和歌山県は、紀伊半島に位置しており、人気の観光地大阪府や奈良県などに隣接しています。
和歌山県内にも、冬におすすめの温泉や一年中楽しめる定番スポットなど、人気の観光スポットはたくさんあります。
今回は、冬の和歌山県旅行におすすめの観光スポットを紹介していきます。
「世界遺産登録された人気観光スポット!高野山」
標高約900メートルにある高野山は、816年に弘法大使が開いた真言宗の総本山金剛峯寺を中心とする修行の場です。2016年に世界遺産登録され、多くの旅行客が訪れる人気の観光スポットです。
高野山にはたくさんの見どころがありますが、その成り立ちを知ってから行くと更に楽しまます。
高野山内にある奥の院には、織田信長・豊臣秀吉などの墓石群が、壇上伽藍(だんじょうがらん)には、弘法大使が昔住んでいたと言われている御影堂(みえどう)というお堂があります。
この2つの場所は、高野山の2大聖地と言われています。
また、国の重要文化財でもある多宝塔も、見どころの一つです。
高野山の冬は氷点下になることが多く、他の季節とは違う冬ならではの景色を楽しむことができるでしょう。
冬の観光で訪れる際は、防寒対策をしっかりしていくことをおすすめします。
・住所
〒648-0200 和歌山県伊都郡高野町大字高野山
・拝観時間
金剛峯寺・金道・大塔・徳川家霊台
(通年)午前8時30分~午後5時
*金剛峯寺と徳川家霊台の受付は午後4時30分まで
奥之院御供所
(5月~10月)午前8時~午後5時
(11月~4月)午前8時30分~午後4時30分
奥之院燈籠堂
(通年)午前6時~午後5時30分
ただし、
1月1日:通常の閉門時間に一旦閉まった後、午前0時~午前2時頃まで再度開扉します。
8月13日:通常の閉門時間に一旦閉まった後、午後7時~午後9時まで再度開扉します。
・アクセス
(電車)南海高野線 極楽橋駅下車~南海高野山ケーブルで高野山駅
(大阪国際空港からの場合)大阪国際空港~なんば駅~橋本駅~極楽橋駅~南海高野山ケーブルで高野山駅
(関西国際空港からの場合)関西国際空港~天下茶屋駅~橋本駅~極楽橋駅~南海高野山ケーブルで高野山駅
「歴史ある和歌山のシンボル!和歌山城」
現在の和歌山城は、昭和33年に再建されたものですが、和歌山のシンボルとも言える存在です。
和歌山城の天守閣は、1846年に雷が落ちて焼失しその後再建されましたが、1945年に第二次世界大戦の際の空襲で再び焼失してしました。
そして、再び建てられた城が現在の和歌山城です。
度々再建されてきた和歌山城ですが、歴史を感じることができるスポットが城内には残っています。
和歌山城内の石垣は、積まれた時代によって積み方が違っています。また、この石垣には、家紋や方位、日付などを刻んだいろいろな模様が約2100個も彫られています。
なぜ石垣に刻印されたのかはよく分かっていませんが、石垣が積まれた当時に思いを馳せ、歴史ロマンを感じてください。
そして、和歌山城には、公園や庭園、歴史館、動物園などがあり、旅行で来ても楽しめるスポットがたくさんあります。
時折おもてなし忍者という忍者が現れ、観光客の求めに応じ記念撮影や案内などをしてくれます。
また、冬に和歌山城を訪れると、雪と和歌山城とのコラボレーションを見ることができるかもしれません。
・住所
〒640-8146 和歌山県和歌山市一番丁3番地
・電話番号
(和歌山城天守閣に関する問い合わせ電話番号)
TEL:073-422-8979
受付時間:9:00~17:30
休み:12月29~31日
(観光案内所、和歌山市語り部クラブに関する問い合わせ電話番号)
TEL:073-433-8118
TEL:073-435-1185
受付時間:8:30~17:15
休み:12月29日~12月31日
・営業時間
(和歌山城天守閣)
9:00〜17:30(入場は17:00まで)
(名勝 西之丸庭園)
9:00〜17:00
・アクセス
(電車・バスの場合)JR和歌山駅~バス(0系統、25系統)公園前バス停下車
(電車・徒歩の場合)南海和歌山市駅~徒歩約10分
・入場料金
(和歌山城天守閣)
大人 410円
小人 200円(小・中学生)
「西日本最大級の海鮮マーケット!とれとれ市場」
とれとれ市場は、全国の海産物を販売している海鮮マーケットです。
市場では、新鮮な魚介類が毎日販売されています。
冬には、冬に旬を迎える伊勢海老、くつえび、クエなどがおすすめです。
また、ここでは観光客にも人気の和歌山県の特産品やお土産も販売しています。
- とれとれグッズの店…南紀白浜のお土産を売っているお店では、お菓子やストラップ、紀州特産の備長炭グッズなど販売しています。
- とれとれ酒店…ビールや焼酎の他、紀州和歌山の地酒などが取り揃えてあります。
紅南高梅酒や熊野かすみという濁り酒も、お土産として人気があります。
- とれとれ銘菓市場…白浜の銘菓かげろうや和歌山県の特産品使用のバウムクーヘンなどを販売しています。
- 店千代本舗…紀州田辺名産のごぼう巻きやなんば焼きなどを販売している、老舗のお店です。
他にも、紀州産の珍味のお店や紀州湯浅名産の醤油を販売しているお店など、様々な種類のお土産が取り揃えられています。
旅行のお土産をたくさん買いたいという方は、ぜひ立ち寄っていただきたいスポットです。
・住所
和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2521
・電話番号
0739-42-1010
・営業時間
8時30分~18時30分(食事オーダーストップは17時30分)
・アクセス
JR紀勢本線 白浜駅~車で約5分
紀勢自動車道 南紀白浜IC ~車で約20分
最寄バス停 とれとれ市場前 下車~徒歩すぐ
「洞窟の中の温泉!忘帰洞」
忘帰洞とは、奥行き50メートル、幅25メートル、高さ15メートルの「ホテル浦島」の中にある洞窟で、洞窟の中に温泉があるという珍しい洞窟です。
忘帰洞の名前の由来は、「帰るのを忘れさせるほど気持ちが良い」という言葉からきています。
昔の貴族たちが疲れをとるために、この温泉に浸かっていたとも言われています。
忘帰洞は太平洋に面したところにあり、太平洋の雄大な景色を楽しみながら入浴することができます。
また、「ホテル浦島」には、忘帰洞の他、玄武洞、ハマユウの湯、滝の湯、磯の湯などもあり、湯めぐりも可能です。
玄武洞もまた忘帰洞と同じく洞窟内にある温泉で、海景色を眺めながら入浴できます。
寒い冬は、1日中温泉めぐりをして温まるという旅行も良いかもしれません。
・住所
〒649-5334 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165−2
・電話番号
0735-52-1011
・営業時間
9:00~19:00(最終受付18:00)
・アクセス
(電車の場合)
東京駅~名古屋駅~紀伊勝浦駅~徒歩でホテル浦島送迎船乗場~ホテル浦島
新大阪駅~紀伊勝浦駅~徒歩でホテル浦島送迎船乗場~ホテル浦島
(飛行機の場合)
羽田空港~南紀白浜空港~白浜駅~紀伊勝浦駅~徒歩でホテル浦島送迎船乗場~ホテル浦島
関西国際空港~日根野駅~和歌山駅~紀伊勝浦駅~徒歩でホテル浦島送迎船乗場~ホテル浦
・入浴料金
日帰り利用の場合
大人 1,300円(税込)お子様 650円(税込)
「弘法大師が開湯された温泉として知られる!龍神温泉」
龍神温泉は、弘法大使が開湯されたと言われている温泉です。
体がとても温まる温泉ですので、寒い冬訪れたい温泉です。
泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、効能は神経痛、冷え性、筋肉痛、関節痛、きりきずなどです。
「日本三美人湯(和歌山県の龍神温泉、群馬県の川中温泉、島根県の湯の川温泉)」としても有名で、旅行客に人気の温泉です。
日帰り入浴も可能なので、さっと立ち寄ることもできます。
龍神温泉には、高野山から高野龍神スカイラインに乗って行けるので、高野山とセットで観光するのがおすすめです。
龍神エリアには、温泉以外にもゴマさんスカイタワー、森林公園ワイルドライフ、キャンプ場など楽しいスポットがたくさんあります。
・住所
〒645-0525 和歌山県田辺市龍神村龍神189
・電話番号
0739-79-0331
・営業時間
当面の間 11時~15時
・アクセス
(電車の場合)
JR天王寺~紀勢本線スーパーくろしおでJR紀伊田辺駅~龍神バスで龍神温泉
JR和歌山駅~JR和歌山線でJR橋本駅~南海高野線 極楽橋~高野山ケーブルで高野山~
南海りんかんバスで護摩壇山~龍神バスで龍神温泉
(飛行機の場合)
関西国際空港~JR関西国際空港線でJR日根野駅~JR紀勢本線 スーパーくろしおでJR紀伊田辺駅~龍神バスで龍神温泉
羽田国際空港~南紀白浜空港~白浜行きバスにてJR白浜駅~田辺行きバス、もしくはJR紀伊本線でJR紀伊田辺駅~龍神バスで龍神温泉
・利用料金
大人(中学生以上)800円 小学生 400円 幼児 無料
「冬は足湯で温まる露天風呂!しらすな」
しらすなは、白浜海水浴場内にある露天風呂です。
水着を着用して入浴します。
とても広い露天風呂なので、きれいな景色を眺めながらゆったりと入ることができます。
海水浴した後、冷えてしまった体をしらすなの風呂で温めることができます。
冬には足湯用のベンチが設置されますので、気軽にできる足湯だけの利用もおすすめです。
少し立ち寄っただけという人やあまり時間がないという人も、足湯でしたらさっと出入りできます。
また足を温めるだけでも、血行が良くなり全身が温まりますので、冷え性の人にもおすすめです。
足湯ができる冬期は、無料で利用することができます。
源泉は鉱湯(まぶゆ)で、効能は切り傷、皮膚病、冷え性などです。
・住所
和歌山県西牟婁郡白浜町864番地 白良浜海水浴場内
・電話番号
0739−43−1126
・営業時間
10時〜18時(7月・8月)、10時〜15時(9月〜6月)
最終入場は、終業時間の30分前まで
状況により、営業時間を変更する可能性あり
・アクセス
JR白浜駅~バス約15分で白良浜バス停下車すぐ
紀勢道南紀白浜IC~車で約15分
「太平洋がとっても近い!崎の湯」
崎の湯は、太平洋を目の前に望む露天風呂です。
海の近いだけあって、入浴しながら磯の香りがほのかに漂ってくることがあります。
また、崎の湯は白浜温泉の中でも、日本書紀や万葉集にも登場する歴史ある温泉です。
効能は、神経痛や疲労回復、筋肉痛、関節痛、五十肩などです。
ちなみに、シャワーやシャンプー、石鹸などは備え付けてありませんのでご注意ください。
そして、白浜にはしらすなや崎の湯以外にも、2種類の源泉を使用した「牟婁の湯」、白浜を眺めながら入浴できる「白良湯」など多くの温泉があります。
冬には、白浜で温泉めぐり旅行をしてみるのもおすすめです。
・住所
和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎1668
・電話番号
0739-42-3016
・営業時間
(4月1日~6月30日・9月1日~9月30日)8:00~18:00
(7月1日~8月31日)7:00~19:00
(10月1日~3月31日)8:00~17:00
(最終入場は終業時間の30分前まで)
定休日 水曜日
・アクセス
JR白浜駅~バス15分湯崎下車~徒歩約5分
南紀田辺IC~20分
「歴史ある島で観光スポットとしても有名!友ヶ島」
友ヶ島は、史跡や行場が残る歴史のある島です。
地の島、虎島、神島、沖ノ島の4島を総称して、友ヶ島と呼ばれています。
また、友ヶ島はアニメのラピュタ島に似ているということでも、有名な島です。
観光スポットとしては、「洋式灯台」「第2砲台跡」「展望台」「第3砲台跡」「浅橋」などがあり、散策しながら回るのがおすすめです。
第2砲台跡は中に入ることができませんが、第3砲台跡は中に入って見学することができます。
ただし、中は暗いため、懐中電灯を持っていた方が良いかもしれません。
・住所
和歌山県和歌山市
・電話番号
073-459-0314
・アクセス
JR南海和歌山市駅~南海電鉄加太線加太駅~徒歩約16分で加太港~友ヶ島汽船で友ヶ島
「世界遺産登録された人気温泉!つぼ湯」
つぼ湯は、湯の峰温泉の中にある温泉です。
2004年に、世界遺産に登録されました。
また、湯の峰温泉は熊野本宮温泉郷の中の1つでもあります。
つぼ湯は、2、3人でぎりぎりといったスペースですが、グループで入浴することが可能で、30分交代制です。
旅行に行った家族やお友達と一緒に入浴してはいかがでしょう。
温泉に入りたいときは、番台で番号札をもらって順番待ちをします。
人気の温泉ですので、早めに受付で番号札をもらいに行くことをおすすめします。
効能は、神経痛、リウマチ性疾患、皮膚病などです。
ちなみに、つぼ湯を利用した方の特典として、湯の峰温泉の公衆浴場の一般湯、またはくすり湯の入浴も可能です。(一回のみ)
温泉水は10リットル100円で持ち帰ることもできます。
・住所
〒647-1732 和歌山県田辺市本宮町湯峯110
・電話番号
0735-42-0074
・営業時間
(つぼ湯)
午前6時~午後9時30分
・アクセス
JR紀勢本線新宮駅~熊野交通バス湯の峰温泉行で湯の峰温泉~徒歩すぐ
・入浴料金
(つぼ湯)
大人 780円
12才未満 470円
「冬季限定の露天風呂!仙人風呂」
仙人風呂は、大塔川の河原にある天然の露天風呂です。
12月~2月のみ入浴できる、冬季限定風呂です。
期間限定のスポットですので、ぜひ冬の観光で訪れたい温泉です。
露天風呂は、広々としていて、ゆったりのんびりと入ることができます。
家族やカップルで入浴することができますが、水着を着用しなければなりません。
入浴料金は、無料です。
また、毎週決まった日に、「湯けむり灯篭」という灯篭を照らしながら湯船に入るイベントが催されています。
このイベントに旅行などで訪れたいときは、何日にイベントを実施するのか確認してからスケジュールを入れると良いでしょう。
ただし、外での入浴なので天候や川の状態により入浴できない場合がありますので、注意してください。
せっかく訪れたのに、入浴できないとなると残念ですので、天候があまり良くない日などは、違う観光スポットに行くことを検討した方がよいでしょう。
・住所
〒647-1711 和歌山県田辺市本宮町皆瀬川
・電話番号
0735-42-0735
・営業時間
午前6時半から午後10時まで
・アクセス
JRきのくに線新宮駅~熊野交通バス川湯温泉行ふじや前~徒歩すぐ
「和歌山県の観光スポットや温泉で良い旅行を!」
和歌山県にはたくさんの観光スポットがあり、どこに行こうか迷ってしまうかもしれません。
和歌山県には、たくさんの有名な温泉がありますし、歴史あるお城や島もあります。
寒い冬の旅行には、温まる温泉がおすすめですが、定番の観光スポットも人気です。
また、お土産を買いたいなら、とれとれ市場をおすすめします。
観光や旅行の目的によって、または一緒に行く人によっても訪れたい場所は違ってくることと思いますが、今回紹介したおすすめスポットを参考に、和歌山県の旅行を検討してみてはいかがでしょうか。