ANAの人気の路線はすぐに予約が埋まってしまい、どうしてもその便に乗りたい場合は空席待ちしなければなりません。しかし、空席待ちを申し込んでも、実際にどの位の確率で座席を確保できるのかが気になるところです。そもそも空席待ちが利用できない運賃があったり、案内される順番に優先順位があったりと、空席待ちを申し込む前に知っておきたいことはいろいろあります。今回の記事では、そんなキャンセル待ちの予約方法や注意すべき点、空席が出やすいタイミングなどを解説します。

キャンセル待ちの申し込み方法3つ

キャンセル待ちの申し込み方法には、以下の3つの方法があります。

Webサイトから(ANAマイレージクラブ会員限定)

マイレージ会員は出発2日前までならWebサイトの空席照会画面からキャンセル待ちを申し込めます。その後キャンセルが出れば、メールで通知してもらえます。この通知サービスは、ANAではマイレージ会員のみです。ただし、特定の便にキャンセル待ちが集中すると、申し込み自体がシャットダウンされることもあります。

<予約方法>

  1. Webサイトで空席照会を行い、「空席待ち」を選択します。
  2. キャンセルが出ると、ANAから「予約に関するお知らせメール」が登録してあるメールアドレスに届きます。座席が確保できなかった場合についても、メールで知らせてくれます。

※メールの受信ができない場合は、電話での連絡を依頼することもできます。

注意!!

申し込み後に、空席のお知らせのメールが届いても、確認をしないと、自動的に解約されてしまいますので注意してください。確認は、予約取得日を含め6日以内、あるいは当該運賃の購入期限までに行ってください。いずれか早い方が期限となります。
いずれにしても、航空券の空席待ちの申し込みをしたら、メールをこまめにチェックし、お知らせメールを受信したら、すぐに内容を確認しましょう。

電話をかける

電話でキャンセル待ちの申し込みをして、電話で連絡をもらうという方法もあります。Webサイトからの申し込みはマイレージクラブ会員限定ですが、電話での申し込みは非会員も利用できます。また、会員の方でもスマホやパソコンの操作が苦手という方は、電話を利用するとよいでしょう。
キャンセル待ちの申し込み期限は、飛行機に乗る2日前までで、インターネットの場合と同じです。

以下の予約センターで受け付けています。
非会員の場合は、0570-029-222
マイレージクラブ会員の場合は、0570-029-767 ※サービス番号は「1」を選択
※いずれも受付時間は、6:30~22:00(年中無休)です。

当日のキャンセル待ちは空港のカウンターで

インターネットまたは電話での申し込みは、いずれも飛行機に乗る2日前までですが、なかには期限までに申し込めなかったということもあるでしょう。そのような場合、当日空港で申し込むという方法があります。

<空港での空席待ちの流れ>

  1. 航空券の支払いを事前に済ませ、空席待ち受付カウンターへ行きます。
  2. 空席待ち整理券が発行されます。eチケットお客様控、もしくはANAマイレージクラブカードを提示します。
  3. 整理券を受け取ったら、保安検査場へ進みます。
  4. 出発時刻の25分前から呼び出しが始まりますので、呼び出し時刻までに空席待ちカウンターに行きます。
  5. 空席が出ると呼び出しがあります。呼び出し時にその場にいないと、空席待ち整理券が無効となってしまいますので、時間にはくれぐれも気をつけてください。
  6. 空席が確保できなかった場合は、航空券は払い戻ししてもらえます。

キャンセル待ちで空席が発生する仕組み

空席が出るのは、予約した人からのキャンセルが発生した場合だけではありません。
例えば30日前にANAのWebサイトで満席と表示されていても、すべての席が埋まっているわけではありません。というのは、ANAのサイトの販売用に確保してある席が埋まっているというだけで、その他にも旅行会社へ提供している座席などが数多くあり、一定日数が経つと旅行会社から売れ残った座席が航空会社に戻ってきます。
この時点でWebサイトの座席数が増え、空席ありの表示に替わります。
タイミング良くサイトをチェックしていた人は、これまで満席だった便に空席が発生しているのを見つけられるというわけです。

空席待ちの注意点を確認!

キャンセル待ちの申し込み方法と注意点にについてお分かりいただけたと思いますが、それ以外にもまだ注意すべき点がいくつかありますので、以下にまとめました。

空席待ちができない航空券

どの航空券もキャンセル待ちできるわけではなく、次のような割引サービスの運賃で購入した場合は非対応となっているので注意してください。

  • いっしょにマイル割
  • スマートシニア空割
  • スマートU25
  • SUPER VALUE EARLY
  • SUPER VALUE 75
  • SUPER VALUE 55
  • SUPER VALUE 45
  • SUPER VALUE 28
  • SUPER VALUE 21
  • SUPER VALUE SALE
  • VALUE TRANSIT
  • VALUE TRANSIT 7
  • VALUE TRANSIT 28

参照:https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/reservation/domestic/vacant-seat/

特典航空券のキャンセル待ちについて

これまでは、マイレージ会員、非会員に限らず、国内線特典航空券の空席待ちはできませんでしたが、2018年7月1日からダイヤモンド会員限定で、国内線特典航空券のキャンセル待ちができるようになりました。受付期間は、予約開始日から搭乗日2週間前までです。
詳しくは、https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/news/info/201803/service/を参照してください。

当日の空港でのキャンセル待ちには優先順位がある

希望の便の空席待ちをしている人があなただけなら、キャンセルが出たらすぐに飛行機に乗れますが、実際には複数名いると考えた方がよいでしょう。そのため、空席が出た場合どのような順番で決まるかを知っておく必要があります。

マイレージクラブ会員かどうか、また会員であってもランクによって優先順位が違います。ANAでは以下のように利用客をS・A・Bという3段階の種別に分け、空席が出た場合、S→A→Bの順番で予約できる人を決定しています。

S ダイヤモンド会員
A プラチナ/ブロンズ会員、スーパーフライヤーズカード会員
B 一般客(非会員)

まず、マイレージ会員S.Aは非会員Bより予約が取れる確率が高く、会員の中でも最上位であるダイヤモンド会員Sには最優先で空席待ちの順番が割り当てられます。プラチナやブロンズ会員、スーパーフライヤーズカード会員の間には優先順位はありません。
当日空港でキャンセル待ちをする方は、このような優先順位があることを頭に入れておきましょう。

ちなみに、当日の空席待ちの状況はインターネットで確認できます。以下のリンクにアクセスすると、整理券発行状況や申し込み者の種別が表示されており、一目瞭然で混み具合が分かるようになっています。種別SやAの人が結構いると、種別Bの一般客まで空席が回ってくる可能性は低いといえます。

空席待ち状況照会はこちら

キャンセルが出る確率が高い状況とは

出発の3日前

航空券を予約する人の中には、予定がまだはっきり決まっていないけれど、とりあえずチケットだけは押さえておこうという人が一定数います。チケット代を支払うと「予約」から「確定」に変わりますが、期限までに支払われなかった場合は自動的にキャンセルとなります。
通常、航空会社の支払い期限の目安は3日以内ですので、この期限内に支払われずにキャンセル扱いとなった席が出発3日前になると発生する可能性が高くなります。

取り消し手数料が無料の期間

ANAでは、運賃を支払った後、搭乗日55日前までの期間は取り消し手数料がかかりません(1区間につき440円の払い戻し手数料は発生)。つまり、55日を切ると払い戻し手数料+取り消し手数料が要るので、55日前までにキャンセルする人が増えます。
そのため、どうしても乗りたい便があるときは、その期間中に予約画面をこまめにチェックするとよいでしょう。私の経験では、早朝など、午前中のできるだけ早い時間にチェックすると、前日の夜にキャンセルされた座席が出ていることが多いと感じました。

ツアーの販売用のキャンセル分が戻ったとき

飛行機の座席枠には各旅行会社のパッケージツアー用の販売枠があり、航空会社は座席を一定数まとめて販売しています。もしその旅行会社用の座席が売れ残ると、航空会社に戻ってきます。旅行会社枠から振り替えられる時期は、およそ出発の1週間~10日前頃といわれていますので、このタイミングが空席を手に入れられるチャンスといえます。

Webサイトのこまめなチェック、コールセンターに空席状況を聞くのも得策

空席待ちで座席を確保できるかどうかは運もあります。なぜなら、空席待ちすらできない“×”が表示されている便でも、キャンセルが出ると、1席空席ありという表示に変わることがあるからです。そうなると、Webサイトからだれでも予約できる状況になります。日中仕事で忙しい人は難しいかもしれませんが、Webサイトやアプリの空席状況をこまめにチェックすることが希望の便の座席を取るための近道といえます。または、コールセンターに電話して聞いてみると、「〇〇日の△便は、何名様が空席待ちです」と教えてくれますので、空席待ちを検討する際に参考になります。空席が出た瞬間に、偶然にWebサイトを見ていた、またはオペレーターにちょうど問い合わせていたので取れた、ということも少なからずあるようです。希望の便に乗りたいのであれば、できる限りチェックすることをおすすめします。

まとめ

ANAの空席待ちは、公式サイト・電話・当日空港で申し込むという3つの方法があります。今回の記事で解説しました、それぞれの方法の手順と注意点をしっかり覚えて、空席待ちにチャレンジしてください。電話での利用に関しては、マイレージ会員も非会員も利用できますが、インターネットによる方法はマイレージクラブ会員限定です。また、当日空港で行う方法では、優先順位があり、特にダイヤモンド会員は最優先されますので、人気路線を利用することが多い人は、ANAマイレージクラブの会員になるというのも希望の便に乗るための方法の一つかもしれません。ANAマイレージクラブ会員になるは、入会金や年会費は必要ありません。貯まったマイルは特典航空券などの多彩な特典と交換できるので、入会を検討してみてはいかがでしょうか?