都会的な眺めが人気のみなとみらい地区、歴史ある温泉地・箱根や湯河原など、神奈川県には人気の観光スポットが満載!クリスマスやお正月など、ビッグイベントの多い冬は、恋人や家族など、大切な人と一緒に神奈川県へ足を運んでみませんか?今回は、冬の神奈川県でおすすめしたい観光スポットを、6つ紹介します。

クリスマスにぴったり!赤レンガ倉庫

赤レンガ倉庫_横浜
みなとみらい線馬車道駅もしくは日本大通り駅から歩いて6分ほどの位置にある、横浜の定番観光スポット「赤レンガ倉庫」には、平日でも多くの観光客が訪れます。赤レンガ倉庫では1年を通して様々なイベントが開催されますが、中でも人気なのが11月末から行われる「クリスマスマーケット」です。ここでは、赤レンガ倉庫の歴史や、クリスマスマーケットの見どころについて紹介します。

赤レンガ倉庫ってどんなところ?

神奈川県観光では外せない赤レンガ倉庫は、輸入品を保管しておく倉庫として、1911年に建てられました。1989年に倉庫としての役目を終えましたが、横浜市が中心となって、保存のための改修工事を行い、2002年にリニューアルオープンしました。以降、横浜の観光拠点として、赤レンガ倉庫には多くの観光客が訪れています。2007年には、近代日本の発展に貢献し、当時の歴史を今に伝える貴重な施設として、「近代化産業遺産」に認定されました。
赤レンガ倉庫は1号館と2号館の2棟あり、飲食店や雑貨店などが入居しています。港町横浜の歴史を感じながら、食事やショッピングが楽しめる、横浜の顔とも言える施設です。

クリスマスマーケットで本場の雰囲気を味わって!

グルメや音楽に関連したイベントが多く開催される赤レンガ倉庫。中でも屈指の人気を誇るのが、毎年11月末から12月25日まで本場ドイツをモチーフに開催される「クリスマスマーケット」です。赤レンガ倉庫の屋外に、飲食店や雑貨店がずらりと並びます。
クリスマスマーケットで外せないのが、ワインにシナモンや香辛料を加えて温めた「グリューワイン」。寒い冬にぴったりの飲み物です。ほかにも、このイベントでしか味わえない限定スイーツも販売されます。グリューワイン片手にお店を見てまわったり、テント付きの座席に座って、ゆったりと食事を楽しんだりと、思い思いのひと時が過ごせます。
また、夜にはライトアップが行われ、高さ10ⅿのもみの木を使用したクリスマスツリーの下には多くのカップルが足を運びます。クリスマスツリーの前には、恋人と一緒に鳴らすと幸せになれる「幸せの鐘」があるので、恋人と訪れた時には、ふたりの永遠の愛を誓って鳴らしてみましょう。

■住所:神奈川県横浜市中区新港1-1

■電話番号:1号館1階 045-227-2002 1号館2・3階 045-211-1515 2号館 045-227-2002
■営業時間:店舗によって異なる
アクセス:
羽田空港より車で約30分
みなとみらい線みなとみらい駅・日本大通り駅より徒歩6分

年越しはここで!横浜港大さん橋国際客船ターミナル

大さん橋_眺め_横浜
夜にはマリンタワーやよこはまコスモワールドの観覧車など、ライトアップされた美しい夜景が見られる港町横浜。その中でも屈指のビュースポットとして知られているのが、「大さん橋」の愛称で親しまれている、「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」です。ここでは、大さん橋の見どころや冬のイベントについて紹介します。

横浜港大さん橋国際客船ターミナルってどんなところ?

横浜港大さん橋国際客船ターミナル
横浜港大さん橋国際客船ターミナルは、その名の通り、国内外の客船が停泊する、横浜の海の玄関口です。その歴史は古く、幕末の横浜港開港時まで遡ります。開港後の横浜港は輸出入が盛んになり、荷下ろしをする拠点の不足が問題となっていました。そんな状況下完成したのが、大さん橋の前身である「鉄桟橋」です。鉄桟橋は、横浜の発展を長きにわたり支えてきました。
2002年に地上2階建て、屋上つきの新ターミナルとして誕生したのが大さん橋です。入港する客船やみなとみらいの街並みを眺めながら食事ができるレストラン「サブゼロ」や、カフェも併設されました。屋上のフリースペースは「くじらのせなか」の愛称で親しまれ、入港する客船を間近で見られる横浜港随一のビュースポットとして人気です。運が良ければ、飛鳥Ⅱなどの大型客船が見られるかもしれません。

年越しは大さん橋で!初日の出も見られる!

みなとみらいの街並みを眺めるのにぴったりな大さん橋。大晦日にはカウントダウンイベントが開催され、除夜の鐘ならぬ除夜の汽笛で、横浜港らしい年越しの瞬間を迎えられます。
大さん橋のカウントダウンイベントは、12月31日の夜からスタート!ジャズバンドなどの生演奏が、年越しの瞬間まで続きます。年越しの瞬間は、横浜港に停泊する船が新年を告げる汽笛を一斉に鳴らし、とても感動的!除夜の汽笛で新年を迎えた後は、大さん橋2階のロビーで開催される映画祭に参加して、初日の出を待ちましょう。洋画、邦画の人気作品を無料で鑑賞できます。
初日の出を見る時は、屋上のくじらのせなかから見るのがおすすめです。朝6時30分頃には、真っ赤な太陽が、横浜ベイブリッジの右手から顔を出します。大切な人と見る初日の出は、より美しく感じること間違いなしです!

■住所:神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4

■電話番号:045-211-2307
■営業時間:店舗によって異なる
■アクセス:
羽田空港より車で約30分
みなとみらい線日本大通り駅より徒歩約7分

夜景を楽しみながらほっと一息!万葉倶楽部みなとみらい横浜

都会でリラックスしたい!という方におすすめなのが、みなとみらいにある温泉施設「万葉倶楽部みなとみらい横浜」。みなとみらいという都会の観光地にいながら、気軽に温泉気分が味わえるスポットです。ここでは、万葉倶楽部みなとみらいの魅力や、おすすめのポイントなどを紹介します。

万葉倶楽部みなとみらい横浜ってどんなところ?

万葉倶楽部みなとみらい横浜は、先ほど紹介した赤レンガ倉庫や、夜の観覧車が美しいよこはまコスモワールドから、歩いていける場所にある温泉施設です。
万葉倶楽部みなとみらい横浜の自慢は、毎日熱海温泉や湯河原温泉から運搬しているお湯を使用していること!都会にいながら、本場の温泉を楽しめます。また、24時間営業年中無休なので、普段の観光はもちろん、終電を逃してしまった、という時にも利用できます。
アメニティが充実しているのも人気の秘密。荷物になりがちな基礎化粧品や、旅館気分が味わえる可愛らしい色浴衣など、女性に嬉しいアメニティが揃っています。また、女子旅プランや同窓会プランなど、女性にぴったりなプランも充実しているので、足を運ぶ前に公式サイトを確認しておくと良いでしょう。

温泉に入りながらみなとみらいの絶景が楽しめる?!

万葉倶楽部みなとみらい横浜は、8つの浴場を完備しています。中でも一番人気なのが、屋上にある「展望足湯庭園」です。外周50ⅿもある大きな足湯からは、時間を刻むよこはまコスモワールドの観覧車や、横浜ランドマークタワーなど、港町横浜の街並みが一望できます。天気の良い日には富士山を見ることもできるので、西側をチェックしてみてください。
入浴後は、館内の食事処での休憩はいかがでしょう。高級感あふれる「万葉庵」と、24時間利用できる「憩い処」の2ヵ所のレストランがあり、シーンに合わせて選ぶことができます。どちらもアルコールメニューが充実しており、おつまみの種類も多いのが特徴です。特に、万葉庵はガラス張りになっており、眼下にみなとみらいの街並みが広がります。絶景を眺めながらの食事は、おいしさもひとしおです。

■住所:神奈川県横浜市中区新港2-7-1

■電話番号:0570-07-4126
■営業時間:24時間
■アクセス:
羽田空港より車で約30分
みなとみらい線みなとみらい駅より徒歩約5分

夜にきらめくじゅうたん広がる!さがみ湖イルミリオン

12月のビッグイベントと言うと、クリスマスを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。「さがみ湖イルミリオン」は、クリスマスにぴったりなイルミネーションイベントです。遊園地や温泉が近隣にあるので、大人から子供まで楽しめると人気のさがみ湖イルミリオンの、見どころやイベントについて紹介します。

さがみ湖イルミリオンってどんなイベント?

さがみ湖イルミリオンは、遊園地をはじめ、キャンプ場やバーベキュー場、温泉施設などが揃った相模湖畔にある複合リゾート「さがみ湖リゾート」で開催されるイルミネーションイベントです。その規模は関東最大級で、600万球ものライトを使用しています。2018年には、全国約5500人の夜景観賞士が選ぶ「関東三大イルミネーション」に選ばれました。
さがみ湖イルミリオンは、例年11月初旬から翌年4月初旬まで行われます。日中は遊園地として営業しており、イルミネーションが行われるのは夕暮れ時から。月によって点灯時間が異なるので、さがみ湖イルミリオンに行く時は、事前に公式サイトを確認しておきましょう。

さがみ湖イルミリオンの見どころって?

600万球のライトが輝くさがみ湖イルミリオンは、高さ17ⅿのクリスマスツリーを中心に、たくさんのアトラクションが整備されています。中でもさがみ湖イルミリオンの代名詞とも言えるのが、全長250ⅿの空中散歩「虹のリフト」です。リフトの下には、地面いっぱいにライトが散りばめられ、まるで虹の上を歩いているような体験が楽しめます。リフトが山頂についたら、山頂にある観覧車にぜひ乗ってみてください。イルミネーションに包まれた、幻想的なさがみ湖リゾートが一望できます。
また、大晦日にはライブや花火の打ち上げが行われる、カウントダウンイベントが開催されます。山間部の湖の近くという立地柄、夜はとても冷え込むので、防寒対策をしっかりして出かけましょう。園内中心部のレストラン「ワイルドダイニング」では、星をモチーフにしたカレーうどんや温かいドリンクなど、寒い冬にぴったりなグルメが味わえるので、食事はもちろん休憩にもおすすめです。

■住所:神奈川県相模原市緑区若柳1634

■電話番号:0570-037-353
■営業時間:月によって異なる
■アクセス:羽田空港より車で約1時間20分
     

幻想的な世界に入り込んで!新江ノ島水族館

神奈川県の人気観光地・江ノ島。江島神社やサムエルコッキングなどの観光スポットをはじめ、生しらすなどのグルメも有名です。夏のイメージが強い江ノ島ですが、冬は人が少なく、ゆったりと過ごしたい方におすすめです。特に「新江ノ島水族館」では、展示に幻想的な演出が施されており、訪れる人々を魅了します。

新江ノ島水族館ってどんなところ?

「わくわくドキドキ冒険水族館」をコンセプトに、2004年オープンした新江ノ島水族館。今では神奈川県の定番観光スポット・江ノ島を代表する施設として、子供から大人まで幅広い年齢層の人たちが訪れます。2017年には、来場者数2000万人を突破しました。
新江ノ島水族館では、約600種類の海の生き物を展示しています。館内一の見どころが、相模湾の海を再現した「相模湾大水槽」。この水槽の中を約8000匹のマイワシが、群れを作って自由に泳ぐ姿は見逃せません。このほか、水深によって違った種類の生き物が生息している様子など、自然そのままの姿を間近で見ることができます。
また、江ノ島の特産品でもあるシラスを常設展示している水族館は、世界で新江ノ島水族館だけ!身近な生き物ですが、その生態を知らない方は多いのではないでしょうか。なかなか見られない生態や成長過程を、ぜひご覧になってください。

幻想的なナイトアクアリウムはデートにおすすめ!

デートに最適!人気の新江ノ島水族館。夕方からはナイトアクアリウムが行われ、日中とは一味違った、海の生き物たちの夜の生態を観察できます。
2019年の11月から12月にかけては、水の中をふわふわと浮かぶクリオネを主役にした、イルミネーションや特別演出が行われました。冬に合わせて、クリスマスツリーのライトアップや、特別な演出のショーも行われます。次回はどんな生き物が主役となって、訪れる人々を幻想的な世界へと誘うのか、注目です。
夜の水族館を楽しんだら、湘南の海が見えるオーシャンデッキで一休みしませんか?オーシャンデッキそばのカフェでは、夜の海をモチーフにしたオリジナルカクテルを販売しています。ナイトアクアリウムは、大人なデートを楽しみたい方におすすめです。

■住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1

■電話番号:0466-29-9960
■営業時間:月によって異なる
■アクセス:
羽田空港より車で約1時間
小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅より徒歩約3分

贅沢なひと時を!湯河原温泉「ふきや」

新元号の「令和」で注目された万葉集。4000を超える和歌が収められている万葉集ですが、温泉について詠まれた和歌はたったひとつしかありません。そのたったひとつの和歌の舞台になっているのが、神奈川県にある「湯河原温泉」です。ここでは、湯河原温泉の歴史や、特別な日に訪れたい宿「ふきや」について紹介します。

湯河原温泉ってどんなところ?

7世紀から8世紀ごろに編まれた万葉集には、貴族から下級官人まで、幅広い階級の人々が詠んだ、4000を超える和歌が収められています。その中には、「湯河原の湯がこんこんと湧き出るような情熱で、あなたは僕のことを想ってくれているのだろうか」という和歌があります。ロマンチックな恋愛を詠んだこの和歌は、神奈川県にある湯河原温泉が舞台になっています。湯河原温泉の発見には諸説ありますが、万葉集の編まれた時代には、既に有名な温泉地だったのでしょう。
湯河原温泉が全国的に知られるようになったのは、交通網が発展した明治時代。多くの文豪に愛され、この温泉地に逗留した国木田独歩や夏目漱石、芥川龍之介の作品には、当時の湯河原温泉の情景が記されています。
近隣には大型ホテルが多く立ち並ぶ熱海温泉がありますが、湯河原温泉の魅力は、川の両岸に風情ある旅館が並んだ落ち着いた景観です。

湯河原温泉「ふきや」の魅力

閑静な、眺めの良い高台に位置する宿「ふきや」は、洗練された客室と、7つの湯めぐりが自慢の老舗旅館です。伝統的な数寄屋造りの客室は全20室。冬には雪に覆われた山々を、部屋の大きな窓から眺めることができます。
ふきや自慢の温泉は、7種類。男女別の大浴場は造りが違っており、時間によって男女入れ替えが行われるので、ぜひどちらも利用してみてください。開放的なガラス窓からは、湯河原の四季や時間のうつろいを感じ取れます。また、屋上の貸切り露天風呂はゆったりと寛げる広さがあり、家族や恋人と一緒に、満天の星空や遠くに見える山々を眺めながらの贅沢な湯浴みが楽しめます。
日本の文化と伝統を感じられるふきや。そこで過ごす一日は、忘れられない旅の思い出になるでしょう。誕生日や記念日など、特別な一日におすすめの宿です。

■住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上398

■電話番号:0465-62-1000
■アクセス:羽田空港より車で約1時間40分

神奈川県で大切な人と過ごす、思い出に残る時間を

クリスマスやお正月など、イベントの多い冬におすすめしたい、神奈川県の観光スポットを6箇所紹介しました。冬はイベントが多いほか、祝日も多く休みのとりやすい時期です。そんな冬は、イルミネーションやクリスマスイベントが多く、寒い季節にぴったりの温泉もある神奈川県へ、足を運んでみませんか?家族や恋人、友人など、大切な人と一緒に過ごす神奈川県の冬は、素敵な思い出になることでしょう。