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LCC(=Law Cost Carrier)の中でも、ジェットスターはとりわけ運賃の安さで定評のある航空会社です。
しかし、運賃が安いと、料金の支払い方法や予約内容の変更などをフレキシブルに対応してもらえないことが多いといいます。
この記事では、ジェットスターの予約の方法から、料金の支払い方、予約の確認の仕方、予約を変更する方法まで詳細に解説しています。
近々ジェットスターに乗る予定のある方はもちろん、ジェットスターに興味のある方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

ジェットスターの予約方法

ジェットスターの予約変更について解説する前に、旅行代理店の窓口に行かなくても自分でできるチケットの予約方法を紹介します。

ジェットスターの予約方法

ジェットスターのチケットを予約するには次の4つの方法があります。

  1. WEB予約:ジェットスター公式サイトまたはジェットスターアプリから予約
  2. 電話予約:ジェットスターコンタクトセンターに電話して予約もしくはライブチャットで予約
  3. コンビニ予約:コンビニエンスストア(ローソン、ミニストップ)の端末から予約
  4. 当日空港予約:出発当日空港で予約(ただし希望する便に空席がある場合に限る)

1.WEB予約

パソコンまたはスマートフォンからジェットスター公式サイトにアクセスしてチケットを予約することができます。
WEB予約は、出発時刻の2時間前まで行うことができ、チケット予約後の確認や変更の手続きも24時間いつでも行えるため、最もおすすめする予約方法です。
チケットを予約すると、登録したメールアドレスに旅程表や、悪天候によるフライト時刻の変更など重要な情報が送られてきますので、予約する際いつでも確認できるアドレスを登録しておくようにしてください。
また、予約完了後に送られてくる6桁の予約番号は、予約の確認や変更をする際に必要となる番号ですので、控えておくことをおすすめします。
iPhone、iOS6以降のiPodtouch、Androidをお使いの方は、ジェットスターアプリをダウンロードしてチケットを予約することも可能です。
ジェットスターアプリなら、チケットの予約から搭乗までスマートフォン1つで手続きが済むため大変便利です。
しかし最近のジェットスターアプリユーザーからのコメントを読むと、画面がすぐにフレーズしたり、パソコンで行った予約がアプリに反映されなかったりといったトラブルが頻発し、あまり使い勝手が良くないようです。
ジェットスターアプリの不具合が改善されるまでは、アプリからの予約より、公式サイトのアカウントからの予約の方がいいでしょう。

2.電話予約

インターネットの操作に不慣れな方は、ジェットスターコンタクトセンターに電話(0570-550-538、050-3163-8538)、またはライブチャットでチケットを予約することができます。
コンタクトセンターを通じて予約ができるのは、予約便のチェックイン開始時刻前までです。
国内線では出発時刻の2時間前、国際線では出発時刻の3時間前がチェックイン開始時刻となっていて、出発時刻の直前に予約したのでは間に合わないので、希望する便の出発時刻から逆算して予約しなければなりません。
しかも日本語での受付は、電話もライブチャットも9時から21時までとなっており、早朝や夜間は対応してもらえません。
コンタクトセンターは開設している時間が決まっているため混み合っていることが非常に多く、電話がつながりにくいようです。
電話予約より24時間いつでも受け付けているWEB予約の方がスムーズに手続きできます。

3.コンビニ予約

全国のコンビニエンスストアにあるマルチ端末機からジェトスターの国内線および一部の日本発国際線のチケットの予約と購入ができます。
ただし、予約ができるコンビニエンスストアは、ローソンとミニストップのみで、セブンイレブンやファミリーマートからは予約できません。
コンビニ予約は、出発時刻の6時間前まで手続き可能です。
WEB予約に比べ、予約締切り時間が早い点に注意してください。
予約の操作方法は、ローソンとミニストップに置かれているLoppiの「各種サービス」から「Jetstar」を選び、画面の案内に従って希望するものを選択し、必要事項を入力します。
操作が完了すると申し込み券が発券されるので、30分以内にコンビニのレジに持って行き、現金で料金を支払ってください。
料金を支払うと引き換えに、予約番号が記された旅程表が手渡されます。

4.当日空港予約

出発当日、希望するフライトに空席があれば、空港でチケットを購入できます。
ただし購入できるのは、チェックイン開始時刻前までです。
当日チェックインカウンターは混雑することが多いため、当日空港でチケットを購入したい方はできるだけ早く空港カウンターに行くことをおすすめします。

ジェットスターの料金支払い方法と取り扱い手数料

ジェットスターの料金の主な支払い方法は、次の4つです。

  • クレジットカード、デビットカード払い
  • バウチャーを利用
  • キャリア決済(NTTドコモのd払い、KDDIのauかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い)
  • ウェルネット決済(コンビニ払い、銀行ATM(ペイジー)、ゆうちょ銀行、ネットバンキング)

また、クレジットカード・デビットカード払い、キャリア決済、ウェルネット決済を利用すると、料金のほかに取り扱い手数料がかかります
この項では、ジェットスターの料金の主な支払い方法と、取り扱い手数料について解説します。

クレジットカード払いと取り扱い手数料

ジェットスターで利用できるクレジットカードは、VISA、Master、アメリカンエキスプレス、JCB、ジェットスターカードなどです。取り扱い手数料は、1人1区間当たり下記の金額がかかります。

日本国内線(ジェットスター・ジャパン) 640円
短距離国際線(ジェットスター・ジャパン) 820円
短距離国際線(ジェットスター・アジア航空) 800円
長距離国際線(ジェットスター航空) 1,000円

クレジットカード払いは、ジェトスター公式サイトのアカウントからの予約、ジェットスターアプリからの予約、コンタクトセンターへの電話での予約、出発当日空港での予約の支払いに利用できます。
コンビニエンスストアでチケットを予約した時の支払いには、クレジットカードは利用できませんので注意してください。

バウチャー利用なら取り扱い手数料は無料

バウチャーとは、ジェットスターが発行するクーポン券のことです。
ジェットスターのバウチャーには下記の3種類あり、それぞれ用途が異なります。

フライトバウチャー チケットの新規購入に利用できる
機内バウチャー 機内での飲食物やオリジナルグッズの購入に利用できる
ギフトバウチャー ギフトとして贈れるクーポン券。2022年現在販売休止中。

チケットの支払いに利用できるのは、フライトバウチャーです。

フライトバウチャーのみで支払うと取り扱い手数料が無料

フライトバウチャーはクレジットカードと併用で使うこともできますが、料金の全額をフライトバウチャーで支払うと取り扱い手数料がかからないため、大変お得です。
フライトバウチャーを持っているなら、できるだけまとめてチケットの購入に使うといいでしょう。

フライトバウチャーの入手方法と利用期限

フライトバウチャーは、誰でも入手できるクーポン券ではありません。
ジェットスターのフライトバウチャーは、チケットをキャンセルした時の払い戻し、および悪天候等による欠航や運休時のチケットの払い戻しとして、現金の代わりに発行されるクーポン券です。
フライトバウチャーによる払い戻しは、エコノミ―クラスの「Starter Plus」および「Starter Max」か「Business Max」(※)を予約した人のみが受けられ、ほかの運賃プランを選択した場合はチケットの払い戻しはありません。
(※)ビジネスクラスの「Business Max」では、現金による払い戻しも受けられますが、この場合手数料がかかります。
フライトバウチャーは、該当者にHTML形式のメールで送られてきます。
携帯電話の機種によってはHTML形式が受け取れないことがあるため、「Starter Plus」および「Starter Max」を予約する方は、パソコンのメールアドレスを登録しておいた方がいいでしょう。
チケットの支払いにフライトバウチャーが使えるのは、WEBでチケットを購入する時と、コンタクトセンターで申し込む時に限られ、コンビニエンスストアでの支払い時や、出発当日空港での料金支払い時には利用できませんので注意してください。
料金の支払いにフライトバウチャーを使いたい時は、メールで送られたバウチャーに記載されているバウチャー番号を入力し、「購入」ボタンをクリックまたはタップします。
コンタクトセンターに電話で申し込む場合は、係員にバウチャー番号を伝えてください。
フライトバウチャーには有効期限があり、発行から183日(約6カ月)以内に使い切らないと失効してしまいます。
フライトバウチャーの未使用分は払い戻しができず、フライトバウチャーに記載されている本人以外の利用は認められないため、フライトバウチャーで払い戻しを受けた方は、できるだけ早く使い切ってしまいましょう。
バウチャーによる払い戻しは、次回チケットをタダで購入できるようなものなので、継続的にジェットスターを利用する方にとっては大変お得で魅力的なシステムですが、逆にジェットスターに乗る機会が少ない方にとっては、バウチャーが発行されても無駄になってしまうことが多い利便性の低いシステムといえます。
ジェットスターの飛行機に乗る予定がある人でない限り、払い戻し時にフライトバウチャーのオプションは避けた方がいいかもしれません。

キャリア決済と取り扱い手数料

キャリア決済とは、チケットの支払いを月々の携帯電話料金に上乗せして支払う方法で、次の携帯電話の支払い方法に対応しています。

  • NTTドコモのd払い
  • KDDIのauかんたん決済
  • ソフトバンクまとめて支払い
  • ワイモバイルまとめて支払い

キャリア決済が利用できるのは、スマートフォンのジェットスター公式サイトからチケットを購入、もしくはジェットスターアプリからチケットを購入する場合に限ります。
パソコンからチケットを購入する場合は利用できないので注意してください。
なお、キャリア決済利用時にはチケットの取り扱い手数料がかかります。
取り扱い手数料は、1人1区間当たり下記の金額です。

日本国内線(ジェットスター・ジャパン) 690円
短距離国際線(ジェットスター・ジャパン) 870円
短距離国際線(ジェットスター・アジア航空) 850円
長距離国際線(ジェットスター航空) 1,200円

ウェルネット決済と取り扱い手数料

ウェルネット決済とは、コンビニエンスストアでの支払い、銀行ATM(ペイジー)払い、ゆうちょ銀行払い、ネットバンキングによる支払いのことで、チケットをインターネットで予約(ジェットスターのWEBサイトまたはジェットスターアプリからの予約)し、料金をコンビニの端末機で支払います。
ただしウェルネット決済は、予約完了日から搭乗日まで3日以上の日数がある場合でないと利用できません。
搭乗日当日に予約した場合は利用できないので注意してください。
ウェルネット決済は、WEBでチケットを予約したら翌日の23時59分までに支払いを済ませる必要があります。
ウェルネット決済の利用方法は、WEBでチケットを予約後、支払い方法の選択肢の中からウェルネット決済を選ぶと、 画面に「決済番号を確認する(ウェルネット決済サイト)」が現れますから、クリックまたはタップして支払方法を選びます。
すると画面に支払い先ごとの支払い手順と、「お客様番号/オンライン決済番号/確認番号」が表示されます。
この「お客様番号/オンライン決済番号/確認番号」は、支払いの際に必要となる大事な番号です。
予約番号だけでは支払いができませんので、控えておきましょう
支払い期限を過ぎると予約が無効となり、改めて予約し直す必要がありますから、万が一、ウェルネットの決済番号、確認番号を忘れてしまったら、至急コンタクトセンターに連絡し確認してください。
WEB上の操作が完了したら、翌日の23時59分までに「お客様番号/オンライン決済番号/確認番号」の控えをコンビニエンスストアに持参し、支払い手順に沿って支払いを完了させてください。支払いが完了したら、登録したメールアドレスに旅程表が送られてきます。
予約をしたら翌日の23時59分までに支払いを完了させなくてはならないため、予約から支払いまで、間を置かずに一気に済ませてしまった方がいいでしょう。
ウェルネット決済に対応しているコンビニエンスストアは、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート、セイコーマート、デイリーヤマザキで、セブンイレブンは利用できません
銀行はゆうちょ銀行をはじめ、ほとんどの都市銀行や地方銀行、信用金庫等がATMまたはインターネットバンキングを通じて利用できます。
なお、支払いの際には1人1区間につき、下記の取り扱い手数料がかかります。

日本国内線(ジェットスター・ジャパン) 690円
短距離国際線(ジェットスター・ジャパン) 870円
短距離国際線(ジェットスター・アジア航空) 850円
長距離国際線(ジェットスター航空) 1,200円

コンビニ払いは2種類ある

ジェットスターのチケットのコンビニエンスストアでの支払いには、1.チケットをパソコンやスマートフォンで予約し、料金をコンビニエンスストアで支払う方法(ウェルネット決済)と、2.コンビニエンスストアでチケットの予約から支払いまでを行う方法の2種類あります。

1.ウェルネット決済でのコンビニ払い

ウェルネット決済は、チケットの予約をWEB上で行い、代金の支払いのみをコンビニで行う方法です。
コンビニでの支払い時には、WEB上に表示された「お客様番号/オンライン決済番号/確認番号」が必要で、前述したように取り扱い手数料がかかります。
利用できるのは、セブンイレブンを除いた大手コンビニエンスストアで、チケット予約後の翌日いっぱいまでに、支払い手順に沿って支払いを済ませる必要があります。

2.コンビニでチケットの予約から購入まで行う

前に述べたように、ジェットスターではチケットの予約から購入までをコンビニエンスストアで一貫して行うことができます。
店内に設置されているLoppiでチケットを予約し、レジで料金を現金で支払います。
ただし、国内線と一部国際線のチケットの購入は、ローソンとミニストップに限られています。
支払い方法は現金のみで、電子マネーやクレジットカードでの支払いはできません。
また、搭乗者1人1区間につき、国内線は690円、国際線は870円の取り扱い手数料がかかります。
料金の総額が30万円を超えると予約も購入もできません。
ローソン、ミニストップでのチケットの予約および購入は、出発時刻の6時間前までできますから、生活圏内にローソンかミニストップがあって、現金の持ち合わせがあるなら、急に旅行を思い立った時などに重宝します。
ジェットスターには早割制度がなく、出発直近であっても空席さえあれば格安な料金で乗れるため、ローソン、ミニストップでのチケットの予約購入システムは、身近にローソン、ミニストップがある方には利便性が高い予約・購入方法です。

支払い方法や予約方法による手数料の違い

ジェットスターの料金の支払いには、全額バウチャーによる支払いを除き、取り扱い手数料がかかります。
また、チケットを予約する方法によっては予約手数料もかかるため、料金支払い時には運賃のほかに取り扱い手数料と予約手数料も払わなくてはなりません。
国内線の運賃にかかる取り扱い手数料および予約手数料を、支払い方法別、予約方法別にまとめてみました。

支払い方法 取り扱い手数料
クレジットカード払い 640円
キャリア決済(携帯電話料金と一緒に支払う) 690円
コンビニ払い(ウェルネット決済) 690円
現金払い(コンビニ端末予約) 690円
予約方法 予約手数料
パソコンやスマートフォンでのWEB予約 なし
ジェットスターアプリからの予約 なし
コンビニ端末(Loppi)での予約 690円
コンタクトセンターでの予約 3,000円
空港カウンターでの予約 3,000円

例えばチケットの予約をコンタクトセンターに電話で申し込み、料金の支払いをクレジットカード払いにしたとすると、コンタクトセンターでの予約手数料が1人1区間につき3,000円、クレジットカード払いによる取り扱い手数料が640円、併せて手数料だけで3,640円もかかってしまいます。
ジェットスターは早得などの制度がなく、搭乗直近であっても運賃が格安であることに定評のある航空会社です。
しかし、いくら運賃が格安であっても手数料が高くては、意味がありません。
LCCはコストのかかる人件費を抑えるために、インターネットで手続きする人を優遇しています。
コンタクトセンターは、手続きのすべてをスタッフが行わなければならないため人件費がかかります。
その費用をチケット購入者が負担する形となっているため、コンタクトセンターを利用した申し込みは手数料が高くなってしまいます。
また、出発当日空港カウンターでチケットを予約購入する場合も、コンタクトセンター同様、人件費がかかってしまうため手数料が高くなります。
ジェットスターのチケットを予約購入するなら、できるだけコレクトセンターや空港カウンターでの申し込みを避け、インターネットを利用しましょう。

ジェットスターの予約確認方法

チケットを予約し、料金を支払った後の予約の確認方法を紹介します。

「予約の確認/変更」で確認する

ジェットスター公式サイトの「予約の確認/変更」から予約内容の確認をすることができます。
予約確認時には、6桁の予約番号の入力が必要です。
予約番号は、ジェットスターのWEBサイトもしくはジェットスターアプリで予約した際に表示される番号ですので、どこかに控えておくようにしましょう。
予約番号がわからなければ、メールで送られてきた旅程表でも確認することができます。
旅行代理店や旅行予約サイトなどで申し込んだ方は、予約完了時に発行された旅程表で予約番号を確認してください。

旅程表で確認する

予約が完了すると、登録したメールアドレスに旅程表が届くので、予約内容を確認することができます。
旅程表は再送してもらうことができるので、迷惑メールなどに仕分けられてしまったり、間違えてメールを削除してしまったりしても大丈夫です。
旅程表を再送してもらいたい時は、公式サイトにログインして「旅程表を再送する」をクリックまたはタップしてください。
ログインできない場合は「ジェッ太におまかせ」をクリックまたはタップして、旅程表再送の手続きをしてください。
また旅行代理店や旅行予約サイトなどで予約した方は、各旅行代理店、旅行予約サイトから旅程表が送られているはずです。
送られていない方は、予約した旅行代理店、旅行予約サイトに問い合わせてください。

ジェットスターの予約変更と変更手数料

予約したフライトの日時などを変更したい時は、どうすればいいのでしょうか。
この項ではジェットスターの予約変更について解説します。

チェックイン前までなら予約変更は可能

ジェトスターには、下記のようにエコノミ―クラスに4つ、ビジネスクラスに2つ、併せて6つのジェットスター運賃プランがあります。

【エコノミ―クラス】

  • 「Starter」
  • 「Starter Plus」
  • 「Starter Max」
  • 「Starter FlexiBiz」

【ビジネスクラス】

  • 「Business」
  • 「Business Max」

エコノミークラスは、予約した便のチェックイン開始時刻前であれば、予約便の変更ができます。
チェックイン開始時刻は、国内線は搭乗時刻の2時間前、国際線は3時間前です。
ビジネスクラスは、出発予定日当日の23:59まで変更可能です。
予約便の変更でできることは、出発時刻や搭乗日の変更だけでなく、搭乗する人の変更や一緒に搭乗する子供の追加、機内食や受託手荷物などのサービスの追加もできます。

「Starter」は変更手数料がかかる

最も安い運賃プランである「Starter」の予約変更には、変更手数料がかかりますが、ほかの運賃プランは変更手数料が必要ありません。
ジェットスター公式サイト、コンタクトセンター、空港カウンター、旅行代理店で予約したチケットを変更する際の変更手数料は、1人1区間当たり、国内線で3,700円です。
例えば4人グループで予約したチケットを変更する場合、変更手数料だけで3,700円×4人分=14,800円もかかってしまいます。
チケットを予約する段階で日時などの変更が予想される場合は、Starter以外の運賃プランを選ぶようにしましょう。

便変更による差額分の支払いが必要

予約したチケットを変更する際、運賃に差額が生じる場合、予約した便より変更した便の方が高いなら、差額分を支払う必要があります。
例えば、2022年12月28日成田6:05発、福岡8:15着のStarterのチケットを予約していたとします。
12月28日では都合が悪くなり、フライトを翌日の12月29日に変更したとします。この場合、同じ出発時間(成田6:05発、福岡8:15着)の便であっても、チケットの代金が大幅に高くなります。

2022年12月28日 2022年12月29日
成田6:05発→福岡8:15着の
大人1人 Starter運賃
17,580円 24,380円

表のように24,380円-17,580円=6,800円の差額が発生します。
また、運賃プランがStarterですので変更手数料もかかります。
フライトをたった1日ずらすだけで、差額分6,800円+変更手数料3,700円=10,500円も追加で支払わなくてはなりません。
年末は帰省需要で運賃が高くなりますが、なかでも仕事納めを終えた後の12月29日、30日は帰省需要がピークとなり、運賃が跳ね上がります。
フライトが1日違うだけで大幅な差額が発生してしまうため、便の変更をしないで済むよう、予約の際はスケジュールをもれなく確認してから行うようにしましょう。

予約変更のやり方

予約便の変更や、座席指定を追加するなど予約した内容を変更したい時には、ジェットスター公式サイトの「予約の確認/変更」にアクセスして手続きを行います。
旅行代理店もしくはジェットスター公式サイト以外の予約サイトから予約を申し込んだ方は、予約を申し込んだ旅行代理店や予約サイトで変更の手続きを行ってください。

日時変更はできる?

予約したチケットがどの運賃プランであっても、フライトの日付や出発時刻の変更は可能です。
前に述べたように、運賃に差額が生じた場合は、不足分を支払います。
また運賃プランがStarterなら変更手数料も必要です。

当日のフライト変更はできる?

出発当日のフライト変更は、エコノミ―クラスのStarter FlexiBizでのみ可能です。
出発当日に同日の便に変更するなら、運賃に差額が生じても差額分の支払いは不要な上、変更手数料も必要ありません。
無料で変更可能です。
例えば2023年3月20日成田発10:05、福岡着12:25のStarter FlexiBizのチケットを予約していたとします。
出発当日、フライトを同じ日の夕方以降に出発する便に変更する場合、料金は以下のように変わります。

成田発10:05→福岡着12:25 成田発18:50→福岡着21:10
2023年3月20日
Starter FlexiBiz
大人1人の運賃
14,480円 17,480円

17,480円-14,480円=3,000円の差額が発生するので、本来ならその差額分を支払わなくてはなりません。
しかし、Starter FlexiBizは、出発当日に同じ日の便に変更する場合に限り、無料で変更できます。
急な予定変更が生じがちなビジネスマンの出張に大変便利な運賃プランといえます。
ただし、無料でフライト変更できるのは、出発当日のほかの便に変更する場合に限ります。
上の例でいえば、2023年3月20日に、2023年3月20日の成田発10:05→福岡着12:25の便ではないほかの便に変更するなら無料でできますが、例えば1週間後の便に変更するなら差額分の支払いが必要です。
また、2023年3月20日成田発10:05、福岡着12:25のStarter FlexiBizのチケットを、同日の成田発18:50→福岡着21:10に変更する手続きを、例えば前日の3月19日に行うなら、差額分3,000円を支払わなくてはなりません。
無料で変更するには、変更手続きを出発当日に行うことと、出発当日の別の便に変更すること、この2点が条件になります。

行き先変更はできる?

行き先の変更は、Starter Max、Business、Business Maxの運賃プランであれば可能ですが、不足差額分の支払いは必要です。
運賃プランStarter、Starter Plus、Starter FlexiBizは、行き先の変更ができません。
出発地と到着地を逆にすることもできません。例えば成田発福岡行きを福岡発成田行きにすることはできないということです。

プラン変更はできる?

予約したチケットの運賃プランを別の運賃プランに変えることは、差額分を支払えば可能です。
Starterなら差額分に加えて変更手数料もかかりますが、変更はできます。
ただし、どの運賃プランでも予約した運賃プランよりグレードの下がるプランへの変更はできません。
ジェットスターの運賃プランは、基本的にグレードが上がるごとに便利なオプションが追加される仕組みとなっています。
プランを変更するには、グレードアップした運賃プランに変更し、差額分を支払う必要があります。

搭乗者の変更はできる?

搭乗する人を変えたり、チケットの名義人を変更したり、一緒に搭乗する子供を追加したりすることは、全運賃プランで可能です。
ただし、変更の手続きはWEBではできせん。
必ずコンタクトセンターもしくはライブチャットへ連絡して手続きを進めてください。
なおコンタクトセンターもしくはライブチャットを通した変更手続きには、1人1区間当たり国内線で3,700円の変更手数料がかかります。

運賃プランによる予約変更の可否一覧

各運賃プランにおける予約内容の変更について、変更できるものとできないものとを一覧表にまとめました。

Starter Starter
Plus
Starter
Max
Starter
FlexiBiz
Business Business
Max
日付/
時刻の
変更
出発地/
到着地の
変更
× × ×
搭乗者の
氏名の変
運賃プラ
ンの変更
Starterへの変更×Starter以外への変更○ Starter、Starter Plus、
Starter FlexiBizへの変更×
それ以外への変更○
Starterへの変更×Starter FlexiBizへの変更○
コンタクトセンターおよび空港カウンターであれば
Starter Plus、
Starter Max、
Starter FlexiBiz、
Business、
Business Maxへの変更○
エコノミ―クラスへの変更×
Business、Business Maxへの変更○
Business Maxへの変更○
それ以外への変更×

まとめ:ジェットスターの予約、支払い、変更は手数料に注意

ジェットスターの予約、支払い、予約確認、予約変更について解説しました。
ジェットスターの運賃は非常に格安であるのが魅力ですが、予約や支払い、予約変更などに手数料がかかる場合があります。
特に、スタッフの手によって手続きが行われるコンタクトセンターや空港カウンターで手続きすると手数料が高くなります。
ジェットスターを利用するなら、最大限インターネットを利用し、手数料をできるだけ抑えるのが安く利用するコツといえます。