秋に岐阜県を旅行する予定の方。
岐阜県のどこに行こうか迷っていらっしゃいませんか。
この記事では岐阜県を秋に旅行するのにおすすめの観光スポットを5か所紹介しています。
いずれもSNS映えする紅葉の美しいところですので、ぜひ参考にしてください。

最寄りの空港:中部国際空港

住所:〒479-0881 愛知県常滑市セントレア1丁目1番地
電話番号:0569-38-1195
公式HP:https://www.centrair.jp/

中部国際空港~岐阜まで電車で約1時間
中部国際空港~岐阜まで車で約1時間20分

中部国際空港(セントレア)の詳細はこちら⇒中部国際空港発着

北アルプスの麓の一大温泉郷!奥飛騨温泉郷

北アルプスの麓に広がる「奥飛騨温泉郷」は、岐阜県が誇る一大温泉エリアです。
平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高の5つの温泉地で構成され、それぞれ趣のある温泉宿が軒を連ねています。
秋は紅葉の露天風呂と豊かな山里の恵みが旅行者を魅了してやみません。

奥飛騨温泉郷は山の絶景が魅力

秋の奥飛騨温泉郷は、「飛騨・美濃紅葉33選」に選ばれた絶景の紅葉スポットです。
温泉を囲む山々が赤や黄色に染まり、訪れる人の目を楽しませてくれます。
加えて奥飛騨温泉郷には、囲炉裏や民芸調の家具が配置された古民家風な温泉宿が多く、山村のひなびた情緒に浸ることができます。
この雰囲気に魅了される人は多く、北アルプスの登山者をはじめ海外からの旅行客もリピーターになる人気の温泉スポットです。

源泉豊富な露天風呂天国

奥飛騨温泉郷は140以上の源泉を有し、毎分3万リットルのお湯を湧出しているため、どこの宿でも源泉掛け流しのお湯が楽しめます。
また、全部で110か所以上と露天風呂が多いのも魅力です。
北アルプスの紅葉を眺めつつ、のんびりお湯に浸かるのは最高の贅沢といっていいでしょう。
露天風呂と一口にいってもプライベートで楽しめる貸切りをはじめ、森の中に設えたものや渓流沿いのお風呂、日本一広い混浴露天風呂など、宿によりさまざまな形式の露天風呂があります。
ホームページなどで紹介されているので、気に入った露天風呂のある宿を見つけて泊まるのがおすすめです。
宿泊しない人でも日帰り温泉の露天風呂や、無料で入浴できる公共の露天風呂があります。
奥飛騨温泉郷は、誰もがフラリとお湯に浸かれる露天風呂天国といったところです。

秋におすすめ!新穂高ロープウェイ&ライトアップイベント

新穂高ロープウェイ_岐阜
奥飛騨温泉郷には、他にも見どころがたくさんあります。
中でも「新穂高ロープウェイ」は、秋におすすめの観光スポットです。
日本で唯一の2階建てゴンドラに乗り、第1ロープウェイ・第2ロープウェイと乗り継いで山頂を目指します。
標高2,000m超の山頂展望台からは、視界360度に北アルプスの大パノラマが広がります。
「ミュシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に二つ星の観光スポットとして紹介された見事な眺望です。
なお標高が高いので、秋に訪れる際は念のため防寒の用意をしたほうがいいでしょう。
もう一つ、秋の奥飛騨温泉郷でおすすめなのが「紅葉ライトアップ」イベントです。
毎年10月20日~30日の期間中の17:00~22:00の間、紅葉した山々がライトアップされます。
昼間と違う幻想的な美しさに酔いしれてください。
■住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷

■電話番号:0578-89-2614(奥飛騨温泉郷観光協会)

■アクセス:JR富山駅から奥飛騨温泉郷まで特急バスで約2時間40分

秋のおすすめ紅葉スポット!養老の滝

養老の滝
岐阜県養老町の「養老の滝」は、岐阜県西濃エリアを代表する紅葉の名所です。
周辺にはハイキングコースが整備され自然散策が楽しめます。
また、養老の滝を含む広大な敷地を持つ都市公園「養老公園」には歴史や芸術、スポーツ施設が整備されており、秋は紅葉狩りに訪れる人でにぎわう人気フォトスポットとなっています。

養老の滝と養老公園

落差30m、幅4mの「養老の滝」は、日本の滝100選・名水100選に選ばれた名瀑です。
決して大迫力の滝というわけではありませんが、岩肌を縫って流れ落ちる水は清冽で、秋は紅葉が美しいフォトスポットになります。
周辺一帯には散策路が整備され、寺院や神社、キャンプ場、パークゴルフ場、テニスコート、こどもの国などさまざまな施設がある「養老公園」は、市民の憩いの場として親しまれています。

養老の滝伝説とは?

養老の滝には、「養老」という名の由来にもなった親孝行息子の伝説があります。
老いて病身の父親のために毎晩酒を買って帰っていた孝行息子が、ある晩誤って滝に倒れ込んでしまいます。すると、夢の中でこんこんと湧き出る酒の泉が現れました。
目が覚めた息子は滝の水が甘い酒に変わっていることに気づき、その酒に変わった水を汲んで父親に飲ませたところ、弱っていた父親がみるみるうちに元気になりました。
その評判は都に伝わり、「息子の孝行のおかげ」と帝が辺り一帯を「養老」と名付け、孝行息子は神社を造ったという話です。
酒が湧き出る泉は養老公園内の「菊水泉」として、息子が造った神社は「養老神社」として今に伝わっています。

秋におすすめ!養老天命反転地&もみじまつり

養老公園にはさまざまな見どころがあり、中でも「養老天命反転地」は秋におすすめの観光スポットです。
名古屋出身のアーティスト、荒川修作氏と妻で詩人のマドリン・ギンズ氏が造った体験型アートギャラリーですが、体を使って遊べるユニークな作品の数々が展示されているので、テーマパークとして楽しめます。
最近ではテレビ番組のロケで、草なぎ剛さんと菅田将暉さんが訪れた場所としても話題となっています。
園内には不老ヶ池、7つの橋など紅葉の美しいインスタ映えスポットがあり、大勢の人が訪れています。
養老の滝見学のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
また毎年10月から11月にかけて、養老公園では「もみじまつり」が開催され、コンサートなどさまざまなイベントが開催されます。
■住所:岐阜県養老郡養老町高林1298-2

■電話番号:0584-32-0501(養老公園事務所)

■営業時間:9:00~17:00(最終入場16:30)

■料金:無料。養老天命反転地は大人770円、子供310円

■アクセス:養老駅下車徒歩約40分

奇岩が立ち並ぶ圧巻の渓谷美!恵那峡

岐阜県恵那市の「恵那峡」は、木曽川をせき止めて作られた人造湖です。
湖の両岸に奇岩・怪岩の数々が立ち並び、秋は湖面に紅葉が映える景勝地として知られており、大勢の人が訪れます。
絶景を堪能するには遊覧船に乗るのがおすすめです。

大井ダム建設と恵那峡

木曽川は、昔から水量が豊富で暴れ川として名を馳せていましたが、大正13年難工事の末に、日本初の水力発電用ダムである大井ダムが完成し、暴れ川は人の手でコントロールできるようになりました。
この大井ダムによって生まれた人造湖は、世界的地理学者である志賀重昂氏によって「恵那峡」と名付けられ、景勝地として多くの文化人から愛されてきました。
その後、ファミリー向け施設である「恵那峡ワンダーランド」や「ストーンミュージアム」、食事処の「紅岩山荘」など周辺に観光名所が続々と誕生し、今では岐阜県東濃エリアの旅行に外せない観光スポットとなっています。

恵那峡遊覧船で渓谷美を楽しむ

恵那峡_岐阜
恵那峡は日本百景に選ばれた景勝地で、とりわけ秋の紅葉が美しく、「飛騨・美濃紅葉33選」にも選ばれています。
モミジが赤く色づき、青い湖面に映る様はまるで絵画のような美しさです。
この絶景を間近に見て楽しめるのが、恵那峡を巡る遊覧船です。
大井ダム近くの遊覧船乗り場から出発し、獅子岩、軍艦岩、屏風岩など迫力ある奇岩・怪岩を眺めつつ、船内アナウンスとともに湖をぐるりと一周します。
所要時間30分程のクルージングのため、時間に余裕のない旅行をしている方にもおすすめです。

恵那峡さざなみ公園で秋を満喫

ダム湖右岸にある「さざなみ公園」には整備された遊歩道があるので、子供連れでも安心して秋の自然散策が楽しめます。
特に11月の2日間、さざなみ公園で開催される「恵那峡もみじまつり」はおすすめです。
お茶と栗きんとんが味わえる「もみじ茶会」と、市内のグルメの名店が一堂に会す「えなマルシェ」が開かれ、大勢の市民や観光客が訪れます。
秋の1日、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■住所:岐阜県恵那市大井町恵那峡

■電話番号:0573-25-4058(恵那市観光協会)

■営業時間:恵那峡遊覧船9:00~16:00

■料金:恵那峡遊覧船大人1,500円、子供750円

■アクセス:JR恵那駅から東鉄バス恵那峡行きで約15分「恵那峡バス停」下車

日本の原風景がここに!白川郷合掌造り集落

世界遺産「白川郷合掌造り集落」といえば、雪が降り積もった冬のイメージが強いですが、秋もまたおすすめの観光シーズンです。
稲穂が刈り取られた田んぼにコスモスの花が優しく揺らぎ、赤や黄色に染まった木々と茅葺屋根の家々が点在する景色は、まさに日本の原風景といってよく、訪れる誰もが懐かしさを感じることでしょう。

白川郷とは?

白川郷合掌造り_岐阜
白川郷は、岐阜県飛騨地方に残る100棟余りの合掌造り住宅の集落です。
傾斜の急な茅葺屋根の伝統的な家屋で、家の形が手のひらを合わせて合掌しているように見えることから「合掌造り」と呼ばれています。
300年以上続く家々に今もなお人が住み、生活が営まれている点が評価され、1995年世界遺産に認定されました。
山間の豪雪地帯という厳しい環境のもと、自然と共生する暮らしを守ってきた白川郷の人たちは、世界的な観光地となった現在でもなお、互いに助け合う「結(ゆい)の心」を大切にしています。
日本の原風景といわれる白川郷ですが、その精神もまた日本人の原点と呼べるものかもしれません。

合掌造りを内から外から見てみよう

合掌造りの屋根は、急傾斜の茅葺です。
これはこの地方が豪雪地帯であること、しかも雪に湿気が多く含まれているため降り積もった雪の重さで家屋が倒壊するのを、屋根に急傾斜をつけることによって防いでいます。
また、この屋根によって生じる大きな屋根裏部屋を利用して、昔は盛んに蚕の飼育が行われていたそうです。
耕作できる土地が狭いのと冬の農閑期が長いこと、そして屋根裏部屋が蚕の飼育に適した環境であったがため、この辺りでは養蚕業が盛んでした。
他にも曲がった梁を使って空間を広くとる、地面に柱を打ち込まないことで地震による倒壊を防ぐ、など合掌造りの家には先人たちの知恵と工夫がいっぱい詰まっています。
こうした家の構造は、「和田家」「長瀬家」「神田家」など内部を開放している家で見学できます。
一方、合掌造りを外側から見るには、「天守閣展望台」に上るのがおすすめです。
集落全体が一望でき、日本の原風景であることが実感できます。
そこには誰もが心で思い描く、懐かしい故郷の姿があるでしょう。

白川郷秋の風物詩!どぶろく祭り

毎年10月14日~19日にかけて行われる「どぶろく祭り」は、白川郷の秋の風物詩ともいえるお祭りです。
五穀豊穣、家内安全、里の平和を願って民謡や獅子舞などが奉納され、最後にどぶろくが御神酒としてふるまわれます。
どぶろくとは、古来より民間伝承で作られてきたお酒のことで、この祭りのどぶろくも厳寒の1月下旬に作られるとのこと。
神聖なお酒なので必ず神社境内でふるまわれ、専用の盃でいただきます。
観光客にもふるまわれるとあって、毎年大変混雑します。
祭礼期間中は交通規制が行われるため車で訪れる方は事前に交通情報を入手し、白川村へ入ったら必ず係員の指示に従ってください。
村民と観光客が一体となり、実りの秋の伝統的なお祭りを大いに楽しみましょう。
■住所:岐阜県大野郡白川村

■電話番号:05769-6-1013(白川郷観光協会)

■アクセス:JR名古屋、金沢、高山、高岡、富山から白川郷行きバス

食べ歩きがおすすめ!飛騨高山グルメ街道

岐阜県を旅行するなら飛騨の小京都といわれる「飛騨高山」は外せないスポットです。
特に風情ある「古い町並み」は、散策にぴったりの観光名所です。
通りには飛騨名物「飛騨牛」のお店をはじめ、五平餅やみたらし団子など素朴なスイーツが並び、食べ歩きが楽しめます。

おすすめ!飛騨牛グルメ

飛騨高山を旅行するなら、一度は食べておきたいのが飛騨牛です。
飛騨のブランド黒毛和牛で、飛騨牛と名乗れるには厳格な基準をクリアしなければなりません。
そんな飛騨牛をステーキやしゃぶしゃぶでいただくのもいいですが、時間に余裕のない旅行ではリーズナブルに食べ歩きメニューでいただくのがおすすめです。
人気の飛騨牛食べ歩きメニューを紹介しましょう。
まずは飛騨牛のにぎり寿司専門店「飛騨こって牛」。
テイクアウトのみで、飛騨牛のにぎり2貫と軍艦1貫を詰め合わせた「飛騨牛三種盛り」は人気メニューです。
「牛まん喜八郎」の「飛騨牛まん」は、ジューシーな飛騨牛がたっぷり詰まった肉まんで、ほおばるとお口の中に肉汁があふれ出ます。
「和牛処 助春」は、日本一おいしいミンチカツの店と看板に掲げているだけあって、「飛騨牛ミンチカツ」が絶品です。
以上が食べ歩きにおすすめの飛騨牛グルメでした。

飛騨高山の素朴な和スイーツ

食べ歩きにピッタリの和スイーツが、飛騨高山名物「みたらし団子」です。
一般的にみたらし団子といえば砂糖と醤油を煮詰めた甘じょっぱいタレがかかっていますが、飛騨高山では香ばしく焼いたお団子に醤油ダレがかかっています。
しょっぱいお団子なので、甘いものがニガテな方でも大丈夫です。
もう一つ、おすすめなのが「五平餅」。
山村では昔から愛されてきた庶民のおやつで、飛騨地方ではえごまをすりつぶしたタレでいただくのが伝統だそうです。
みたらし団子も五平餅もいろいろなお店で売られているので、食べ比べてみてはいかがでしょうか。

ご当地グルメを楽しんで

このほかにも塩せんべい、ヨーグルト、ラスク、ソフトクリーム、まんじゅうなどさまざまな食べ歩きグルメがあります。
少量ずついろいろな名物が楽しめるのが食べ歩きの魅力です。
飛騨高山を旅行の際は、ぜひご当地グルメの食べ歩きを楽しんでください。
■住所:
高山市上三之町34(こって牛)
岐阜県高山市下一之町2(喜八郎)
岐阜県高山市上一之町19(助春)

■電話番号:
0577-37-7733(こって牛)
0577-33-4848(喜八郎)
0577-35-3663(助春)

■営業時間:
10:00~17:00(こって牛)
9:00~17:00(喜八郎)
10:00~17:00(助春)

■アクセス:
JR高山駅から徒歩11分(こって牛)
JR高山駅から徒歩5分(喜八郎)
JR高山駅から徒歩12分(助春)

秋の岐阜県旅行を楽しんで

自然豊かな岐阜県には、紅葉の名所がいろいろあります。
秋に岐阜県を旅行するなら、今回紹介した観光スポットをぜひ訪れてみてください。
思い出に残るひとときが過ごせるはずです。