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「ANAの座席指定ができない!」
「座席変更のやり方がわからない」
など、ANAの座席指定で悩んだことはありませんか。
この記事では、ANA国内線の座席指定および座席変更のやり方と、おすすめの座席などを紹介します。
また、座席指定はいつからいつまでできるのか、席が空いていない、予約便の座席指定ができないといった時にどうすればいいのか、座席の“開放”とは何かなど、ANAの座席指定をする際、多くの方が感じる疑問にも答える内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

ANA国内線の座席指定はいつからいつまでできる?

ANA国内線の座席指定は、チケットを予約した時から搭乗日当日の出発時刻15分前までの間、いつでもインターネットでできます。
しかし、出発日が近づくほど席が埋まってきますので、お気に入りの座席があったり同行者と横並びの座席を希望したりする方は、できるだけ早く座席指定をすることをおすすめします。

搭乗日3日前以降はチケット購入後に座席指定

ANA国内線の座席指定は、チケット予約後であればいつでもできますが、搭乗日を含めた3日前以降は、チケットを予約したのがいつであろうと代金を支払ってからでないと座席指定ができません。
例えば、搭乗日が5月10日の場合、5月8日以降はチケットを購入してからでないと座席指定ができません。

搭乗日:5月10日
チケット予約時から5月7日まで チケット未購入でも座席指定可能
5月8日から5月10日まで チケット購入後に座席指定可能

つまり、搭乗日の3日前までなら、チケットの予約→座席指定→チケットの購入、という流れに、搭乗日の2日前からは、チケットの予約→チケットの購入→座席指定という流れになります。

ANA国内線の座席指定の仕組み

ANA国内線の座席は、チケットの運賃種別により、事前にインターネットで指定できる座席に枠が設けられています。
例えば、最も安い運賃であるANAスーパーバリューを予約した方は、揺れが少なく快適といわれる機体最前部の座席を指定することができません。
というのは、ANAスーパーバリューのチケットで事前に指定できる座席の枠が、機体中央部から後方部に限定されているからです。

チケットの種別と事前座席指定エリアとの関係

ANAチケットの運賃種別は下表のように3つに分かれており、それぞれの種別で事前に指定できる座席のエリアは下図のように異なります。

種別1
オレンジ枠
ANA FLEX
ビジネスきっぷ
小児運賃
Biz(法人専用)
@Biz(法人専用)
種別2
水色枠
ANA VALUE
ANA VALUE TRANSIT
障がい者割引運賃
介護割引運賃
アイきっぷ
株主優待割引運賃
小児株主優待割引運賃
いっしょにマイル割
特典航空券
種別3
白枠
ANA SUPER VALUE
ANA VALUE TRANSIT 1
ANA VALUE TRANSIT 3
ANA VALUE TRANSIT 7
ANA SUPER VALUE TRANSIT
その他運賃

ANAのチケットは、種別1→種別2→種別3の順に運賃の割引率が高くなっているため、料金が安くなっています。
チケットの料金が安いと事前に指定できる座席の範囲が狭く、機体中央部から後方部の座席に限られますが、チケットの料金が高いと事前指定できる座席のエリアが大幅に広がり、好みの座席を選びやすくなります。

ANA上級会員ステイタスと事前座席指定エリアとの関係

ANAブロンズ会員、ANAプラチナ会員、ANAダイヤモンド会員といった上級会員のメンバーは、予約したチケットの運賃種別に関わらず、事前に指定できる座席枠がカードのランクに応じて広く設定されています。最高位のダイヤモンド会員に至っては全座席が指定可能と大変優遇されています。
つまり、ANAの座席指定は、高い運賃のチケットを買うか、上級会員でないと指定できる座席のエリアが狭く、良い席が選べない仕組みになっています。
しかし、安いチケットを買っても上級会員でなくても、快適な座席を確保できる裏ワザがありますので、後ほど詳しく紹介します。

ANA座席指定のやり方

ANA国内線の座席指定は、インターネットでチケットを予約すると同時に、もしくは予約後いつでも都合のいい時に行うことができます。
あるいは、出発日当日に空港の自動チェックイン機、もしくは有人カウンターでも座席指定の手続きが行えます。

インターネットで座席指定するやり方

パソコンやスマートフォンで座席を指定する手順は、以下の通りです。

●ステップ1:予約確認画面を開く

ANA公式サイトのトップページ「予約確認/チェックイン」から「予約確認・購入・変更・座席指定」を選びます。

●ステップ2:予約検索画面で予約チケットを検索

「予約検索」画面に切り替わり、予約したチケットを「ANAマイレージクラブ会員の方」と「一般の方」に分かれて、検索するようになっています。
ANAマイレージクラブ会員の方は、【お客様番号】【AMCパスワード(4桁)】を入力し、ログインします。
ANAマイレージクラブ会員でない方(一般の方)は、【搭乗日】【便名】【搭乗者の姓名】と、【予約番号】もしくは【確認番号】を入力して検索します。

●ステップ3:該当ツアーを選択

現在予約されているツアーが表示されますので、「詳細」をクリックまたはタップします。

●ステップ4:座席指定を選択

予約状況の詳細が表示されますので、「座席指定」をクリックまたはタップします。

●ステップ5:座席指定する便を選択

座席指定したい便を選びます。チケットを往復で予約した場合は、往路便、復路便それぞれで座席指定の手続きを行います。

●ステップ6:座席番号を選択

座席指定を行います。
①シートマップから希望する座席を選択し、②その席に座る搭乗者名を氏名欄から選択します。
①、②を繰り返すことで、搭乗者1人ひとりの座席を指定できます。

●ステップ7:座席指定の確定

搭乗者1人ひとりの座席を選んだら、画面下「指定する」をクリックまたはタップして、指定した座席を確定します。

●ステップ8:座席指定完了

ステップ7で座席指定は完了です。
往復で予約した方は、「戻る」ボタンを選択して、まだ座席指定を行っていない往路もしくは復路便の座席指定を行ってください。

オンラインチェックインで座席を指定するやり方

座席指定は、オンラインチェックイン手続きの際にも行うことができます。
オンラインチェックインとは、従来のように空港で搭乗手続きをせず、出発時刻の24時間前からオンライン上で搭乗手続きを済ませることができる新たなチェックインシステムのことです。
オンラインチェックインは、空港での滞在時間を短縮できるとあって、繁忙期に旅行する家族連れや忙しいビジネスパーソンの間で特に人気があります。
オンラインチェックインなら出発日当日に空港で座席指定の手続きをするよりも早く座席を指定できるため、希望に近い席を確保できる可能性が高くなります。
オンラインチェックインでの座席指定のやり方を紹介します。

●ステップ1:オンラインチェックインの事前準備をする

予約した便の支払手続きが済み、確認番号が発行されたら、スマートフォンのANAアプリを起動し、トップ画面の「ゲストとして利用する」「予約照会」をタップします。
「搭乗日」「便名」「予約番号」または「確認番号」「氏名」を入力し、「検索」ボタンを押すと予約内容が表示されます。

●ステップ2:座席を指定する

予約内容が表示された画面の右端にある「座席指定」ボタンを押すとシートマップが表示されるので、お好みの座席を選択します。

●ステップ3:オンラインチェックインをする

出発時刻の24時間前になるとオンラインチェックインができるようになるので、「チェックイン開始」ボタンを押し、搭乗者を選択。注意事項を確認し、「チェックイン」ボタンを押すとオンラインチェックインが完了します。

●ステップ4:モバイル搭乗券を保管する

オンラインチェックインが完了すると、QRコードの付いたモバイル搭乗券が発行されます。
モバイル搭乗券は、iPhoneの方はアップルウォレットに、Androidの方はANAアプリに保管し、空港に着いたらスマートフォンに表示させてください。

出発日当日に空港で座席指定するやり方

座席指定はチケット予約と同時に、もしくは予約後に、インターネット上で操作して手続きするのが一般的ですが、出発日当日に空港の自動チェックイン機や有人カウンターで手続きすることもできます。
ここでは、自動チェックイン機での搭乗手続きと座席指定をするやり方を紹介します。

●ステップ1:予約検索する

自動チェックイン機のトップ画面に表示された「確認番号」「バーコード」など搭乗手続きに必要な媒体の中から、持参したものを選びタッチします。

●ステップ2:チェックインする人を確認する

搭乗手続きをする人の氏名を選んで、「決定」を押します。

●ステップ3:旅程を確認する

画面に表示された旅程を確認して、「確認」ボタンを押します。

●ステップ4:座席指定する

シートマップが表示されるので、指定する座席にタッチして選びます。
「カンタン選択」を選ぶと、属性から選べるので手間がかかりません。
座席を選んで「決定」を押し、選んだ座席で問題がなければ「確認」ボタンを押します。変更する場合は「変更」ボタンを押します。

●ステップ5:領収書発行とマイル登録

領収書とマイル登録を行う場合は、対象の操作を行ってください。
必要がない場合は、そのまま「決定」を押します。

●ステップ6:搭乗券発行

搭乗券(領収書)が発行されるので、失くさずに持って荷物預けや保安検査など次の手続き場所に進んでください。

座席指定ができない時はどうする?

ANAの座席指定はインターネットで簡単に行えるはずなのに、なぜか「予約便の座席指定ができない」という声がネット上に多く寄せられています。
どうして、インターネットで座席指定ができないのでしょうか。

事前に指定できる座席数が制限されている

インターネット上に表示されているシートマップの席が空いていない状態であっても、満席となっているわけではありません。
ANAではすべての座席を事前に予約できるわけではなく、事前に指定できる座席数に制限を設けています。
そのため、インターネット上に開放される座席数は、実際の座席数よりずっと少ないため、インターネットで事前に座席を指定しようとすると、席が空いていなかったり座席指定ができなかったりするという事態が発生するのです。
では、なぜANAは事前に指定できる座席数を制限しているのでしょうか。

事前に指定できる座席数を制限する理由

ANAが事前に指定できる座席数に制限を設けているのは、次の2つの理由からです。

  1. 配慮が必要な人の座席確保のため
  2. 機体のバランスを管理するため

理由①:配慮が必要な人の座席確保のため

車いす利用者や盲導犬利用者など、搭乗に際しサポートを必要とする方の座席を押さえておかなくてはならないため、事前に開放する座席を制限しています。

理由②:機体のバランスを管理するため

飛行機の安全な運航には、機体のバランスを維持する必要があります。
特に座席数の少ない機種では、予約人数により機体のバランスをうまく保つ必要があるため、事前に指定できる座席に制限を設けて、偏りがないようにコントロールしているのです。
事前に座席指定ができなかったとしても、インターネット上に座席が開放されていないというだけでまだ多くの座席が残っています。そのため、搭乗日当日、空港で座席指定できるので安心してください。

事前に座席指定できない時の対処法

事前に座席指定できなかったとしても、当日は予約した便に搭乗できます。
しかし、事前に座席を指定しておいたほうが安心ですよね。
座席指定ができなかった場合は、次のような方法を試してみてください。

再度事前の座席指定を試みる

他の乗客のキャンセルなどにより状況が変わる可能性があるため、時間を改めて再度座席指定を試みてください。

搭乗日2日前から指定できる座席が増える

予約したチケットの種別によって搭乗日2日前の12:00から、もしくは搭乗日前日の0:00から指定できる座席が追加されます。
選択肢が増えるので、このタイミングを逃さずに座席指定を試みてください。
後ほど、詳しく解説します。

オンラインチェックインで座席指定する

すでに述べたように、予約した便の出発時刻24時間前からオンラインチェックインができます。
オンラインチェックインの手続きの過程で座席指定ができるので、トライしてみてください。

出発日当日空港で座席指定する

以上のような方法でも、座席指定ができなかった方は、出発日当日、空港の自動チェックイン機もしくは有人カウンターで座席指定の手続きをしてください。

ANAは座席指定の変更もできる

ANAは出発時刻の20分前までなら指定した座席の変更ができます
座席の変更は、ANA公式サイトやANAアプリ、出発空港の自動チェックイン機で行えます。
ただし、座席変更を希望するタイミングですでに満席になっている場合は、変更できない可能性もあります。
座席の変更を希望する方は、できるだけ早く手続きをするようにしましょう。

座席変更のやり方

ANA公式サイトで、座席を変更するやり方を紹介します。

●ステップ1:[予約確認/チェックイン]を選ぶ

ANA公式サイトのトップページ[予約確認/チェックイン]を選びます。

●ステップ2:[予約確認・購入・変更・座席変更]を選ぶ

次に[予約確認・購入・変更・座席変更]ボタンをクリックすると、予約検索のページに移るので、必要事項を入力して座席変更したい予約便を検索、表示させます。

●ステップ3:座席を変更する

予約した便の座席を変更します。

座席指定で良い席を確保するコツ

すでに述べたように、ANA座席指定のシステムは、高額チケット購入者と上級会員にのみ有利なように見えますが、格安チケット購入者や非会員であっても良い席を確保できるコツがあります。
ここでは、そんな裏ワザ的な座席指定のやり方を紹介します。

座席開放を狙う

これまで、インターネットで指定できる座席は運賃種別ごとに枠が設けられていると説明しましたが、この枠が撤廃され、指定可能な座席が新たに追加されることがあります。
ANAフレックスなど運賃種別「1」は搭乗日の2日前の12:00に、ANAバリューなど運賃種別「2」とANAスーパーバリューなど運賃種別「3」は搭乗日の1日前(搭乗日前日)の0:00に、これまでは指定できなかった座席が一気に開放されて選択肢が格段に増えます。
例えば、搭乗日が11月3日の場合、種別「1」のチケットなら11月1日12:00から、種別「2」と「3」のチケットなら11月2日0:00から座席が解放され、指定できる座席の範囲が広がります。

搭乗日:11月3日
種別 運賃の種類 座席開放日時
種別1 ・ANAフレックス
・小児運賃
・ビジネスきっぷ、など
11月1日12:00
種別2 ・ANAバリュー
・株主優待割引運賃
・特典航空券、など
11月2日0:00
種別3 ・ANAスーパーバリュー
・ANAバリュートランジット1、3、7
・ANAスーパーバリュートランジット、など
11月2日0:00

格安運賃であるANAバリューやANAスーパーバリューを予約した方が、良い席を確保したいと思ったら、このタイミングを逃す手はありません。
座席開放が起こる時間にANAにアクセスし、良い席を見つけて指定しましょう。

座席指定しておき座席開放で良い席に変更する

座席開放で追加される座席を狙う場合でも、万が一、良い席が開放されない場合のことを考え、いったんどこかの席を指定しておいたほうが無難です。
①最初に座席を指定しておき、②座席開放が始まったタイミングでANAのサイトをチェックし、良い席が開放されていたら座席変更の手続きをする、という2段構えでいたほうがいいでしょう。

ANAカード会員なら搭乗日2日前の12時に開放

クレジット機能の付いたANAカード会員なら、チケットの運賃種別に関係なく、搭乗日2日前の12:00から座席が開放されます。
ANAの飛行機を利用する方は、ANAカード保有者であることが多いため、たいていの方が、搭乗日2日前の12時から始まる座席開放を利用できるでしょう。
ANAカード会員の方は、ANAスーパーバリューなど種別「3」のチケットを予約していても、搭乗日2日前の12時にANAサイトにアクセスして、座席表をチェックしてみてください。

搭乗日当日の開放もある

座席の開放は、搭乗日当日になって行われることもあります。
ただし、搭乗日当日の開放の場合、インターネットで指定できることもあれば、インターネットでは指定できず空港でしか指定できないこともあるため、インターネットと空港の両方で確認するほうがいいでしょう。

プレミアムクラスアップグレードで空いた席を狙う

ANAマイレージクラブ会員は、搭乗日の2日前から座席を普通席からプレミアムクラスへアップグレードすることができます。
アップグレードで空いた座席は、わざわざプレミアムクラスへ移動するくらいの人が指定していただけあって、魅力ある座席であることが多いようです。
こまめに座席指定の確認をして、キャンセルが出たタイミングを逃さないようにするといいでしょう。

子供連れは電話で座席指定を

座席指定は通常インターネットから行いますが、小さい子供のいる家族などがインターネットで座席指定を行う場合、混雑していてまとまった座席を確保できないような時は、電話で相談してみるとスムーズに座席が確保できます。
ANAではサポートが必要な方に対しての座席を用意しているため、子供連れの方は電話で相談すると、子供と隣同士の席に調整してもらえます。
ただし、大人2人と2歳以下の子供2人の場合は、酸素マスクの個数制限により同じ列に横並びで座ることはできません。
前後の列か、通路を挟んだ並びの列の座席になります。

ANA座席のおすすめはどれ?

座席指定する際、どの席を選ぶかは大いに悩むところですよね。
座席選びのポイントとなる座席の位置によるメリットとデメリットを表にまとめましたので、参考にしてください。

前方・後方の座席のメリット・デメリット

座席位置 メリット デメリット
前方 ・揺れが少なく安定している
・ドアが近いので早く降りられる
・エンジンが後方にあるので静か
・翼に邪魔されないので景色が見やすい
・機種によってはプレミアムクラスが占めており普通席の数が少ない
・ビジネスマンが多く、子供連れだと気を使う
後方 ・前方より空いていることが多い
・複数で利用しやすい
・賑やかな雰囲気
・頭上の棚のスペースが前方より大きい
・エンジン音がする
・出口から遠いので降りるのに時間がかかる
・子供連れや団体が多くうるさい

通路側・窓側の座席のメリット・デメリット

座席位置 メリット デメリット
窓側 ・景色がよく見える
・壁に寄りかかれる
・シェード(日よけ)の開け閉めができる
・自分だけの世界に浸れる
・トイレに行く時に隣の席の人に声をかけるのが面倒
・頭上の棚の荷物の出し入れがしにくい
・通路側より冷える
通路側 ・すぐに席を立てる
・頭上の棚の荷物の出し入れがしやすい
・CAさんに声をかけやすい
・通路を人が通るので落ち着かない
・窓側席の人がトイレに行くたび立たなくてはならない
・もたれかかる所がないので寝づらい

非常口座席のメリット・デメリット

機体中央部にある非常口座席は、足元が広いため人気のある座席ですが、非常口に接しているという性質上、非常口座席を指定する方には次のような制約があります。

非常口座席を指定できる人

  • 満15歳以上の人
  • 8歳未満の子供を連れていない人
  • サポートを必要とする人ではない
  • 緊急時に脱出の援助ができる人
  • 脱出の手順や案内を他の乗客に伝えられる人
  • 日本語または英語で会話できる人

以上の制約を守ることができれば、非常口座席は快適な席ですが、意外なデメリットもあります。

座席位置 メリット デメリット
非常口座席 ・足元が広々しているので足が伸ばせる
・CAさんが目の前に座るので対面できる
・前の座席がないので飛行機特有の窮屈さがない
・荷物は全部頭上の棚に収納しなければならない
・テーブルが収納タイプのため小さい
・前の席がないので座席ポケットが使えない
・ひじ掛けが上がらない

子供連れは後方・窓際がおすすめ

子供は静かにじっと座っていられないので、落ち着いた雰囲気の前方席より、賑やかな雰囲気の後方席のほうがおすすめです。
後方席はファミリーやグループが多く、話し声が多いエリアなので、子供が少々騒いでも安心です。
子供がひとりで座れる年齢なら子供は窓側の席に、親はその隣の席に座るといいでしょう。
何かあった時にすぐCAさんを呼べるよう、親は通路側の席に座るのがおすすめです。

乗り継ぎのある人は前方席がおすすめ

飛行機を乗り継いだり、到着してすぐ電車やバスなどに乗らなければならなかったりする場合は、出口が近い前方席を指定したほうがいいでしょう。

機内で仕事をするなら前方席がおすすめ

前方席は比較的静かで落ち着いた雰囲気のため、飛行機内で仕事をしたい人やぐっすり寝たい人などにおすすめです。

トイレによく行く人は通路側の席を

頻繁にトイレに行く方は、トイレに近い席を指定するのがおすすめですが、窓側の席だと隣の人にいちいち声をかけて通してもらうのが面倒です。
そのため、トイレによく行く方は通路側の席を指定することを優先しましょう。
その上で、トイレに近い座席を指定するのがベストです。

景色を楽しみたい人は『ANA空から見える景色』を参考に

ANA公式サイトの「空から見える景色」は、国内線の各路線の窓から見える景色を画像で紹介しています。
出発地と到着地を入力して検索ボタンを押すと、左側、右側、それぞれの窓から見える景色を映し出してくれます。
例えば、東京~福岡間を往復する場合、出発地を東京(羽田)、到着地を福岡と入力すると、左側の窓から富士山や京都などが見え、右側の窓から乗鞍岳や萩などが見えることがわかります。
次に、出発地を福岡、到着地を東京(羽田)と入力すると、左側の窓から富士山や瀬戸内海、淡路島などが見え、右側の窓から紀伊半島などが見えることがわかります。
行きと帰りで見える景色が異なるのは、往路と復路の飛行ルートが異なるためです。
「空から見える景色」では飛行ルートマップが紹介されており、例えば、東京(羽田)→福岡のルートでは、富士山は離陸後15分前後に、京都は離陸後35分~40分後に、萩は離陸後65分~80分後に通過することがわかるので、シャッターチャンスを逃すことがありません。
窓側の席で景色を楽しみたい方は、ANA公式サイトの「空から見える景色」を参考にするといいでしょう。

まとめ:ANA座席指定で快適な空の旅を

ANA国内線の座席指定について、座席指定の仕組みや座席開放、おすすめの座席などを紹介しました。
国内線の飛行時間は長くても3時間程度ですが、不本意な座席で我慢するより、希望に沿った席で快適に過ごしたいものです。
この記事で紹介した座席指定の仕組みを上手に利用して、楽しい空の旅に出かけましょう。