日本国内最大の空港である羽田空港。
羽田空港の利用に慣れていない方は、きちんと準備してから行かないと搭乗手続きに手間取ってしまうこともあります。
チェックインはどこでするのか、どうやって行くのかを知っておけば怖くありません。
初めて羽田空港を利用する方でも困らないよう、搭乗までの流れを解説していきましょう。
【ANA国内線】チェックイン前に用意しておくもの
事前にネットなどで予約しただけでは、飛行機に乗ることはできません。
ANAの飛行機に乗るためには搭乗手続き、つまりチェックインが必要です。
予約していることを確認し、搭乗券に替えるためにチェックインを行います。
国内線のチェックインをするために、あなたの予約が証明できる以下のようなものを用意しましょう。
- クレジットカード
- おサイフケータイ
- 確認番号、予約番号
- 二次元バーコード(QRコード)
- eチケット番号
基本的には「確認番号」と「予約番号」があればチェックインできますが、支払い方法によってもチェックインできる媒体が変わります。
例えばクレジットカードで支払っている場合、同じクレジットカードを持っていけばチェックインが可能です。
予約番号は予約受付メールなど、確認番号は支払い完了後に送られてくるメールや支払い画面などに記載されているので、確認しましょう。
【ANA国内線】羽田空港のチェックインはどこでする?
チェックインに必要なものを用意したら、羽田空港内にあるチェックインカウンターへ向かいましょう。
チェックインカウンターは航空会社ごとに設けられているので、ANAのカウンターを目指してください。
目指すのは羽田空港第2ターミナル2F
出典:ANA「羽田空港 第2ターミナル 空港案内」
羽田空港からANAの国内線に乗るには、基本的に第2ターミナルに向かいます。
電車やバスの場合、以下の駅で降りましょう。
東京モノレール | 羽田空港第2ターミナル駅 |
---|---|
京急電鉄 | 羽田空港第1・第2ターミナル駅 |
京浜急行バス | 羽田空港第2ターミナル |
チェックインカウンターは、羽田空港の第2ターミナルの2階にあります。
ANAをはじめ各社のチェックインカウンターがありますが、ANAは2階フロアの保安検査場AとDの近く(画像の3と13)です。
また自動チェックイン機も複数設置(画像の3、6、10)されています。
有人カウンターor自動チェックイン機
羽田空港2階フロアに着いたら「有人のチェックインカウンター」か「自動チェックイン機」でチェックインを済ませます。
チェックインに必要な準備物を持参し、カウンターで提示するか、自動チェックイン機の入力項目で選択して指示に従いましょう。
有人カウンターは混雑しやすいため、できるだけ自動チェックイン機を使うのがおすすめです。
なお以前提供されていたスキップサービスは廃止されているため、オンラインチェックインまたは有人カウンターでのチェックインを利用してください。
【ANA国内線】羽田空港の手荷物預け場所は?
チェックインが完了したら、手荷物を預ける手続きを済ませます。
手荷物には貨物として預ける荷物と、機内に持ち込む荷物があり、預ける荷物は手続きが必要です。
手荷物を預け入れる方法
羽田空港ではチェックインカウンターのすぐそばに荷物の受付カウンターもありますが、自動で預け入れ手続きができる「ANA BAGGAGE DROP」の利用をおすすめします。
ANA BAGGAGE DROPも自動チェックイン機のすぐ近くにあるため、チェックインが終わったらそのまま向かいましょう。
預け入れ機に荷物をセットし、搭乗券についているQRコードや座席指定済みのIC機能付きANAカードをかざした上で、画面の指示に従って手続きをすすめるだけです。
最後に荷物に取り付けるタグが発行されるので、荷物に取り付けて預け入れし、引換券を受け取りましょう。
引換券は荷物が返却されるまでなくさないよう保管します。
手荷物の預け入れ締め切り時間
ANA国内線では、出発の20分前に保安検査場を通過できるよう荷物を預け入れなくてはなりません。
保安検査場は手荷物カウンターの近くにありますが、羽田空港は利用者が非常に多く混雑しやすいため、20分前ギリギリではなく余裕を持って手続きしましょう。
チェックインと手荷物の預け入れを済ませてからゆっくりする時間があるくらいのほうが、落ち着いて保安検査場を通過できます。
【ANA国内線】保安検査場を通過するには?
チェックインを済ませて手荷物の預け入れが完了したら、保安検査場へ向かいます。
羽田空港第2ターミナル2階にはA~Dの4つの保安検査場があり、いずれもANAのチェックイン場所の近くです。
ここでは機内に持ち込む手荷物の検査があります。
保安検査場での流れや注意する点
保安検査場では、機内に持ち込む手荷物や乗客自身が身につけているものの検査をします。
持っている荷物はカゴに置いてX選検査を受け、乗客自身も金属検知ゲートで異常がないかチェックされるので、あらかじめ金属製品を外しておきましょう。
上着を着ている場合は上着を脱いでX線へ、ポケットの中の物もカゴに入れてX線の機械を通過させます。
ベルトのバックルやビアスなどの貴金属類は、係員に確認してもらえばいいので、わざわざ取り外す必要はありません。
アクセサリーでも薬きょうを使用したものや鋭利なものなどの場合、チェックに時間がかかることもあるのでご注意ください。
保安検査場は何分前までに通過すればいいの?
羽田空港をはじめ国内の空港でANAの国内線を利用する場合、フライトの20分前までに保安検査場を通過する必要があります。
ただし、保安検査場のあとに搭乗口に向かうことを考えると、20分前ちょうどではギリギリすぎるかもしれません。
保安検査場では荷物を取り出したり、靴や上着を脱いだりする可能性があるからです。
保安検査場を通過したあと搭乗口に向かいますが、そこでも時間制限があるので、保安検査場で時間がかかりすぎると間に合わない恐れがあります。
【ANA国内線】羽田空港の搭乗口へ
保安検査場を通過すれば、後は搭乗口に行き飛行機に搭乗するだけですが、ここでも注意すべきポイントがあります。
搭乗口には早めに行く
保安検査場を通り過ぎたら搭乗口に行きますが、羽田空港には多数の搭乗口があるため、初めて来ると迷いがちです。
ANAでは予約便ごと、あるいはチェックイン後にもらう搭乗券にて搭乗口の番号を案内しています。
搭乗口によって近い保安検査場が違うので、あらかじめ番号をチェックしておくと効率的です。
搭乗口51〜61・500~509と書かれていればAB、62~73・700~703ならCDの保安検査場が近いので、利用しましょう。
例えば保安検査場Aから68の搭乗口に行こうとなると約14分かかってしまいますが、保安検査場Dからなら8分で到着できます。
自分が乗る飛行機の搭乗口を確認し、保安検査場を通過したらできるだけ早く搭乗口に到着するよう心がけましょう。
搭乗口には何分前に行けばいい?
羽田空港の搭乗口には、出発の10分前までに着く必要があります。
搭乗口では搭乗券を提示する必要があるので、搭乗券はすぐに取り出せる場所、もしくは手に持っておくようにしましょう。
保安検査場で時間がかかりすぎると、出発10分前に間に合わないリスクが高まります。
出発予定時刻から逆算してスケジュールを組む場合は、かなり余裕を持って時間を設定しておかなくてはなりません。
基本的に飛行機は定刻にゲートが閉じられます。
早い分には何分前でも問題はありませんが、定刻に遅れると飛行機に乗れなくなるので気をつけてください。
まとめ:羽田空港は迷いやすい。ANA国内線は余裕をもってチェックインを
羽田空港はとにかく広いので、初めてだと非常に迷いやすく、戸惑ってしまう人も少なくありません。
第2ターミナルまでのアクセスはもちろん、チェックインカウンターや保安検査場の場所を確認した上で利用するのが賢明です。
ANAの国内線を予約するときに羽田空港内のマップをスクショしておくなどして、準備を整えてから向かいましょう。