると、この氷柱を見ようと毎年多くの観光客で賑わいます。古閑の滝が氷瀑するのはもちろん冬季限定なので、冬に熊本県を訪れるなら外せないスポットの1つと言えます。

氷柱が見られるのは12月～3月頃です。
気温によってはその期間中でも氷柱が見られないことがあるため、事前に状況を確認してから訪れることをおすすめします。

古閑の滝は熊本県を代表する観光スポットの1つですが、徒歩でしか行けないためちょっとした秘境感を楽しめます。滝の入り口には有料駐車場があり、駐車場に車を止めて遊歩道を約600m歩くことになります。少し面倒くさいと感じるかもしれませんが、登山気分を味わえるのでぜひ家族や友人同士で訪れてみてはいかがでしょうか。
冬季は遊歩道が凍結していることがあるので、滑りにくい靴を履いていくことをおすすめします。怪我をしないように十分注意しながら、冬にしか見られない絶景を楽しんでください。

草千里の冬景色に感動！展望レストランで郷土料理も

梅雨が明けてから草千里行ったらめっちゃ大きな水溜まり見れるんかな。
今思うと秋と冬しか行ったことない。 pic.twitter.com/3omnsWrB48

— しげる@ZRX1200ᛞ (@0509Shigetoo) July 7, 2021

古閑の滝に続き、冬にしか見られない阿蘇の絶景をもう1つ紹介します。

草千里は、烏帽子岳の北麓に広がる直径約1kmの円形の草原地帯です。どこを見渡しても草原が広がっており、ここが日本だということを忘れてしまうかもしれません。草千里は熊本県を代表する観光スポットの1つで、名前は知らなくてもその景色をテレビや雑誌で見たことがある人は多いと思います。

草原地帯の中央には池があり、どこか神秘的な雰囲気が漂います。池の水は季節や天候によって異なるため、何度行っても楽しめるでしょう。
草千里では牛や馬が放牧されており、そののどかな風景に癒されます。都会の喧騒を忘れてのんびりとしたい人は、ぜひ草千里を訪れてみてください。

標高の高い草千里は冬になると雪に覆われます。周辺の山々には樹氷ができ、中央の池は凍結します。その眺望はまさに絶景です。オールシーズン楽しめる草千里ですが、冬の草千里は格別で一生に一度は訪れたい観光スポットといっても過言でありません。

草千里を訪れたら、ぜひ立ち寄ってほしいのがすぐ近くにある「ニュー草千里」です。
ニュー草千里には草千里を一望できる展望レストランがあり、阿蘇の郷土料理や名物食材を思う存分味わえます。中でも人気なのは阿蘇名物の「あか牛丼」。

阿蘇名物の「あか牛丼」のイメージです▲

一般的なあか牛丼は牛もも肉を使用しますが、こちらのレストランではサーロインやリブロースを使用しています。他にもさまざまな郷土料理を味わえ、個人客であれば予約が必要ないため気軽に利用できます。レストランから草千里の大パノラマを堪能しながら、絶品の郷土料理を味わってみてください。

家族連れにぴったりのレジャー施設！阿蘇ファームランド

⭐皆さん⭐
⭐おはようございます⭐
⭐ 11月22日月曜日⭐
⭐熊本14度大雨⭐
⭐ どんな空でもいいから、今見せて⭐
⭐今日も時間大切に！そして笑顔忘れずに！⭐
⭐阿蘇 ファームランド↓↓⭐ pic.twitter.com/G0oU6BJsFB

— ⭐熊本⭐ (@a5up4IwdXdLNuJS) November 21, 2021

家族連れにおすすめのレジャー施設を探しているなら、阿蘇ファームランドが最適です。

阿蘇ファームランドは健康の専門家が監修するテーマパークで、健康チェックや思いっきり体を動かせる施設が集まっています。中でも子育て世代におすすめなのが、全天候型屋内施設の「元気チャレンジ館」。
こちらの施設には巨大迷路があり、ゴールを目指すうちに自然と全身を使った運動ができています。天候や気温に関係なく利用できるため、冬の旅行プランにぜひ入れてほしいスポットの1つです。

阿蘇ファームランドには小さな動物園「ふれあい動物王国」が併設されており、約35種類の動物たちが出迎えてくれます。エサやり体験などを通じて可愛い動物と触れ合うこともでき、動物好きの人は癒されること間違いなしです。キャンドル作りやオルゴール作りが体験できる「手作り体験館」もあり、ここで過ごす1日は子どもにとっては忘れられない想い出となるでしょう。

阿蘇ファームランドの魅力はこれだけではありません。阿蘇ファームランドはスパ、食事処、宿泊施設まで完備しています。中でも注目したいのが森の中にあるドーム型ホテル「阿蘇ファームヴィレッジ・ヴィレッジゾーン」です。
それぞれの客室がテントのように一つ一つ完全に独立しているため、他の宿泊客に気兼ねすることなく家族やカップルだけの時間を楽しめます。安全に、そして気軽にキャンプ気分を楽しめるのもドーム型ホテルの魅力です。

オールシーズン楽しめる阿蘇ファームランドですが、天候を気にせず屋内施設で楽しめるので冬場に訪れても安心のスポットです。ドーム型ホテルに宿泊して、空気が澄んだ冬の夜空に輝く満点の星空を満喫するのもロマンチック。家族はもちろん、カップルや友人同士でも1日中楽しめます。

冷えた体を温める！情緒ある黒川温泉

黒川温泉(熊本) pic.twitter.com/d6s8CAp4RO

— 進撃のMovie (@roketdan5) January 27, 2022

冬の旅行では、冷え切った体を芯まで温めてくる温泉は外せません。

熊本県内には数多くの温泉地がありますが、中でも有名なのが阿蘇にある黒川温泉です。
黒川温泉は約30軒の旅館が集まる温泉地で、温泉地全体がまるで1つの旅館のような一体感があります。田の原川の渓谷に沿うように、東西に和風旅館が並ぶその光景はまるで昭和にタイムスリップしたかのよう。落ち着いた雰囲気が人気で、1年を通して全国各地から多くの観光客が訪れます。

黒川温泉のほとんどの旅館には露天風呂があります。そう聞くと、自分が宿泊する旅館だけではなくさまざまな露天風呂に入りたいと思う人もいるでしょう。その願いを叶えてくれるのが黒川温泉名物の「入湯手形」です。
入湯手形は1枚1,300円で購入でき、この手形を提示すると、黒川温泉にある28ヶ所の温泉の中から好きな温泉施設３カ所を選んで入浴することができます。入湯手形は持ち帰り可能なため、旅の思い出としても人気があります。

季節関係なく多くの観光客で賑わう黒川温泉ですが、特におすすめしたいのが冬場です。その理由は、黒川温泉の冬の風物詩「湯あかり」が催されるからです。
湯あかりは毎年12月～3月に開催されるイベントで、毎日夕方から22時に竹で作った丸型の鞠灯籠に明かりが灯ります。イルミネーションとは一味異なるその幻想的な光景は、一度見たら忘れられないほど美しいものです。
湯あかりはもともと竹の間伐・再生活動の一環として始まりました。そのようなメッセージ性を感じ取りながら、幻想的な風景に癒されてみてはいかがでしょうか。

今回は冬場の黒川温泉をピックアップしましたが、もちろん他のシーズンもおすすめの温泉地です。
夏になると色とりどりの浴衣を着た女性客で賑わい、その華やかな雰囲気に心がワクワクします。浴衣・帯・雪駄のセットレンタルが用意されており、手ぶらで黒川温泉を訪れることも可能です。近場にお住まいの方であれば、学校や仕事終わりに友達と黒川温泉を訪れてみるのもありかもしれません。浴衣のレンタル開始時期などについては、黒川温泉観光協会に直接お問い合わせください。

冬ならでは！﨑津天主堂のイルミネーション

天草にクリスマスがやってきました。
大江天主堂＆﨑津天主堂のイルミネーション
荘厳で美しいです。 pic.twitter.com/flxFPxp00a

— 中川亜紀 (@gosoku5) December 11, 2014

冬といったらイルミネーションイベントは外せません。熊本県内でも各地でイルミネーションイベントが開催されますが、今回は﨑津天主堂のイルミネーションを紹介します。

﨑津天主堂は天草にあるゴシック様式の教会。
「教会建築の父」と呼ばれた鉄川与助が設計し、1934年（昭和9年）に建立されました。堂内は国内でも珍しい畳敷きとなっており、建築物としても価値のある教会です。
﨑津天主堂は世界遺産に登録されている崎津集落の中にあります。﨑津天主堂はのどかな漁港であることから、「海の天主堂」とも呼ばれています。

﨑津天主堂周辺では、毎年12月～1月上旬までライトアップが行われます。昼間は観光客で賑わっていますが、夜は落ち着いた雰囲気になる穴場的なイルミネーションスポットです。昼間とはまた一味違うロマンチックな風景に心が癒されるでしょう。近くの大江天主堂でもイルミネーションイベントが開催されるので、あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
﨑津天主堂のイルミネーションが落ち着いた雰囲気なのに対して、大江天主堂はリゾートホテルのような賑やかな雰囲気です。このエリアはデートスポットとしても人気があります。

魅力的な天草エリアですが、残念な点としてアクセスが良くありません。
﨑津天主堂に行くには九州自動車道松橋ＩＣからは車で約2時間10分、天草空港からは車で約45分かかります。教会内に駐車場はありませんが、近隣にある複数の無料駐車場を利用できます。時間を掛けても訪れる価値は十分にあるスポットなので、ぜひ足を運んでイルミネーションを楽しんでください。

まとめ

冬の熊本県のおすすめ観光スポット、いかがでしたでしょうか？今回は熊本県の中でも阿蘇エリアを中心に紹介しました。
冬限定の絶景を楽しめる古閑の滝や草千里、﨑津天主堂のイルミネーションなどロマンチックなスポットが多い熊本県。全国的に有名な黒川温泉では、昭和感溢れる風景に癒されながら冷え切った体を温められます。あか牛丼などの郷土料理や名物食材も数多くあり、グルメ好きの人も十分に楽しめるはずです。どの季節に訪れても楽しい熊本県ですが、冬はより一層魅力を増します。ぜひみなさんも、美しい冬景色と絶品の郷土料理を味わう旅をしてみてください。

熊本空港行き航空券を予約する