ディズニーリゾートだけじゃない！千葉県へ行くなら訪れるべき観光スポット5選

都心へのアクセスがよく、住みやすいと定評がある千葉県。
千葉県と聞くとディズニーリゾートが思い浮かぶかと思いますが、実は千葉県の観光スポットはそれだけではありません。
都市化が進む地域がある一方で、温暖な気候を活かした自然豊かな観光スポットがたくさんあるのです。
夏だからこそ訪れたい観光スポットが目白押しですので、ぜひ旅行の計画を立てる際の参考にしてください。

夏の千葉県のおすすめ観光スポット5選

1,千葉の秘境！滝めぐりスポット「養老渓谷」

「養老渓谷」は、千葉県房総半島のほぼ中心の市原市から南部にかけて流れる河川「養老川」によって形成された渓谷で、千葉県有数の温泉郷でもあります。
季節問わず、千葉県の自然を楽しもうと多くの観光客でにぎわっていますが、やはり夏に訪れるなら滝めぐりがおすすめ。
「養老渓谷」には6つの滝があり、マイナスイオンが溢れるパワースポットとしても人気があります。
暑い夏でも滝が流れる水辺を歩けば、涼しさを感じることができ、楽しさが倍増するでしょう。
「滝めぐりをしたい！」という方には、6つある滝のうち主要な5つを堪能できる「滝めぐりコース」がおすすめです。
整備された約2kmの遊歩道を歩くハイキングコースとなっていて、このコースでは下記の滝を見ることができます。

• 養老の滝(栗又の滝)
• 千代の滝
• 万代の滝
• 昇龍の滝
• 小沢又の滝

最初に現れる養老の滝は、房総最大級の長さがあり養老渓谷のシンボルとして人気の大滝なので、見逃せません。
全長100mのゆるやかな滝が末広がりに流れていることから、末広がりの人生を願うパワースポットとして多く人を引きつけています。
そのほか、それぞれ違った雰囲気やパワーを醸し出した滝がいくつもあります。
上流から見るか下流から見るかでも景色は変化しますので、さまざまな角度から滝の姿を眺めてみましょう。
このコース上にある5つの滝を見終わると、「6つ目の滝も見たい！」と欲張ってしまうはずです。
6つ目の滝は「金神の滝」といい、滝めぐりコースから少し外れて約1km歩くとあります。
滝の名前に“金”とつくことから金運アップを願うスポットとして人気で、滝の近くにはお賽銭箱が置かれています。
散策が終わったあとは、マイナスイオンを浴びたおかげか疲労感よりもスッキリ感の方が大きいはず。
夏はぜひ「養老渓谷」に行って、滝のご利益をあずかりましょう。

2,夏といえば海！1日中楽しめる海岸線「九十九里浜」

「夏といえば海水浴！」そんな方には、「九十九里浜」をおすすめします。
「九十九里浜」は千葉県山武郡にある全長約66kmの海岸線で、千葉県を訪れたことがない方でも名前だけは聞いたことがあるのではないでしょうか。
九十九里浜には海水浴場がいくつもあるので、夏になると多くの人出があります。
九十九里浜での楽しみは、海水浴やサーフィンといった海のアクティビティだけではありません。海の家では絶品の海産物を味わうことができるのです。
とくに九十九里浜名物の浜焼きは絶品で、はまぐりやアジ、イワシなど新鮮な魚介類をいただくことができます。
浜辺が一望できる店内で食べるのもいいですが、テイクアウトして浜辺で食べるとまた一味違います。
九十九里浜を訪れたからには見逃せない、絶品グルメです。
また、7月下旬～8月上旬には、江戸時代中期から受け継がれている伝統的漁法であるイワシの地曳網漁を体験することができます。
だれでも無料で参加でき、なんと漁で獲れた魚は持ち帰ることも、その場で調理して味わうこともできます。
ぜひ九十九里浜の伝統にも触れてみてください。
海辺で波の音を聞きながらの絶品料理は、きっと思い出に残るはずです。
また、九十九里浜から見える太平洋から昇る日の出、房総半島の彼方に沈む夕陽もとても美しいので、日の出から日没まで九十九里浜で充実した時間を過ごすことができます。
家族、友人、カップルを問わず多くの方が1日中楽しめる魅力が勢ぞろいしていますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
九十九里浜は基本的に遠浅なので、お子様連れでも安心です。

3,ジブリの世界観？！SNSで話題の「清水渓流広場」

「清水渓流広場」はジブリの世界みたいとSNSで話題になった「濃溝の滝」がある観光スポットで、今ではバススアーが組まれるほどの人気ぶり。
笹川湖や片倉ダムの周辺にいくつかある公園の1つで、遊歩道が整備されておりとても散策しやすくなっています。
ジブリの世界観に最も近い状態で「濃溝の滝」が見たいなら、下記の条件を満たす必要があります。

• 水量が少ない
• 晴れている
• 3月もしくは9月
• 朝の6:30～7:30

なかなか厳しい条件ではありますが、ぜひ挑戦してみてください。
差し込む日光によって優しく照らされた川面や岩肌、美しい滝を見ることができたその時は、「早起きしてよかった」と心から思えるはずです。
「清水渓流広場」のビュースポットは「濃溝の滝」だけではありません。「濃溝の滝」に向かっていると現れる「親愛の滝」も要注目です。
水量が減った時に川床にハート形の穴が浮かび上がってくることから「親愛の滝」、「愛が溢るる滝」などと名付けられました。
また、「幸運の鐘」も観光客が多く集まる人気スポットです。
鐘は開運福寿をもたらすことを願って君津市民から寄贈されたもので、縁結びや恋愛成就のご利益があるといわれています。
なんと実際に、「幸運の鐘」を鳴らしたことがあるカップル数組が婚約をしたという報告もあり、なかには現地で出会って交際を始めたというカップルもいるようです。
訪れた際はぜひ2人で鐘をついて幸運を呼び寄せてください。
みなさんも、映画「もののけ姫」を彷彿とさせるような「清水渓流広場」の自然に、魅了されること間違いなしです。

4,ロープウェーで行く！絶景を一望「鋸山」

千葉県安房郡鋸南町と富津市の境にある標高329.4mの「鋸山」は、山頂から望む絶景に思わず圧倒される1度は訪れたい観光スポットです。
近くにある安房三名山「富山」、「御殿山」、「伊予ヶ岳」が望めるだけではなく、富士山を望むこともできます。
富士山の眺望の美しさは、国土交通省が認定する「関東の富士見100景」に選ばれたほどです。
「鋸山」はハイキングにもってこいの標高で、山麓から山頂まで歩いて向かう観光客も大勢います。
ハイキングコースは熟練度に応じて複数のコースが用意されているので、初心者から上級者まで十分に楽しむことができます。
歩いて登るのは大変だという方は、41人乗りの「鋸山ロープウェー」を利用すれば、山麓駅から山頂駅まで約4分で登ることができます。
ロープウェーからは千葉の海と山が一望でき、動く展望台といえるほどの圧巻の景色が広がります。
また、山麓駅と山頂駅のどちらにも売店があり、千葉の名産品のビワや落花生、季節限定の商品などが販売されています。
お土産品を購入して旅行の記念にしてください。
とことん絶景を堪能したいという方は、山頂エリアにある「地獄のぞき」を体験してみてはいかがでしょう。
「地獄のぞき」とは、崖から突き出した岩の先端にある展望台のことで、高所恐怖症の方にはおすすめできないほどスリル満点です。
下を見ると思わず足がすくんでしまいますが、遠くを見渡せば宙に浮いているような気分の中で、どこまでも続いていく水平線と山々に心癒やされます。
「鋸山」は日本が誇る浮世絵師 歌川広重の作品『富士三十六景』でも描かれたほど、古くからの景勝地です。
周辺には多くの観光スポットがあり、山頂全体が1つのテーマパークのようになっているので、ぜひ1度訪れてみてください。

5,約15,000本！一面にひまわりが広がる「佐倉ふるさと広場」

千葉県佐倉市民のふるさとになるようにと名付けられた「佐倉ふるさと広場」では、7月になると「風車のひまわりガーデン」というイベントが開催されます。このイベントでは、一面に咲いたひまわり畑を堪能することができます。
植えられたひまわりの数はなんと約15,000本。まるで黄色いじゅうたんが敷かれているようです。
「風車のひまわりガーデン」という名前のとおり、広場内にはオランダ風車「リーフデ」がそびえ立っており、風の力だけでゆったり回っている姿に圧倒されます。
ちなみに風の力で回る風車は日本に3ヵ所しかなく、その1つが「佐倉ふるさと広場」の「リーフデ」です。
「風車のひまわりガーデン」期間中には、ひまわりの摘み取り販売(1本100円/1人2本まで)や観光船印旛沼遊覧の運行、レンタサイクルなどもおこなわれているので、ひまわり畑を思う存分楽しむことができるようになっています。
ひまわりは見る時間帯によって表情が変化するので、その違いを感じ取るのもおもしろいでしょう。
ちなみにひまわり以外にも、4月には「佐倉チューリップフェスタ」、10月には「佐倉コスモスフェスタ」といった具合に四季折々の花畑を楽しむことができます。
これらのイベント時は大変な人出になりますが、イベントがない時でも「オランダ庭園」、「シェアガーデン」などオランダや印旛沼の植物を身近に楽しめる施設があるので、老若男女問わず一年中楽しむことができます。
黄色いひまわりの花と緑の葉っぱ、そして夏の青空との相性は抜群ですので、ぜひ天気が良い日に訪れてみてください。
また、ひまわりは夕陽との相性も抜群です。
「佐倉ふるさと広場」は夕陽で有名な印旛沼に面しているため、ひまわり越しの夕焼けを見ることができます。
つまり夕陽に向かってシャッターを切れば、ひまわりの正面がこちらに向いた、ベストな写真を撮影することができます。
インスタ映えスポットとしても大人気ですので、夕日が沈むまで滞在することをおすすめします。

まとめ

本記事では、夏に訪れたい千葉県の観光スポットを紹介しました。
千葉県には海や山、滝といった自然豊かなスポットが充実しています。
夏限定の絶景やイベントが目白押しですので、気になった方は時期を逃さないように気を付けましょう。
この夏は、千葉県を訪れてみませんか？