成田空港と並んで、日本の空の玄関口として大きな役割を担っている羽田空港ですが、その広さから道に迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
今回は、羽田空港でANA(全日空)の飛行機を利用するときは、羽田空港のどこでどんな手続きをしたらいいのか詳しく調べてみました。
羽田空港ANAの国内線ターミナルは第1・第2どっち?
羽田空港には、国内線のターミナルが第1ターミナルと第2ターミナルの2つあります。
それぞれのターミナルでは就航している航空会社が異なります。
では、全日空を利用する際は、どちらのターミナルに行けばいいのでしょうか?
ANA国内線は第2ターミナル
羽田空港でANAの国内線の飛行機に乗る際は「T2」の表示がある第2ターミナルを利用します。
また、ANAのイメージカラーであるブルーの看板が目印になるので、色で覚えておくのも一つの方法です。
第2ターミナルには、ANA国内線のチェックインカウンター、出発ロビー、到着ロビー、搭乗口があります。
ちなみに、エアドゥ、ソラシドエア、スターフライヤーも第2ターミナルです。
羽田空港には第1ターミナルと第2ターミナルがあり、2つのターミナルは400mほど離れています。
ターミナルを間違えてしまうと、荷物を持ったまま長い距離を移動しなければならず、出発時間に間に合わなくなる恐れもあるので注意しましょう。
ANA国内線のチェックインカウンターの場所
出典:ANA「羽田空港 第2ターミナル 空港案内|国内線」
ANA国内線のチェックインカウンターは第2ターミナルの2Fに3箇所あり、③④⑬の位置に設置されています。
時計塔1および2の付近に1つずつと、時計塔6近くのDゲートのそばに1つです。
自動チェックイン機は③⑥⑩の3箇所にあります。
手荷物の受付場所は⑤⑦⑪、サポートが必要な顧客向けのサービスは⑧⑨で受け付けているので、把握しておきましょう。
国際線に乗り継ぐ場合は③および⑬のチェックインカウンターで手続きできます。
⑬の付近には、⑭の団体用乗り継ぎ受け付けもあるので、間違えないように注意してください。
そのほか、保安検査場はA~Dの4箇所あります。
ANAのチェックイン方法
羽田空港でANAのカウンターや自動チェックイン機を見つけたら、早速チェックインしましょう。
「確認番号」と「予約番号」が書かれたeチケットなどを用意し、チェックインカウンターや自動チェックイン機で手続きすると、搭乗券が発行されます。
搭乗券には搭乗口や搭乗締切時刻、搭乗順などが記載されているので、確認しておきましょう。
預けたい荷物がある方は、チェックイン後に荷物を預けるカウンターに向かいます。
ANA BAGGAGE DROP(自動手荷物預け機)であれば、カウンターに並ばずに手続きが可能です。
預けたい手荷物を台の上に乗せ、IC機能付きANAカードなどをかざすだけでと手荷物タグが出力されます。
タグを荷物に取り付けたあとに手荷物引き換え証が発行されるので受け取り、フライト予定時間の20分前には保安検査場へ向かいましょう。
保安検査場を通過する際には、設置されているリーダーに搭乗券をタッチします。
羽田空港は搭乗ゲートの数が多く、間違えてしまうと移動に時間がかかり大変です。
保安検査後もお土産を買ったり、軽食を食べたりできるお店もありますが、出発予定時間10分前には搭乗ゲート付近にいるようにしてください。
羽田空港ANA国内線の出発ロビー&到着ロビー
羽田空港第2ターミナルには、ANA国内線の出発ロビーと到着ロビーがあります。
それぞれの場所と詳細について紹介します。
ANA国内線の出発ロビー
ANA国内線の出発ロビーは、第2ターミナルビル2Fにあります。
搭乗口は「北ピア」と「南ピア」にあり、それぞれの搭乗口は離れているので、搭乗券に記載されている搭乗ゲートの番号を事前にチェックしておきましょう。
北ピアに近いAゲートから南ピアにある搭乗口への移動時間は、歩いて約14分もかかります。
搭乗口を間違えてしまうと飛行機の搭乗時間に間に合わなくなる恐れがあります。
それでなくても羽田空港は広いですから、時間には余裕を持って行動するようにしましょう。
ANA国内線の到着ロビー
ANA国内線の到着ロビーは、第2ターミナルビル1Fにあります。
手荷物受取場は2箇所あり、搭乗してきた飛行機によって場所が変わります。
手荷物受取場を出たところには、待ち合わせするのに便利な「出会いのひろば1・2」があるので目印にするといいでしょう。
到着ロビーのある1Fには、有料ラウンジやANAの飛行機グッズなどを購入できる「ANA FESTA」などのお土産店があります。
羽田空港第2ターミナルの場所と移動方法
先ほども紹介したとおり、第1ターミナルと第2ターミナルの間は距離があります。
電車やバスで羽田空港に行って降りる場所を間違えてしまったら、違うターミナルに着いてしまいます。
ここでは、東京駅から羽田空港第2ターミナルへの行き方を例にして、羽田空港へのアクセスについて紹介します。
電車での移動方法
東京駅から羽田空港第2ターミナルまで電車で行く方法は以下のとおりです。
- 東京駅からJR山手線の品川方面行きに乗車する
- 「浜松町駅」で下車し、「羽田空港第2ターミナル駅」行きの東京モノレールの快速に乗車する
- 「羽田空港第2ターミナル駅」で下車する
移動時間は約30分、運賃は690円です。
バスでの移動方法
東京駅から羽田空港第2ターミナルまでバスで行く方法は以下のとおりです。
- 東京駅八重洲北口から「羽田空港国内線ターミナル行き」のリムジンバスに乗る
- 「羽田空港第2ターミナルのりば」で下車する
京浜急行バスでは、大人1人分で1,200円、移動時間は約40分です。
ANAの搭乗で羽田空港ターミナルに向かう際の注意点
ANA国内線を利用する際、気を付けなければならないことがいくつかありますので紹介します。
京急線の羽田空港国第1・第2ターミナル駅からの移動に気をつける
京急線の「羽田空港第1・第2ターミナル駅」は第1ターミナルと第2ターミナルの共通駅になっているので、出口を間違えないように気をつけなければなりません。
「羽田空港第1・第2ターミナル駅」から第2ターミナル出発ロビーへの移動方法は以下のとおりです。
- ホーム中央のエスカレーターで上階に上がる
- 改札を出てすぐのところにあるエスカレーターに乗り、さらに上がる
上がったところが第2ターミナルになります。
案内板などを頼りにANAのチェックインカウンターに向かいましょう。
福岡便や北九州便は第1ターミナルに向かう
ANAは羽田空港の第2ターミナルと案内してきましたが、福岡空港や北九州空港への便を利用する場合は第1ターミナルが発着場所になります。
これは、福岡や北九州に向かう便がスターフライヤーとのコードシェア(共同運航)便であるためです。
チケットに「スターフライヤー」と記載されているときは、コードシェア便なので第1ターミナルでの搭乗手続きになります。
また、スターフライヤーの保安検査場は、第1ターミナル「出発保安検査場A」のみとなるので、ご注意ください。
第1ターミナルに行ってしまった場合
第2ターミナルから出発するANA便に乗るつもりが、間違えて第1ターミナルに行ってしまった場合、時間に余裕があれば移動することは可能です。
第1ターミナルと第2ターミナルの距離は約400mで、徒歩だと10分ほどで移動できます。
京急線を使った場合、地下1Fの改札口近くにある連絡通路を利用すると最短で第2ターミナルに行くことができます。
この通路には動く歩道があり、これを使うと5分ほどしかかかりません。
また、ターミナル間で運行する無料のシャトルバスも利用しましょう。
ターミナルビル1Fにそれぞれバス停があり、第1ターミナルは8番乗り場、第2ターミナルは9番乗り場から乗車できます。
シャトルバスの所要時間は約4〜8分。
時間がある場合や荷物が多くて歩くのが大変な場合はシャトルバスでの移動がおすすめです。
羽田空港ANA国内線は第2ターミナル!
羽田空港でANAの国内線を利用するには際、第2ターミナルにあるチェックインカウンターに向かうことになります。
ただし、スターフライヤーとのコードシェア便は第1ターミナルとなるので、予約情報を事前に確認しておきましょう。
第1ターミナルと第2ターミナルは歩いても10分ほどなので、万が一間違えてしまっても時間に余裕があれば移動することは可能です。
基本的に、羽田空港空港には2時間ほど前には到着しておき、心と時間にゆとりを持って空の旅を楽しみましょう。