11月の沖縄にはLCCで行くのがおすすめというのをご存知でしょうか?沖縄はリゾート地というイメージから夏に行く人が多い印象ですが、実はオフシーズンである11月は知る人ぞ知る、おすすめの穴場の時期だといわれています。
11月の沖縄を満喫するための観光地やLCCの料金について見ていきましょう。

沖縄に行くなら11月がおすすめの理由

11月が沖縄旅行におすすめの時期って一体どういうことなのでしょうか?
理由はたくさんありますが、その中でも5つをピックアップしてみました。
海に入れないオフシーズンの沖縄でも楽しむ方法はあるのでしょうか?

航空券が安い

航空券が安い

沖縄で一番人気のシーズンはやはり夏ですが、ベストシーズンということもあって航空券の価格はどうしても高くなります。
オフシーズンである9月~11月は比較的安く、ゴールデンウィークや夏休みの時期と比べると1万円以上安くなることもあり、狙い目だといわれています。
特に格安運賃で利用できるLCCは、自由に予定を組んで旅行を楽しみたい人には人気です。

台風が少なく観光に向いている

ソーキそば

沖縄は台風が接近したり上陸したりすることが多く、せっかく旅行に行っても、悪天候のせいで観光できないこともあります。
オフシーズンである9月や10月も台風が比較的多く発生するので、あまりおすすめできません。
そんな沖縄でも11月になると台風が来る頻度が減ります。
2013~2016年のデータによると11月には一度も台風が来ていないので、観光を楽しむのに最適な時期といえます。
沖縄旅行の定番である海水浴は残念ながらできませんが、沖縄観光は海だけではありません。有名な資料館や美術館まで様々な観光地やイベントがあります。
夏は海で過ごすことで時間を取られてしまいゆっくり観光できないことも多いですが、11月なら最適な気候の中で観光に時間をかけることができます。
ソーキそばやサーターアンダギー、アメリカンなカフェなど沖縄の定番グルメを探して満喫するのもおすすめです。

過ごしやすい気温

過ごしやすい気温

沖縄は平均気温が18度ほどと年間を通して暖かいのが魅力です。
11月の平均気温は22.1度と暖かく、過ごしやすい時期でもあります。
22度というと東京では秋口~秋の平均気温に値しますので、長袖のTシャツ1枚に薄手のニットがあれば十分といったところでしょうか。
朝晩は少し冷えますので防寒対策はある程度必要ですが、日中は25度近くになる日もあるので、快適に過ごせるでしょう。
11月の旅行となれば、日本国内では防寒具を持参しなければならない観光地も多い中、沖縄なら比較的軽装で過ごすことができるので、荷物が少なくて済みますね。

ツアー料金も安い

ツアー料金も安い

11月の沖縄ツアーでは最低価格が13,600円~と、とってもリーズナブルです。
ゴールデンウィーク期間中なら3万円台になることもあるので、11月は格安&穴場であることがわかります。
オンシーズンでは泊まることができないようなラグジュアリーなホテルを選んで、少し贅沢してみるのもいいかもしれません。

11月の沖縄で見ておきたい観光地&資料館&イベント

11月に沖縄に行っても海に入れないし…と思っている方のために、おすすめの観光地とイベントを調べてみました。プランの参考にしてみてください。

首里城

首里城

琉球の歴史と文化を知るうえで欠かせないのが首里城です。
世界遺産にも登録されている琉球王国を象徴する城跡で、色鮮やかな朱色の美しい外観は見るだけで圧倒されます。
沖縄に行ったら必ず見ておきたい観光地の一つです。

美ら海水族館

美ら海水族館

沖縄の観光地としてすっかり定番になったのが美ら海水族館です。
一番の見どころはやはり大迫力のジンベエザメやマンタの遊泳ですが、沖縄ならではの深海魚やサンゴ礁の展示もあり、海に入れない11月でも沖縄の海を「見て」満喫することができます。
沖縄の味が楽しめるビュッフェスタイルのレストランや大水槽を眺めながら軽食が食べられるカフェがあるなど飲食店も充実しています。

ひめゆり平和祈念資料館

ひめゆり平和祈念資料館

ひめゆり平和祈念資料館は、沖縄戦で亡くなったひめゆり学徒の体験や戦争の悲惨さを知ることができる資料館です。
戦争がどのようなものであったか、またひめゆり学徒たちがどのような生活を送り、どのような最期を遂げたのかをしっかりと学ぶことができます。

沖縄県平和祈念資料館

沖縄県平和祈念資料館

沖縄県平和祈念資料館では、沖縄戦の実相を知ることができます。
今でこそ華やかな観光地である沖縄ですが、戦争では苦しめられた歴史があります。
それらの歴史を、戦前・戦中・戦後と詳しく知ることができる貴重な資料館です。

沖縄県芸術文化祭

今年で47回目を迎える沖縄県芸術文化祭は、沖縄県立博物館・美術館で2018年11月10日(土)~11月18日(日)まで行われるイベントです。
入賞した写真・美術・書道の作品から沖縄のアートを知ることができます。
このように、沖縄の観光は海だけではありません。様々な観光地や資料館、美術館もあります。海に入れなくても、じっくり観光地を回って沖縄を楽しみせんか?

イチ押し航空会社はLCC!

沖縄旅行に11月がおすすめだとわかったところで、お得に行くためにイチ押しの航空会社についても知っておくと便利です。
11月の沖縄に最適な航空会社はLCCです。
LCCは安いだけが売りのように感じてしまいますが、それ以外にも魅力はたくさんあります。
しかし、デメリットも少なからずありますので、ここではメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

LCCのメリット

LCCとはローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略で、格安航空会社のことをいいます。
ジェットスター(Jetstar)、ピーチ航空(Peach)、バニラエア(VanillaAir)などが有名です。
LCCはその名の通り、格安料金が売りでJAL(日本航空)やANA(全日空)などに比べると平均して1万円ほど安く価格設定されています。
キャンペーンやセールなどで格安料金がさらに安くなることがあるので、シーズンオフである11月は特におすすめなのです。
また、往路だけ航空券を購入したい場合でも安くなっていますので、自由にプランを組みたい方にとってはうれしいメリットですね。

LCCのデメリットは?

LCCのデメリットとして挙げられるのは以下の点です。

・オプションは有料の場合が多い
・遅延が多い
・払い戻しができない

大手航空会社では当たり前の荷物預かりなどが有料になります。それ以外にも、機内食も有料です。色々オプションをつけてしまうと大手航空会社の運賃より高くなってしまうこともあります。
しかし、国内線ですから機内食を頼む人は少ないのではないでしょうか。
また、遅延も多く30分遅れは当たり前ともいわれていますが、時間に余裕をもって行く旅行であれば問題ないでしょう。
基本的には払い戻しはできず、キャンセル料は全額負担になりますので、この点は注意が必要ですね。
デメリットはありますが、夜間バス並みの値段で飛行機に乗ることができるのは魅力ですね。
航空料金をできるだけ抑えて、自由に旅行をしたい人にはLCCが向いています。

成田空港~沖縄(那覇空港)はジェットスター(Jetstar)&バニラエア(VanillaAir)

東京から沖縄旅行に行くなら、ジェットスター(Jetstar)かバニラエア(VanillaAir)がおすすめです。
国内線は羽田空港というイメージがありますが、LCCは羽田空港には路線がないためLCCを利用するには成田空港に行く必要があります。

ジェットスター(Jetstar)には「最低価格保証」という制度があり、他社の運賃が安ければその運賃の10%引きで販売してくれます。
また、バニラエア(VanillaAir)には、正規料金を安く設定しているというメリットがあります。

関西国際空港~沖縄(那覇空港)はピーチ航空(Peach)

大阪から沖縄へ行くなら、ピーチ航空(Peach)がおすすめです。
シンプルピーチというプランなら関西国際空港から那覇空港まで4,890円と、大手航空会社の料金の半額近い料金で行くことができます。
ピーチ航空(Peach)には成田からの直行がないので、成田から行く場合は関西国際空港で乗り換えなければなりません。
料金もその分高くなってしまうのですが、大阪から沖縄に行くならピーチ航空(Peach)がイチ押しです。

LCCと大手航空会社の料金比較

LCCと大手航空会社の料金比較
LCCと大手航空会社の料金はどれくらい違うのでしょうか?一覧でまとめました。

東京(成田空港)~沖縄(那覇空港)の料金表(11月)

片道

航空会社 最安値 最高値
ジェットスター(Jetstar) 5,690円 17,490円
バニラエア(VanillaAir) 5,780円 25,980円
JAL(日本航空) 16,790円 29,690円
ANA(全日空) 10,790円 39,590円

※ピーチ航空(Peach)は成田空港からの直行便はありません。

このように、成田から沖縄(那覇)までの料金を見ると最安値はジェットスター(Jetstar)の5,690円ということがわかります。
最高値もジェットスター(Jetstar)が一番安く、ANA(全日空)と比べると22,100円も開きがありました。

大阪(関西国際空港)~沖縄(那覇空港)の料金表(11月)

片道

航空会社 最安値 最高値
ジェットスター(Jetstar) 5,960円 19,960円
ピーチ航空(Peach) 6,570円 21,710円
JAL(日本航空) 12,530円 24,930円
ANA(全日空) 12,530円 34,130円

ツアーではなく、航空券だけを購入して旅行を楽しみたいという方は、やはりLCCで行くのが一番お得だということがわかります。

オフシーズンの沖縄でゆっくり旅を満喫しよう

オフシーズンの沖縄
ゴールデンウィークや夏休みの旅行の定番として知られている沖縄。
少しずらして6月や9月に行く人も多いようですが、台風に悩まされることが多いようです。

その点、11月なら台風の心配も少なくなり、まだ比較的暖かいことから旅行するのにちょうどよい時期なのです。
沖縄に行くときに気になるのはやはり航空料金ですが、LCCを利用すれば格安で行くことができます。

LCCは大手航空会社とは違い、カウンターがターミナルの端の方にある場合が多く少し不便なところもありますが、料金の安さでは群を抜いています。
せっかくオフシーズンにお得に行けるのだから、航空料金を抑えてその分良いホテルに泊まりたいという方は、ぜひLCCを利用してみてください。