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LCC(Law Cost Carrier)の中でも、ジェットスターはとりわけ運賃の安さで定評のある航空会社です。

しかし運賃が安いと、料金の支払い方法や予約内容の変更などをフレキシブルに対応してもらえないことが多いといいます。

この記事では、ジェットスターの予約の方法から、料金の支払い方、予約の確認の仕方、予約を変更する方法まで詳細に解説しています。

近々ジェットスターに乗る予定のある方はもちろん、ジェットスターに興味のある方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

ジェットスターの予約方法

jetstar reservation

ジェットスターのチケットを予約するには次の4つの方法があります。

  • WEB予約
  • 電話、ライブチャット予約
  • 代理店予約
  • 空港予約

以前はローソンやミニストップのLoppi端末からコンビニ予約もできましたが、2023年3月に終了しています。

WEB予約

パソコンまたはスマートフォンからジェットスター公式サイトにアクセスしてチケットを予約することができます。

WEB予約は出発時刻の2時間前まで行え、チケット予約後の確認や変更の手続きも24時間いつでもできるため、最もおすすめの予約方法です。

チケットを予約すると、登録したメールアドレスに6桁の予約番号が送られてきます。
予約の確認や変更をする際に必要な番号ですので、控えておくことをおすすめします。

スマホのジェットスターアプリをダウンロードしてチケットを予約することも可能です。

ジェットスターアプリなら、チケットの予約から搭乗までスマートフォン1つで手続きが済みます。

電話、ライブチャット予約

インターネットの操作に不慣れな方は、ジェットスターのコンタクトセンターに電話(0570-550-538、050-3163-8538)するか、ライブチャットでチケットを予約できます。

コンタクトセンターを通じて予約できるのは、予約便のチェックイン開始時刻前までです。
国内線では出発時刻の2時間前、国際線では出発時刻の3時間前がチェックイン開始時刻となっています。

コンタクトセンターの営業時間は、英語窓口だと24時間対応してもらえますが、日本語だと9時〜21時までです。

時間が決まっているため混み合いやすく、電話がつながるまで時間がかかることがあります。

またWEB予約と違い、予約手数料3,500円がかかるので、特別な事情がなければ避けた方がいいでしょう。

代理店予約

ジェットスターのチケットを取り扱う旅行代理店を通じて予約できます。

お店の窓口で直接予約するか、オンライン上にある代理店サービスを使う方法が例です。

オンラインサービスを提供する旅行代理店は、ジェットスターを含む複数の航空会社から一括で最安値を検索するなど、便利な機能をそろえています。

代理店によってサービスの詳細が異なるほか、別途手数料がかかることもありますが、チケット代を比較した上で予約したい人におすすめです。

空港予約

出発当日に希望するフライトに空席があれば、ジェットスターの空港カウンターでチケットを購入できます。

ただし購入できるのはチェックイン開始時刻前までで、コンタクトセンター同様に予約手数料がかかります。

当日チェックインカウンターは混雑することが多いため、当日空港でチケットを購入したい方はできるだけ早く空港カウンターに行くことをおすすめします。

ジェットスターの料金の支払い方法

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ジェットスターの料金の主な支払い方法は、次の5つです。

  • クレジットカード、デビットカード
  • フライトバウチャー
  • キャリア決済
  • ウェルネット決済
  • オンライン決済

フライトバウチャーでの支払い以外は、チケット料金のほかに支払手数料がかかります。

クレジットカード、デビットカード

ジェットスターで利用できるクレジットカードは、VISA、Mastercard、アメリカンエキスプレス、JCB、UATP、ジェットスターカードです。

クレジットカード払いは、ジェットスターのどの予約方法でも利用できます

ただし利用には別途、支払手数料がかかることを念頭に置いておきましょう。

フライトバウチャー

ジェットスターではフライトバウチャーという独自のクーポンサービスがあります。
貯まっているフライトバウチャーを使って、チケット代を支払うことも可能です。

バウチャーにはフライトバウチャーを含めて下記の3種類があり、それぞれ用途が異なります。

フライトバウチャー チケットの新規購入に利用できる
機内バウチャー 機内での飲食物やオリジナルグッズの購入に利用できる
ギフトバウチャー ギフトとして贈れるクーポン券。2025年現在販売休止中

フライトバウチャーはほかの支払方法との併用もできますが、料金の全額をフライトバウチャーで支払うと支払手数料がかからないため、大変お得です。

フライトバウチャーを持っているなら、できるだけまとめてチケットの購入に使うといいでしょう。

キャリア決済

キャリア決済とは、チケットの支払いを月々の携帯電話料金に上乗せして支払う方法で、次のキャリアに対応しています。

  • NTTドコモのd払い
  • KDDIのauかんたん決済

キャリア決済が利用できるのは、スマートフォンのジェットスター公式サイトからチケットを購入、もしくはジェットスターアプリからチケットを購入する場合に限ります。

パソコンからチケットを購入する場合は利用できないので注意してください。

なお、キャリア決済利用時にはチケットの取り扱い手数料がかかります。

ウェルネット決済

ウェルネット決済とは、さまざまな支払方法を一括管理するシステムです。

ジェットスターでは次のウェルネット決済に対応しており、いずれの利用においても条件が設定されています。

ウェルネット決済の種類 利用条件
・コンビニエンスストアでの支払い※
・銀行ATM(ペイジー)払い
・ゆうちょ銀行払い
・ネットバンキング払い
・購入金額が計30万円以下である
・予約から出発日まで3日以上あいている
・日本語サイトから予約している
・最初のフライトの出発地が日本国内である
・日本円で支払う

※セブンイレブン以外

ウェルネット決済を選んだ場合、予約完了日の翌日23時59分までに支払いが必要です。

またオンラインからの予約が完了した際に、必ず各種番号を控えなくてはなりません
例えばコンビニで支払いしたい場合、この番号をレジで提示するか、設置端末に入力して発券してから支払います。

番号は、予約完了画面の「決済番号を確認するにはこちらをクリック/タップしてください。(ウェルネット決済サイト)」を押して確認しましょう。

ページを閉じると画面へのリンクは再表示できないため、十分注意が必要です。
番号には「お客様番号」「オンライン決済番号」「確認番号」があります。

番号を紛失したり、確認できなくなったりしたら、早急にジェットスターのコンタクトセンターに問い合わせてください。

オンライン決済

ジェットスターでは、各オンライン決済サービスに対応しています。

利用できる決済サービスのポイントや注意点は以下のとおりです。

決済サービス ポイント、注意点
au Pay Pontaポイントを貯めることが可能、ジェットスタージャパン便のみ
Apple Pay 利用できるカードはVisa、Mastercard、アメリカン・エキスプレス
PayPal 日本円を含む複数通貨に対応
UnionPay 予約変更などで発生する追加手数料の支払いには非対応
Alipay 中国に銀行口座がある場合

ジェットスターのチケット代をau Payで支払えばPontaポイントが貯まるなど、決済方法によって特徴が異なります

いずれの決済サービスも、チケット代とは別に支払手数料が必要です。

【支払い・予約方法別】ジェットスターの手数料

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ジェットスターの料金の支払いには、基本的に支払手数料がかかります。

また、チケットを予約する方法によっては予約手数料もかかるため、運賃の料金とは別に各手数料を把握しておかなくてはなりません。

国内線の運賃にかかる支払手数料および予約手数料を、支払い方法別、予約方法別にまとめてみました。
いずれも搭乗者1名あたり、1予約区間ごとの料金です。

ジェットスターの支払手数料

ジェットスターでは支払方法によって手数料が変わります。

また同じオンライン決済でも、どのサービスを使ったかによって手数料が異なるので、注意が必要です。

支払い方法 支払手数料
クレジットカード、デビットカード、Apple Pay、PayPal、UnionPay 690円
キャリア決済、ウェルネット決済、au PAY、Alipay 740円

クレジットカードやApple Payなどを使えば、少しでも手数料を抑えられます

いずれにせよ安くはない支払手数料がかかるので、前もって理解しておかなくてはなりません。

ジェットスターの予約手数料

ジェットスターの予約手数料は、予約方法によって0円に抑えることが可能です。

予約方法 予約手数料
ジェットスター公式サイト なし
ジェットスターアプリ なし
コンタクトセンターでの予約 3,500円
空港カウンターでの予約 3,500円

予約手数料がかからない公式サイトや公式アプリを使うことで、余計な出費を減らせます。

反対に、コンタクトセンターや空港カウンターを使った予約は、チケット代に加えて3,500円の支払いが必要です。

支払手数料も加えると、手数料代だけで4,190~4,240円かかってしまいます。

ジェットスターのチケットを予約するなら、コレクトセンターや空港カウンターでの申し込みを避け、インターネットを利用しましょう。

ジェットスターの予約確認の方法

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ジェットスターでチケットを予約し、料金を支払った後の予約の確認方法を紹介します。

「予約の確認/変更」で確認する

ジェットスター公式サイトの「予約の確認/変更」から予約内容の確認をすることができます。
予約確認時には、6桁の予約番号の入力が必要です。

予約番号は、ジェットスターのWEBサイトもしくはジェットスターアプリで予約した際に表示される番号ですので、どこかに控えておくようにしましょう。

旅程表で確認する

予約の完了後、登録したメールアドレスに届く旅程表から予約内容を確認できます。

旅程表は再送してもらえるので、間違えてメールを削除してしまったりしても大丈夫です。

公式サイトにログインして「旅程表を再送する」から申請してください。

ログインできない場合は「ジェッ太におまかせ」を押すと、旅程表再送の手続きができます。

旅行代理店や旅行予約サイトなどで予約した方は、予約先から送られる旅程表を確認しましょう。
送られていない方は、予約した店やサイトに問い合わせてください。

ジェットスターの予約変更と変更手数料

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予約したフライトの日時などを変更したい時は、どうすればいいのでしょうか。
この項ではジェットスターの予約変更について解説します。

予約変更のやり方

予約便の変更や、座席指定を追加するなど予約内容を変更したい時には、ジェットスター公式サイトの「予約の確認/変更」にアクセスして手続きを行います。

コンタクトセンターへの電話やライブチャットを使った変更も可能です。

旅行代理店などジェットスターの公式サービス以外から予約した場合は、それぞれ予約先で変更の手続きを行ってください。

予約変更の期限

ジェットスターには「Starter」の名前がついた4つのエコノミークラス、「Business」の名前がついた2つのビジネスクラスがあり、クラスによって予約変更の期限が異なります

エコノミークラスは、予約した便のチェックイン開始時刻前であれば変更ができ、国内線は搭乗時刻の2時間前国際線は3時間前です。

ビジネスクラスは、出発予定日当日の23時59分まで変更できます。

予約変更できるプラン

ジェットスターのプランのうち、プランによっては変更できない要素があるほか、変更には手数料がかかります。

プランごとの違いは以下のとおりです。
Starterシリーズがエコノミークラス、Businessシリーズがビジネスクラスとなります。

プラン 日付・時刻の変更 発着地の変更
Starter 有料 不可
Starter Plus 有料 不可
Starter Flex 無料 不可
Starter Flex Plus 無料
Business 無料 不可
Business Max 無料

最も安い運賃プランである「Starter」と、1つ上の「Starter Plus」の予約変更には、変更手数料がかかります。

ほかの運賃プランは無料で変更できますが、変更後の航空券代に差額が生じる場合、差額の支払いが必要です。

また出発空港、到着空港の変更は限られたプランしかできないため注意しましょう。

予約変更にかかる手数料

予約したチケットを変更する際、ジェットスターでは変更手数料が必要です。
手数料は、出発日から何日前かによって金額が変わります。

  • 出発日から31日以上前に変更:4,000円
  • 出発日から30日以内に変更:5,000円

※2024年11月13日以前にした予約は一律4,000円

出発日の30日前になってから変更すると、手数料が割高になってしまいます。

GDS(ジェットスターから権限を得ている旅行会社)での予約は、変更に一律5,000円がかかるため注意してください。

ジェットスターの予約変更Q&A!

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ジェットスターの予約変更について、さまざまな疑問と回答をまとめました。

当日のフライト変更はできる?

出発当日のフライト変更は、エコノミ―クラスの「Starter Flex」「Starter Flex Plus」で可能です。

当日のほかの便に空席があれば、無料で変更できます。

プラン変更はできる?

予約したチケットの運賃プランを別の運賃プランに変えることは、予約変更の手数料と差額分の料金を支払えば可能です。

ただし、プランによって以下のように制限があります。

プラン プラン変更の制限
Starter 制限なし
Starter Plus Starterへの変更は不可
Starter Flex Starterへの変更は不可
Starter Flex Plus Starterへの変更は不可
Business エコノミークラスへの変更は不可
Business Max エコノミークラスとBusinessへの変更は不可

基本的にはプランのアップグレードを伴う変更は可能なものの、最低限のサービスしかついていない最安値プラン「Starter」への変更はできません
さらに「Business Max」はどのプランへの変更もできなくなっています。

プラン変更には差額の支払いに加え、予約変更の手数料も必要なので、やむを得ない場合にとどめるのが無難です。

オプションの変更はできる?

ジェットスターのプランについているオプション内容の変更・追加も行えます。

プラスしたオプション分の料金のほか、コンタクトセンターから追加した場合にはオプション追加手数料450円が必要です。

オプション追加料金は搭乗者1名分、なおかつ追加したオプションごとに発生するため、コンタクトセンターからの追加には十分注意してください。

搭乗者の名義変更はできる?

搭乗する人を変えたり、チケットの名義人を変更したり、一緒に搭乗する子供を追加したりすることは、全運賃プランで可能です。

ただしプランによって発生する追加料金が以下のように異なります。

名義変更の追加料金 対象プラン
変更手数料と運賃差額 Starter、Starter Plus
運賃差額 Starter Flex
追加手数料なし Starter Flex Plus、Business、Business Max

一部の運賃プランは追加料金なしで名義変更が可能です。

ただし、変更の手続きはWEBではできせん
必ずコンタクトセンターもしくはライブチャットへ連絡して手続きを進めてください。

ジェットスターのプラン別:予約変更の可否

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各運賃プランにおける予約内容の変更について、変更できるものとできないものとを一覧表にまとめました。

プラン 日付・時刻 発着地 搭乗者名義 プラン・オプション
Starter
Starter Plus
Starter Flex
Starter Flex Plus
Business
Business MAX ✕(オプション追加は〇)

「Business MAX」には充実したオプションがすでに含まれるため、追加の必要はほとんどありませんが、機内食を足すなどは可能です。

変更が可能であっても、プランによっては運賃差額や変更手数料が必要なので、プランごとの条件を確認した上で利用しましょう。

まとめ:ジェットスターの予約、支払い、変更は手数料に注意

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ジェットスターの支払方法や予約の確認・変更方法について解説しました。

ジェットスターの運賃は非常に格安な一方、予約や支払い、予約変更などに手数料がかかる場合があります。

特にコンタクトセンターや空港カウンターで手続きすると、手数料が高くなる傾向です。

ジェットスターでの予約や変更にはインターネットを利用し、手数料をできるだけ抑えましょう。